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7月23日の水路風景…4

(『7月23日の水路風景…3』のつづき)

269086.jpg隅田川に入る直前、竹芝に憩う「おがさわら丸」を眺めて。バーチカルステム、まだ見慣れていないせいもありますが、斬新な感じがしてよいものです。

手前を反航するオープンの観光船、初めて見る船ですね。ピンクのラインを引いた舷側の、船首に小さく「冨士見」、船尾近くに「FUJIMI」とあったので、船宿は深川冨士見さんかな?


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以下、道々に眺めた素敵な夏雲を4葉、ご覧にいれましょう。もくもくと湧き出すような力強さは、酷暑を吹き飛ばすような素晴らしさでした。

隅田川での帰路、新大橋上流から。まだ湧き出し始め(?)といった風で、走っている間にも、刻々と形を変えてゆくさまが面白かったです。左手の雲、石油の「出光」のマークのような、人の横顔に見えませんか?

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砂町運河に入って、七枝橋の西から正面を見ると、これが大迫力! 思わず「龍の巣だあ!」と叫びたくなるようなボリュームと、昇騰してゆく勢いには圧倒されるばかりでした。今回見た中で、一番の夏雲だといってよいでしょう。

269089.jpg砂町運河をさらに東航し、曙運河・曙北運河との十字流でスナップ。夏雲と五輪警備の監視取締艇をツーショットで。

艇は前日22日にも出会った、SS26「れぷす」。法面の緑と空の青とともに、雲のつくる陰影のディテールが美しく、ほんの一瞬ながらほれぼれと眺めたものでした。


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煙突と夏雲。形を変えゆくとともに、頂部が吹き飛ばされたようになったのを目にして、上空の風の強さを想い、黒々と影を作る雲の下端は、すでに豪雨が来襲しているのでは‥‥とあれこれ想像させる角度。

五輪開会式の日を祝うような、爽快な空のページェントが眺められて、満足満足。この日、水路から仰いだ空のページェントは、もう一つありました。次回からそのお話をさせていただきます。

(令和3年7月23日撮影)

(『大川のブルーインパルス…1』につづく)

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タグ : 東京港 隅田川 砂町運河 監視取締艇

7月23日の水路風景…1

(『7月22日の水路風景…3』のつづき)

269071.jpgここから7月23日の道々でのスナップをまとめます。写真は出港前、艇のすぐ近くの桟橋で見かけたスズメさん。

割れ目に繁ったしなびかけの雑草にしがみつき、くちばしで懸命に引き抜こうと格闘していました。どうやら営巣中で、巣材になるものを集めているようですね。暑いのにご苦労さまです。

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ようやく1本を引っこ抜くと、くちばしにくわえて向こうのバースへ飛んでゆきました。もしや、と思って目で追っていったら、何とフライブリッジのついたクルーザーの、フロントグラス上の庇のすき間へ。

出港頻度の低い艇も少なくありませんから、スズメが巣をかけたくなるのも無理はありません。ヒナが育つまで、オーナーさんが訪れないことを祈るばかりです‥‥。

269073.jpg新砂水門の通航待ちで行逢した艇、送電線のパトロール艇というのが珍しく、とっさにスナップ。15年前の夏、クレーン船が旧江戸川で高圧線を切って、大停電が起きたことを思い出したものでした。

検索したところ、「日本リーテック株式会社」がヒット。舷側のロゴからして間違いないでしょう。陸上だけでなく、水上からの目視点検も行っているとは、この艇のおかげで初めて知りました。

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22日に引き続き、新砂水門を出て港内へ向かいました。この日は夏らしい雲が各所で見られ、風があったせいか空もより澄んで、夏空の醍醐味を堪能できたものでした。また改めて後ほど紹介しましょう。

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若洲、太平洋セメントの岸壁では、サイロ群をバックにもやうプッシャーバージ「有明」の姿が。軍艦色の引き締まった感じと、企業名が大書きされた舷側が独特の雰囲気を醸し出して、港湾らしい雰囲気たっぷりの一角。クレーン車がジブを伸ばしているところを見ると、何か備品の荷役中なのでしょうか。
撮影地点のMapion地図

(令和3年7月23日撮影)

(『7月23日の水路風景…2』につづく)

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タグ : 砂町運河 東京港 新砂水門 水辺の鳥たち

五輪警備下の東京水路!…6

(『五輪警備下の東京水路!…5』のつづき)

269026.jpg隅田川河口を出て南下しながら、晴海埠頭南西辺にもやう巡視船群を眺めようと頑張ってみました。こうして見ると、巡視船がいるのはH1、H2バースで、H3には繋留船がいないのですね。

少しでも近づけば、水面中央に遊弋する船艇にいらぬ迷惑をかけそうでもあり、引き波と南風で波立つ中、走りながらのスナップであります。


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左が見切れてしまってごめんなさい。奥は、熊野灘に面した尾鷲からのPL68「すずか」‥‥先ほど見た「しれとこ」と同型の船ですね。手前は金沢からの来航、PL43「はくさん」(770総t)。それぞれ舷側に装載複合艇、監視取締艇を繋留しています。

船尾排気とて、黒くすすけてしまった「はくさん」のトランサム、仕方がないとはいえやはり痛々しいものが‥‥。加えて「すずか」も舷側排気、舷を接しての繋留は、お互いツラいものがありそうですね。背後の選手村マンションには、イギリス選手団の素敵な飾りつけが見えますが、南風で排気が流れてこないのかしら?

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こちらも「しれとこ」「すずか」と同型、下田から来たPL66「しきね」。手前の小型巡視船は、高松からのPM97「いぶき」(249総t)です。繰り返しになり恐縮ですが、皆さん遠方から本当にお疲れさまです。

「いぶき」舷側に監視取締艇が2隻いますが、この手の装載艇でない小船艇、乗り組みさんの食事や宿泊はどうされているのでしょう。大型巡視船で給食や居室を提供しているのでしょうか?

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波立つ第一航路を南下してゆく「ことびき」。緊張感あふれる中、クレーン群をバックに白い航跡を伸ばしつつ、ゆっくりと離れてゆく後ろ姿は、どこかのどかさを覚える光景で、波にゆすられながらしばし見入ったものでした。

269030.jpg先ほどは警備船艇の見られなかった、曙運河の航行自粛エリアですが、曙北運河経由で十字流に出たら、地元籍の監視取締艇・SS26「れぷす」が漂泊、警戒に当たっていました。

7月22日に見た警備陣は以上ですが、翌23日も続けて出かけたので、次回からはその様子をご覧に入れたいと思います。


(令和3年7月22日撮影)

(『五輪警備下の東京水路!…7』につづく)

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タグ : 東京港 砂町運河 巡視船 監視取締艇

5月15日のトリさん…1

(『整備成った旧源森川…4』のつづき)

266061.jpg季節柄、鴨類は姿を消しており、絶対数ではぐっと少なくなったものの、この日はトリさんたちの魅力的なシーンに恵まれました。何回かに分けて紹介しましょう。

暖かくなると目立ってくるのが、鷺類の姿。さっそく砂町運河の旧貯木場コンクリート柵で、悠然と歩を進めているアオサギに出会いました。もっとも不審船の通航とあって、こちらをにらんでややおかんむりです。

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豊洲運河、南口角付近にいた鵜さん。首をくねらせて、ボリボリと一心に羽づくろいをするさまが可愛らしいですね。水かきのついた平たい足で、テラスの手すりから滑り落ちやしないか、ちょっと心配になりました。

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同じく豊洲運河は朝凪橋、工事現場のフェンスに仁王立ちして陣取ったアオサギ君、グレーの羽毛も美しく凛々しい立ち姿。先日、5月4日もここに留まっていましたから、よほど穴場なのでしょう。

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日本橋川に入ったところで、頭上を十数羽ほどの群れがさあっ、という感じで低空を飛んできて、基礎護岸上にぱらぱらと散るようにして着陸。飛び方や歩くしぐさなどが、いつも見る鳥と違うのと、羽毛の柄がとてもきれいなので、「あまり見ない鳥だな、珍しいヤツかも?」と気になっていました。

その後教えていただいたところでは、「キョウジョシギ」というシギの仲間で、東南アジアなどから繁殖地の北極海に渡る途中、日本に立ち寄るのだそう。なるほど、短い期間しか見られない、レアな鳥なのですね。ちょこまかとよく動くため、残念ながらうまく撮れませんでした。

266065.jpgキョウジョシギたちと並んでくつろいでいた、こちらはおなじみカルガモさん。

この日の日中は大干潮時で、露出の時間が長いこともあって、基礎護岸上は鳥たちで大賑わい。ハトが最も多く、カモメ、カルガモがそれに次ぎ、ハクセキレイ、カラスの姿も見られました。


(令和3年5月15日撮影)

(『5月15日のトリさん…2』につづく)

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タグ : 水辺の鳥たち 砂町運河 豊洲運河 日本橋川

5月15日のフネブネ…1

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緊急事態宣言下で仕事の方も控えねばならなくなり、ならばまめに出かけて艇の健康状態を維持しよう‥‥と、15日も近場をうろつくことができました。ありがたや。何しろ水路上で一人なので、感染対策としてはこれ以上のものはありません。

この日はフネブネとのよい出会いに恵まれたので、まずは船づくしとまいりましょう。

266002.jpg最初の2枚は砂町運河での行逢船。ジブを寝かせてやってきたクレーン船は、港興業(株)の「港50号」、操舵室をアップして船尾につく押船「十五東庄丸」の二隻。ブルーでまとめた塗装が素敵ですね。

右写真、続航してきたもう一隻は、都港湾局の監視船「こうえいⅡ」。大きな台船を目にした後なので、ずいぶん可愛らしく見えてしまいました。

266003.jpg砂町運河には清掃船の拠点の一つ、都建設局・潮見分室の船溜がありますが、漣橋をくぐるあたりで、珍しく出港シーンに出くわしました。

後進で離桟してくるそれは、ゴミ運搬船、押船「すみだ1号」と、プッシャーバージ「すみだ2号」のコンビですね。土曜日とあって業務船はみなさんお仕事中、働くフネブネの躍動するさまを見られるのは嬉しいものです。

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河道中央に出たところで、後進のまま右へ頭を振り、こちらへ向き直りました。回頭中の動作は、思ったより機敏な印象。プッシャーバージならではで、曳航タイプならこうはいかないでしょう。減速し近づきすぎないようにしながら、興味深く拝見。

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六叉流に至って、東雲運河に入ろうかしらと思っていたら、右手、豊洲運河からセメント船「第三十一芝浦丸」がぬっ、といった感じで登場。ゆるゆると面舵を取りつつ、微速で東雲運河へ。宇部興産に着けるのでしょうね。

ほぼ正横から見た船体は、喫水が沈んでいることもあり意外と長く見え、ふだんよりスマートな感じ。ちなみに本船の要目は、海運ナビ・芝浦海運(株)こちらに掲載されていますので、ご参考まで。平成30年進水の、まだ若手といってよい独行艀です。
撮影地点のMapion地図

(令和3年5月15日撮影)

(『5月15日のフネブネ…2』につづく)

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タグ : 砂町運河 クレーン船 清掃船 独航艀