旧4区の絵葉書にも涙したい

207061.jpgもう5年前になりますが、「深川区の絵葉書に涙する」で、旧深川区の地図絵葉書を紹介しました。その折にも触れたように、同時に入手していたシリーズものの地図絵葉書を並べて、悦に入ってみたいと思います。

シリーズは旧市域の15区がありましたが、何分可航水路バカのこととて、選んだのは堀割や河川が多い、大川流域の4区。前回も触れたとおり、発行年代は大正初めごろと推定、発行所は中村商店です。
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タグ : 絵葉書・古写真 隅田川 神田川 竪川 築地川 日本橋川

水路の立役者たち、揃い踏み!

この趣味、機付きの木っ端ブネと可航水路さえあれば、まず申し分なく成り立つ遊びですので、極端ないい方をすれば、水路上を走る高架も、クレーンも、橋さえもなくたって、一向に構わないわけです。

可航幅を狭める高架橋脚や、上空高を制限する橋桁がなくなるだけで、大型艇の遡上範囲は一気に広がりますし、水上からの見通しもよくなって、眺望とともに航行の安全にも寄与するでしょう。

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しかし、そんな水路に、果たして飽かず惹かれ続けたかしらと考えると、答えは否でしょう。例え開鑿に至る背景や、街の発展に役立った歴史を知っていたとしても、いうなればディテールに乏しい平板な水路風景には、これほどの魅力を感じなかったと思います。

高架や橋の多さは、街が盛んに息づいているあかしであり、それらを見上げ、堪能できる街中の水路歩きは、一部の大都会でしかできない貴重な体験なのだと思っています。彼らはいわば、水路をより魅力的にしている立役者なのです。

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まあ、立役者だとしゃちこばっても、そう思っているのは私含め一部の人だけでしょうから、今回、タモリ倶楽部で取り上げていただけると知ったときは、「テレビを見ている人に、面白がってもらえるのかしら?」という不安は少しあったものの、いつも世話になっている彼らに、何か恩返しをしたような気がして、やはり嬉しかったものです。

それも竪川の高架下水路、水上派出所、旧防波堤、晴海の廃線跡、そして古賀オール岸壁と、船頭的にはまさにオールスター夢の共演で、たたみかけて紹介してくださるというのですから、やりがいもあろうというもの。

もっとも、生来のアガリ症ばかりはどうしょうもなく、緊張のあまり注意散漫になって突っ込まれる(これを書いている時点で、どこまで放映されるかはわかりませんが)など、惨憺たる有様でお見苦しい限り。もう暗渠が…いや、穴があったら入りたい気分です。

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中でも特に嬉しかったのが、「運河の給油所」第一石油販売(上の写真)の方とお話ができたとき。

日曜祭日は休業の上、ディーゼル船専門とくればまずご縁はあるまいと思っていたので、ほんの短時間ながら幸せなひとときでした。こんな貴重な体験ができたのも、番組収録ならではと感謝しています。ありがとうございました。

【ご案内】
竪川ほかの高架下水路イグアナクレーン古賀オールについてはそれぞれタグからどうぞ。
竪川については、過去ログ「竪川…1」「竪川…2」「竪川…3」でも全区間を紹介しています。

ちなみに、イグアナクレーンの命名者は佐藤淳一氏です。あっ、もとは中黒つきだったんですね。しまった。
⇒「イグアナ・クレーン」(Das Otterhaus

【追記】こちらのブログで、タモリ倶楽部を丹念に記録されています。⇒チミンモラスイ!
[タ]最低橋リンボー・クルージング@大横川
[タ]Tokyo運河Walker創刊!?


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タグ : 竪川 汐見運河 イグアナクレーン 高架下水路 江東内部河川 第一石油販売 タモリ倶楽部

11月3日のフネブネと川景色…4

(『11月3日のフネブネと川景色…3』のつづき)

44016.jpg両国橋は工事中で、足場とネットですっぽり覆われていました。「十大橋」の中でも傷みが激しかったので、いよいよ大規模な補修が行われるのでしょう。

このネットがふるっていて、ゆるい曲線を描く桁下端に、赤いネットが帯状に沿わされているのです。遠目に見ると、赤いアーチリングの新しい橋が架かったよう。まあ、単なる警戒色なのでしょうが、見ようによってはなかなか小粋な装いでした。

44017.jpg神田川に再び入り、下流部で写真を撮った後は、これといって用はなかったのですが、勢いでなんとなく竪川へ寄り道してみました。バウに大野氏を乗せたまま、輻輳する隅田川を横断。

竪川水門をくぐった直後、一の橋の北詰にあったポンツン小屋(過去ログ『竪川…3』参照)がなくなっていました。えーと、火事に逢って燃えてしまったんでしたっけ?(未確認です、違ったらごめんなさい)

44018.jpg第二橋、塩原橋。橋の上から釣り糸を垂れる人もいますから、最微速で声をかけつつ通過。

雲ひとつない快晴とあって、「明るい高架下水路」竪川を堪能するには絶好のコンディション。水の透明度はいま一つですが、水面にも陽がよく差し、反射した陽光は高架の桁裏を照らして、構造を鈍く光らせます。
撮影地点のMapion地図

44019.jpg橋脚も両端にあってよく陽が当たるせいか、どこか軽快な感じがします。西端部が浅く、低い橋があることもあって、近場の割には訪問頻度が低いのですが、やはり寄り道してみるものです、実に楽しい!

しかし、バウにバラスト要員(失礼)に乗ってもらうと、低速時の保針性が段違いなのを実感するなあ…。

今回はほぼ定員いっぱいの乗艇とあって、アップトリムになってしまい、神田川・日本橋川の動画撮影時には艇がどうしてもふらつき気味で、抑えるのに苦労させられたからです。
MOOK「水路をゆく」完成後に、DVDで神田川の区間を拝見したら、やはりフラフラしているのがわかり、頭を抱えました。後知恵ですが、カディに水を入れたポリタンクでも積んで、トリムを調整しておけばよかったですね。

44020.jpg
しつこいようですが、もう一枚。お天気のときに寄り道できてよかった!


(22年11月3日撮影)

(『11月3日のフネブネと川景色…5』につづく)

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タグ : 隅田川 竪川 江東内部河川 高架下水路

【特盛】高架下水路づくし

以前も書いたと思うのですが、首都高が覆いかぶさった川を渡って通学していたせいか、高架下を流れる水路というものに、どういうわけだか惹かれるものがありました。

先日南前堀を訪ねたことで、東京近辺の高架下可航水路は、ほとんど見て回ることができた、ということもあり、高架下水路のまとめでもやろうかしら…と、思っていたら、エスカレーター愛好家のtamuraさん(ブログ:東京エスカレーター)が、「高架橋脚ファンクラブ」を設立されたとのこと。
おお、これは楽しそうですね! 応援も兼ねて、高架下水路づくしとまいりましょう。お目汚しまで、今まで走った高架下水路の写真を一枚づつ、以下にまとめてみました。

なお、ここに採り上げた高架下水路は、「道路・線路が水路の水面上を、流路とほぼ同方向に走っていて、しかも高架下に可航状態の水路が確保されているもの」と、勝手に定義させていただきました。
ですから、隅田川や綾瀬川のように、河畔に橋脚を建て、水面に少しはみ出した形で走っている高架道路は、仲間に数えていません。悪しからずご了承ください。

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タグ : 日本橋川 神田川 旧綾瀬川 石神井川 竪川 古川 南前堀 高浜西運河 中村川 高架下水路

マニアパ的水路行…4

(『マニアパ的水路行…3』のつづき)

16016.jpg前回同様、明るい高架下水路を見ていただこうと、大横川の北端から竪川へ。ここもバドン氏的には見どころがありそうですね。

雨がしばらく降っていないせいか、水の透明度は高く、艇の周りをついついと泳ぎ去る魚たちはもとより、水底まではっきりと見ることができるほど。
「前は暑いときに日陰ということでありがたかったけれど、今日みたいに涼しい日に来ても、なかなか爽やかですね。」と佐藤氏。

16017.jpgしばらく進むと、バドン氏がレア物件を発見したようで、奥様と南岸を指差して興奮の面持ち。
「ほら、王子様だよ!」
        …おっ王子サマ?
さすがに言葉を失っていると、バドン氏が指差す先には、何て言うんでしょう、あの煙突の先でクルクル回る換気筒のアレが。
佐藤氏も「まだメッキも輝いていて、美しいですよね」「ここまでキレイなのはなかなか見られない」と、しきりにうなずいておられる…。う~ん、どうやらその筋では、クルクルを指す言葉として、常識的に用いられているようです。勉強不足でした。

16018.jpg「王子様」の衝撃で終わった西側河川の団地めぐり、まさに怒涛のような情報量で、衝撃の連続でありました…。衝撃冷めやらぬまま、竪川を出て隅田川を下り、東京港方面へ。

愛しの超弩級舟屋、臨港消防署の旧庁舎まで来ると、あらら、3つの艇庫にはロープが二重に張られ、「立入禁止」の看板が…。
ううう、私のせいでしょうか。ご迷惑をおかけして申しわけないです…。

16019.jpg
朝潮運河から春海運河に入り、晴海埠頭に接岸する大型客船、「ザ・ワールド」(43,524総t)を眺めながら小休止。
「こうして見ると、客船も団地みたいなものですよね」「団地もあれ(装載艇が、側面の凹部に収まっている)みたいに、クルマとかベランダに吊り上げておけるようにしたら」なんてご意見も。

出港時から、風がちょっと強かったので、最初は安全を考えて見合わせようと思ったのですが、風向もほぼ東に変わったようだし、東京港でこの波なら大丈夫だろうと伝えると、男性軍から歓声が上がりました(奥様、申しわけありませんでした)。
そう、オトコなら、アレを見なくちゃ収まらない…(ニヤリ)。
撮影地点のMapion地図

16020.jpg行きがけの駄賃に、解体中と報じられている、実物大ガンダムの状況も見ておきましょう。

おお、きれいに骨組みだけになっている…。あの白いパーツ、肩の関節でしょうか?



(21年9月20日撮影)

(『9月20日の臨海大橋』につづく)

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