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綾瀬新橋こそ都内最低橋

163001.jpgときどきコメントをくださる、プロの船乗り「とも @TomoLinux」さんのツイッターを拝見して、アッと声を上げると同時に、本当に申しわけなく、かつ恥ずかしい気持ちになりました。

何についてかといえば、お題のとおりなのですが、ここは皆さんへのお詫びと、自分なりの整理も兼ねて、順を追って記させていただくこととします。
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タグ : 綾瀬新橋綾瀬川最低橋東京都河川図

12月29日の綾瀬川…7

(『12月29日の綾瀬川…6』のつづき)

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141047.jpg行き足もついてホッとしたところで、いま一度綾瀬新橋の浸りっぷりを。橋の向こうのテラス化工事も気になるし、またいずれ潮位の低いときにすり抜けて、上流側を再訪してみたいものです。

帰り道、小菅ジャンクション下で台船に横付けしていた曳船を一枚。こちらも操舵室前面、両舷に二本の松飾りをしてもらって、誇らしげに見えました。船名は「うめ」。

141048.jpg毎度おなじみ綾瀬水門をくぐって、綾瀬川にお別れ。光線の塩梅もよろしく、堰柱、巻上機室、扉体とも陽射しに輝いて、いいお顔が拝めました。

荒川を少し下り、首都高向島線・新荒川橋の上流で右へ。澄んだ空を映す河水も清く、平らかで年末らしい静けさ。いいですねえ、荒川のこういった表情も!



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141050.jpgぎらつく逆光のまばゆさに目を細めながら、隅田水門をくぐって、旧綾瀬川へ入るとしましょう。例によって一旦行き足を緩め、出船がないか様子をうかがってからふたたび前進。長声を鳴らしつつつ進入。

この好天とあって、隅田川下流部は賑わっているでしょう。都大路の年末らしさを求めて、のんびり下航してみることにしました。
撮影地点のMapion地図

(25年12月29日撮影)

(『25年度川走り納め…4』につづく)

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タグ : 綾瀬川荒川曳船綾瀬新橋綾瀬水門隅田水門

12月29日の綾瀬川…6

(『12月29日の綾瀬川…5』のつづき)

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傾いて架かっている橋、五兵衛橋の手前まで来ると、右側にテラスの基礎がふたたび現われました。上流側に、前見たものと同型の足場は設けられているものの、台船や建機類の姿はないことから、第一期工事は終了、といった感じですね。

141042.jpg幅もそんなに取れないテラスに、これから階段やスロープなどを、どう配置してゆくのでしょうね。

北十間川のそれが、限られたスペースを巧みに利用した「北十間川型」といってもよいテラスのタイプを確立(?)した前例もあるので、「綾瀬川型」といえるレイアウトが考えだされるのか‥‥いずれにせよ、楽しみではあります。


141043.jpgそして‥‥まあ、お約束のようなもの(失礼)ではありますが、綾瀬川の最低橋、綾瀬新橋に到着。潮位の高い日に訪ねた甲斐あって、こんちまた胸のすくようなサイテーっぷり。ひたひたの水鏡に「逆さ綾瀬新橋」も同時に楽しめる、一粒で二度オイシイ遡上阻害物件(ごめんなさい)です。

テラス基礎は、橋の手前でいったん終わっていますね。もっとも、向こうにも足場らしきものがチラリと見えるので、上流側にも伸びていそうです。

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141045.jpg久しぶりの逢瀬ではあるので、なるべく近くで写真をとにじり寄っていたら‥‥。表層流が逆流していたのをすっかり忘れており、転回時にスルスルと引き寄せられ、あわててスロットルを倒しぎりぎりでかわしたという、お恥ずかしいありさま。いや、ヒヤリとさせられました。

離れ際に陸閘を一枚。以前も同じような角度で撮っていたので、何か吸い寄せられるモノがあるのでしょうね。まあ、艇からこんな近くで見られる陸閘というのも、東京近郊ではあまりないこともあって、惹かれるのだと思います。
撮影地点のMapion地図

(25年12月29日撮影)

(『12月29日の綾瀬川…7』につづく)

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タグ : 綾瀬川綾瀬新橋陸閘

【特盛】最低橋の仲間たち

24010.jpgたびたびお伝えしてきたように、船頭儀、潮時を計りつつ、低い橋をギリギリですり抜けるのを、水路行の大きな楽しみの一つにしてきました。

愛しの最低橋・茂森橋も、だいぶ注目されるようになり、皆さんに可愛がられているようですし、ここは一つ、最低橋の仲間――その低さが好事家的にタマラン!と思えた橋、また単純にA.P.高から見て低い橋――、のカタログめいたものを作ってみようと思い、まとめてみたのがこの記事です。

今回収録した橋は、地域は都内、可航河川に架かっているもの、桁下高はA.P.+2.5m以下のもの、という条件で選ばせていただきました。参考資料はおなじみ、「江東内部河川通航ガイド」(東京都建設局河川部)です。


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タグ : 北十間川横十間川旧中川大横川綾瀬川茂森橋綾瀬新橋最低橋江東内部河川水位低下化河川

綾瀬川再訪…5

(『綾瀬川再訪…4』のつづき)

3021.jpg綾瀬新橋、無事すり抜け完了。一昨年来の雪辱が果たせて、気分も大いに盛り上がってきました。

振り返ってカメラを構えたら、引き波の反射波が、ちょうど桁下で盛り上がった瞬間をとらえることができました。う~ん、そんなにスピードを出したつもりはないのですが…。帰りはもっと手前から、スロットルをしぼってかからねば。

3022.jpgここから上流は未踏破区間。初めて目にする川景色は、眺めの変化に乏しい綾瀬川下流域といえど、やはり新鮮で嬉しくなるものが。

今回は、綾瀬新橋通過のほかに、いま一つの目標があるので、さらに遡上を続けます。

3023.jpg最初に書いたことと矛盾するようですが、ここからは少し、速度を上げて、行程を消化しなければなりません。

何しろ、干潮のピークが40数分後に迫っているので、その前に綾瀬新橋をくぐって、下流に脱出しなければならないのです。繋留船もなく、釣り人さんも見えないのを幸い、失礼してグッと増速。

3024.jpg右手に、二径間の樋門を発見。地図とくらべてみると、加平ポンプ所の排水設備でしょうか。

東岸には、千代田鋼鉄工業の綾瀬工場もあるのですが、高速道路と高い護岸にさえぎられ、水面からはよく見えませんでした。



3025.jpg背の高い建物が途絶えると、ご覧のとおり、視界に入ってくるのは護岸と高速道路のみ、たまに現れる水管橋が、えらく貴重に思えてしまうほど…。

引き波が護岸に反射して、ザアザアと派手な音をたてるのが気になりますが、閉じ込められてはたまらないので、速度を緩めずに遡上を続けます。
撮影地点のMapion地図

(21年3月15日撮影)

(『綾瀬川再訪…6』につづく)

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タグ : 綾瀬川綾瀬新橋