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7月22日の水路風景…1

(『五輪警備下の東京水路!…11』のつづき)

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7月22日の道々に見た、警備陣以外の水路風景を紹介します。まずは砂町南運河から。

269057.jpg砂町南運河を西航していると、黄色い清掃船が微速で入ってきました。東京港埠頭の清掃船ですね。操舵室前妻に「7月1日~7月31日 東京湾クリーンアップ作戦」と書いた横断幕を掲げています。

行逢しつつ正横から、岸壁越しにゲートブリッジを眺めつつ一枚。船名は「第一清海丸」、操舵室直後のキセル型通風筒が、ちょっとミスマッチな古典味を感じさせてよいものです。


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墨田川造船辰巳に寄ってみると、艤装桟橋、浮きドックともに船影なし。一つ発見があったのは、浮きドックの中、両舷から黄色い天幕が張れるようになっているのですね。作業時の日陰を作るためか、それとも何かセレモニーが行われるのでしょうか。

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春海運河奥部の廃鉄橋、晴海橋梁では、クレーン付き台船の姿が。近づいてみると、橋脚の一本を鋼矢板で囲む工事をしていました。

何でも、晴海橋梁を人道橋に改修する計画があるそうですので、その準備の一環かもしれません。横浜の汽車道のように、旧線路敷を転用した遊歩道となるわけです。鋼橋を散歩しながら愛でられるようになるとは、楽しみであります。

269060.jpg朝潮運河と新月島川の角にあった大型倉庫・月島倉庫の敷地、更地になったのはつい最近だと思っていたのですが、すでにその敷地の半分にはビルが立ち上がり、結構な高さに。

数年前まで、港湾の面影を色濃く残していたこの界隈も、次々に高層ビルが建ち、急激な変化に毎度のことながら目を見張るばかり。運河畔のテラス化も、ここにきてピッチを上げて進んでゆくでしょう。
撮影地点のMapion地図

(令和3年7月22日撮影)

(『7月22日の水路風景…2』につづく)

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タグ : 砂町南運河 春海運河 朝潮運河 墨田川造船 清掃船

五輪警備下の東京水路!…7

(『五輪警備下の東京水路!…6』のつづき)

269031.jpg今回から7月23日の様子をご紹介します。この日も前日と同様、新砂水門から荒川に出て、砂町南運河経由で港内へ入りました。

南風で波立つ荒川河口を南下していると、水面を切り裂くようなプレーニングで、湾岸署の警備艇・視20「ゆりかもめ」と行逢。逆光の中、ダイナミックな航走姿を見せてくれました。

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砂町南運河に入ると、若洲ヨット訓練所の桟橋に、視21「すみれ」がもやっているのを発見。

警邏中に立ち寄っただけなのか、ここをベースの一つにしているのか‥‥。警視庁の船艇も、警備が長丁場になりちょっとした補給・整備のことまで考えると、水上派出所だけでは間に合わないのかも。公有のマリーナを活用して臨時の拠点に、というのもうなずけるなあ‥‥などと妄想。

269033.jpg昨日は張り付いている船艇が見られなかった、第三航路に面した中防東側ですが、この日は漂泊艇が一隻いました。

地元、東京海上保安部のCL34「ゆめかぜ」(23総t)です。水面の広大さを思うと、巡視艇一隻では心もとない気もしますが、航路帯とて大型船艇の巡回は頻繁にあるのでしょう。

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おっと、少し離れていますが、もう一隻巡視艇がいました。鉄鋼埠頭に寄せて、PC57「たかたき」(125総t)が。湾奥のご近所、千葉からの応援です。

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プレスセンターのあるビッグサイトとフェリー埠頭の間は、停留自粛エリア。さらにビッグサイト南西端、船着場のある一角は航行自粛と、警戒厳重です。昨日の晴海同様、一定の針路・速度で走りながら警備船艇をスナップ。

昨日も出会った巡視船「いよ」と「いしかり」が、接岸して補給を受けていました。同型船が肩を寄せ合っているさま、船橋が低いせいでしょうか、どこか可愛らしい感じを受けますね。2隻の船尾側には、巡視艇と監視取締艇も。巡視艇はPC42「みちなみ」(64総t)、瀬戸内の要衝、尾道からの来航艇です。

(令和3年7月23日撮影)

(『五輪警備下の東京水路!…8』につづく)

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タグ : 砂町南運河 東京港 警備艇 巡視艇 巡視船

令和2年度川走り納め…11

(『令和2年度川走り納め…10』のつづき)

260086.jpg行き足を落として、葛西臨海公園前の水路を流します。何分雲が濃くなってきたのでいま一つサエませんが、平らかな水面を味わいながら原速航行。

葛西なぎさ橋、桁の半ばまでパネルで養生されて、補修中のようですね。沿岸はぱらぱらとではありますが、散策を楽しむ人たちの姿が見られました。


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なぎさ橋の西側、もと海洋商船‥‥秋ヶ瀬行き水上バス航路の船着場跡。年々傷みが進むさまを通るたびに見てきましたが、ポンツン桟橋を留めている鋼管杭が朽ちてきたのか、鋼材を門形に組んだもの二組が設けられ、流出を防ぐ手立てがなされていました。どうやら撤去もままならないようです。

そうそう、海洋商船といえば、一つメモしておきたいことが。「荒川水上バス 海洋商船 船着場」で検索、偶然ヒットし今ごろ気づいたのですが、「なぎさコース」(葛西臨海公園~秋ヶ瀬)の時刻・料金表ページが、ウェブ廃墟として残っていたのです!

トップページが休航後も長らく残っていた(『水上バス「カワセミ」のこと』参照)ことは知っており、それすら消えて久しかったので、驚いたものでした。今や河川航路史の貴重な資料ですね。いつ消滅するか分からないので、保存しておいた方がいいかもしれません。

260088.jpg荒川河口を下流側へはすに横断し、砂町南運河へ。ディンギーの船影も見えないので、若洲橋をくぐったところでスロットルを一杯まで倒し、ほんの少しの間プレーニング。

51.1km/h‥‥27.59ktで気持ちよく滑走し、あっという間に運河西端へ到達。接岸している本船が見えたので、スナップしておこうと行き足を落とすことに。

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白とブルーのツートンに美しく塗り上げられた本船、曇り空の下でも鮮やかですね。マルエーフェリーの「琉球エキスプレス5」(10,034総t)。ご縁があまりないのか、ここで出会うのはまれです。

右舷にはランプウェイを収める凹みがありますが、この角度から眺めると船首楼タイプにも見え、船橋がその後ろに配されていることも手伝って、樅型や峯風型といった旧海軍のウェルデッキ型駆逐艦を思い起こさせるものがありました。

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空模様はいま一つながら、せっかくの出会いとあって真正面から一枚欲しくなり、いいお顔を。塗り替えてまだ間がないのか、船底色も含めてツヤがありきれいで、眺めていて気持ちのよいものがありました。
撮影地点のMapion地図

(令和2年12月29日撮影)

(『消防艇隊出動!』につづく)

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タグ : 砂町南運河

6月7日の砂町南運河

(『6月7日の辰巳埠頭』のつづき)

252006.jpg貯木場(現在はクレーン船の泊地ですが)の囲いに沿って取舵を切ったところで、スロットルを一杯に倒しました。全速25.6kt、船底を塗り替えておよそ8ヶ月を経ての成績としては、まずまずといったところでしょう。

デッドフルのままさらに取舵、ゲートブリッジを右舷に見て一枚。まだ沖は雲があって少々サエませんが、穏やかな海況と恐竜橋、雄大な眺めに癒されます。

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速度を緩めず爽快さを味わいながら、貯木場の周りを4分の3周し、砂町南運河へ進入。新木場の緑の法面をバックに疾走する、トーイングボートを眺めながらの東航。東雲運河と並んで、こちらもゲレンデとして好環境のようですね。

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砂町南運河唯一の橋、若洲橋に近づいたあたりで、橋の向こうにシングルセイルの小型ヨットが、いくつも帆走しているのが見えてきました。この右手にある若洲ヨット訓練所、このコロナ禍で一時閉鎖していたはずですが、再開したようですね。

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訓練のお邪魔をする気はもとよりないので、スロットルをしぼって、行き足をゆるめました。

橋をくぐるとき、ふと仰いでの一枚。むう、平仮名の「わかす」だけ切り取ると、何ともいえぬユルい味わいが‥‥。

252010.jpg微速で歩かせつつ、訓練風景を眺めて。随伴艇が声をかけると、周りにサッと集まれるあたり、熟達した子たちなのでしょう。

正面に見える荒川河口沖も穏やか、この調子ならまずまずの水路日和になりそう。運河から出たら、エンジンの健康も考えて、少し飛ばしてゆきましょう。

(令和2年6月7日撮影)

(『緊迫の激流水門二題!』につづく)

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タグ : 東京港臨海大橋 東京ゲートブリッジ 砂町南運河

7月10日の水路風景…2

(『7月10日の水路風景…1』のつづき)

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194007.jpg我が艇が砂町運河を出たところで、警戒船と信号機から指示があったのでしょう、プレジャーと屋形船各一隻がにわかに爆音を高め進入開始。屋形の船頭さんが、警戒船とすれ違いざま手を振っていたのが、思いやりが感じられるいいシーンでした。

荒川河口の橋梁群をくぐったところで、ご無沙汰していたから少し回してやらきゃと、スロットルをいっぱいに倒してデッドフルに。回転計はたちまち5500PS、速度は軽く向かい風を受けて23.7kt。快調であります。

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行き足をしぼりながら面舵、砂町南運河へ入ってみると、若洲ヨット訓練所からたくさんのディンギーが出ていて、少年少女が帆走練習中でした。

OP級という箱型の、全長3mに満たない可愛らしい艇で、群れをなしておぼつかない帆さばきで間切るさまは、可憐な鴨のヒナさながら。デッドフルから一転デッドスローで、小さな艇長たちの真剣な面持ちを眺めながら航過します。

彼らを見ていたら、中学生のころ、艇はシーホッパーくらいのクラスだったと思うのですが、夏休みの数日間ながら合宿式のヨット教室で、帆走を教わったことを思い出しました。

潮っ気が染みついたような厳しい教官に鍛えられ、タックのときブームでノックアウトされたり、沈して海に放り出されたりと、生来の運動音痴丸出しでお恥ずかしいかぎりだったのですが、首尾よくクローズホールドに持ち込めたときの快感は、えもいわれぬものだったことが思い出されます。

194009.jpg砂町南運河の西の果てを直角に曲がり、ゲートブリッジを望むところに出ました。朝が涼しかったせいでしょうか、想像していたよりずっと濛気が濃く、トラスもぼんやりと霞んで、季節柄もありシャープな眺望は望むべくもありません。

まあ、この霞を吹き飛ばす風がないということで、穏やかな水面が担保されるのですから、ぜいたくはいえますまい。近くに他船もいないことだし、ここでも全開ですっ飛ばし、トラスの真下へ。

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ニュートラルにすると、冷却水の落ちる音とアイドリング音のほかは、耳をかすめる微風の音のみ。ゆるいうねりが艇を揺らすモクリ、モクリという感覚を楽しみながら、頭上はるかに仰ぐ、雄大な橋の裏側を堪能しました。
撮影地点のMapion地図

(28年7月10日撮影)

(『7月10日の水路風景…3』につづく)

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タグ : 荒川 砂町南運河 東京港臨海大橋 東京ゲートブリッジ 東京港 橋の裏側