1月21日の目黒川…3
(『1月21日の目黒川…2』のつづき)
●五反田大橋の下流側、ご存知「地下鉄地下水」と看板まで掲げてアピールしている、吐出口が見えてきました。ご覧のとおり、気持ちのいいくらいの勢いで排水していますね。
地下鉄ほかの排水口が、河川に開口している例は多々あると思いますが、このように自己主張(?)しているものはどのくらいあるのでしょうか。非可航河川まで含めると、意外とたくさんあるのかもしれませんね。

●むう、今回も光の具合が悪く、看板がちゃんと撮れなかった‥‥。橋詰という人目につく場所で、しかも水音も激しく目立つということもあり、違法な汚水ではありませんよ、というアピールが必要なのかもしれません。

●そして目黒新橋。変わらぬ端正な姿を見られて、まこと目の正月。もうちょっと浚渫区間を延伸していただいて、橋の上流側からも拝めるようにしていただければ、なお嬉しいのですが。
帰路、荏原神社の寒緋桜にふたたび目を奪われて。梅とも違った、地味な中にも味わいのある色合い、いいものですね。花の少ない季節だけに、すごくトクをした気分になれました。

●河口も間近なあたり、直線区間に単径間の桁橋が、高密度で並ぶ川景色。目黒川の魅力の一つって、この最下流部の景観にあるのではないか、と思うことがあります。
各支川を集めて谷間を流れ下る、洪水常習河川であったゆえの対策の一つ、橋脚を廃した橋が醸し出す、緊張感と斉一の美‥‥とでも申しましょうか。似たような性格の川は隅田川西岸にいくつもありながら、目黒川のように徹底でき、また直線区間で一気に見通せる面白さを持った川は、ほかにないように思えます。
【撮影地点のMapion地図】
(30年1月21日撮影)
(『1月21日の川景色…1』につづく)

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地下鉄ほかの排水口が、河川に開口している例は多々あると思いますが、このように自己主張(?)しているものはどのくらいあるのでしょうか。非可航河川まで含めると、意外とたくさんあるのかもしれませんね。

●むう、今回も光の具合が悪く、看板がちゃんと撮れなかった‥‥。橋詰という人目につく場所で、しかも水音も激しく目立つということもあり、違法な汚水ではありませんよ、というアピールが必要なのかもしれません。


帰路、荏原神社の寒緋桜にふたたび目を奪われて。梅とも違った、地味な中にも味わいのある色合い、いいものですね。花の少ない季節だけに、すごくトクをした気分になれました。

●河口も間近なあたり、直線区間に単径間の桁橋が、高密度で並ぶ川景色。目黒川の魅力の一つって、この最下流部の景観にあるのではないか、と思うことがあります。
各支川を集めて谷間を流れ下る、洪水常習河川であったゆえの対策の一つ、橋脚を廃した橋が醸し出す、緊張感と斉一の美‥‥とでも申しましょうか。似たような性格の川は隅田川西岸にいくつもありながら、目黒川のように徹底でき、また直線区間で一気に見通せる面白さを持った川は、ほかにないように思えます。
【撮影地点のMapion地図】
(30年1月21日撮影)
(『1月21日の川景色…1』につづく)

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タグ : 目黒川
1月21日の目黒川…2
(『1月21日の目黒川…1』のつづき)
●特に時間を意識せず訪ねたので、渡る人影もそう濃いわけではない、静かな雰囲気とあいまって、文字通り度肝を抜かれ(大げさだな)ました。
直前、本当に直前まで来て、鼻先でいきなり放水が始まったのですから!

●全力でゴースターン!
手前に広がる濃い気泡と波紋からも、まさに泡を喰った様子が伝わるかと! せめて放水の数秒前に、予告としてチャイム音でも鳴らしてくれたらいいのですが‥‥。まあ、通航艇などめったにいないので、各艇長が確認の上で通るしかありません。

●お天気も良いことだし、この際カメラを向けて放水シーンを撮りながら、水が止まるまで眺めていようと、前後にチョイチョイと軽く蹴飛ばしつつ漂泊。川面を彩る人工の小瀑布、眺めている分にはのどかでよいもの。
‥‥‥‥5分経過、ううん、なかなか止まらないなあ。シビレを切らせた、というと言葉が悪いですが、他に訪ねたい場所もあるので、そろそろおいとましたいのが正直なところ。今は潮位も割と高いし、突破できるよね‥‥というわけで、コツンと前進に入れて航進再開。

●噴水の出ていない左側、護岸にぐっと寄せてすり抜け成功! 右舷側にちょっとしぶきがかかっただけで、チルトアップせずとも基礎護岸にペラヒットすることもなく、無事通ることができました。
振り返ると、逆光に噴水がキラキラとして、なかなかの眺め。気に入ったので、ゴーストが出ていたのも構わず、トップ画像にしてみました。潮位によっては基礎護岸にぶつける恐れがあるので、通航にはくれぐれもお気をつけて‥‥。
【撮影地点のMapion地図】
(30年1月21日撮影)
(『1月21日の目黒川…3』につづく)

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直前、本当に直前まで来て、鼻先でいきなり放水が始まったのですから!

●全力でゴースターン!
手前に広がる濃い気泡と波紋からも、まさに泡を喰った様子が伝わるかと! せめて放水の数秒前に、予告としてチャイム音でも鳴らしてくれたらいいのですが‥‥。まあ、通航艇などめったにいないので、各艇長が確認の上で通るしかありません。

●お天気も良いことだし、この際カメラを向けて放水シーンを撮りながら、水が止まるまで眺めていようと、前後にチョイチョイと軽く蹴飛ばしつつ漂泊。川面を彩る人工の小瀑布、眺めている分にはのどかでよいもの。
‥‥‥‥5分経過、ううん、なかなか止まらないなあ。シビレを切らせた、というと言葉が悪いですが、他に訪ねたい場所もあるので、そろそろおいとましたいのが正直なところ。今は潮位も割と高いし、突破できるよね‥‥というわけで、コツンと前進に入れて航進再開。


振り返ると、逆光に噴水がキラキラとして、なかなかの眺め。気に入ったので、ゴーストが出ていたのも構わず、トップ画像にしてみました。潮位によっては基礎護岸にぶつける恐れがあるので、通航にはくれぐれもお気をつけて‥‥。
【撮影地点のMapion地図】
(30年1月21日撮影)
(『1月21日の目黒川…3』につづく)

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タグ : 目黒川
1月21日の目黒川…1
(『1月21日の古川…4』のつづき)

●お次は目黒川を訪ねました。京浜運河・天王洲南運河経由で進入、アイル橋のほっそりしたライン越しに眺める河口、空の青さもあいまって、穏やかないい雰囲気。

●遡上を始めて間もなく、荏原神社を右手に見ながら通り過ぎようとしたら、桃色の可憐な花を咲かせた木々が。名物、寒緋桜ですね。ちょっと控え目な感じの咲きぶりが可愛らしく、冬の空に映えてきれい。境内は写真を撮る人たちで賑わっていました。
●橋を眺めていると、いくつかの橋は塗り替えの際に施工したのか、橋名が新しいデザインに変わっているのに気づきました。
この要津橋は、橋名だけでなく恐竜のシルエットと足跡らしきものが描かれ、いかにも由来ありげです。この日同乗のT氏によれば、この近くの児童遊園に、恐竜の形をした遊具があったからそれではないか、とのこと。検索するとなるほど、恐竜の像が9体もある「子供の森公園」が北詰近くにあるのですね。
●高い桁下高でひときわ目立つこの橋、北岸の大崎ブライトタワーから伸びる連絡デッキ。眺望はよさそうですけれど、隣接するビル群に配慮したのか、曇りガラスで目隠しがされて、川面を見下ろすことはできないようですね。
写真左側、南詰はどういうわけか、大崎ニューシティにつながっておらず、渡り終えたら階段で地上へ降りるしかなさそうです。

●目黒川では数少ない下路式タイプの橋、鈴懸歩道橋の向こうは御成橋。例の桁側面に噴水のある橋で、珍しくまた眺めて楽しくはあるものの、下を通航する艇にとっては、あまりありがたくないギミックといえます。
放水は1時間毎ですので、通航時にヒットしてしまうことは今までも多くありませんでしたが、今回はどうでしょう。
【撮影地点のMapion地図】
(30年1月21日撮影)
(『1月21日の目黒川…2』につづく)

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●お次は目黒川を訪ねました。京浜運河・天王洲南運河経由で進入、アイル橋のほっそりしたライン越しに眺める河口、空の青さもあいまって、穏やかないい雰囲気。

●遡上を始めて間もなく、荏原神社を右手に見ながら通り過ぎようとしたら、桃色の可憐な花を咲かせた木々が。名物、寒緋桜ですね。ちょっと控え目な感じの咲きぶりが可愛らしく、冬の空に映えてきれい。境内は写真を撮る人たちで賑わっていました。

この要津橋は、橋名だけでなく恐竜のシルエットと足跡らしきものが描かれ、いかにも由来ありげです。この日同乗のT氏によれば、この近くの児童遊園に、恐竜の形をした遊具があったからそれではないか、とのこと。検索するとなるほど、恐竜の像が9体もある「子供の森公園」が北詰近くにあるのですね。

写真左側、南詰はどういうわけか、大崎ニューシティにつながっておらず、渡り終えたら階段で地上へ降りるしかなさそうです。

●目黒川では数少ない下路式タイプの橋、鈴懸歩道橋の向こうは御成橋。例の桁側面に噴水のある橋で、珍しくまた眺めて楽しくはあるものの、下を通航する艇にとっては、あまりありがたくないギミックといえます。
放水は1時間毎ですので、通航時にヒットしてしまうことは今までも多くありませんでしたが、今回はどうでしょう。
【撮影地点のMapion地図】
(30年1月21日撮影)
(『1月21日の目黒川…2』につづく)

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