あのクレーンが‥‥
(『古賀オールが新塗装に!』のつづき)
●芝浦の運河群を少しお散歩してみたくなり、新芝運河から高浜西運河をたどる定番コースへ。
最近、羽田から飛行機に乗る用事が何回かあり、そのたびにモノレールを利用して、高所からの水路風景を楽しみました。車窓から眺めたばかりの水路をこうして走るのは、記憶が新鮮なうちに両方の視点が楽しめて、えもいわれぬ面白さがありますね。

●「喰われるトラス」芝浦橋もお元気そうで何よりです。このあたりでは数少ない下路式の鋼橋、そして喰いつき、のしかかる高架が醸す圧迫感の魅力。犬を散歩させている男性が、じっととこちらを見ていました。

●新幹線と旧貨物線の高架下区間を抜けて東進すると、左手におなじみの建材屋さんが見えてくるのですが、
あっ‥‥。

●水面に張り出した鋼材組みの架台には、グラブつきのクレーンが主のように鎮座していて、ある種ランドマーク的な存在だったのですが。どうやらクレーン君は引退したようで、架台上にはダンプが一台停まっていました。
過去の写真は平成27年のこれが割とよく撮れているでしょうか。このあたりは準工業用地なのでしょう、かつての運河畔を思い起こさせる、生き残り的な存在なのですが、荷役設備が姿を消したということは、一つの変化といってよさそうですね。
【撮影地点のMapion地図】
●天王洲南運河の西端、目黒川河口の北角の基礎護岸上で、玉のようにまん丸くなってくつろぐ鴨さん。酷暑の最中ですから彼らも同様暑いのでしょうが、ハァハァするには至っていないようです。
そういえば、今年はまだ鴨のヒヨコ艦隊に出会っていないなあ‥‥。子育ての時期はそろそろ終盤なので、この夏は雛たちの可愛らしい姿を見ずに終わるかもしれません。
(令和4年7月18日撮影)
(『7月18日の晴海橋梁』につづく)

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最近、羽田から飛行機に乗る用事が何回かあり、そのたびにモノレールを利用して、高所からの水路風景を楽しみました。車窓から眺めたばかりの水路をこうして走るのは、記憶が新鮮なうちに両方の視点が楽しめて、えもいわれぬ面白さがありますね。

●「喰われるトラス」芝浦橋もお元気そうで何よりです。このあたりでは数少ない下路式の鋼橋、そして喰いつき、のしかかる高架が醸す圧迫感の魅力。犬を散歩させている男性が、じっととこちらを見ていました。

●新幹線と旧貨物線の高架下区間を抜けて東進すると、左手におなじみの建材屋さんが見えてくるのですが、
あっ‥‥。

●水面に張り出した鋼材組みの架台には、グラブつきのクレーンが主のように鎮座していて、ある種ランドマーク的な存在だったのですが。どうやらクレーン君は引退したようで、架台上にはダンプが一台停まっていました。
過去の写真は平成27年のこれが割とよく撮れているでしょうか。このあたりは準工業用地なのでしょう、かつての運河畔を思い起こさせる、生き残り的な存在なのですが、荷役設備が姿を消したということは、一つの変化といってよさそうですね。
【撮影地点のMapion地図】

そういえば、今年はまだ鴨のヒヨコ艦隊に出会っていないなあ‥‥。子育ての時期はそろそろ終盤なので、この夏は雛たちの可愛らしい姿を見ずに終わるかもしれません。
(令和4年7月18日撮影)
(『7月18日の晴海橋梁』につづく)

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竣工した高浜橋
(『新芝運河の工事』のつづき)
●毎度おなじみ「喰われるトラス」、芝浦橋さん。変わらぬ喰いつかれっぷりを目にして、剣呑な光景ながらどこか安心させられてしまう不変の健在ぶり。
そういえば、このすぐ東にある高浜橋、改架工事中だったのが、今年の2月に竣工したんでしたっけ。(『高浜西運河に架かる高浜橋が新しくなります』東京都HP)様子は如何と目を向けてみると‥‥。

●まだ錆色の巨大な足場が、新橋に隣接して架けられている状態で、残念ながら全容は拝めず。反対側から見られるかしら?

●足場の下に入ると、床板はすっかり撤去されたようで、桁の間から曇り空が見えました。錆色の足場の向こう、まだ新しいつややかな高浜橋の桁が視界に入ってきましたね。一昨年8月に、橋脚の出来上がったところを見て以来です。

●向こう側も足場があるので、裏側をスナップするのが精いっぱい。まあ、この時点の記録ということで、改めて訪ねるとしましょう。
竣工、と書いてしまいましたが、先の記事にリンクのあったPDFをよく読むと、東側の歩道が未施工とのこと。正しくは一部開通、とでもすべきでしょうか。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年6月13日撮影)
(『晴海客船ターミナル、閉鎖?』につづく)

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そういえば、このすぐ東にある高浜橋、改架工事中だったのが、今年の2月に竣工したんでしたっけ。(『高浜西運河に架かる高浜橋が新しくなります』東京都HP)様子は如何と目を向けてみると‥‥。

●まだ錆色の巨大な足場が、新橋に隣接して架けられている状態で、残念ながら全容は拝めず。反対側から見られるかしら?

●足場の下に入ると、床板はすっかり撤去されたようで、桁の間から曇り空が見えました。錆色の足場の向こう、まだ新しいつややかな高浜橋の桁が視界に入ってきましたね。一昨年8月に、橋脚の出来上がったところを見て以来です。


竣工、と書いてしまいましたが、先の記事にリンクのあったPDFをよく読むと、東側の歩道が未施工とのこと。正しくは一部開通、とでもすべきでしょうか。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年6月13日撮影)
(『晴海客船ターミナル、閉鎖?』につづく)

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8月11日の運河風景…3
(『8月11日の運河風景…2』のつづき)
●芝浦橋北詰の橋台近くをメモ的に。堆砂というより、コンクリ塊の混じったガレ場といった風情ですが、前後の護岸近くにくらべると、こんもり、といって差し障りのない盛り上がりよう。
こういった底状は、干潮時に通らなければ観察できないので、一枚撮っておこうという気になるわけです。避けるべき浅瀬ですが、浸水など艇に異常があれば、擱座させて緊急避難にも使えるのですから。

●東側から間近に仰いだ芝浦橋、訪ねるたび同じような視点で眺めてしまうのが何とも。ガブリと喰いつかれ、かつ全力で体重をかけてくる、絵に描いたような緊迫感のある構造物‥‥。
高架の日陰になっているので、色褪せは他の橋ほどではありませんが、下端に錆とコケが目立ち始めました。日の射さない部分は湿気やすいのか、それとも高架に溜まった雨水が少しづつ伝ってくるのでしょうか。

●くぐって、西側からおなじみの姿を。ほんのわずかな区間ながら、都内で唯一、鉄道の高架下水路を形成する、ちょっとした珍スポットでもあります。
芝浦界隈の無骨な橋たちが、次々と架け替えられてスマートかつ淡白なものに様変わりしてしてゆく中、濃厚な鉄の匂いと、ハードな魅力を発散し続ける芝浦橋。この地域のかつてを思い起こさせるよすがとして、末永く元気に在ってほしいものです。
●新芝運河に入り南端の「ビルの峡谷」を抜けて、新芝南運河との丁字流に出ました。緑濃い橋詰を両岸に従える藻塩橋も、背景の高層ビルを穏やかな水面に映して、なかなかきれい。
水面を見てもわかるように、風がそよとも抜けずまあ暑いこと。屏風のようにビルが並んでいるのですから、無理からぬことではあります。

●新芝運河をさらに北上していると、はるか向こう、モノレールが上空を横切る新芝北運河のあたり、正面に何か茶色い壁のようなものが‥‥。
遠めなのでよくわからないものの、色合いから鋼矢板に見えるのですが。この先で完全閉塞されているのかな?
【撮影地点のMapion地図】
(元年8月11日撮影)
(『8月11日の運河風景…4』につづく)

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こういった底状は、干潮時に通らなければ観察できないので、一枚撮っておこうという気になるわけです。避けるべき浅瀬ですが、浸水など艇に異常があれば、擱座させて緊急避難にも使えるのですから。

●東側から間近に仰いだ芝浦橋、訪ねるたび同じような視点で眺めてしまうのが何とも。ガブリと喰いつかれ、かつ全力で体重をかけてくる、絵に描いたような緊迫感のある構造物‥‥。
高架の日陰になっているので、色褪せは他の橋ほどではありませんが、下端に錆とコケが目立ち始めました。日の射さない部分は湿気やすいのか、それとも高架に溜まった雨水が少しづつ伝ってくるのでしょうか。

●くぐって、西側からおなじみの姿を。ほんのわずかな区間ながら、都内で唯一、鉄道の高架下水路を形成する、ちょっとした珍スポットでもあります。
芝浦界隈の無骨な橋たちが、次々と架け替えられてスマートかつ淡白なものに様変わりしてしてゆく中、濃厚な鉄の匂いと、ハードな魅力を発散し続ける芝浦橋。この地域のかつてを思い起こさせるよすがとして、末永く元気に在ってほしいものです。

水面を見てもわかるように、風がそよとも抜けずまあ暑いこと。屏風のようにビルが並んでいるのですから、無理からぬことではあります。

●新芝運河をさらに北上していると、はるか向こう、モノレールが上空を横切る新芝北運河のあたり、正面に何か茶色い壁のようなものが‥‥。
遠めなのでよくわからないものの、色合いから鋼矢板に見えるのですが。この先で完全閉塞されているのかな?
【撮影地点のMapion地図】
(元年8月11日撮影)
(『8月11日の運河風景…4』につづく)

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8月11日の運河風景…2
(『8月11日の運河風景…1』のつづき)

●足場に近づいてみると、上をトラックが通過しました。これは仮橋で、その向こうに見えるもう一つが、本物の足場のようですね。よく見ると街灯や高欄もあって、橋そのものです。
仮橋をくぐって見えた足場は、なるほど両岸とつながっておらず、クレーンも載ってさらに無骨な感じ。ということは、この二つに挟まれて‥‥。

●橋脚の現場があるはず‥‥と首をひねると、おお、もうほとんど完成していたのですね。旧海岸通りとあって、幅の広くどっしりとした外観。
旧工業地帯の面影を残していた、無骨で味のある鋼橋が改架されてゆくのは寂しいですが、かつてと一変してタワーマンションが立ち並ぶエリアとなったのですから、雰囲気に合ったスマートな橋ができるに違いありません。
●運河の奥で水路幅が狭まり、通航量も少ないとくれば、水鳥たちのくつろぎの場となるのはパターンですが、ここも結構な量の鴨さんたちがいて、トリ好きの目を楽しませてくれました。
季節柄、ヒナはおらず成鳥のみでしたが、水鳥が少ない季節、これだけの群れが見られるだけで嬉しいもの。「不審船が来たが~」と、イヤそうでしたが!

●そしてお久しぶりです、「喰われるトラス」芝浦橋。その圧し掛かられ、喰いつかれっぷりはお変わりなく、珍橋の雄としての貫録もたっぷり、同慶の至りにござんす。
芝浦界隈がおおきく様変わりするとともに、橋の方も次々と架け替えられてきましたが、新幹線、貨物線の桁を支える鉄道・道路併用橋とあって、ここを架け替えるとなれば大仕事ですから、まず当分は安心してよさそうですね。
【撮影地点のMapion地図】
(元年8月11日撮影)
(『8月11日の運河風景…3』につづく)

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仮橋をくぐって見えた足場は、なるほど両岸とつながっておらず、クレーンも載ってさらに無骨な感じ。ということは、この二つに挟まれて‥‥。

●橋脚の現場があるはず‥‥と首をひねると、おお、もうほとんど完成していたのですね。旧海岸通りとあって、幅の広くどっしりとした外観。
旧工業地帯の面影を残していた、無骨で味のある鋼橋が改架されてゆくのは寂しいですが、かつてと一変してタワーマンションが立ち並ぶエリアとなったのですから、雰囲気に合ったスマートな橋ができるに違いありません。

季節柄、ヒナはおらず成鳥のみでしたが、水鳥が少ない季節、これだけの群れが見られるだけで嬉しいもの。「不審船が来たが~」と、イヤそうでしたが!

●そしてお久しぶりです、「喰われるトラス」芝浦橋。その圧し掛かられ、喰いつかれっぷりはお変わりなく、珍橋の雄としての貫録もたっぷり、同慶の至りにござんす。
芝浦界隈がおおきく様変わりするとともに、橋の方も次々と架け替えられてきましたが、新幹線、貨物線の桁を支える鉄道・道路併用橋とあって、ここを架け替えるとなれば大仕事ですから、まず当分は安心してよさそうですね。
【撮影地点のMapion地図】
(元年8月11日撮影)
(『8月11日の運河風景…3』につづく)

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27年度川走り納め…11
(『27年度川走り納め…10』のつづき)

●「喰われるトラス」芝浦橋をくぐるのも久しぶり。変わらぬ喰われっぷりを仰ぎながら、元気な姿を確認。橋台を含む周囲にも、特に変化はないようですね。

●この堅牢そのものな感じ、まさに縁の下の力持ち。間近で見上げると、桁の下端、ちょっとコケっぽく、緑色になった部分があるのに気づきました。
高架下の橋って、直射日光に曝されることが少ない分、塗料の劣化や褪色が進まない利点がありますが、水気が乾きにくいのは致し方のないところではあります。
●例の物件(過去ログのこちら参照)もなくなって久しく、水上に張り出したような建築も、徐々に整理されつつありますが、まだ何とか生き残っている物件もあります。
そういえば、朝潮運河にもついこの間まで、似たような建物(『年の瀬の運河風景…1』参照)があったんだよなあ‥‥。あの変貌ぶりを思うと、高浜西運河のこの風景が、貴重極まりないものに思えてきます。

●高浜橋をくぐろうとしたら、高欄に「工事中 航行注意」の横断幕が。向こうにはどうやら、仮橋らしい足場も見えますね。ううん、ここもいよいよ架け替えかしら。
水路上に張り出した建築物(?)をもう一つ。背後のビルは新しそうなのに、桟橋状のこれは年季が入っているあたり、珍妙な感じがして惹かれます。今は駐車場として使われているようですが、かつてはバージが接岸することもあったのでしょうか。
【撮影地点のMapion地図】
(27年12月31日撮影)
(『27年度川走り納め…12』につづく)

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●「喰われるトラス」芝浦橋をくぐるのも久しぶり。変わらぬ喰われっぷりを仰ぎながら、元気な姿を確認。橋台を含む周囲にも、特に変化はないようですね。

●この堅牢そのものな感じ、まさに縁の下の力持ち。間近で見上げると、桁の下端、ちょっとコケっぽく、緑色になった部分があるのに気づきました。
高架下の橋って、直射日光に曝されることが少ない分、塗料の劣化や褪色が進まない利点がありますが、水気が乾きにくいのは致し方のないところではあります。

そういえば、朝潮運河にもついこの間まで、似たような建物(『年の瀬の運河風景…1』参照)があったんだよなあ‥‥。あの変貌ぶりを思うと、高浜西運河のこの風景が、貴重極まりないものに思えてきます。


水路上に張り出した建築物(?)をもう一つ。背後のビルは新しそうなのに、桟橋状のこれは年季が入っているあたり、珍妙な感じがして惹かれます。今は駐車場として使われているようですが、かつてはバージが接岸することもあったのでしょうか。
【撮影地点のMapion地図】
(27年12月31日撮影)
(『27年度川走り納め…12』につづく)

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