6月7日の水門…2

(『6月7日の水門…1』のつづき)

173031.jpg荒川の可航区間を上がり切ったとなれば、秋ヶ瀬取水堰に挨拶しないわけにはまいりません。

もっともご存じのとおり、秋ヶ瀬橋から上(かみ、ね。念のため)は、動力船の入れない水域。神社でいえば、ふもとの拝殿から、山上の奥の宮をはるかに遥拝するような、だいぶ距離感のある水門鑑賞ではあります。ペラに斜め線の標識が、何やらお社の紋章のように見えてきました。

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以下は帰路のスナップです。芝川水門に少し近づいて、戻ってきた青空をバックに格好の良いところを。

あ、巻上機室の塗っていないこちらの面、壁が剥落して、鉄筋が見えているところが‥‥。かわいそうなので、補修してあげたいですね。

173033.jpg隅田水門から旧綾瀬川に入り、隅田川を桜橋まで下ってきて、久しぶりに撮ったのが山谷堀水門(すみません、正式名称は未確認です)。

ゲートが堤防を切断しておらず、後付けで三方を囲まれているというのが変わっていて、結果的に樋門といってよい構造になっています。堰柱の色からして古そうなので、可航河川時代からのものを流用しているのでしょうか。


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三領水門に続き、今回の驚愕物件その2。隅田川を佃島まで下ってきたら‥‥。
住吉水門が撤去されていた!

都内可航水路の水門としては、恐らく最も径間の狭い水門だっただけに、驚きと悲しさもひとしお。一回だけだけれど、恐る恐るくぐったこともあったなあ‥‥(過去ログ『住吉水門をくぐる』参照)。

はめ込まれている黒い角落しは、過去ログ「住吉神社へお参り…2」で見たものと同じなのかな? 堤防には説明版のようなものも掲げられていたので、近寄って眺めたかったのですが、こちらも余裕がなく次回へ持ち越し。しかし、中にもやっていたフネブネは、どうしているのでしょうね。

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かつてをしのぶよすがにと、本流側からいいお顔に撮れた一枚を探してはみたものの、残念ながらほとんど該当なし。も少し目を向けておけばよかったなあと、今さらながら反省しきりであります。

18年12月31日に撮ったものを、過去ログ「大晦日の水門たち」より再掲。新たに設けられる水門は、どのような姿になるのでしょうか。
撮影地点のMapion地図

(27年6月7日撮影)

(この項おわり)

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師走の新河岸川…1

166001.jpg12月30日は晴天を得て、26年度の川走り納めに出かけてきました。日中潮位の高い日と好天、そして時間の余裕と三拍子揃うときはなかなかなく、好機到来ということで、かねてからの計画を実行に移そうと、まずは荒川を遡上。

前を通過しただけながら、久しぶりに見た芝川水門、「調整中」の掲示が相変わらず外れていないのが何とも。右径間が角落としで塞がれていたので、改修工事でも行われるのでしょう。

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166003.jpg岩淵の分流点からいったん隅田川流頭部に入り、岩淵水門をくぐります。こちらも中央径間は扉体を閉じ、足場が組まれて工事中のようですね。いざというときのために、不断の整備が欠かせないことを実感させます。

水門のすぐ下流にいつももやっている、国交省の清掃船「水明号」も一枚。検索してみたら、ロータリーボートと同じ、呉ダイヤの建造なのですね!
(参照:『業務情報・工事実績極洋船舶工業株式会社

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166005.jpg岩淵で左へ180度回頭、水門をくぐってさらに180度回頭と、大きなS字を描きつつ向き直れば、こちらもお久しぶりの新河岸川河口。この日の満潮時は、タイムラグ(湾奥より約1時間)を考えると、およそ45分後とくれば、憩流時も近く流れもゆるいとあって、第一印象はとても穏やか。

水深もご覧のとおり、4.8mと余裕しゃくしゃく。まあ、都内区間はほぼ全てが、実に申し分のない可航環境なのですが、別の意味でいろいろと気遣いが必要な川なのは、ご存知の方も少なくないでしょう。
撮影地点のMapion地図

(26年12月30日撮影)

(『師走の新河岸川…2』につづく)

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新芝川再訪…6

(『新芝川再訪…5』のつづき)

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水面に浮かぶブイ列をアップで見たところ。ブイが回って、はっきり読めないものもありますが、左から1個に一文字づつ「」「」「」「」とありますね。なぜ「進入禁止」でないのかは謎です。

74032.jpgまあ、これが堰や魚のヤナなら、気持ちの上でもあきらめがつくのでしょうが、見てくれもお手軽なフェンスに可航水路を阻まれるというのは、理由があってのこととはいえ、やはりどこか納得できないものがあるのでしょう。こうして目前にするとなおさら、悔しい、残念な気持ちになります。

実は今回が初見でなく、何年か前にクルマで近くを通った際、橋の上から眺めて気づいたのですが、設置された本当の理由は何なのでしょう、ご存知の方がおられたら、ぜひご教示いただきたいものです。

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逆光に浮かび上がる新芝川の華、芝川マリーナ水門と南平大橋。バックの群雲が陽光を反射してキレイ。こうして見ると陽の陰った川景色も、悪くありません。

74034.jpg久しぶりの新芝川、なかなか楽しめました。荒川の川面から、新芝川排水機場と芝川水門をペアで一枚。

あらら、今ごろ晴れてきた…。日ごろの行いが良くないせいかしら。



74035.jpg岩淵で昼食後、帰路は例によって隅田川経由で。岩淵の河川敷では、バーベキューでしょうか、色とりどりのテントが多く張られ、家族連れで賑わっていました。

岩淵水門の中央径間を通って、隅田川を下ります。岩淵水門も元気そうで何より。
撮影地点のMapion地図


(23年9月25日撮影)

(『9月25日のフネブネ』につづく)

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新芝川再訪…1

(『綾瀬水門は閉鎖中』のつづき)

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今回は新芝川を、実に、足掛け7年ぶりに訪ねてみる気になりました。まあ、やはりああいうこと(過去ログ『新芝川…3』参照)があったのと、再訪を期しながらも、その後芝川マリーナ上流で河道にフェンスが張られ、遡上ができなくなってしまったことで、やる気の萎えることおびただしく、興味が薄れていたのだと思います。

領家水門を見に、河口近くを何度かつっついたことはありますから、正確には新芝川奥部(?)ということになりましょうか。河川繋留のフネブネも、この数年で一掃されてしまい、だいぶ雰囲気も変わったことでしょう。

おなじみ「調整中」のステッカーを掲げっぱなしの芝川水門、左径間をくぐって進入。あ、昨年末訪ねたときに、巻上機室の塗装について妙なこと(『年の瀬の荒川…3』参照)を書いてしまいましたが、正面は以前から未塗装でした。お詫びして訂正します。
撮影地点のMapion地図

74007.jpg河口付近は浅く、魚探の感がいきなり跳ね上がります。この日は潮位の低い時間帯に到着したこともあって、水深は1.5mかそれ以下でした。

航路は北岸寄りにあり、南側はさらに浅くなっています。水門の左径間から入ったのもそのためで、写真の赤矢印をつけた、二つのブイから右手は入らないように、魚探の感を見ながらゆっくり前進。

74008.jpgブイに寄せて一枚。浮体にアルミパイプを立てた簡単なものですが、ボール状のものだけより高さがあってよく目立ち、目標としても視認しやすくありがたい限り。

まあ、芝川マリーナを母港とされている艇長さんは、このあたりよくご存知のことと思いますが、自分用の覚え書きということで。

74009.jpg水が引いているせいもあって、向こうの水際には瀬が露出しており、いかにも浅そうですね。上の写真でもわかるように、ブイのギリギリまで寄せて、どのくらい水深が上がるか確かめてみようとしていたら…。

ご覧のとおり、水面とほぼ同じ高さで露頂している杭が! 背中にヒヤリとしたものが走り、慌てて舵を戻しました。ここ、最初に来たときは繋留船があったところですので、杭はその名残でしょうか。

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領家水門の手前にも、左側から扉体の正面にかけて、大きく瀬が出ているのが見えました。いざというとき、水門として支障なく働けるのかしら、と心配になるくらいの泥の積もり具合。先日の台風のときは、ここを開いて排水したのかな?


(23年9月25日撮影)

(『新芝川再訪…2』につづく)

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年の瀬の荒川…3

(『年の瀬の荒川…2』のつづき)

46011.jpg芝川水門は、堰柱上の巻上機室の背面と側面のみ、クリーム色に塗装していました。正面から見たとき、巻上機室の側面が妙に白く見え、光の加減にしては変だなと思ってくぐってみると、背面にはまだ足場が残っている堰柱もあり、最近の工事であることがわかりました。

正面はなぜ塗らずに残されたのでしょう? 後で改めて塗るのでしょうか。

46012.jpg水門をくぐった直後、左手に新芝川排水機場の側面を眺めて。

この角度から見ると、緑の土手や植栽も手伝ってか、まるで図書館か公会堂といった穏やかな風情で、とてもポンプ施設には見えませんね。



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とはいっても、背後に回ってみると、格子を並べた取水口が口を開けており、いざ増水となれば容赦なく濁流を呑みこむ、コワモテ(?)の一面が見えて面白いものです。

46014.jpg東京周辺では数少ない、鉄骨組み堰柱が魅力の領家水門と、久しぶりのご対面。風の抜ける荒川の川面を一本外れれば、こんなにも穏やかな水鏡、それに澄み切った青空。

光線の塩梅もよろしく、まさに絶好の水門日和、機嫌の悪かろうはずはありません。澄んだ空気と水と、低い陽射し。冬の水路行がクセになるゆえんであります。
撮影地点のMapion地図

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領家水門を堪能しつつ小休止して、ふたたび硬いさざ波の立つ荒川へ。

河道がほぼ西へ向くと、完全な向い風となり、波と流速によるエンジンへの負荷で、ビリビリとかなりの震動が…。左舷に積んである艪が、震動でだんだん後ろへずれてきてしまい、時々直さねばならないほどでした。


(22年12月29日撮影)

(『年の瀬の荒川…4』につづく)

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