3月23日の水路風景…4

(『3月23日の水路風景…3』のつづき)

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149027.jpgここで面舵いっぱい、築地川水門を通って、浜離宮前の水面に入ってみることにしました。東京では数少ない「くぐる」構造物のない水門で、しかも2基しかないスイングゲートの一つ。澄みきった青空も手伝って、頭上の抜けた楽しさを味わいつつ通航。

ホーンを鳴らしつつ通りながら、そういえば、銘板周りのアップを撮ったことがなかったっけ、とカメラを向けて一枚。電光掲示板の水深は、只今3.8m。

149028.jpgこちらも桜はまだつぼみでしたが、陽気のよさもあってか、投錨してランチを楽しむ艇の姿が、いくつか見られました。我が艇も最微速で流しながら、お茶にしようと魔法瓶の栓を抜き、ついでにオヤツをいただくことに。

お菓子をぱくついていると、さっそく目ざといユリカモメ君たちが飛来。しきりに鳴いては「ちょうだい、ちょうだい」のしぐさをくり返します。トリさんには甘い我が乗り組みですから、待ってましたとばかりにおすそわけ。たちまち鳥山ができてしまいました。

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ポーッ、ポーッと汽笛の音が聞こえてきたので、水上バスが入ってくるな、と身構えていると、先ほど出会った「あじさい」が姿を現わしました。楽しいんですよね、ギリギリ感あふれる水上バスでの水門通航は!

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さて腰を上げようと、汐留川水門から出ようとしたら、またも水上バスのものらしい汽笛が、繰り返し聞こえてきました。

あらら、「あじさい」はまだ出ていないのに、もう一隻入ってくるのかな? と思っていたら、汽笛がぐっと間近に聞こえてきて、明らかに何か違う雰囲気です。水門をくぐって、外に出てみると‥‥。
撮影地点のMapion地図

(26年3月23日撮影)

(『3月23日の水路風景…5』につづく)

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タグ : 築地川水門 汐留川水門 浜離宮 水上バス 水辺の鳥たち

浜離宮の出船風景

(『6月3日の芝浦運河地帯…3』のつづき)

95052.jpg汐留川水門をくぐり、浜離宮前水面に入って、穏やかな水面をゆるゆる分けながら、庭園の緑を眺めてしばしの休憩。

すると、ポーッ、ポーッと汽笛が間近に聞こえてきました。水上バスの汽笛ですね。入ってくるのか、それとも出てゆくのか…水面北側一帯に注目していると、果たして石垣の影から、水上バスが後進で姿を現しました。出船の様子を見るのは久しぶりです、ゆっくり見物してゆきましょう。

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95054.jpg船は都観光汽船の「道灌」、ゴースターンのまま全容を見せたところでくるりとその場回頭、右舷側をすっかりこちらに見せたあたりで爆音を高め、ふたたび断続的に汽笛を吹鳴しながら、微速前進。

船型の肥えた、大型の水上バスが汽笛を鳴らしつつ、狭い水門に吸い込まれてゆくさまは、見ているこちらにも緊張感が伝わってくる、息詰まる一瞬。後部デッキに鈴なりになっているお客さんも、鼻先に壁が迫るスリルを味わっていることでしょうね。

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「道灌」が汽笛とともに姿を消し、しばらく置いたところで、我が艇もそれにならって長声一発、水門を通って隅田川河口へ出ましょう。

頭上の解放感が嬉しいスイングゲートを味わいつつ、午前中とは打って変わって、すっかり晴れた空を見上げながら、取舵一杯。
撮影地点のMapion地図

(24年6月3日撮影)

(『西仲橋の架け替え』につづく)

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タグ : 築地川水門 水上バス

水辺ライン初乗り…2

(『水辺ライン初乗り…1』のつづき)

8021.jpg浜離宮船着場を定刻に離岸。係りのおばさんが、取り外したタラップを几帳面に鎖錠するのを見ながら、船は後進で桟橋を離れます。

おばさんは、先ほど見えた海洋大学のカッターに乗る学生さんたちとは顔なじみらしく、親しげに手を振っていました。カッターと仲良し、いいなあ。

8022.jpg築地川を出て、広くなったところでスラスターをふかし、水門に向かって転回。

おや、先ほど乗った新東京丸が、もういつもの桟橋に帰ってきている…。本日の「視察」は、我々が乗った回で終了のようですね。お疲れさまでした。


8023.jpgおなじみスイングゲートの築地川水門。いつもより視点が2mほど高く、しかも舵を握っていないため、両手がフリーという恵まれた(?)状況で通るのって、何かすごく新鮮な気が…。

水門左側の水深表示は、3.6m。先ほどからの南風も弱まって、水面は穏やかな表情です。気持ちの良い航行が楽しめそうですね。

8024.jpg石垣の上から見た時は、径間は船の幅の倍寸くらいあったように見えたのですが、いざ船に乗って水門に突入すると、その狭さは予想以上。自分が舵を取っていないにもかかわらず、妙に緊張してしまいました。

我が艇で言うと、径間4mくらいの小水門をくぐる感覚でしょうか。

8025.jpg緊迫(笑)の水門通過も無事終了。船は一旦お台場へ立ち寄り、その後隅田川を遡上するコースです。結構な遠回りではありますが、欲求不満がつのっていたのでしょう、少し長時間乗っていたい気分だったので、むしろ嬉しいくらいでした。

やはり私にとって、船室から外に出られないまま、窓越しに水辺の景色を眺めさせられるのは、たとえは悪いですが、蛇の生殺しに等しいものだったようです。それだけに、四周さえぎるもののない、展望デッキに立てることが、何よりもありがたく思えました。
う~ん、仮に将来、今の艇を乗り換えるにしても、視界のさえぎられるハードトップ付きの艇には、やはり乗れそうもありません…。

(21年6月26日撮影)

(『水辺ライン初乗り…3』につづく)

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タグ : 築地川水門 浜離宮 東京水辺ライン 水上バス

水辺ライン初乗り…1

(『浜離宮散策』のつづき)

8016.jpg水上バス乗り場から、隅田川畔、スイングゲートの築地川水門が見える岸辺はすぐ近く。せっかくだから、水門に入ってくる船を撮ってみようと、草むらをかき分けてウキウキと石垣の上へ。

水門の正面に出てみると、ちょうど先ほどのカッターが、櫂拍子を揃えて、眼下を通り過ぎてゆくところでした。ニス塗りのスターンをよく見ると、所属表記は「東京商船大学 15」とあり、嬉しくなりました。子供のころから長い間、「ショウセンガッコウ」と呼び習わしていたものですから、「海洋大学」という名称は、やはりしっくり来ないのです…。

8017.jpgやがて、ポーッ、ポーッとおなじみの汽笛を鳴らしながら、最微速で水上バスが入ってきました。

この手の船としては比較的小型の、水辺ラインの水上バスですが、見通しの悪い築地川水門を通るのは、やはり緊張を強いられるのでしょう、岸から見ていると、まさに恐る恐るといった感じです。

8018.jpg水門を抜けると同時に、大きく面舵を切り、水路の奥へ。う~ん、船の通る水門って、やっぱりイイなあ…。何かこう、水門がイキイキして見えますよね。

ちょうど潮位の低いときに当たったので、トップの展望デッキが開放されています。新東京丸では、船室にじっとしていなければならなかったので、これで欲求不満も解消できそう!

8019.jpg土手を駆け下りて、船着場に戻り、列の後ろへ並びます。実は私、水辺ラインの水上バスに乗るのは初めて。自艇から眺めることはよくあっても、これまで乗る機会に恵まれなかったのです。

多彩なラインナップの、観光汽船の水上バス船隊にくらべて地味ではあるものの、白塗りの統一されたデザインには、いかにもフネらしい、独特の魅力がありますね。

8020.jpgさて、勇んで階段を上がってみてビックリ、白いトップいっぱいに、「東京水辺ライン」のロゴと、電話番号が書かれているじゃありませんか。まるで対空表記です。橋から見下ろされることを意識したのでしょうか。

自艇からは、食傷するほど船影を目にしてはいるものの、これはさすがに乗ってみなければわかりません。今さらながら、新たな発見をした気分で、ちょっとした感動でした。
撮影地点のMapion地図

(21年6月26日撮影)

(『水辺ライン初乗り…2』につづく)

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タグ : 築地川水門 浜離宮 東京水辺ライン 水上バス