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平成最後の川走り納め…1

229001.jpg12月30日、30年の川走り納めとして近場をうろついてきました。平成は翌31年も続きますが、3月一杯までですから実にこれが、平成最後の川走り納めということになります。

陽射しに輝く「ファスナーの船」の銀色のお尻を眺めながら、勇躍出港。ついに年内は、この艇が走っているところに出くわせず終わったなあ‥‥。

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眼を射る冬の低い陽光。抜けるような青空が、地表近くから上空にかけて描くグラデーションの美しさ。逆光を透かして見る新砂水門のシルエット!

229003.jpg前回が曇りだっただけに、好天のありがたさが武者震いするほど我が身に染み入ってきます。求めて止まなかった冬の晴天、平成最後の川走り納めは、まさに水路日和!

白旗を振って誘導してくれる警戒船に手を振って、新砂水門の工事区間を通過。北西の風5~6mと少し強めですが、気持ちのよいお散歩になりそうです。

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荒川河口の橋梁群をくぐろうとしたら、中央径間を巨大な額縁にして、湾奥を望んだ風景がまるで一幅の絵のようでした。

左に長く伸びる房総の山々、東京湾横断道路の風の塔、そして若洲の風車やゲートブリッジと、澄んだ空気のお陰で一望のもと。写真がまずいので伝えきれないのがもどかしいのですが、舵を戻して中央径間と正対したとき、一瞬スロットルを引いて見入ってしまったほどでした。

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くぐり終わってから振り返り、橋梁群の顔たる、京葉線・荒川橋梁の中央径間を仰いで。

褪色と傷みが目立ってきましたが、ガット船が出入りする、曲がりなりにも本船航路ゆえの桁下高は、河川に架かる橋では珍しい堂々たるもの。その恩恵にあずかって、運河内のマリーナはマストを持つヨットが繋留できるわけであります。
撮影地点のMapion地図

(30年12月30日撮影)

(『平成最後の川走り納め…2』につづく)

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タグ : 砂町運河 荒川 新砂水門

10月30日のフネブネ…2

(『10月30日のフネブネ…1』のつづき)

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帰路、砂町運河で出会った油船「第六玉光丸」。「設備一覧」(横浜マリン石油株式会社)によると18総t、41k/L積とのことですが、ぎゅっと凝縮されたような小ささで、実に魅力的ですね。油船としては最小クラスではないでしょうか。

227032.jpgスタッフと別れた後、少し遅めのお昼を買いに、墨田川造船ならびのスキッパーズへ。最近のお昼は、出来立てのスキッパーズバーガーと決めているのです。

京葉線の汐見橋梁(トンネルから潮見駅へ上昇してゆく区間)をくぐったところ、墨田川造船前に艤装中の巡視艇が! 海保船艇は久しぶりです、喜び勇んで拝見。


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ハルナンバーPC45、「すがなみ」。「ことなみ」型巡視艇の最新艇で、64総tだそう。上部構造物はあらかた組み終わった状態で、船橋周りのシャープなラインが精悍な感じです。

珍しく平日日中の訪問とあって、作業中の光景を期待したのですが、お昼休みだったのか、残念ながら人影は見えませんでした。

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アップにすると、ちょっとざらついたようなアルミ生地の質感が伝わってきます。光の加減でしょうか、後部のベコベコが目立ちますが、これから工作が進むにつれ、歪みを取って仕上げられてゆくのでしょうね。

227035.jpgスキッパーズで熱々のハンバーガーとフライドポテトを受け取り、もと来た道をゆるゆると戻ります。そして本日のイグアナさん、抜けるような秋晴れの空をバックに、ご機嫌うるわしい面もち。

何度か雨にたたられた後だけに、この好天がこの上なく快く、また嬉しいものになったのでした。これからは寒気と砂塵がツライ季節にはなりますが、天候のぐっと安定する冬、この日のような穏やかな晴天を期待したいものです。

(30年10月30日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 砂町運河 東雲北運河 汐見運河 巡視艇 イグアナクレーン

東京花火大祭の夜に…1

223001.jpg8月11日はお手伝いで、夕暮れ迫る運河に艇を出しました。お台場で開催される花火大会、「東京花火大祭」の様子を水上から映像におさめるためです。

船から花火を観覧するのは、子供のころ町内会で釣船を借りて両国の花火に出かけて以来で、自艇ではもちろん初めて。お手伝いのお声掛かりがなければ、まず自発的に花火を見にゆくなど、考えもしなかったことでしょう。

東京近郊は、夏ともなれば各地の河川や海浜で花火大会が催され、自艇での花火見物はたやすくできる環境(入域船に制限のある大会もありますが)にもかかわらず、混んでいるところが好きでないのと、生来の面倒臭がりから、未経験のまま過ごしてきました。

夜間は川景色を愛で、また写真に撮るという楽しみ方がほぼできなくなる、といったことも理由の一つではありますが、まあ、あまり関心がなかったというのが正直なところです。しかし、考えてみれば、花火大会(川開き)も、江戸時代からの歴史がある、街場ならではの水辺文化といってよろしいもの。あだやおろかにはできまいと、お手伝いのお話をお受けすることにしたのでした。

223002.jpg話は出発前に戻ります。午後遅くマリーナにおもむき準備をしていたら、数人の若い海上保安官が、在艇オーナーを順繰りに訪ねているのが目に入りました。間なしに我が艇にも来られたので、「ご苦労さまです」とご用向きを伺うことに。

要は「東京花火大祭をプレジャーボートで観覧することは、安全上の観点から自粛してほしい」との啓蒙活動なのですが‥‥。諸注意を伺った後にいただいた、うみまる君を描いた不織布バッグの中には、ペンやウェットティッシュなどうみまる君グッズのほか、なぜか会場周辺の航路や進入禁止水域を示した水路誌が。

つまり、建前としては行ってほしくないけれど、禁止はできないのでこれらの書面をよく読み、諸注意を守って事故は起こさないように、とのご指導と解釈し、配布物をありがたく頂戴することに。

毎年、各花火大会でのプレジャーの事故は耳にしていますから、当局としては頭の痛いところでしょう。業者船艇以外は完全禁止、ということにになったりしないよう、安全面には十二分に気を配りたいところであります。

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不謹慎ではありますが、在艇時に海上保安官の訪問を受けるのは初めてなので、新鮮かつ嬉しい体験でした。

写真は東雲運河、時刻は19時近くで陽はビルの向こうに落ち、夕焼け空に名残りを残すのみ。この日の予報は夜に入って雷雨とあり、実際、午後早くには強いにわか雨にたたられたので、薄手のヤッケを着てずぶぬれ覚悟での出陣。あとはどうか天気が持ちますようにと、祈るばかりです。

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東雲運河を抜けて港内に出たところ。すでに沿岸に灯る明かりが点々と目立ち始め、久々に見る薄暮の水辺風景に、心洗われる思い。港内とて波はそれなりにありますが、風は思ったより穏やか。あとは雨さえ降らなければ‥‥。

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観覧水域として目指したのがここ、レンボーブリッジ西詰のループ下。会場から見ればはるか対岸ですが、航路を阻害せずに漂泊でき、花火を適度な距離で、しかもいい角度で眺められる場所ではあります。

実は出港前、同じくお客様を乗せて花火観覧に向かうベテランH艇長から、「ループ下がいいですよ」とアドバイスを受けていたのでした。ここが安全面だけでなく、趣味的にも実に面白く過ごせるポジションだったことを、この後実感することになります!
撮影地点のMapion地図

(30年8月11日撮影)

(『東京花火大祭の夜に…2』につづく)

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タグ : 砂町運河 東雲運河 東京港

5月20日の巡視船…1

220001.jpg5月20日の日曜日は、19日の予行と合わせて海上保安庁の観閲式が羽田沖で挙行され、東京港にも参加船艇が寄港すると聞き、巡視船見たさで出てきました。

ちぎれ雲がたくさん浮かんだ青空を見上げつつ出航。写真は砂町運河と曙運河の十字流。護岸とテラスの工事でしょうか、杭打船が並んでいます。


220002.jpg流れ来るちぎれ雲は急速に密度を増し、時々日が陰るようになりました。予報通り曇りになるようですね。

東雲運河に入ると、ほかに船影のないのを確かめてから、スロットルを一杯に倒しデッドフルに。急がないと、陽射しの下で巡視船を拝めそうにありません。到着するまで、どうか持ちますように‥‥。


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全速のまま港内に出て豊洲の突端をかわし、晴海埠頭を遠望したところで‥‥何とか間に合いました! 「そうや」、ヘリ巡視船の最年長で、01のハルナンバーも誇らしげですね。

すでに雲は濃く、一刻の猶予もなさそうだったので、飛ばしながらズームで連写したものの一枚。白い船体色はやはり、陽射しの下で見たいものです。

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近づいたところでようやく減速、先頭から「そうや」、「やしま」、「だいせん」の3隻が居並んだところを。いずれも大型のヘリ巡視船で、もの凄くトクをした気分!

みるみるうちに雲はすき間を狭め、いちばん奥、「だいせん」のいるあたりはすでに暗く陰っていますね。後少し、持ってくれればいいのですが。

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まずはお近づきのご挨拶と、「そうや」の前を最微速で航過しながら、真正面のいいお顔を。

観閲式を前にお化粧直ししたのか、舷側の塗色も美しく、30年超のPLH最古参とは思えないほど。船首水線近くに僅かな段差が見えるのは、砕氷時の乗り上げを考えての補強でしょうか。
撮影地点のMapion地図

(30年5月20日撮影)

(『5月20日の巡視船…2』につづく)

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タグ : 砂町運河 東雲運河 春海運河 巡視船 台船 東京港

夕暮れの「富士」

(『新造消防艇「おおえど」拝見』のつづき)

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4月29日のスナップを、落穂拾い的にいくつか。おなじみ豊洲貯木場跡のコンクリート柵、すでに冬の水鳥は姿を消しましたが、夏鳥といってよい面々が思い思いに羽を休めていました。

鵜の黒々とした姿が幅をきかせる中で、一羽のみ目立っていたのがアオサギ君。首を高くもたげて、風に抗し立つ姿は凛とした魅力がありました。

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これも何度か紹介した、曙運河南口にある墨田川造船の浮きドック。この角度から眺めると、床に置かれた盤木や側面中段のランボードなど、内部のディテールがよく観察できて、そそるものが。入渠したくなりますねえ!

219048.jpg砂町運河では、久しぶりに海上保安庁の複合艇と反航。手を振ると、乗り組みさんがいっせいに手を振りかえしてくれました。

たまにこのあたりの運河で複合艇を見かけるのは、なぜでしょう。墨田川造船で建造中の巡視艇から、装載艇をトライアルに出してくるのかな?(少しはぐぐれと)


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艇の清掃を終えてマリーナを出た後、ふと思い立って、船の科学館前に足を向けてみました。クレーン船「富士」の陸側から見た姿を、撮っておきたくなったのです。

夕凪も終わって風はふたたび強まり、ジブやワイヤーがビュウビュウとなる音が聞こえてくる中、暮れなずむ港内をバックにそびえる巨体を一枚。

219050.jpg風に吹かれつつ眺めるうち、甲板上や曳船のブリッジにポツポツとライトが灯り、宵の雰囲気満点です。

今回設置した桟橋ジャケットでしょうか、「13号地進客船ふ頭 ジャケットB」と横断幕が掲げられているのが見えました。
撮影地点のMapion地図


(30年4月29日撮影)

(この項おわり)

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タグ : クレーン船 東京港 春海運河 砂町運河 水辺の鳥たち