5月21日のおフネ見…3
(『5月21日のおフネ見…2』のつづき)
●艦橋構造物を左舷後方から。前面とは対照的に、背面はご覧のとおりのフラット。よく見るとハッチがラッタルの陰に隠れて一ヶ所あるものの、電路などの管が何本か天地方向に走るのみで、ずいぶんのっぺりとしているのが目を引きました。
通路のハンドレールには緑色のネットが張られ、見学者の安全に配慮しています。張るのは当然手作業でしょうから、入港前は乗り組みさんもお忙しかったことでしょう。お疲れさまです。
●中央部を少しズームでたぐって。甲板上の構造物は連続しておらず、煙突周り、格納庫周りとパートごとに切れています。
格納庫左の空所に、頑丈そうなクレーンが設けられているあたり、いかにも試験艦らしいですね。馳走を終え浮上した魚雷や、着水したミサイルを回収するためでしょうか。

●軍艦色でもろ逆光はさすがにツラくなってきて、艦尾からであれば少しマシであろうと振り返ってみると‥‥おお、だいぶディテールくっきりに。
広い飛行甲板に、見学者の皆さんが数人楽しまれているほかは、乗り組みの方の姿もぱらぱら。何とものどかな雰囲気でした。

●「海竜」と「あすか」をツーショットで。それぞれ1,410総t、基準排水量4,250tの威容。ああ、いいですねえ‥‥。
水面は穏やかに見えますが、南風が入ってきていたので、木っ端ブネにとっては決して静穏というわけでなく、動揺はそこそこありました。でも予報が外れ晴れて、本当によかったです。

●離れしな、マストを仰いで一枚。外板を張り平滑にしたステルス・マストもスマートですが、ラティス・マストはディテールが濃厚で、やはりより魅力的に見えますね。
マストのヤード左右に設けられた風向風速計が、そろって艦尾の方を向いていて、港口から入ってくる南風を示しています。さて、次のおフネ見にまいりましょうか。
(令和5年5月21日撮影)
(『5月21日のおフネ見…4』につづく)

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通路のハンドレールには緑色のネットが張られ、見学者の安全に配慮しています。張るのは当然手作業でしょうから、入港前は乗り組みさんもお忙しかったことでしょう。お疲れさまです。

格納庫左の空所に、頑丈そうなクレーンが設けられているあたり、いかにも試験艦らしいですね。馳走を終え浮上した魚雷や、着水したミサイルを回収するためでしょうか。

●軍艦色でもろ逆光はさすがにツラくなってきて、艦尾からであれば少しマシであろうと振り返ってみると‥‥おお、だいぶディテールくっきりに。
広い飛行甲板に、見学者の皆さんが数人楽しまれているほかは、乗り組みの方の姿もぱらぱら。何とものどかな雰囲気でした。

●「海竜」と「あすか」をツーショットで。それぞれ1,410総t、基準排水量4,250tの威容。ああ、いいですねえ‥‥。
水面は穏やかに見えますが、南風が入ってきていたので、木っ端ブネにとっては決して静穏というわけでなく、動揺はそこそこありました。でも予報が外れ晴れて、本当によかったです。

●離れしな、マストを仰いで一枚。外板を張り平滑にしたステルス・マストもスマートですが、ラティス・マストはディテールが濃厚で、やはりより魅力的に見えますね。
マストのヤード左右に設けられた風向風速計が、そろって艦尾の方を向いていて、港口から入ってくる南風を示しています。さて、次のおフネ見にまいりましょうか。
(令和5年5月21日撮影)
(『5月21日のおフネ見…4』につづく)

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5月21日のおフネ見…2
(『5月21日のおフネ見…1』のつづき)
●「海竜」の船橋周りをほぼ側面からアップで。電光掲示板が点灯(といっていいのかな?)しているのを目にするのは初めてで、これもみなと祭ならでは。東京都のファンネルマーク、もう少し大きめでもよさそうな感じですね。
下写真、少し離れてから振り返り狙うと、右舷後方より射してくる陽光に助けられて、ようやくいい感じになってきました。これが晴海だったら‥‥(しつこい)。


●では「あすか」を堪能とまいりましょう。船体のラインは戦闘艦艇に近いシャープなものながら、砲などの兵装がないことからくるあっさり目といいましょうか、独特の雰囲気がありますよね。

●「あすか」の一番の魅力ポイントは、この剣のように鋭い艦首だと思っているのですが、いかがでしょう。かつてのバウソナー装備の護衛艦よりさらに突出しながら、ステムが直線でなく、微かなカーブを描いているあたり、何か気品を感じさせて魅せられるのです。
そして大ぶりな艦橋構造物も、護衛艦とはまた違った独特の造形。フェーズドアレイレーダーをテストするための八角錐の構造物が、オーラを放っているように見えるのでした。
(令和5年5月21日撮影)
(『5月21日のおフネ見…3』につづく)

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下写真、少し離れてから振り返り狙うと、右舷後方より射してくる陽光に助けられて、ようやくいい感じになってきました。これが晴海だったら‥‥(しつこい)。


●では「あすか」を堪能とまいりましょう。船体のラインは戦闘艦艇に近いシャープなものながら、砲などの兵装がないことからくるあっさり目といいましょうか、独特の雰囲気がありますよね。


そして大ぶりな艦橋構造物も、護衛艦とはまた違った独特の造形。フェーズドアレイレーダーをテストするための八角錐の構造物が、オーラを放っているように見えるのでした。
(令和5年5月21日撮影)
(『5月21日のおフネ見…3』につづく)

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5月21日のおフネ見…1

晴海埠頭には「かしま」「はたかぜ」の練習艦隊も寄港していたのですが、前日、20日で出港してしまったとのこと。残念でしたが、これから見にゆくフネも、東京では珍客といってよい一隻。楽しみです。

さて、クルーズターミナルが視界に入ってきました。折からの南風に、波頭がキラキラと陽光を反射した向こう、こちらに船首を向けた公開船がもやっているのが見えますね。

●北側の一隻は、東京港ではおなじみ、またみなと祭でも常連といってよい浚渫船「海竜」です。せっかくなので、船首中心線からいいお顔を一枚。
船橋にくらべて船首楼の高さがあるため、首をすくめたように見えるのがユーモラス。どっしりと肥えた船型が、任務柄を感じさせて頼もしいですね。

●そしてもう一隻は、海上自衛隊の試験艦「あすか」! 都内で目にするのは初めてだったと思います。「海竜」のどっしりタイプと、「あすか」の護衛艦なみにファインな船型が好対照で、眺めていても楽しい角度。
何分午前中とてもろ逆光、加えて海自艦艇の軍艦色とくれば、暗く沈んでディテールがつぶれがちになってしまうのは、何とも致し方のないところ。これが晴海なら、いい表情が撮れるのに‥‥とぼやきたくなりましたが、珍客に会えたことをまず幸いとしましょう。

●乗り組みさんにご心配をかけないよう、配慮しつつ少し寄せ気味に舵を切って、「海竜」を左舷前方から。
京浜運河北口の定位置でも右舷をつけ、左舷を見せた格好でもやっていますから、いつもと変わらない角度といえばそうですが。でも船首側正面から見られたし、満船飾でいつもと違った、華やいだ表情を眺められたのは、やはりお祭りならでは。船もどこか嬉しそうに見えませんか。
【撮影地点のMapion地図】
(令和5年5月21日撮影)
(『5月21日のおフネ見…2』につづく)

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