FC2ブログ

8月1日の内部河川…2

(『新装扇橋閘門通り初め…6』のつづき)

237086.jpg大横川を南下すれば、まあ、当然の結果ながらご覧のとおりで、A.P.+3m台前後の橋たちも、いつもは手で触れるような桁下が頭上はるか(大げさ)に。

江東名物・好ましい径間のトラスたちを、マストを立てたまま仰ぐ微速航行、佳き哉よきかな。これで酷暑さえやわらげば、なおよいのですが‥‥。


237087.jpg
いま一つのトラス、大栄橋の下に望む仙台堀川との丁字流、そのまた向こうにおわす我らが茂森橋はと、期待を込めて艇を進めると‥‥。

237088.jpg
おお! 橋台のアーチもすっかり露出し、両岸に堆積した土砂まで晒した、大干潮時の姿。

何度も経験していますし、当たり前ではあるのですけれど、ギリギリですり抜けるのとは別の希少さ、嬉しさが湧き上がってきて、これまた楽しいものです。

237089.jpg

237090.jpg見て見て! と、このときばかりは人に無理強いしたくなるような(しないけど)、マスト頂部との余裕しゃくしゃくなクリアランス。

桁下も側面も、錆や剥落が痛ましいかぎりではあるものの、茂森橋ファンとして、くぐって眺めて健在ぶりを肌で感じるのは楽しみの一つ。もはや、儀式のようなものでありますねえ。

(元年8月1日撮影)

(『8月1日の内部河川…3』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 大横川 江東内部河川 茂森橋

平成最後のお花見水路…4

(『平成最後のお花見水路…3』のつづき)

232016.jpg4月7日、道々に愛でた河畔の桜たちを、落ち穂拾い的にご紹介。

砂町運河北岸、潮見運動公園の桜並木。陽気がよいとあって、運河のメインラインはプレジャーの通航が多く、終日引き波が絶えなかったところ。桜の下で棹を伸ばした釣り人さんたちも、落ち着かなかったことでしょう。


232017.jpg
豊洲運河北岸は塩浜一丁目、おなじみ東京都専用線廃線跡の橋脚と、廃船敷に沿って咲き誇る、結構な規模の桜並木をツーショットで。遺構と満開の桜、佳き哉、よきかな。

232018.jpg隅田川派川から永代橋を望んだあたり、珍しく小型消防艇が下航してくるのを発見。消防艇が川を走っている、というだけで貴重ですよね。

近づいたところで船名を読むと、日本橋署の「はまかぜ」でした。タイミングよく橋詰近くの桜の前に来たので、これもツーショット。

232019.jpg
久しぶりにくぐった、愛しの茂森橋と桜。下流側西岸、木場公園の敷地内から桜が枝をさしかけていました。

名だたる大横川の狭窄部ですから、両岸に桜を植えて枝を伸ばせば、文字どおり桜のトンネルになるところ。そうなったら茂森橋も嬉しいでしょう。担当部署の皆様、ぜひご一考いただきたく。

232020.jpg
最後はやはり大横川、小名木川との十字流近く、扇橋南側にあった“さわれる桜”に近づいて。

汲めども尽きぬ面白さのある水路天国・江東、この数十年営々と河畔の魅力化に注力してきた、その成果がまさに花開いたのを、目の当たりにする嬉しさとありがたさ。平成最後の水路花見は、江東水路の恩恵これに尽きるなあと、そんな気持ちになったのでした。
撮影地点のMapion地図

(31年4月7日撮影)

(『お花見水路のフネブネ…1』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 砂町運河 豊洲運河 隅田川 大横川 茂森橋 消防艇 江東内部河川

2月3日の川景色…10

(『2月3日の川景色…9』のつづき)

217046.jpg

217047.jpgお次は大横川へ。大島川水門、空が曇ってきたこともあり、薄クリームの扉体は保護色っぽく見えて、今一つメリハリがありません。安全上の見地からも、やはり扉体は赤系がよいと愚考しますのう。

入ってすぐのところで、大横川名物・護岸はっつきチュンさんを久しぶりに発見、トリ好きのテンションは急上昇! 懸命にしがみつく姿、可愛いですねえ!

217048.jpg
驚かさないようにスロットルを絞り、最微速で歩かせながら、コーフンしてバシバシ連続で撮る、撮る! しかし、雲が厚くなってきて光が足りなかったのか、舵を取りながらの片手撮りでは、ほとんどがピンボケかブレブレという悲しい結果に(泣)。

唯一、少しは見られそうな一枚もこのていたらく。まあ、まだ冷たい川風にふくらまりながら、一生懸命何かをついばんでいるチュンさんたちのタマラン姿が記録できたのですから、よしとしましょう。

217049.jpg潮時もちょうどよい頃合いだったので、そのまま奥まで進んで茂森橋をすり抜け。

立っていると桁裏がまったく見えない、ギリギリっぷりが脳裏に想像できる実にイイ塩梅。しかし、曇天下だと、哀愁漂う雰囲気がさらに強調されますなあ‥‥。改修の予定は本当にないのでしょうか。


217050.jpg
さんざん通ってわかっていても、撮らずにゃおれないこの低さ。アングル材の継手に並ぶ鋲頭一つ一つを、ほんの鼻先の距離で愛でられるひとときこそ至福なり。
‥‥‥‥通るたび、似たようなことばかり垂れ流している気がしますが‥‥。
撮影地点のMapion地図

(30年2月3日撮影)

(『2月3日の川景色…11』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 大横川 大島川水門 茂森橋 水辺の鳥たち

A.P.マイナスの日には…4

(『A.P.マイナスの日には…3』のつづき)

192016.jpg

192017.jpg相手が茂森橋ともなれば、シャッターを押す回数もいきおい多くなろうというもの。圧倒されそうな数のリベットも、痛々しい縁石の欠落や錆垂れも、腐朽したまま上塗りされた旧橋名板も、ひとつひとつが愛おしくなるディテール。

幹線道路らしい広大な幅と密な桁、これが1車線の幅だったら、すり抜けるにしてもあっというまで、さほどの圧迫感はなかったでしょう。

192018.jpg
上流側から見た東側橋台の様子、もりもりと堆積した泥土が見られるのも、A.P.マイナスならではの光景。

何分、この下流側には、中央径間を残してテラスが出っ張っているのですから、流れが緩くなり、泥もたまろうというものです。

192019.jpg
繰り返しになりますが、下流側は両岸をテラスで阻まれ、上流側もご覧のとおり、太い水管橋が高欄の高さに隣接して渡り‥‥と、改めて、鑑賞するには厳しい環境の橋だなあと、思わざるをえません。

全容を写真に収めるには、くぐった直後を狙って見上げるしかないのですが、むしろそういうあたりが、希少さ、愛おしさを増進している気もするのです。

192020.jpg茂森橋だけで5枚を費やし、思いのたけをぶちまけてからふと右手を見れば、干潮で格子がすっかりあらわになった仙台堀川サイフォンに、何やら数人の人が取り付いているのに気付きました。

どうやら、呑口のの点検を兼ねて、格子についたゴミを清掃しているようですね。大干潮時でなければできない作業、ここでも貴重な光景を拝見できたわけでした。
撮影地点のMapion地図

(28年5月8日撮影)

(『A.P.マイナスの日には…5』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 大横川 江東内部河川 茂森橋 最低橋 橋の裏側

A.P.マイナスの日には…3

(『A.P.マイナスの日には…2』のつづき)

192011.jpg

192012.jpg毎度同じような写真で恐縮な大横川歩き、まだつづきます。イイ感じのカーブの向こう、顔を出した沢海橋と。一杯まで引いたことで、黒い湛水線下が水面上の半分を占めている護岸、沢海橋もA.P.+2.6mの桁下高を感じさせない、ゆったりとした表情。

それよりさらに0.1m低い大横橋をくぐるときも、フロントグラスから頭を出して余裕しゃくしゃく。向こうに望む豊木橋(A.P.+3.3m)に至っては、バンザイをしようと桁裏にさわることがないくらい。

192013.jpg
そうそう、豊木橋に寄り添うような形で設けられ、河道やや下流側に向かってはすに口を開けている、おなじみのコレについて。

192014.jpg今まで、何とはなしに「横十間川親水公園の排水機場」、「木場ポンプ所」などと呼んできたのですが、3年ほど前、このあたりを陸路お散歩していたのを思い出し、アルバムを見返してみたら、施設名称の書かれた看板を撮っていたのでした。正式名称は「木場ポンプ所雨水放流渠及び吐口施設」、都下水道局・東部第一下水道事務所の管理施設だそうです。以降お見知りおきを‥‥。

水深は引き続き安定しており、このあたりで1.5m。A.P.水位がマイナスになろうと、まず安心して舟行きできる可航環境! 適度な狭さに加え、このあたりにも惚れ込む理由があるのです。


192015.jpg
さて、ご本尊たる茂森橋さんにご機嫌伺い。いやもう、この目線から桁裏が見えるという、まったく圧迫感のない姿に、水位の低さを改めて実感しようというもの。手前の水管橋の橋脚に、なぜかかぶせられた青いネット、昨年5月からそのままのようですね。

しかし、新田橋も塗り替えられたことだし、そろそろ茂森橋にお鉢が回ってきてもよさそうなものですが‥‥。方々痛んできていることもあり、昭和初期の貴重な橋を保全するという意味でも、補修の手を入れてあげてほしいものです。
撮影地点のMapion地図

(28年5月8日撮影)

(『A.P.マイナスの日には…4』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 大横川 江東内部河川 茂森橋 最低橋 橋の裏側