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8月11日の運河風景…3

(『8月11日の運河風景…2』のつづき)

238086.jpg芝浦橋北詰の橋台近くをメモ的に。堆砂というより、コンクリ塊の混じったガレ場といった風情ですが、前後の護岸近くにくらべると、こんもり、といって差し障りのない盛り上がりよう。

こういった底状は、干潮時に通らなければ観察できないので、一枚撮っておこうという気になるわけです。避けるべき浅瀬ですが、浸水など艇に異常があれば、擱座させて緊急避難にも使えるのですから。

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東側から間近に仰いだ芝浦橋、訪ねるたび同じような視点で眺めてしまうのが何とも。ガブリと喰いつかれ、かつ全力で体重をかけてくる、絵に描いたような緊迫感のある構造物‥‥。

高架の日陰になっているので、色褪せは他の橋ほどではありませんが、下端に錆とコケが目立ち始めました。日の射さない部分は湿気やすいのか、それとも高架に溜まった雨水が少しづつ伝ってくるのでしょうか。

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くぐって、西側からおなじみの姿を。ほんのわずかな区間ながら、都内で唯一、鉄道の高架下水路を形成する、ちょっとした珍スポットでもあります。

芝浦界隈の無骨な橋たちが、次々と架け替えられてスマートかつ淡白なものに様変わりしてしてゆく中、濃厚な鉄の匂いと、ハードな魅力を発散し続ける芝浦橋。この地域のかつてを思い起こさせるよすがとして、末永く元気に在ってほしいものです。

238089.jpg新芝運河に入り南端の「ビルの峡谷」を抜けて、新芝南運河との丁字流に出ました。緑濃い橋詰を両岸に従える藻塩橋も、背景の高層ビルを穏やかな水面に映して、なかなかきれい。

水面を見てもわかるように、風がそよとも抜けずまあ暑いこと。屏風のようにビルが並んでいるのですから、無理からぬことではあります。

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新芝運河をさらに北上していると、はるか向こう、モノレールが上空を横切る新芝北運河のあたり、正面に何か茶色い壁のようなものが‥‥。

遠めなのでよくわからないものの、色合いから鋼矢板に見えるのですが。この先で完全閉塞されているのかな?
撮影地点のMapion地図

(元年8月11日撮影)

(『8月11日の運河風景…4』につづく)

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タグ : 高浜西運河 新芝運河 芝浦橋

8月11日の運河風景…2

(『8月11日の運河風景…1』のつづき)

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238022.jpg足場に近づいてみると、上をトラックが通過しました。これは仮橋で、その向こうに見えるもう一つが、本物の足場のようですね。よく見ると街灯や高欄もあって、橋そのものです。

仮橋をくぐって見えた足場は、なるほど両岸とつながっておらず、クレーンも載ってさらに無骨な感じ。ということは、この二つに挟まれて‥‥。

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橋脚の現場があるはず‥‥と首をひねると、おお、もうほとんど完成していたのですね。旧海岸通りとあって、幅の広くどっしりとした外観。

旧工業地帯の面影を残していた、無骨で味のある鋼橋が改架されてゆくのは寂しいですが、かつてと一変してタワーマンションが立ち並ぶエリアとなったのですから、雰囲気に合ったスマートな橋ができるに違いありません。

238024.jpg運河の奥で水路幅が狭まり、通航量も少ないとくれば、水鳥たちのくつろぎの場となるのはパターンですが、ここも結構な量の鴨さんたちがいて、トリ好きの目を楽しませてくれました。

季節柄、ヒナはおらず成鳥のみでしたが、水鳥が少ない季節、これだけの群れが見られるだけで嬉しいもの。「不審船が来たが~」と、イヤそうでしたが!

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そしてお久しぶりです、「喰われるトラス」芝浦橋。その圧し掛かられ、喰いつかれっぷりはお変わりなく、珍橋の雄としての貫録もたっぷり、同慶の至りにござんす。

芝浦界隈がおおきく様変わりするとともに、橋の方も次々と架け替えられてきましたが、新幹線、貨物線の桁を支える鉄道・道路併用橋とあって、ここを架け替えるとなれば大仕事ですから、まず当分は安心してよさそうですね。
撮影地点のMapion地図

(元年8月11日撮影)

(『8月11日の運河風景…3』につづく)

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タグ : 高浜西運河 芝浦橋 水辺の鳥たち

27年度川走り納め…11

(『27年度川走り納め…10』のつづき)

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「喰われるトラス」芝浦橋をくぐるのも久しぶり。変わらぬ喰われっぷりを仰ぎながら、元気な姿を確認。橋台を含む周囲にも、特に変化はないようですね。

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この堅牢そのものな感じ、まさに縁の下の力持ち。間近で見上げると、桁の下端、ちょっとコケっぽく、緑色になった部分があるのに気づきました。

高架下の橋って、直射日光に曝されることが少ない分、塗料の劣化や褪色が進まない利点がありますが、水気が乾きにくいのは致し方のないところではあります。

186053.jpg例の物件(過去ログのこちら参照)もなくなって久しく、水上に張り出したような建築も、徐々に整理されつつありますが、まだ何とか生き残っている物件もあります。

そういえば、朝潮運河にもついこの間まで、似たような建物(『年の瀬の運河風景…1』参照)があったんだよなあ‥‥。あの変貌ぶりを思うと、高浜西運河のこの風景が、貴重極まりないものに思えてきます。


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186055.jpg高浜橋をくぐろうとしたら、高欄に「工事中 航行注意」の横断幕が。向こうにはどうやら、仮橋らしい足場も見えますね。ううん、ここもいよいよ架け替えかしら。

水路上に張り出した建築物(?)をもう一つ。背後のビルは新しそうなのに、桟橋状のこれは年季が入っているあたり、珍妙な感じがして惹かれます。今は駐車場として使われているようですが、かつてはバージが接岸することもあったのでしょうか。
撮影地点のMapion地図

(27年12月31日撮影)

(『27年度川走り納め…12』につづく)

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タグ : 高浜西運河 芝浦橋

7月28日の川景色…6

(『7月28日の川景色…5』のつづき)

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129027.jpg新芝運河南端近くから振り返って。このあたり、大きなビルが壁状に連続していて、深い谷間のよう。水路のほどよい狭さも手伝って、「都会の大峡谷」らしさが味わえる区間でもあります。

高浜西運河に入って左折、「喰われるトラス」芝浦橋にご挨拶。あいかわらず見事なのしかかられっぷりで…。少し錆も目立ってきたので、そろそろ塗り替えてあげてほしいですね。

129028.jpg少し下って、高浜橋の、何やら地味にステキな(意味不明)橋側灯を見上げて。もっとも、中身たるガラスや電球は、取り去られて久しいようですが。

今回、もっとも注目した物件…いや、物件じゃないかな、何ていったらいいんでしょう。ともかく、高浜橋をくぐった直後に、ありゃりゃ、となったわけです。



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なくなってる…。

以前の姿は、過去ログのこちらの写真参照。いや~、こんなに狭く、しかも傾斜した地所にあったんだ、と感心しきり。
撮影地点のMapion地図

129030.jpg変貌著しい都心部の街場より、ちょっと時間の進み方はのんびりしているものの、水辺も日々刻々と変貌しているのであります。やはり暇々に、お散歩はしておくものですじゃ。

かつての運河風景をとどめて、頑張っているここもあそこも、数年後には……。ヨタ写真でも記録しておくことは大事だなあ、と、改めて思うことしきりでありました。


(25年7月28日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 新芝運河 高浜西運河 芝浦橋

「喰われるトラス」が裸にされる!


磯部祥行氏のブログ、「轍のあった道」を拝見していたら、先日11月4日の記事で、高浜西運河の「喰われるトラス」、芝浦橋を採り上げておられました。

コレハ! と思って読み進むと、さすが土木全般に渡って造詣の深い磯部氏だけあって、その調査ぶりも徹底しており、銘板はもとより、特徴のある構造の一つ一つまで詳しく解説されており、芝浦橋を丸裸にする勢い。もう溜飲が下がりまくりです。

芝浦橋・芝浦併用橋
芝浦橋・芝浦併用橋(関連情報)

特に面白く思ったのが、上にのしかかる貨物線の橋が、鉄軌道と道路が仲良く渡る橋、「併用橋」と同じ扱いになっているということ。
なるほど、一つの床板に乗っかっていなくとも、二つの道の荷重を同じ構造で支えているというだけで、併用橋になるのですか。一つお利口になった気分です。ありがとうございました! 芝浦橋に関心のある皆さん、ぜひご覧ください。

(22年8月29日撮影)

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タグ : 高浜西運河 芝浦橋