令和4年度川走り納め・隅田川…5
(『令和4年度川走り納め・隅田川…4』のつづき)
●隅田川だけでないので看板に偽りありで恐縮ですが、ご容赦ください。
両国橋まで下ってくると、高欄にちょっと不思議な横断幕が。
「↑この先 両国橋 航路幅 減少 注意!」
‥‥見たところ、この先に工事区間はなさそうだし、文言に違和感があるなあと首をかしげながら、くぐってみると‥‥。

●逆光でよく見えなかったのですが、橋の直下に来てようやく判明。桁下を覆う形で、足場がかかっていたのですね。なるほど、空間を圧迫しているので、航路幅は狭くなるゆえんです。
でも、横断幕の文言に感じた違和感は、いま一つぬぐい去れないものが。両国橋そのものなのに、「この先」とは? くぐった下流側だと思ってしまうのが、普通のような気がするんですけれど‥‥。

●竪川水門の前を通り過ぎようとして、ちょっと待て! と急減速、転回して近づいてのスナップ。竪川水門の前にも、大島川水門や月島川水門同様、テラスを結ぶ橋が架けられたのですね。
まだ橋脚(いや『橋台』なのか?)に鋼桁が架設されただけで、取付道路などはこれからの状態。既設の他所同様、水門の全貌が見られなくなったのは残念な半面、完成したらお散歩してみたくなる気持ちもありと、複雑ではあります。

●隅田川派川から春海運河へ抜けつつ、豊洲貯木場跡を一枚。全容を収めるのは久しぶりかも。青空の下水面を分ける柵列、爽快な眺めですね。
こちらに艇を向けたのは、都港湾局専用線の遺構、晴海橋梁の様子を見ておきたかったから。人道橋化工事は進捗したでしょうか?
【撮影地点のMapion地図】
(令和4年12月28日撮影)
(『令和4年度川走り納め・晴海橋梁』につづく)

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両国橋まで下ってくると、高欄にちょっと不思議な横断幕が。
「↑この先 両国橋 航路幅 減少 注意!」
‥‥見たところ、この先に工事区間はなさそうだし、文言に違和感があるなあと首をかしげながら、くぐってみると‥‥。

●逆光でよく見えなかったのですが、橋の直下に来てようやく判明。桁下を覆う形で、足場がかかっていたのですね。なるほど、空間を圧迫しているので、航路幅は狭くなるゆえんです。
でも、横断幕の文言に感じた違和感は、いま一つぬぐい去れないものが。両国橋そのものなのに、「この先」とは? くぐった下流側だと思ってしまうのが、普通のような気がするんですけれど‥‥。

●竪川水門の前を通り過ぎようとして、ちょっと待て! と急減速、転回して近づいてのスナップ。竪川水門の前にも、大島川水門や月島川水門同様、テラスを結ぶ橋が架けられたのですね。
まだ橋脚(いや『橋台』なのか?)に鋼桁が架設されただけで、取付道路などはこれからの状態。既設の他所同様、水門の全貌が見られなくなったのは残念な半面、完成したらお散歩してみたくなる気持ちもありと、複雑ではあります。


こちらに艇を向けたのは、都港湾局専用線の遺構、晴海橋梁の様子を見ておきたかったから。人道橋化工事は進捗したでしょうか?
【撮影地点のMapion地図】
(令和4年12月28日撮影)
(『令和4年度川走り納め・晴海橋梁』につづく)

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お花見水路の道々で…9
(『お花見水路の道々で…8』のつづき)
●神田川を出て隅田川を下航、両国橋をくぐったところで、西詰下流側の一群に惹かれて一枚。距離があるせいでそう見えるのかもしれませんが、まだ十分イケるボリューム感が目を引きますよね。
橋詰は竣工時に広場が造成されて、小公園や植え込みになっている例もあり、ちょっとした憩いの場というイメージがありますが、今はテラスがその役割を果たしているのでしょう。
●竪川水門の前を通り過ぎざま一枚。まあ、クレーン船とバージがみっちりと詰まり、完全閉塞状態です。
右のバージは土運船らしい外観だったので、クレーンもグラブを備えた浚渫船だったのかもしれません。これも平日ならでは、日曜日ではまずお目にかかれない光景ではあります。

●上り下りの水上バスで、引き波が護岸で返って反射波となり、小型艇には少しツラい状況の大川筋。ポンポン跳ね回る艇を舵で押さえながら進んでいると、新大橋上流でゴミ運搬プッシャーバージ「すみだ2号」、プッシャー「すみだ1号」のコンビと行逢。
厩橋分室の船溜まで帰るのでしょう、波頭を越えるたび、2隻の接合部がくにゃり、くにゃりといった風に動くさま、何ともユーモラスで愛らしいものです。

●小名木川の西口両岸にある桜並木はいかが‥‥と入ってみたら、結構な規模の工事中で、浚渫船と護岸の間を交互通航。ユンボがガバーッと泥をさらうさまを、通りざま片手撮り。
いや、桜の方はですね、ユンボのバックにも写っていますが、工事に備えてかすっかり剪定されてしまっていて、見る影もないくらいボリュームダウン。残念です‥‥。

●まあ、平日とて、生き生きと稼働する業務船の姿を見られたのは嬉しいこと。道々桜を拾いつつ、大横川を南下して帰途につこうと、小名木川を東航。
高橋の北詰にあった桜は、テラスから引っ込んだ位置にあるせいか、護岸工事の区間にかかりながらも剪定されず、水管橋を巻き込むような胸のすく満開ぶり。桜の枝ぶりは、ちょっと傍若無人(?)なくらいがいいのかもしれません。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年3月31日撮影)
(『お花見水路の道々で…10』につづく)

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橋詰は竣工時に広場が造成されて、小公園や植え込みになっている例もあり、ちょっとした憩いの場というイメージがありますが、今はテラスがその役割を果たしているのでしょう。

右のバージは土運船らしい外観だったので、クレーンもグラブを備えた浚渫船だったのかもしれません。これも平日ならでは、日曜日ではまずお目にかかれない光景ではあります。

●上り下りの水上バスで、引き波が護岸で返って反射波となり、小型艇には少しツラい状況の大川筋。ポンポン跳ね回る艇を舵で押さえながら進んでいると、新大橋上流でゴミ運搬プッシャーバージ「すみだ2号」、プッシャー「すみだ1号」のコンビと行逢。
厩橋分室の船溜まで帰るのでしょう、波頭を越えるたび、2隻の接合部がくにゃり、くにゃりといった風に動くさま、何ともユーモラスで愛らしいものです。

●小名木川の西口両岸にある桜並木はいかが‥‥と入ってみたら、結構な規模の工事中で、浚渫船と護岸の間を交互通航。ユンボがガバーッと泥をさらうさまを、通りざま片手撮り。
いや、桜の方はですね、ユンボのバックにも写っていますが、工事に備えてかすっかり剪定されてしまっていて、見る影もないくらいボリュームダウン。残念です‥‥。

●まあ、平日とて、生き生きと稼働する業務船の姿を見られたのは嬉しいこと。道々桜を拾いつつ、大横川を南下して帰途につこうと、小名木川を東航。
高橋の北詰にあった桜は、テラスから引っ込んだ位置にあるせいか、護岸工事の区間にかかりながらも剪定されず、水管橋を巻き込むような胸のすく満開ぶり。桜の枝ぶりは、ちょっと傍若無人(?)なくらいがいいのかもしれません。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年3月31日撮影)
(『お花見水路の道々で…10』につづく)

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6月7日の隅田川…6
(『6月7日の隅田川…5』のつづき)
●併設された水管橋にさえぎられて、鑑賞には具合のよくない千住大橋。並みいる隅田川の復興橋梁の中では、恐らく最も桁下高が低い橋ですが、くぐりざま桁裏を見上げてみると、一つ気づかされたことがありました。
梁の下端に泥がべったり‥‥。一瞬、イワツバメの巣かなと思ったら、アングル材の上流側に引っかかった泥が集中していたので、増水時の川面が運んできたものと推測。

●付着した泥の多さに、増水時の河水が含み、運んでくる泥の量と、際立った桁下高の低さが想われ、スロットルをしぼってまじまじ眺めたものです。ここまで水が来ることもあるんですね‥‥。
●テラスや堤防表面の修景工事はなお続いており、岸辺にもやう台船や曳船の一団を目にした中で、心惹かれてしまったのがこの一隻、「たから丸」。
砕氷艦のような船体塗色、ぐるりにブルワークをもうけたスタイルと好みの豆曳船ながら、操舵室に掲げられた「警戒船」「たから丸」の文字が、PC出力のMSゴシックそのまま。まるで画像加工で後付けしたような、妙な可笑しみがありますよね。

●桜橋まで下ってくると、ゆるゆると下航するアーバンランチの姿が見られたので一枚。浅草発の遊覧コースに就航しているのでしたっけね。
テラスのすぐ近くをなぞるように、引き波もほとんど目立たないような微速で下るアーバンランチ。運河での走りとはまた違った、どこか優雅な雰囲気を感じさせるものがありました。

●竪川の西口、竪川水門前に到着。前回は途中で引き返しましたが、この日は久しぶりに全区間を堪能し、大横川まで抜けてみようと思ったのです。石神井川の再訪が果たせなかった雪辱、ここで取り戻せるかいなや。
【撮影地点のMapion地図】
(令和2年6月7日撮影)
(『6月7日の竪川…1』につづく)

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梁の下端に泥がべったり‥‥。一瞬、イワツバメの巣かなと思ったら、アングル材の上流側に引っかかった泥が集中していたので、増水時の川面が運んできたものと推測。

●付着した泥の多さに、増水時の河水が含み、運んでくる泥の量と、際立った桁下高の低さが想われ、スロットルをしぼってまじまじ眺めたものです。ここまで水が来ることもあるんですね‥‥。

砕氷艦のような船体塗色、ぐるりにブルワークをもうけたスタイルと好みの豆曳船ながら、操舵室に掲げられた「警戒船」「たから丸」の文字が、PC出力のMSゴシックそのまま。まるで画像加工で後付けしたような、妙な可笑しみがありますよね。

●桜橋まで下ってくると、ゆるゆると下航するアーバンランチの姿が見られたので一枚。浅草発の遊覧コースに就航しているのでしたっけね。
テラスのすぐ近くをなぞるように、引き波もほとんど目立たないような微速で下るアーバンランチ。運河での走りとはまた違った、どこか優雅な雰囲気を感じさせるものがありました。

●竪川の西口、竪川水門前に到着。前回は途中で引き返しましたが、この日は久しぶりに全区間を堪能し、大横川まで抜けてみようと思ったのです。石神井川の再訪が果たせなかった雪辱、ここで取り戻せるかいなや。
【撮影地点のMapion地図】
(令和2年6月7日撮影)
(『6月7日の竪川…1』につづく)

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2月9日の川景色…6
(『2月9日の川景色…5』のつづき)

●吾妻橋、塗り替え後に構造を仰ぐのは、これが初めて。東側径間を微速で流しつつ、つやのあるペイントの肌を愛でて。
同系色とはいえ、以前のそれにくらべて少し暗い目の、エンジというか、あずき色に近い印象を受けました。以前の赤も雷門の丹塗りを連想させてよいものでしたが、今回の色も鋼橋らしい引き締まった感じで、品もあり悪くありません。

●そのままゆるゆると下航していて、何となく行き過ぎてしまったところで「そうだ!」と180度回頭して戻りました。ご無沙汰していた竪川に、ちょっと寄り道してゆこう!
流速に抗しながらの接近とて、角度がついてしまいうまく撮れませんでしたが、堅川水門と間近に相対するのも久しぶりな気が。

●くぐって裏側も一枚。何度か触れた、隅田川東岸の水門たちに見られる「統一デザイン」の範疇に入りますが、2灯式信号が巻上機室前の縦型、扉体前管理橋の横型と2種類あるのが、横型で揃えている他の水門と違っていますね。
巻上機室の回廊や管理橋の手すりを、上端1本のみ赤く塗っているのは、更新後の新小名木川水門でも見られましたが、洒落た感じがしてよいですね。もっともこれは安全上の配慮で、装飾の意味はないのかもしれません。
●水門をくぐった直後の光景を、久しぶりに訪れた記念にスナップ。高々と水面上にそそり立つ門型橋脚、そしてその高さゆえ、高架下水路としては明るく、一直線の線形も手伝って爽快感のある独特の景観。
長きに渡り、護岸改修や水門の更新工事が続いていて、大横川へ抜けられないこともあり何となく敬遠していて、すっかりご無沙汰してしまいました。だいぶ様子が変わったことと思います、一部区間のみの寄り道ながら、堪能してゆこうと微速前進。
【撮影地点のMapion地図】
(令和2年2月9日撮影)
(『2月9日の川景色…7』につづく)

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同系色とはいえ、以前のそれにくらべて少し暗い目の、エンジというか、あずき色に近い印象を受けました。以前の赤も雷門の丹塗りを連想させてよいものでしたが、今回の色も鋼橋らしい引き締まった感じで、品もあり悪くありません。

●そのままゆるゆると下航していて、何となく行き過ぎてしまったところで「そうだ!」と180度回頭して戻りました。ご無沙汰していた竪川に、ちょっと寄り道してゆこう!
流速に抗しながらの接近とて、角度がついてしまいうまく撮れませんでしたが、堅川水門と間近に相対するのも久しぶりな気が。

●くぐって裏側も一枚。何度か触れた、隅田川東岸の水門たちに見られる「統一デザイン」の範疇に入りますが、2灯式信号が巻上機室前の縦型、扉体前管理橋の横型と2種類あるのが、横型で揃えている他の水門と違っていますね。
巻上機室の回廊や管理橋の手すりを、上端1本のみ赤く塗っているのは、更新後の新小名木川水門でも見られましたが、洒落た感じがしてよいですね。もっともこれは安全上の配慮で、装飾の意味はないのかもしれません。

長きに渡り、護岸改修や水門の更新工事が続いていて、大横川へ抜けられないこともあり何となく敬遠していて、すっかりご無沙汰してしまいました。だいぶ様子が変わったことと思います、一部区間のみの寄り道ながら、堪能してゆこうと微速前進。
【撮影地点のMapion地図】
(令和2年2月9日撮影)
(『2月9日の川景色…7』につづく)

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12月10日の川景色…3
(『12月10日の川景色…2』のつづき)

●道々に、おなじみ竪川水門の進捗観察。8月13日とくらべると、右径間に巻上機室の鈑桁が渡され、右堰柱の足場は外されて、工程の半ばは過ぎたようですね。
●神田川に入りました。聖橋の養生パネルが外されたと聞いて、やはり久方ぶりの全貌を眺めるなら川面から、と思って、近所で仕事しているにもかかわらず、見に行くのをガマンしていたのです。
この時期の神田川は、川辺に高いビルが迫り、本郷台の堀割区間はいわずもがなで、陽が射さず冷気が堪える区間。イヤ、顔がこわばりますが、聖橋見たさに背中を押され、微速前進!

●昌平橋と水道橋分水路の吐口があるここ、最近ビルが撤去されて駐車場になり、眺望がよくなりました。
ご覧のとおり総武線の松住町架道橋が、楽に拝めるようになったのです。ユリカモメ君たちが浮いている中にお邪魔して、陽光に輝く橋のサイドビューを堪能。

●昌平橋をくぐったら、陽の角度もよろしく人道橋の側面が反射して川面に映り、いい感じ。おっ、聖橋が早くも、チラリと見えてきましたね。
頭上を渡る総武線電車を仰ぎ、轟音を聞きながら、次第に姿を見せつつある聖橋との対面に、胸が高鳴るおっさん一人。ただし指先はかじかみ、顔面も固くこわばって、だらしないありさまではありましたが。
【撮影地点のMapion地図】
(29年12月10日撮影)
(『12月10日の川景色…4』につづく)

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●道々に、おなじみ竪川水門の進捗観察。8月13日とくらべると、右径間に巻上機室の鈑桁が渡され、右堰柱の足場は外されて、工程の半ばは過ぎたようですね。

この時期の神田川は、川辺に高いビルが迫り、本郷台の堀割区間はいわずもがなで、陽が射さず冷気が堪える区間。イヤ、顔がこわばりますが、聖橋見たさに背中を押され、微速前進!

●昌平橋と水道橋分水路の吐口があるここ、最近ビルが撤去されて駐車場になり、眺望がよくなりました。
ご覧のとおり総武線の松住町架道橋が、楽に拝めるようになったのです。ユリカモメ君たちが浮いている中にお邪魔して、陽光に輝く橋のサイドビューを堪能。


頭上を渡る総武線電車を仰ぎ、轟音を聞きながら、次第に姿を見せつつある聖橋との対面に、胸が高鳴るおっさん一人。ただし指先はかじかみ、顔面も固くこわばって、だらしないありさまではありましたが。
【撮影地点のMapion地図】
(29年12月10日撮影)
(『12月10日の川景色…4』につづく)

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