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3月15日の川景色…2

(『3月15日の川景色…1』のつづき)

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帰路の海老取運河にて。浚渫船団がいて警戒船に誘導されながらの通航だったのですが、残念ながら稼働しておらずお休み中のよう。

手前の揚錨船は「あさぎり」。その左にいる白い鉄舟とともに、見たことがある船だなと思っていたらそのはず、10年前、21年にに高浜運河で出会っていたのでした。

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毎度おなじみ羽田可動橋も、うららかな陽射しの下、いいお顔をしていたので一枚。

防音壁とフェンスの上では鵜たちが羽を休め、防護柵の周りにはユリカモメが群れる‥‥。餌が豊富な干潟水路に面している地の利もあるのでしょう、鳥たちにとってはよい社交場のようです。

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過去に何度か触れたと思いますが、京浜運河では首都高羽田線の更新工事が今やたけなわ。塗装も真新しい高架がぐんぐん伸びてゆくさま、やはり気分が高揚しますよね。

手前に見える桟道タイプの現羽田線と、モノレールの橋脚と線路が星霜を経たいい色(?)なだけに、新しい高架の白い肌が際立って見えます。

231059.jpg京浜運河を出て港内を北上中、遠くをプレーニングでスッ飛ばしてゆく警備艇が。ハルナンバー視21「すみれ」。

運河北口にある、湾岸署の繋留施設(舟艇部隊は『水上安全課』なる部署だそう)に寄港するところでしょうか。ホームスピードといったところですね。


231060.jpg隅田川に入り、上下する水上バスたちの姿を愛でつつ遡上。「エメラルダス」が下航してきたところを一枚。ちょうどトップの展望デッキを、スタッフが組み立てている最中でした。

「松本型」水上バスも3隻が揃い、便の頻度も上がって、より多くの人が楽しめるようになったことでしょうね。


(31年3月15日撮影)

(『3月15日の川景色…3』につづく)

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タグ : 海老取運河 京浜運河 隅田川 東京港 羽田可動橋 浚渫船 警備艇 水上バス

12月9日の川景色…1

(『12月9日のフネブネ…3』のつづき)

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フネブネで一つ取りこぼしが。帰路、多摩運河を出て多摩川の澪筋をたどろうとしていたら、浅瀬を下流に大きく避けた航路を取って、一隻の小型艇が西航してくるのが見えました。

遠目のシルエットは、妙に船体が扁平で四角く、そのくせ上部構造のかさがある、頭でっかちな印象。一瞬、ファンボート(プロペラ艇)かと思ってしまいました。昔、月刊「世界の艦船」で読んだのですが、かつて海上保安庁が浅瀬の多い多摩川河口域で用いるため、ファンボートを一隻だけ運用していたことが頭の片隅にあったのです。

228102.jpg近づいてみると、舷側表記から神奈川県警(横浜水警)の「やまゆり」と判明。ファンボートなんかではなく、どうやらカタマランのようです。

まあしかし、舷側が低くて這うようなスタイルですね。カディがかさ張っているので、お世辞にもスマートとはいえない外観ですが、担当水域に合わせて船型を考えたのでしょうか。運河の出口で停止して進入を待ち、乗り組みの方と手を振りあって別れました。

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以下、この日に眺めた川景色や物件から、気になったものをいくつか。扇橋閘門の工事進捗を見ておきたくなり、小名木川へ。以前も触れた新小名木川水門、更新工事はほぼ終わったようで、足場も右端を残して外されていました。

う~ん、見たかぎり、やはり左径間はこのまま廃止されるのか‥‥。前にも触れた扉体の番号はもとより、堰柱の補強や再塗装もなされていないあたり、ちょっと異様な光景ではあります。

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228105.jpg東から裏側を見て。前後を角落しで塞がれているものの、旧扉体は残されているのですね。工事はまだ途中で、これからコンクリートで閉塞するとかされるのかしら(ぐぐれ)。

鉄板で巻き立てられた堰柱の天端を見ると、ボルトが出ていますね。単なる痕跡なのか、それとも管理棟からこの上に橋でも架けるのかなと、あれこれ想像してしまいました。
撮影地点のMapion地図

(30年12月9日撮影)

(『12月9日の川景色…2』につづく)

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タグ : 多摩川 小名木川 新小名木川水門 警備艇 江東内部河川

12月9日のフネブネ…3

(『12月9日のフネブネ…2』のつづき)

228096.jpg帰路に海老取運河を北上中、羽田水上派出所の桟橋に視22「あじさい」がもやっていました。

エンジンは回したままでしたが、艇内に人影が見えなかったので、皆さん上陸して派出所の中におられたのでしょう。日曜日もご苦労さまです。



228097.jpg往路に京浜運河を南下していた際、天王洲運河から港内に大型クレーン船がチラリと見えたので、帰りは寄ってみようと第一航路を横断し、船の科学館前へ。きっと桟橋の建設工事ですよね。

近づいてみると、森長組の「第一豊号」でした。4月に出会った深田サルベージの「富士」とは違い、旋回式クレーンの低重心なシルエットが遠目にも見てとれます。

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排水量27,000t、1,800t吊の威容! 曇天の暗い色合いに辟易していただけに、目が覚めるようなクレーン船特有のカラーリングが、しみじみ視神経に心地よいのでした。

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いや~、キレイですね。おまけに今ごろになって(!)晴れてきたこともあり、オレンジがよく映えること。手前に設けられた小型(といっても十分大きいですが)のクレーンは、150t吊の補助クレーンだそうです。

228100.jpg迷惑をかけないよう、警戒船の動きを横目で見ながら遠巻きに眺めていたら、おなじみ東海汽船「セブンアイランド虹」がフォイルボーンで颯爽と北上。

ガスタービンの排気で、背景がユラユラするのがまた臨場感あふれてよいもの。接近してくるときは、最初は音もなく静かに、次にサァーッという水切り音が先に聞こえて、正横を通過する際にタービン音とドォーッという噴射音が伝わる、といった順序でした。

(30年12月9日撮影)

(『12月9日の川景色…1』につづく)

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タグ : 海老取運河 東京港 警備艇 クレーン船

川崎の枝運河めぐり…15

(『川崎の枝運河めぐり…14』のつづき)

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根本造船所の全景。右手には上架作業用の台船も何隻かあって、その横には臨港消防署の「はるみ」ももやっていました。都内では見られない、スレンダーなハンマーヘッドクレーンを備えた作事場風景、いいものです。

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228083.jpg船台に上架中の艇を間近で。左から湾岸警察署の「ふじ」、横浜水上警察署の「はやかぜ」、川崎市消防局の「第6川崎丸」と多彩で、これまた都内では見られない取り合わせに、嬉しく拝見。

造船所の向って左、西岸はいわば建材荷揚場で、砂が野積みされており、背後にはコンクリートプラントが。ここまでガット船が入ってくるのでしょうね。


228084.jpgせっかく晴れてきたのに、逆光で暗くなり恐縮です。南側は13号地貯木場ばりのクレーン船溜。

袋小路とはいえ本船運河の末端ですから、高さを制限する橋もなく、ご覧のようにジブを上げたまま移動できるのが、この手のフネブネには好環境なのでしょう。



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しつこいですが、護岸に直接ペンキ書きされたこの手、特にオフィシャルなものは都内だとあまりお目にかかれないだけに、神奈川県側に来た気分が凄く盛り上がるというか。いかにも本船運河、という雰囲気が横溢するように思えるのですよね。

川崎の枝運河群をうろつくお散歩、曇天下ながら大いに楽しめました。さて、タメるのはほどほどにして、前回触れた「驚いて声をあげたくらいの嬉しい出会い」について、次回お話したいと思います。
撮影地点のMapion地図

(30年12月9日撮影)

(『12月9日のフネブネ…1』につづく)

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タグ : 末広運河 消防艇 警備艇

川崎の枝運河めぐり…14

(『川崎の枝運河めぐり…13』のつづき)

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228077.jpg千鳥運河を通り、南に大師運河、東に多摩運河が伸びる広大な十字流を北に折れ、末広運河へ。枝運河めぐりの最終コースです。

どちらを向いても巨大な建屋とプラント群が広がるところで、右写真、進行方向左手は旭化成とその系列会社の敷地。護岸をカラフルに塗装してあるのが目を引きますね。


228078.jpg右手、東側角は地図によると、どうも日本冶金工業らしいんですが、敷地が広大過ぎていま一つ不明瞭です。うっすら錆をかぶったような色合いの、大きな建屋と水際にもくもくと茂る緑地が見えました。

護岸に直接白い塗料で、「行合注意 京浜港長」と書かれているのが、本船運河らしい雰囲気を醸し出しています。

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西岸は気圧されるほどのプラント風景。工業地帯なのですから当たり前ですが、まあしかし、プラントの雄姿を飽食するほど堪能した日ではありました。

ここに来てようやく、雲が途切れて青空が見えてきましたね。も少し早く好転してくれれば‥‥遅かりし由良之助!

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末広運河で楽しみだったのは、最奥部東岸に造船所があること。しかも、ご覧のようなハンマーヘッドクレーンを2基も備えた小造船所なのですから、ワクワクさせるじゃないですか。根本造船所といって、台船上に上架された警備艇でもわかるように、官船のメンテナンスを仕事の一つにされているようです。

実はこの直前、あまりのタイミングの良さに、驚いて声をあげたくらいの嬉しい出会いがありました。後ほど改めて、フネブネの記事の冒頭でお伝えしたいと思います!
撮影地点のMapion地図

(30年12月9日撮影)

(『川崎の枝運河めぐり…15』につづく)

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タグ : 末広運河 警備艇