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11月10日の水路風景…3

(『11月10日の水路風景…2』のつづき)

242011.jpg東雲水門のローラーゲート径間‥‥いや、もうセクターゲートは廃止されたのだから、いちいち断らなくていいのか‥‥は、クレーン台船を据えて2径間を閉鎖し、通航は1径間のみ。

しかし、この10年眺めていて、東雲水門は工事をしていない期間の方が、短いんじゃないかと思えるくらい。“江東五大水門”の一角、不断の整備で、備えは万全であってほしいですものね。

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昼食後はスカイツリーを目指して、荒川を遡上。清砂大橋をくぐると、たまたま河川情報板が点灯中。一枚撮ったら、何かの文言を横スクロールしている途中だったらしく、ちょうど「令和元年」の文字が‥‥。

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242014.jpg毎度おなじみ、閘門様を通閘して水位低下化区間へ。午後も引き続き穏やかな晴天に恵まれたとあって、管理橋だけでなく、巻上機室上の回廊も見学の人影がちらほら。あの回廊上からの眺望、本当に爽快なんですよね。

日中の潮位が高い日で、また入った時間帯が午後も遅かったとあって、閘程は2.7mと大きく、四周がみるみる高まってゆく感覚を味わうことができて、もう血が沸くのなんの。毎度同じことで騒いで恐縮ですが、こうもん好きなので如何ともしがたいのであります。


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旧中川を北上し、一路スカイツリーを目指します。江東新橋にさしかかると、おお、8月1日に見たときよりぐっと養生が進んで、何やらウッディー(?)でオシャレ(??)な感じに。

オリンピックを目指してかどうか、最近はどの大型橋梁も補修が盛んに行われていますが、江東新橋もご同様。どんな塗色になるのでしょうか。
撮影地点のMapion地図

(元年11月10日撮影)

(『11月10日の水路風景…4』につづく)

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タグ : 東雲運河 荒川 旧中川 江東内部河川 水位低下化河川 東雲水門 荒川ロックゲート 閘門

平成最後の川走り納め…1

229001.jpg12月30日、30年の川走り納めとして近場をうろついてきました。平成は翌31年も続きますが、3月一杯までですから実にこれが、平成最後の川走り納めということになります。

陽射しに輝く「ファスナーの船」の銀色のお尻を眺めながら、勇躍出港。ついに年内は、この艇が走っているところに出くわせず終わったなあ‥‥。

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眼を射る冬の低い陽光。抜けるような青空が、地表近くから上空にかけて描くグラデーションの美しさ。逆光を透かして見る新砂水門のシルエット!

229003.jpg前回が曇りだっただけに、好天のありがたさが武者震いするほど我が身に染み入ってきます。求めて止まなかった冬の晴天、平成最後の川走り納めは、まさに水路日和!

白旗を振って誘導してくれる警戒船に手を振って、新砂水門の工事区間を通過。北西の風5~6mと少し強めですが、気持ちのよいお散歩になりそうです。

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荒川河口の橋梁群をくぐろうとしたら、中央径間を巨大な額縁にして、湾奥を望んだ風景がまるで一幅の絵のようでした。

左に長く伸びる房総の山々、東京湾横断道路の風の塔、そして若洲の風車やゲートブリッジと、澄んだ空気のお陰で一望のもと。写真がまずいので伝えきれないのがもどかしいのですが、舵を戻して中央径間と正対したとき、一瞬スロットルを引いて見入ってしまったほどでした。

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くぐり終わってから振り返り、橋梁群の顔たる、京葉線・荒川橋梁の中央径間を仰いで。

褪色と傷みが目立ってきましたが、ガット船が出入りする、曲がりなりにも本船航路ゆえの桁下高は、河川に架かる橋では珍しい堂々たるもの。その恩恵にあずかって、運河内のマリーナはマストを持つヨットが繋留できるわけであります。
撮影地点のMapion地図

(30年12月30日撮影)

(『平成最後の川走り納め…2』につづく)

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タグ : 砂町運河 荒川 新砂水門

2月3日の川景色…1

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1月21日につづきお手伝いということで、近場回りをしてきました。晴天だったものの、ちょっと靄がかかってシャープさには欠けましたが、寒さは前回より少し和らぎ、穏やかな川走り日和ではありました。

まずは中川へとのことで、荒川に出て河口を横断。ちょうど中川の河口から独航艀が出てきて、クランク状に舵を切り浅瀬を避けてから、荒川の河道中央で舵を戻し、まっすぐ下ってきました。「第八富士宮丸」、僚船には何度か出会っていますよね。

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217003.jpgほぼ正横に見たところでもう一枚。肥えた船型らしい、船尾波のまろやかな盛り上がりが快く、そびえる煙突をバックに格好良いところを。

中川へ舵を切ると、背割堤の先端近くに建設中の船着場、「臨海リバーステーション」にクレーンの姿が。昨年10月9日、「荒川河口のフネブネ」でも紹介しましたが、まだ工事は続くようですね。

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中川河口で、魚探の感が跳ね上がるスリルを味わって、久しぶりの最下流部へ。背割堤上にさあっと伸びゆく中央環状線の高架、ゆるく屈曲する見通しの良い川面と、胸のすくような風景を楽しみつつ遡上。

背割堤の上では、法面の改良工事でしょうか、ところどころで建機の姿とともに、真新しいコンクリートの肌が見られました。

217005.jpg分厚くがっしりとした印象の、都営新宿線橋梁まで上ってきたのですが‥‥あれ? いつもならスッ飛んでくるはずの、江戸川競艇場の警戒艇が姿を現わしませんね。

まあ、接近すれば何らかのリアクションはあるであろうと、戻したスロットルを倒してふたたび前進。指示に従って全速でコースを抜ける、あの緊張感を思い出しながら進入。
撮影地点のMapion地図

(30年2月3日撮影)

(『2月3日の川景色…2』につづく)

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タグ : 荒川 中川 独航艀

1月21日の川景色…6

(『1月21日の川景色…5』のつづき)

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216062.jpg新小原橋と亀戸線の下に鼻先を突っ込んだあたりで、小原橋改架工事の足場が見えてきました。堤防を切り取って流路にかぶさるその姿、思ったよりずっと重厚な感じ。重機の荷重にも耐えられるつくりなのでしょう。

足場をくぐっているとき、橋脚に目をやると、透明度の高い河水を透かして、河底から鋼材が立ち上がっている様子が見えました。


216063.jpg意外だったのは、先々代・先代の橋脚ともに健在だったこと。とっくに撤去されたのかと思っていました。

足場の位置からして、架橋される場所は、2代の旧橋から受け継いだここになるのかな。いずれテラスが延伸されれば、この遺構たちも取り去られる運命でしょうから、訪ねておけてよかったです。


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扇橋閘門が工事中のため、帰りも当然閘門様のお世話に。そうそう、一つ紹介し忘れていた設備があったのだった。これ、下がっている把手をガコンと引くと、閘門が作動するアレですよね? 水郷など、下利根流域のセルフ操作閘門ではおなじみの設備です。

箱の表面には手前から「荒川行」「停止」「インターフォン」と3つの選択肢がありますが、下がっている把手は今のところ1本のみで、機能しているようには見えません。ずいぶん前からあるんですけれど、セルフ化の計画が当初からあって作ったはいいものの、竣工後何かの理由で沙汰やみになったのでしょうか。

まあ、水郷にあるような小さな閘門ならともかく、こんなに大きなものをセルフ化するなんて、万が一のことを考えるとぞっとしませんから、これでよかったのかもしれません。

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荒川に出ると、珍しいことに入閘待機艇が多数。漕艇クラブの皆さんでしょうか、ゆるく漕いで船位を保持しながら、こちらの出閘を待っていたのです。

陽はすでにだいぶ傾き、風も出てきてさざ波立った川面に、軽く緊張感を漂わせたゆたう艇たちの姿、なかなか風情があってよいものでした。
撮影地点のMapion地図

(30年1月21日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 北十間川 荒川 江東内部河川 水位低下化河川 荒川ロックゲート 閘門

1月21日の川景色…4

(『1月21日の川景色…3』のつづき)

216051.jpg閘門様の注水・開扉を待つ間、ふと目を向けておや、と思わせるものがありました。通るたびに目にしておなじみのはずの、小名木川排水機場排水門です。

巻上機室の上屋が、ステンレスかアルミの、生地のままの無塗装の電車に見えることに、今回初めて気づいたのでした。その長さといい、遠目にはコルゲートに見える横筋といい、子供のころ目にした、初期のステンレスカーを思わせたのです。

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ズームでたぐってみると、コルゲートに見えた筋は羽目板のようなパネル状の継ぎ目でしたが、車体(?)の幅にせよ、屋根の曲線にせよらしいですし、さらに妻板の扉の様子も貫通扉っぽく、イヤに鉄道車輌臭が!

ホンモノとここが違うと、細かいことをいい出せばきりがありませんが、見れば見るほどその、微妙に外した「らしさ」に惹かれるものが。11年前に綾瀬川で見た、凸電以来の面白さであります。

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窓もホラ、遠目には二段窓に見えますよね。実際はハメコロシらしいけれど、一つ一つがも少し寄っていて、位置が下だったらさらにらしいナ、などとうるさいことを(脳内で)つぶやく船頭。

アップで中央部のみ切り取ると、まるで高架上のホームに停まった電車のようにも思えるほど。電車に似た巻上機室、もしかしたら他にもあるかもしれない‥‥。これからは注意して眺めてみよう。

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上流側正横に見えるのは、塗装もほとんど剥落し、たび重なる増水で螺旋階段を歪ませた、廃量水塔。静穏な川面に姿を映したさま、まるでこの周りだけ時間の流れが止まっているようで、寂しさの中にも、独特の風情が感じられました。

216055.jpg新しい発見に上機嫌でいたら、間なしに扉体がしずくを滴らせて開き、電光掲示が変わって通航可を現示。閘門様の威容を仰ぎながら、通閘と相成りました。

この調子なら、内部河川に入ってもいろいろ発見がありそう。おつむを打つしずくに首をすくめながら、期待に胸をふくらませて進入したのでした。

(30年1月21日撮影)

(『1月21日の川景色…5』につづく)

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タグ : 荒川 小名木川排水機場排水門 荒川ロックゲート 閘門