芝浦運河点描…2
(『芝浦運河点描…1』のつづき)
●アーバンランチの発着する、「ミナモ」の桟橋の対岸のみ、ご覧のような自然石(砕石かな?)を積んだ、法面護岸が完成していました。
これなら見た目も良いですし、艇から見れば、引き波の反射をやわらげてくれる効果も得られるので、一石二鳥と言ったところでしょう。
●本来は、桟橋や揚搭設備を持っていたであろう倉庫が、テラスが直前に造られたことにより、水面から切り離され、ちょっと寂しい光景になってしまった例。
もちろん倉庫としては現役なのでしょうが、本来の荷受口であった、運河とのつながりが絶たれてしまった姿は、少々哀れでもあります。
●新橋への切り替えは完了したものの、まだ工事の続く潮路橋の前後では、水面に旗やブイが設けられ、通航船に注意をうながしている箇所がありました。
仮設橋か、旧橋のものかはわかりませんが、まだ水中に取り除ききれていない矢板や橋脚が、残っているのでしょうか。
●今回の芝浦界隈散策で、一番嬉しかったのがこれ。
全長わずか100mあまりの極小運河、芝浦北運河の奥には、建材の荷揚げ場があるのですが、独航艀が接岸しているのを、初めて見ることができたのです。
超ミニ運河とはいえ、水運の一翼を担う、生きた運河であるところに惹かれるわけです、ハイ。
●水辺がが再開発され、ま新しいマンションや公園に囲まれながら、孤軍奮闘するこうした施設は何か所かありますが、まあ、やはり自分としては、声援を送りたくなってしまうわけで…。
先祖代々の先住者にもかかわらず、後から来た人たちに苦情を言われ(以下略)というお話を、ご近所の町工場の人たちからも、よく聞かされていますのでねえ…。

●これも「お絵描き水門」、私の脳内では、「たい焼きが電気ショックでシビレている」(笑)絵に見える、ユーモラスな絵柄の古川水門を後に、本日のお散歩を終了。
何度も通ったおなじみの運河でも、こうして小さな変化が楽しめるのが、都内の水路の面白さでもあります。東京南部の水路群も、しばらく訪ねていないので、機会があったらまた、見て回りたいですね。
【撮影地点のMapion地図】
(21年8月16日撮影)
(この項おわり)

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これなら見た目も良いですし、艇から見れば、引き波の反射をやわらげてくれる効果も得られるので、一石二鳥と言ったところでしょう。

もちろん倉庫としては現役なのでしょうが、本来の荷受口であった、運河とのつながりが絶たれてしまった姿は、少々哀れでもあります。

仮設橋か、旧橋のものかはわかりませんが、まだ水中に取り除ききれていない矢板や橋脚が、残っているのでしょうか。

全長わずか100mあまりの極小運河、芝浦北運河の奥には、建材の荷揚げ場があるのですが、独航艀が接岸しているのを、初めて見ることができたのです。
超ミニ運河とはいえ、水運の一翼を担う、生きた運河であるところに惹かれるわけです、ハイ。
●水辺がが再開発され、ま新しいマンションや公園に囲まれながら、孤軍奮闘するこうした施設は何か所かありますが、まあ、やはり自分としては、声援を送りたくなってしまうわけで…。
先祖代々の先住者にもかかわらず、後から来た人たちに苦情を言われ(以下略)というお話を、ご近所の町工場の人たちからも、よく聞かされていますのでねえ…。

●これも「お絵描き水門」、私の脳内では、「たい焼きが電気ショックでシビレている」(笑)絵に見える、ユーモラスな絵柄の古川水門を後に、本日のお散歩を終了。
何度も通ったおなじみの運河でも、こうして小さな変化が楽しめるのが、都内の水路の面白さでもあります。東京南部の水路群も、しばらく訪ねていないので、機会があったらまた、見て回りたいですね。
【撮影地点のMapion地図】
(21年8月16日撮影)
(この項おわり)

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芝浦北運河
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芝浦北運河
所在地:東京都港区芝浦1
延長:0.13km
最小水深:A.P.-2.5m
最小桁下高:メモ参照
メモ:芝浦運河(青印)から分岐する、矩形の堀割。有明南運河同様、短い区間ながら、運河を名乗っているのが珍しい。最奥部は建材の積み込み施設が設けられている。なお、橋はないが、上空制限高はA.P.+3.5mとなっている。
「川の地図辞典」(菅原健二著・之潮)によると、ここはかつて入間川(いりあいがわ)の河口であったそうだ。本運河も天王洲運河と同じく、旧河口の痕跡と見ることもできるだろう。



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タグ : 芝浦北運河
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