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10月14日の川景色…5

(『10月14日の川景色…4』のつづき)

その4 :橋とトリさんと‥‥
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豊洲市場開場とともに、架橋以来10年の長きに渡って不遇をかこっていた豊洲大橋も、ようやく供用のスケジュールが発表されて何より。曇り空とて、グレーの桁が保護色になってどうもいま一つですが、エッジの立った魅力的な桁を仰いで一枚。

あれ? この日ようやく気付いたのもうかつでしたが、橋脚がグレーに塗り込められている‥‥。平成20年7月の架橋時、「春海運河スペクタクル…2」のときは少なくとも、石で化粧張りが施されていたのですけれど、いつからこうなったんだろう。

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226023.jpg上は晴海埠頭で見かけたウミネコの群れ。くるんと首を突っ込んで丸くふくらまり、やはり寒そうです。今まで暖かだったのに、急に気温が下がりましたからね。

右は神田川、和泉橋下流の堤防上で出会ったウミネコさん。ボリボリと羽づくろいしているところを撮ったつもりだったんですが、カメラを向けたら「ん? 何撮ってんだ!」といった風情でにらまれてしまいました。


226024.jpgそうそう、珍しいお客さんがありました。神田川を遡上していたら、和泉橋上流でトンボさんが飛来、そのままご乗船に。

羽をゆるめて休んでいるようだったので、驚かさないようにそ~っと艇を歩かせて、しばらく水路行にお付き合いいただきました。くつろいだ様子がとても可愛らしかったです。

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清洲橋は主塔までメッシュですっぽり養生され、遠くから見ると「リアルドット絵」といった雰囲気。

昨年「10月9日の川景色」で、白髭橋が同様の状態になっていましたよね。隅田川の橋梁群でも、曲線の多い下路式の震災復興橋は特にリアルドット絵になりやすい(?)ようで、面白くはあります。
撮影地点のMapion地図

(30年10月14日撮影)

(『10月14日のフネブネ…1』につづく)

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タグ : 春海運河 神田川 隅田川 豊洲大橋 水辺の鳥たち

10月14日の川景色…2

(『10月14日の川景色…1』のつづき)

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226007.jpg送泥管は結構長く続いており、どこかで台船でも出てくるのか、それとも流路なりに右へ曲がって、白鳥橋の方へ向かうのかしらと、横目でにらみながら高架下を遡上して約1㎞。

台船も現れず曲がりもせずに、そのまま直進して船河原橋をくぐり、何と飯田橋の下へ消えていたのでした。


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さらに近づいてのぞき込んでみると、送泥管は飯田橋をくぐってその奥、暗渠の中まで続いているようですね。これでは末端を確認することはできません。

暗渠は上に飯田橋セントラルプラザが立つ旧飯田濠で、牛込・市ヶ谷濠の水をはける落し口。この先にあるお濠や、暗渠の底ざらえでもしているのかなあ。飯田橋の真下にある管上では、先ほど同様鷺が休んでいて、じっとこちらを見つめていました。

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226010.jpg工事の詳細はさておき、水面から見られるところまで見届けたので、転回して下航。下りながらの視点だと、根元のフェンダーがよいアクセントになって、背の高い橋脚が引き立ち、なかなか格好よい眺めです。

右写真、可撓継手が何とはなしに気になって一枚。数十m置きに設けられ、引き波などによるたわみを吸収するとともに、屈折点にも用いられていました。

(30年10月14日撮影)

(『10月14日の川景色…3』につづく)

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タグ : 神田川 高架下水路

10月14日の川景色…1

226001.jpg10月14日は、故障したエンジンの修理が終わったので、足慣らしを兼ねて近場を巡ってきました。ついこの間まで猛暑だったのがウソのように思える肌寒い日で、鵜さんも羽毛をふくふくとふくらませ、目も半眼にして寒そうです。

おなじみの水路ばかりながら、以下目に留まった変化、気になったことどもを、思いつくまま順不同で備忘録としてみました。

その1:神田川の送泥管?
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神田川、日本橋川を分かつ分流点から、上流を望んだところ。小石川橋の向こうに、紅白のジブをもたげたクレーン船が見えますね。

以前より仕事でこのあたりを通るたび、クレーン船と合わせて、川面に変化があったのに気づいていました。この日はことのついでと、艇から観察してみることに。

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場所はちょうど、水道橋2号分水路吐口の南側。クレーン船は河底にスパッドを突いて、ずいぶん前からここに腰を据えています。右側、奥に向かってパイプが伸びているのが見えるでしょうか。

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パイプは、簡易な桟橋に使うような、黄色いプラ製のポンツンをフロートにして水面から浮かせ、流路の左手に片寄せてアンカーとブイで固定し、上流に向かって延々と続いています。浚渫した泥土を、土運船や陸上の処理施設などに流送するときに使う、送泥管というやつですね。

クレーン船がさらった泥を上流へ向けて送っているものか、その逆なのかはわかりませんでしたが、この管がどこまで続いているのか、見届けてやりたくなりました。

226005.jpg黄色いフロートが点々と連なり、高架橋脚に二重に巻かれたフェンダーはオレンジときていますから、橋の上から眺めても結構目立ちます。

送泥管に沿ってゆるゆる走るうち、管上を休憩所として利用する鷺さんを発見。フランジの出っ張りが足にフィットしてラクチンらしく、近づいても逃げませんでした。

(30年10月14日撮影)

(『10月14日の川景色…2』につづく)

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タグ : 神田川 高架下水路 クレーン船 水辺の鳥たち

お茶の水分水路吐口に注意書きが掲示される

先日、撮影のお手伝いでたびたびご一緒しているH艇長と雑談をしていたら、「分水路の入口に、『通航は自己責任で』云々と書いてある看板が掲げられましたよ!」との情報をいただきました。

おお、ついに都建設局も、おおやけに分水路の通航を認めるようになったか! と感慨もひとしおでした。

すでに7年前、「神田川・分水路の通航について」で、都建設局河川部にお伺いした結果を詳しくまとめたとおり、「船舶の航行用に造ったものではないので、積極的に認めるわけにはいかないけれど、河川の一部で公有水面扱いだから通航禁止とまではいわない。通航には十分な注意を。」というニュアンスのお答えをいただきましたから、少なくとも航行に差し障りはないとの確証は得ていたものの、自ら周知に乗り出してくるとは思わなかったので、ちょっと意外ではありました。

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大好きな分水路に変化があったとなれば、いつもなら横っ飛びに艇を出し実見におよぶところですが、残念なことに艇は修理中。看板の存在は電車の車窓から確認できたものの、やはり文言を含めて記録したく、本日用足しの帰りに訪ねてきました。

昌平橋の下流側人道橋から見てみると、ゼブラ塗装で囲まれた看板がポータルの上部、銘板の下に見えますね。ぐっと引き寄せて、内容を確認しましょう!

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注意」と赤字で大書きした右に、

〇酸素欠乏の可能性あり
〇雨で急激な増水、潮位による満水の可能性あり
〇内部は狭隘で旋回困難、視界不良
〇事故が起きても自己責任
           東京都第六建設事務所

‥‥とありました。

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ううん、も少し平易な文体で願いたいところだなあ、というのが読み下した当初の感想でしたが、いかにも恐ろしげではあり、準備もなく気軽に通ってみようとする人に、冷や水を浴びせて立ち止まらせる、というのが目的なら、これで当面は十分でしょう。

少々妙に感じられたのは、誰に宛てて、という点が抜け落ちているところ。「分水路を航行する船舶の方へ」とか、タイトル的なものがあってもよさそうなものです。

想像ではありますが、7年前の回答にもあったように「分水路の通航を積極には首肯することができない」という原則には変化がないのでしょうから、ここで対象になる事物を明文化して掲げると、かえって通航を勧めたこととみなされ、差し障りがあるのかもしれません。

ご担当部署的にも悩んだあたりがにじみ出てくるような、苦肉の策といってよい文面ではありますが、分水路に関する大きな一歩として記憶したいものですし、通航する側としてもこの心意気に応え、入念な準備と十分な注意を払って、安全第一を心がけたいものです。

いま一つ。せっかく通航を(消極的にせよ)認める動きになったのですから、可能であれば、通航される方々に、分水路の存在とたゆまぬ維持整備によって、神田川南岸の低地が洪水禍からまぬかれていることを、もっと周知する手立てが欲しいものです。

例えばチャーター観光船で、分水路建設の経緯や効能などの解説を聞きながら通航しますよ、というツアーができれば、分水路を造り、維持している皆さんにとっても悪いことではないでしょう。水防・治水への理解にも大いに役立つことと思います。

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おまけ。昌平橋交差点といえば、上空高くを斜めに横切る、松住町架道橋の雄姿を仰がずにはおれないもの。ちょうど夕陽が構造を照らす時刻で、継手やリベットがくっきりと浮かび上がり、古豪橋梁ならではの美しさを堪能できました。
撮影地点のMapion地図

(30年10月7日撮影)

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タグ : お茶の水分水路 分水路 神田川

5月20日の神田川・日本橋川…2

(『5月20日の神田川・日本橋川…1』のつづき)

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賑やかな後楽園ブリッジと、ひっそり息づく震災復興橋・後楽橋のコンビ。後楽橋の径間から、ここが狭窄部であることが実感できます。分水路が必要なわけですね。

後楽園ブリッジの上では、高欄に肘をついてカメラを構えている男性が。「男前に撮ってね!」と声をかけたら、親指をグッと突き出して笑ってくれました。

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そして後楽橋の向こう、日本橋川を分かつ丁字流では、三崎町中継所常駐の顔なじみ、豆曳船「第30中島丸」が、きれいに整備された姿でもやっていました。

最近ようやく、本当にようやく気づいたのですが、第30中島丸の操舵室、上下に動く可動式ですよね? キャブの後端角、メッキのレールが天地方向に取り付けられていて、外側からそれを支えるガイドも見えるからです。レールの長さからして、可動寸法は1mに満たないくらいですから、プッシャーとして伸びあがるためというより、橋の桁下高をクリアするためのものなのでしょう。

220073.jpg日本橋川に入ってしばらく、首都高の西神田出入口付近まで下ってくると、白く船首波を盛り上げて、行逢船が遡上してくるのを発見。

このあたりは高架の幅も広く、薄暗いので船種がなかなかわかりませんでしたが、南堀留橋をくぐったあたりで判明。湾岸所の警備艇ですね! このあたりで出会うのは珍しいです。

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減速して十分右に寄せ、避航の意思を示して待っていると、すぐに警備艇も行き足を落としてくれ、「ご苦労さまです!」と手を振って別れました。艇名は「らいちょう」、やっぱり警備艇はグレー塗装が好きだなあ‥‥。

220075.jpgさて、毎度気になる復元工事中の常磐橋。進捗のほどは如何と、最微速で可航径間に近づいてみると‥‥。

おおお、アーチの輪石、少しづつですが数が増えているようですね! 何分足場ががっちりしているので、水面からの観察は苦しいものがありますが、くぐりざまのぞいてゆきましょう。
撮影地点のMapion地図

(30年5月20日撮影)

(『5月20日の神田川・日本橋川…3』につづく)

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タグ : 神田川 日本橋川 高架下水路 曳船 警備艇 常磐橋