12月29日の綾瀬川…7
(『12月29日の綾瀬川…6』のつづき)

●行き足もついてホッとしたところで、いま一度綾瀬新橋の浸りっぷりを。橋の向こうのテラス化工事も気になるし、またいずれ潮位の低いときにすり抜けて、上流側を再訪してみたいものです。
帰り道、小菅ジャンクション下で台船に横付けしていた曳船を一枚。こちらも操舵室前面、両舷に二本の松飾りをしてもらって、誇らしげに見えました。船名は「うめ」。
●毎度おなじみ綾瀬水門をくぐって、綾瀬川にお別れ。光線の塩梅もよろしく、堰柱、巻上機室、扉体とも陽射しに輝いて、いいお顔が拝めました。
荒川を少し下り、首都高向島線・新荒川橋の上流で右へ。澄んだ空を映す河水も清く、平らかで年末らしい静けさ。いいですねえ、荒川のこういった表情も!

●ぎらつく逆光のまばゆさに目を細めながら、隅田水門をくぐって、旧綾瀬川へ入るとしましょう。例によって一旦行き足を緩め、出船がないか様子をうかがってからふたたび前進。長声を鳴らしつつつ進入。
この好天とあって、隅田川下流部は賑わっているでしょう。都大路の年末らしさを求めて、のんびり下航してみることにしました。
【撮影地点のMapion地図】
(25年12月29日撮影)
(『25年度川走り納め…4』につづく)

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帰り道、小菅ジャンクション下で台船に横付けしていた曳船を一枚。こちらも操舵室前面、両舷に二本の松飾りをしてもらって、誇らしげに見えました。船名は「うめ」。

荒川を少し下り、首都高向島線・新荒川橋の上流で右へ。澄んだ空を映す河水も清く、平らかで年末らしい静けさ。いいですねえ、荒川のこういった表情も!


この好天とあって、隅田川下流部は賑わっているでしょう。都大路の年末らしさを求めて、のんびり下航してみることにしました。
【撮影地点のMapion地図】
(25年12月29日撮影)
(『25年度川走り納め…4』につづく)

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12月29日の綾瀬川…6
(『12月29日の綾瀬川…5』のつづき)

●傾いて架かっている橋、五兵衛橋の手前まで来ると、右側にテラスの基礎がふたたび現われました。上流側に、前見たものと同型の足場は設けられているものの、台船や建機類の姿はないことから、第一期工事は終了、といった感じですね。
●幅もそんなに取れないテラスに、これから階段やスロープなどを、どう配置してゆくのでしょうね。
北十間川のそれが、限られたスペースを巧みに利用した「北十間川型」といってもよいテラスのタイプを確立(?)した前例もあるので、「綾瀬川型」といえるレイアウトが考えだされるのか‥‥いずれにせよ、楽しみではあります。
●そして‥‥まあ、お約束のようなもの(失礼)ではありますが、綾瀬川の最低橋、綾瀬新橋に到着。潮位の高い日に訪ねた甲斐あって、こんちまた胸のすくようなサイテーっぷり。ひたひたの水鏡に「逆さ綾瀬新橋」も同時に楽しめる、一粒で二度オイシイ遡上阻害物件(ごめんなさい)です。
テラス基礎は、橋の手前でいったん終わっていますね。もっとも、向こうにも足場らしきものがチラリと見えるので、上流側にも伸びていそうです。

●久しぶりの逢瀬ではあるので、なるべく近くで写真をとにじり寄っていたら‥‥。表層流が逆流していたのをすっかり忘れており、転回時にスルスルと引き寄せられ、あわててスロットルを倒しぎりぎりでかわしたという、お恥ずかしいありさま。いや、ヒヤリとさせられました。
離れ際に陸閘を一枚。以前も同じような角度で撮っていたので、何か吸い寄せられるモノがあるのでしょうね。まあ、艇からこんな近くで見られる陸閘というのも、東京近郊ではあまりないこともあって、惹かれるのだと思います。
【撮影地点のMapion地図】
(25年12月29日撮影)
(『12月29日の綾瀬川…7』につづく)

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●傾いて架かっている橋、五兵衛橋の手前まで来ると、右側にテラスの基礎がふたたび現われました。上流側に、前見たものと同型の足場は設けられているものの、台船や建機類の姿はないことから、第一期工事は終了、といった感じですね。

北十間川のそれが、限られたスペースを巧みに利用した「北十間川型」といってもよいテラスのタイプを確立(?)した前例もあるので、「綾瀬川型」といえるレイアウトが考えだされるのか‥‥いずれにせよ、楽しみではあります。

テラス基礎は、橋の手前でいったん終わっていますね。もっとも、向こうにも足場らしきものがチラリと見えるので、上流側にも伸びていそうです。


離れ際に陸閘を一枚。以前も同じような角度で撮っていたので、何か吸い寄せられるモノがあるのでしょうね。まあ、艇からこんな近くで見られる陸閘というのも、東京近郊ではあまりないこともあって、惹かれるのだと思います。
【撮影地点のMapion地図】
(25年12月29日撮影)
(『12月29日の綾瀬川…7』につづく)

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【特盛】最低橋の仲間たち

愛しの最低橋・茂森橋も、だいぶ注目されるようになり、皆さんに可愛がられているようですし、ここは一つ、最低橋の仲間――その低さが好事家的にタマラン!と思えた橋、また単純にA.P.高から見て低い橋――、のカタログめいたものを作ってみようと思い、まとめてみたのがこの記事です。
●今回収録した橋は、地域は都内、可航河川に架かっているもの、桁下高はA.P.+2.5m以下のもの、という条件で選ばせていただきました。参考資料はおなじみ、「江東内部河川通航ガイド」(東京都建設局河川部)です。
【↓「続きを読む」をクリックしてご覧ください】
綾瀬川再訪…5
(『綾瀬川再訪…4』のつづき)
●綾瀬新橋、無事すり抜け完了。一昨年来の雪辱が果たせて、気分も大いに盛り上がってきました。
振り返ってカメラを構えたら、引き波の反射波が、ちょうど桁下で盛り上がった瞬間をとらえることができました。う~ん、そんなにスピードを出したつもりはないのですが…。帰りはもっと手前から、スロットルをしぼってかからねば。
●ここから上流は未踏破区間。初めて目にする川景色は、眺めの変化に乏しい綾瀬川下流域といえど、やはり新鮮で嬉しくなるものが。
今回は、綾瀬新橋通過のほかに、いま一つの目標があるので、さらに遡上を続けます。
●最初に書いたことと矛盾するようですが、ここからは少し、速度を上げて、行程を消化しなければなりません。
何しろ、干潮のピークが40数分後に迫っているので、その前に綾瀬新橋をくぐって、下流に脱出しなければならないのです。繋留船もなく、釣り人さんも見えないのを幸い、失礼してグッと増速。
●右手に、二径間の樋門を発見。地図とくらべてみると、加平ポンプ所の排水設備でしょうか。
東岸には、千代田鋼鉄工業の綾瀬工場もあるのですが、高速道路と高い護岸にさえぎられ、水面からはよく見えませんでした。
●背の高い建物が途絶えると、ご覧のとおり、視界に入ってくるのは護岸と高速道路のみ、たまに現れる水管橋が、えらく貴重に思えてしまうほど…。
引き波が護岸に反射して、ザアザアと派手な音をたてるのが気になりますが、閉じ込められてはたまらないので、速度を緩めずに遡上を続けます。
【撮影地点のMapion地図】
(21年3月15日撮影)
(『綾瀬川再訪…6』につづく)

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振り返ってカメラを構えたら、引き波の反射波が、ちょうど桁下で盛り上がった瞬間をとらえることができました。う~ん、そんなにスピードを出したつもりはないのですが…。帰りはもっと手前から、スロットルをしぼってかからねば。

今回は、綾瀬新橋通過のほかに、いま一つの目標があるので、さらに遡上を続けます。

何しろ、干潮のピークが40数分後に迫っているので、その前に綾瀬新橋をくぐって、下流に脱出しなければならないのです。繋留船もなく、釣り人さんも見えないのを幸い、失礼してグッと増速。

東岸には、千代田鋼鉄工業の綾瀬工場もあるのですが、高速道路と高い護岸にさえぎられ、水面からはよく見えませんでした。

引き波が護岸に反射して、ザアザアと派手な音をたてるのが気になりますが、閉じ込められてはたまらないので、速度を緩めずに遡上を続けます。
【撮影地点のMapion地図】
(21年3月15日撮影)
(『綾瀬川再訪…6』につづく)

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