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【特盛】ふれあい橋づくし

先週、廃道趣味の大家であるヨッキれん氏の「山さ行がねが」を拝見していたら、掲示板にて「『ふれあい橋』の画像募集!!」の告知が出ていました。

「皆様が撮影された全国の『ふれあい橋』と名の付く橋の画像を大募集します!!」と書いてあるところを見ると、全国に同名の橋が、数多く点在しているようですね。そういえば、私もいくつかくぐったり、訪ねた先で出会った気が…と、アップ済みのもののみざっと検索してみたら、以下の「ふれあい橋」とその仲間たちが見つかりました。

橋のある土地ゆかりの名前か、架橋された時代を反映した橋名など、さまざまなネーミングの方法があるにせよ、各地に同じような名前の橋が、同時に出現してしまう背景には、賛否は措くとして、興味をそそられるものがありますね。

では「ふれあい橋づくし」とまいりましょう。
良いお題をくださった、ヨッキれん氏に御礼申し上げます!

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タグ : 天王洲運河神田川目黒川旧中川利根運河日本橋川真間川濠川宇治川派流ふれあい橋

江戸川散歩…3

(『江戸川散歩…2』のつづき)

7049.jpg江戸川から真間川が分流する地点には、対照的な二つの樋門があります。

右の2径間のものが、ラックを頭上に突き出した、質実剛健な雰囲気なのにくらべ、左のものは控えめながら装飾(?)が施され、顔のようでちょっとユーモラス。左は、根本排水機場の樋門のようですね。
撮影地点のMapion地図

7050.jpg国府台の先端を眺めて。巨大な下総台地の、半島のように張り出した部分で、麓に沿って家屋が点在し、まるで箱庭のような風景です。

写真集「利根川高瀬舟」(旧大利根博物館刊)には、大正時代の国府台から俯瞰撮影した、たくさんの高瀬舟が、いっせいに白帆を上げて遡上してゆく写真が掲載されています。
まさに圧倒的と言ってよい、素晴らしい舟運シーンが後世に残ったのも、関東の大河に面した水辺としては珍しい、この丘陵のあったお陰で、水運趣味的に見ても、印象深い地形であるわけです。

7051.jpg上るにつれて、国府台の麓は水辺に迫り、ついには堤防を飲み込んで、江戸川の水と接するまでになります。

このあたり、江戸時代に、神田山(本郷台)に接して設けられた、神田川の柳原土手に近いものを感じます。もちろん、神田川が本郷台を掘り割って作られた、人工の川という違いはありますが。

7052.jpg国府台下で唯一、法面が川に向かって開かれている場所。この真上はちょうど、国府台城跡がありますから、昔の河岸の跡でもあるのでしょうか。

ミニボートやPWCの上下架スポットとして、なかなか良さそう。クルマが多く停まっているところを見ると、釣りの穴場でもあるのでしょうね。

7053.jpg上流側からの遠望。江戸川は、下総・大宮の両台地に挟まれた、巨大な「谷」を流れていると言えますが、この角度から見ると、まさに沖積低地果つるところ、といった感を強くします。

高い建物のなかった昔、この緑濃い国府台を目にした下り舟の水夫たちは、東京まであと一息、と、舟を操る手に力をこめたに違いありません。

(21年6月7日撮影)

(『柳原水門の表情』につづく)

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タグ : 江戸川国府台真間川