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福岡の水上バス…2

(『福岡の水上バス…1』のつづき)

109006.jpg船着場に着くと、第一便にもかかわらず、すでに何人か先客が並んで待っており、人気のほどがうかがえました。船から降りてきたガイドさんから切符を買い、まだ出発まで少し時間があるので、周りをうろうろすることに。

看板が左右に分かれているのは、この船着場が2船社共用で、右のものは能古島通いの別の船社のものだからです。この船には、後ほど出会うことになりました。

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階段の上から改めて、ベイサイド・サファイア号を眺めて。甲板上にはコンソールのほか、さえぎるものはほとんどなく、眺望はよさそう。甲板面積にくらべて座席が少なく、フラットを広く取ってあるのが印象的ですね。

前方の席にのみ、両舷に透明なアクリルのブルワークが備えてあるのは、強風時のしぶきよけでしょうか。川だけでなく港内にも出るため、飛沫が船上を襲うこともあるでしょう。

109008.jpg船着場は、よく見られる多段式の岸壁ですが、東京のそれがせいぜい2段なのに、こちらは3段…いや、4段ありますね。しかも一段の高さが、割と低く造ってあるようです。

博多湾の干満の最大値は、関東とそんなに変わらない2m前後のはずなので、乗り降りに支障のないよう、気を配った設計をされたのでしょうね。


109009.jpg船着場のすぐ近く、であい橋の上流には、数隻の屋形船がもやっていました。東京なら、自前の桟橋をあつらえて横付けするところですが、こちらは河中から控えを取って、岸から離しています。

河川繋留であれば、船首を上流側に向けて、流れに逆らわない繋ぎ方をするのが普通と思っていたので、河道と直角にもやう屋形船は、ちょっと新鮮でありました。流速が緩いのかな?

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出発時刻も近付いたので、船に乗り込んで一番前の席に陣取り、コンソールを一枚。レバーから見ると2機がけで、立派な木製のラットが目を引きます。

あれっ、この入れ子になった構造、もしかして…。これは後で実演されて、「やっぱり!」と膝を叩くことになりました。

(24年11月3日撮影)

(『福岡の水上バス…3』につづく)

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タグ : 那珂川(福岡市) 福博みなとであい船 水上バス 福岡市

福岡の水上バス…1

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11月3日午前、福岡は那珂川畔に立っておりました。数日前の予報では心配されていた天気も、ご覧のとおり快晴となり最高気温は20℃と、まず申し分のない水路日和。

初めて目にする福岡・博多の母なる川を前に、これから始まるみっちり詰まった一日を思い描いて、武者震いも出ようというもの。まずはこの那珂川を走る、水上バスに乗ろうというのです!

109002.jpg目の前を渡る橋は、「福博であい橋」。歓楽街として有名な中洲と、那珂川西岸にある水上公園を結ぶ橋。ご案内役をさせていただいた、IKKI10月号の「新鉄子の旅」30旅の冒頭シーンで、作者のほあしかのこさんが渡っていた、あの橋です!

せっかく福岡を訪ねたこともあり、お世話になったほあしさんにぜひご挨拶申し上げたかったのですが、無理をしたためスケジュールに余裕がなく、今回は事前にお詫びして、失礼させていただくことにしました。ごめんなさい…。



109003.jpg走って乱れた息を整えつつ、であい橋の下流側に出てみると、あった! 目指す水上バスの船着場、福博みなとであい船の天神中央公園乗り場です。セイル形の幟が掲げられて、遠くからでもよく目立ちますね。

急いだ甲斐あって、まだ船は到着していないようです。ホッとして、川景色を愛でながらゆっくり橋を渡ろうとすると…。



109004.jpgあっ、船が遡上してきた! ゆっくり歩きが一転、また全力で走ることに。秋の陽射しに白い部分を反射させて、減速し達着の準備に入っています。

船の名前は、ベイサイド・サファイア号。ハードトップを備えたコンソールが、極端に船首側に寄っているスタイル、オープン艇としては珍しいですね。


109005.jpg
岸壁の手前でゴースターンをかけると、乗り組みさんの一人がもやいを持って岸に降り、繋留作業を始めました。この船着場、上流側に護岸が大きく張り出して、ちょっとつけづらそうではありますね。

ともあれ、川面は穏やかだし天気は最高だしと、幸先のよい滑り出しに気分も盛り上がります。さっそく切符を買おうと、みたび小走りで船着場へ。
撮影地点のMapion地図

(24年11月3日撮影)

(『福岡の水上バス…2』につづく)

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