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綾瀬川再訪…4

(『綾瀬川再訪…3』のつづき)

3016.jpg綾瀬新橋に近づきました。おお、これならイケそう!

フロントグラス上端から透かし見て、桁下に向こうの景色が見られたので、問題なく通過できると踏みました。久しぶりの自艇でのすり抜け、胸が高鳴ります!


3017.jpgこれが前回訪問時、19年9月16日の状態。
この時点での推算潮位が120cm前後、両端の桁下ぎりぎりまで水面が迫っているのがわかります。

橋脚をいっぱいまで沈めた橋は、なんとも余裕のない、締まらない雰囲気に見えて、ちょっとかわいそうです。上の写真とくらべてみると、まったく別の橋のように感じられるから不思議ですね。(前回の様子は『初めての綾瀬川…7』参照)

3018.jpgではさっそく、くぐらせていただきましょう! ぐっとスロットルをしぼって、進入開始。

前回と、今回の潮位差が約100cm。目測で、通れることがわかっているとはいえ、頭上を圧する桁の低さは並みではなく、やはり緊張させられます。


3019.jpg艇上端と桁下の余裕は、30cm強はあったでしょうか。通過中、自艇の立てた引き波が追いついてきて、艇がピッチングを始めてしまい、ゴツンとやりはしないかと、一瞬ヒヤリとさせられました。

川幅が広くなく、基礎護岸が垂直なせいもあって、岸に反射した引き波が減衰しないのでしょう。


3020.jpg橋をくぐりつつ、橋脚を見たところ。親柱の銘板が確かめられればよいのですが、リベットで組んであることや、継手の様子からして、昭和30年代以前の建造でしょうか。

前回来たときは、両端の径間も、同じ色に塗られていることから鋼桁かと思ったのですが、今回くぐりながらよく見てみたら、コンクリート製でした。
撮影地点のMapion地図


(21年3月15日撮影)

(『綾瀬川再訪…5』につづく)

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タグ : 綾瀬川綾瀬新橋

綾瀬川再訪…3

(『綾瀬川再訪…2』のつづき)

3011.jpg足場の上流には、古い護岸の改修時に出たとおぼしき、ガレキの山を積んだ台船がもやっていました。

2隻の幅広な台船が、流路を狭めているせいでしょう、このあたりだけ流れが速くなっており、バウが少しふらつきます。


3012.jpg地下鉄千代田線・常磐快速線の橋をくぐった左手には、ボートが一艘、手製の足場に繋がれていました。17ft艇でしょうか、オープンのバウカディで、狭水路や低い橋のある区間の川走りには、もってこいのタイプですね。

前回来たときには、ここにもやっている艇はなく、小菅ジャンクション下流に数隻見られる程度でしたが、今回見たら姿を消していました。

3013.jpg直線河道に、継ぎ目のないコンクリート護岸…綾瀬川下流名物(?)の、単調な川景色が続きます。

ひたすら真っすぐとは言っても、ボーッと舵を握っているわけにはいきませんでした。
なぜなら…。


3014.jpg写真のような、葦かススキらしい枯れ草を中心にしたゴミの固まりが、けっこう頻繁に流れてくるため、気が抜けないのです。

中でも、ビニール袋やヒモが一緒になったものは、船外機にからんでインテークを塞ぐため、前方の水面から目が離せません。この前日は、強い風をともなった雨だったため、上流の土手から流されてきたのでしょう。

3015.jpgパース画のような景色の奥に、綾瀬新橋が見えてきました。

今回の目的の一つは、前回訪問時にくぐれなかった、この綾瀬新橋を突破すること。おりしも、芝浦での推算潮位23cmという、干潮のピークを約50分後にひかえ、ここ綾瀬川でも充分水位は下がっているはず。さて、どんなあんばいでしょうか…。
撮影地点のMapion地図

(21年3月15日撮影)

(『綾瀬川再訪…3』につづく)

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