10月24日の内部河川…2
(『10月24日の内部河川…1』のつづき)
●久しぶりの閘門様通航なので、スナップをもう一枚。開放しつつある後扉室の扉体を。
海苔なのか藻なのか、茶色く着色した表面に点々と貝らしきものが付着していて、閘室に取り込まれた河水が汽水であることを実感させるシーンでもありますよね。扉体が上がると、たくさんの鵜や鷺たちが飛び立ちました。閘室から排水される水が、魚など餌を運んでくるのでしょうか。

●閘門の管理橋を除けば旧中川の第一橋、平成橋の桁の向こうに望む川面。遠目にも賑わいが聞こえてきそうなくらい、人影やカヤックなどの船影が見えますね。
すでに左手の河畔には、多くの釣り人さんが竿をかざし、緊急事態宣言明けの秋晴れを満喫しているよう。皆さん解放感にひたっていることでしょうね。

●まあ、ご覧下さいと人に勧めたくなるような賑わいぶり。少年少女のカヤックが水すましのように行き交う川面、高水敷には釣りやピクニックに散策と、たくさんの人たちが。
珍しかったのは、ラジコンヨットのミーティングでしょうか、可愛らしいブイがいくつか打たれた間を、スイスイと巧みにすり抜けるシーンが見られたこと。背後の河畔にもセールを広げた艇体がいくつかあって、順番に航走を楽しんでいるようでした。

●引き波を立てないよう、最微速でゆるゆる前進。中川船番所資料館前、水陸両用バス「スカイダック」の発着場であるスロープの正横に来ると、係の方が北側を指さし「スカイダックがこちらに向かってきます!」と注意してくれました。
応じてお礼を言上し前方を注視していたら、なるほどスカイダック登場。こちらも最微速で、ガイドさんのアナウンスが聞こえてきます。以前は泛水後、丁字流の付近を一周するだけでしたが、コースが延長されたのですね。
正横に来たとき、ガイドさんが「ご覧のように、閘門を通ってプレジャーボートが入ってくることもあります」とわが艇に言及。これはサービスせざるを得ません! 「こんにちは! 行ってらっしゃ~い!」と、手を振って元気よく挨拶すると、皆さんにこやかに手を振り返してくださいました。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年10月24日撮影)
(『10月24日の内部河川…3』につづく)

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海苔なのか藻なのか、茶色く着色した表面に点々と貝らしきものが付着していて、閘室に取り込まれた河水が汽水であることを実感させるシーンでもありますよね。扉体が上がると、たくさんの鵜や鷺たちが飛び立ちました。閘室から排水される水が、魚など餌を運んでくるのでしょうか。

●閘門の管理橋を除けば旧中川の第一橋、平成橋の桁の向こうに望む川面。遠目にも賑わいが聞こえてきそうなくらい、人影やカヤックなどの船影が見えますね。
すでに左手の河畔には、多くの釣り人さんが竿をかざし、緊急事態宣言明けの秋晴れを満喫しているよう。皆さん解放感にひたっていることでしょうね。


珍しかったのは、ラジコンヨットのミーティングでしょうか、可愛らしいブイがいくつか打たれた間を、スイスイと巧みにすり抜けるシーンが見られたこと。背後の河畔にもセールを広げた艇体がいくつかあって、順番に航走を楽しんでいるようでした。

●引き波を立てないよう、最微速でゆるゆる前進。中川船番所資料館前、水陸両用バス「スカイダック」の発着場であるスロープの正横に来ると、係の方が北側を指さし「スカイダックがこちらに向かってきます!」と注意してくれました。
応じてお礼を言上し前方を注視していたら、なるほどスカイダック登場。こちらも最微速で、ガイドさんのアナウンスが聞こえてきます。以前は泛水後、丁字流の付近を一周するだけでしたが、コースが延長されたのですね。
正横に来たとき、ガイドさんが「ご覧のように、閘門を通ってプレジャーボートが入ってくることもあります」とわが艇に言及。これはサービスせざるを得ません! 「こんにちは! 行ってらっしゃ~い!」と、手を振って元気よく挨拶すると、皆さんにこやかに手を振り返してくださいました。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年10月24日撮影)
(『10月24日の内部河川…3』につづく)

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10月24日の内部河川…1

右の写真は、荒川河口の橋梁群越しに湾奥を望んだところですが、プレジャーの船影が数多く見られ、皆さんこの天候を待ちわびていたことが感じられたものでした。靄でぼやけた対岸の山並みも、暖かで静穏な日和を思わせ、安心して水路を堪能できそうです。

●ここしばらく閘門様‥‥荒川ロックゲートにご無沙汰していることが気になっていて、ブログを読み返してみたら、最後に通航したのが昨年3月20日と判明。というわけで、この日は2閘門通航と、江東内部河川の水位低下化水域を中心に楽しむことに決定。
水路日和とあって、次々と下ってくるプレジャーたちと行逢しながら遡上。閘門様に近づいて、軸線を正横に見て流速に抗しつつ踏みとどまっていると、間なしに控えめな音量でアナウンスがあり注水開始。電光掲示板も「旧中川へ通航中 一時待機」に表示を変えと、気持ちのよいレスポンスにテンションも上がります。

●扉体がしずくを滴らせながら上がり切って信号も青になり、流速でリーウェイする艇を抑えるように舵を取って進入。ああもう、いいですねえこの瞬間は、何度体験しても。
扉体が動き始めると、水路に向かって糸を垂れていた釣り人さんたちも、さすがに竿を収めてくれました。この好天に加えて潮時もよかったのでしょうか、河畔には釣り人さんが実に多くおられて、河上だけでなくこちらも賑わっていることを実感したもの。お礼を言上しつつ入閘。

水位酌を見てもわかるとおり、このときの閘程は2.2mほど。日中の潮位が比較的ある日で、閘門を堪能するには十分な水位差であります。

●排水が終わって扉体が上がり、A.P.-1mの川面が扉室の向こうに広がりました。濡れた湛水線を見せる閘室もいいですねえ。久しぶりの水位低下化河川、どんな表情を見せてくれるでしょうか。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年10月24日撮影)
(『10月24日の内部河川…2』につづく)

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11月15日の水門…1

しばらくご無沙汰していた新砂水門を通って、まずは荒川河口へ。交互通航を管制する警戒船の指示に従いながら、逆光に黒く沈む径間に軸線を定め、可動橋や扉体を愛でながら原速で通航。

●戸袋に収まった扉体、収納されているのが常態なので、褪色しにくいのが長所かもしれませんね。それでも新水門が竣工すれば撤去の運命とあって、少々くたびれてきた気も。
点検運転で閉鎖しているところは何度か目にしましたが、視点は西側からのみでしたので、このまま撤去まで過ごしてしまうということになれば、スキンプレートはついにまみえず終わりそう。ちょっと寂しくもあります。

●抜けた後に振り返って。まあ、本当に何度眺めたか、ブログ上でも幾度紹介したか分からないくらい、おなじみ過ぎる角度ですが、頭上が抜けた爽快な光景は、都内の水門では貴重なもの。
スイングゲートの朝潮水門も、隣接して橋ができた今となっては、ますます得難い水門風景となってきた感があります。

●荒川河口を横断し、新左近川水門にもご挨拶。ここも久々の接近で、中川河口下流から砂洲が舌状に伸びているのをすっかり忘れていて、東岸寄りに迂回せず直航コースを採ってしまいました。おかげで、魚探の感が数値を示さなくなるほどの浅瀬に突っ込み、ヒヤリとさせられるはめに。
水門は扉体に剥離や錆が点々と見られるものの、元気そうで何より。ただしその奥は、ご覧のとおり堆砂が進行し、すっかり浅くなって両岸に瀬が露出するほどに。繋留艇で賑わっていたマリーナも撤退し、水路はフェンスで閉鎖され、何とも寂しいものがありました。
埋め立てられてこそいないものの、ここももう、自艇で入って楽しむことはできないのです‥‥。

この角度から見ると、前後扉室の高さの差がはっきりとわかって、いかにも閘門ここにあり、といった感じがして好きなのですよ。閘程とともに、堤防高に合わせた前扉室の役割も理解できて、実にいいアングルだと思っているのです。
(令和2年11月15日撮影)
(『11月15日の水門…2』につづく)

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11月10日の水路風景…3
(『11月10日の水路風景…2』のつづき)
●東雲水門のローラーゲート径間‥‥いや、もうセクターゲートは廃止されたのだから、いちいち断らなくていいのか‥‥は、クレーン台船を据えて2径間を閉鎖し、通航は1径間のみ。
しかし、この10年眺めていて、東雲水門は工事をしていない期間の方が、短いんじゃないかと思えるくらい。“江東五大水門”の一角、不断の整備で、備えは万全であってほしいですものね。

●昼食後はスカイツリーを目指して、荒川を遡上。清砂大橋をくぐると、たまたま河川情報板が点灯中。一枚撮ったら、何かの文言を横スクロールしている途中だったらしく、ちょうど「令和元年」の文字が‥‥。

●毎度おなじみ、閘門様を通閘して水位低下化区間へ。午後も引き続き穏やかな晴天に恵まれたとあって、管理橋だけでなく、巻上機室上の回廊も見学の人影がちらほら。あの回廊上からの眺望、本当に爽快なんですよね。
日中の潮位が高い日で、また入った時間帯が午後も遅かったとあって、閘程は2.7mと大きく、四周がみるみる高まってゆく感覚を味わうことができて、もう血が沸くのなんの。毎度同じことで騒いで恐縮ですが、こうもん好きなので如何ともしがたいのであります。

●旧中川を北上し、一路スカイツリーを目指します。江東新橋にさしかかると、おお、8月1日に見たときよりぐっと養生が進んで、何やらウッディー(?)でオシャレ(??)な感じに。
オリンピックを目指してかどうか、最近はどの大型橋梁も補修が盛んに行われていますが、江東新橋もご同様。どんな塗色になるのでしょうか。
【撮影地点のMapion地図】
(元年11月10日撮影)
(『11月10日の水路風景…4』につづく)

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しかし、この10年眺めていて、東雲水門は工事をしていない期間の方が、短いんじゃないかと思えるくらい。“江東五大水門”の一角、不断の整備で、備えは万全であってほしいですものね。

●昼食後はスカイツリーを目指して、荒川を遡上。清砂大橋をくぐると、たまたま河川情報板が点灯中。一枚撮ったら、何かの文言を横スクロールしている途中だったらしく、ちょうど「令和元年」の文字が‥‥。


日中の潮位が高い日で、また入った時間帯が午後も遅かったとあって、閘程は2.7mと大きく、四周がみるみる高まってゆく感覚を味わうことができて、もう血が沸くのなんの。毎度同じことで騒いで恐縮ですが、こうもん好きなので如何ともしがたいのであります。

●旧中川を北上し、一路スカイツリーを目指します。江東新橋にさしかかると、おお、8月1日に見たときよりぐっと養生が進んで、何やらウッディー(?)でオシャレ(??)な感じに。
オリンピックを目指してかどうか、最近はどの大型橋梁も補修が盛んに行われていますが、江東新橋もご同様。どんな塗色になるのでしょうか。
【撮影地点のMapion地図】
(元年11月10日撮影)
(『11月10日の水路風景…4』につづく)

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