散りぎわのお花見水路…5

(『散りぎわのお花見水路…4』のつづき)

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190022.jpg恒例、大島川水門の進捗観察。左径間の工事はあらかた終わったのか、ついに扉体が上がり、右径間の工事が始まったようですね。左径間、堰柱の表面に加工の跡がありますが、装飾でも施されるのかしら。

水門を出た直後にひらけた、対岸の眺め。堤防上の桜並木がピンク色の線となって、芝の新緑と対をなし、なかなかきれい。舵を右に切り、隅田公園の桜を見に行ってみましょう。

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吾妻橋をくぐり、観光汽船の桟橋近くで一枚。もう盛りは過ぎたものの、まだ咲いている木もちらほらあって、結構な人出です。「道灌」「竜馬」の甲板室の赤い塗装も水面に映えて、春めいた雰囲気にあふれていました。

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言問橋の上流は、墨堤でも高密度の桜並木を誇るエリア、屋台でも出ているのか、川面までいい匂いが漂ってきます。

え~と、この窓付き円筒は? 流路を監視するカメラでも入っているのでしょうか。

190025.jpgそうそう、源森川水門も更新工事が始まっており、旧源森川の区間は、ご覧のとおり完全閉塞状態なのでした。中に船をもやっている船宿さんは、一時移転されたのでしょうか。

護岸も含めて改修工事となれば、あの古びた石垣護岸や、「水道鐡管埋設位置」の石柱(『「源森川」で吸われる…1』参照)も、見られなくなってしまうということか‥‥。刻々と変わりゆく都内河川、まめに訪ねておくにしくはありません。
撮影地点のMapion地図

(28年4月9日撮影)

(『散りぎわのお花見水路…6』につづく)

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タグ : 隅田川 大島川水門 源森川水門 水上バス

「いずも」来航!…9

(『「いずも」来航!…8』のつづき)

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離れ際、張り出しのボリューム感を再度眺めておこうと、艦首方向から。

舷梯はもはやはるか彼方、装載艇も豆粒のようで、改めてその長大さにため息が出そう。張り出し前端の部分、曲面のない角錐にまとめたあたりも目を引かれますね。

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最微速でゆるゆる移動し、「いず」の近くまで来たので、船首側から船橋周りを一枚。こちらも上部構造物、船体のラインとも直線でまとめられ、シャープな引き締まった印象です。

「いず」は阪神淡路大震災の教訓をもとに建造され、平成9年に竣工した大型巡視船で、大きな船橋構造物の中は災害対策本部に用いるスペースなど、「災害対応型」の名にたがわぬ、さまざまな設備がなされているとのこと。「いずも」同様、フラッグシップとしての性格を兼ね備えた船といってよいでしょうね。

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船首を突き合わせて相対する、「いず」と「いずも」を眺めて。3,680総t・全長110.4mと、満載排水量26,000t・全長248m。外観も役割もそれぞれ違いますが、有事の際の頼もしい味方であることには変わりはないでしょう。

大規模災害や領海警備の案件が相次ぐ昨今、海保、海自とも、創設以来最も忙しく、緊張が続いている時期といってもいい過ぎではありません。二隻の艦船に心あらば、どのようなことを語り合っているでしょうか。

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178045.jpg名残惜しく「いずも」と別れた後は、短時間近場回りをして帰港したのですが、その間見たものを二つ。「汐留川水門の工事」でも触れた、汐留川水門の水上から眺めた様子と、通航止めが続く源森川水門を。

何分地場の船以外は入れないとあって、奥の様子はうかがいしれません。機会があったら、陸路眺めにいってみたいですね。北十間川樋門の閘門化はまだかなあ‥‥。


(27年8月31日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 護衛艦いずも 護衛艦 巡視船 東京港 汐留川水門 源森川水門

12月30日の川景色…3

(『12月30日の川景色…2』のつづき)

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桜橋の下流まで下ってきました。スカイツリーを見上げると、冬にしてはシャープさに欠ける、ちょっとけむったような表情。

スカイツリーが建って以来、空気のコンディション(というと大げさかもしれませんが)が、ディテールの見え方によって素人目にもわかるようになり、面白く思ったものです。山々を眺めて観天望気をするのと、同じ伝ですね。

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北十間川の西口、源森川水門の前を通過して‥‥おっと、何か横断幕があるぞ? 「北十間川の堤防をより地震に強く改良しています」、許可船舶以外進入禁止‥‥なるほど、水門の信号は赤になっています。護岸の改良工事ですか、これは当分入れなそうですね。

あっ、もしかすると、あの風情ある石垣や、珍しい「水道鐡管埋設位置」(『「源森川」で吸われる…1』参照)の石柱も、一掃されてしまう可能性があるかもしれません。確認してみたいのですが、進入禁止ではいかんともしがたく‥‥。

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166084.jpg両国では警備艇「すみれ」と反航。ゼヒこの艇で、白子川もパトロールしていただきたい! 無理ですねすみません。

右写真、機材を載せた台船がテラスに横付けされ、堤防には横断幕。「隅田川の堤防をより地震に強く改良しています」。こちらでも耐震補強工事ですね。




166085.jpg砂町運河と曙北運河・曙運河の十字流、運河上を長々と横切る京葉線橋梁もこれまた、橋脚をケーソン(?)でがっちり囲って補強工事中の模様。

はたから眺めているだけではありますが、こうして近場を徘徊しているだけでも、日々の地道な工事が、安全を支えている感を強くします。
撮影地点のMapion地図

(26年12月30日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 隅田川 砂町運河 源森川水門 警備艇 台船

干潮時の「源森川」…2

(『干潮時の「源森川」…1』のつづき)

95006.jpg南岸の鋼矢板護岸も、北岸同様根元に泥を見せて、錆びた表面に水気を含ませていました。こちらは最近まで屋形船がもやっていたこともあって、使われなくなった杭が朽ちかけつつ立ち並び、ひなびた雰囲気を醸し出していますね。

どういうわけだか、いつもと違って魚探が利かず、モニターは真っ赤で感がまったく得られません。エンジンをチルトアップしたのはそのためで、両岸に片寄らないように、抜き足差し足で歩かせます。

95007.jpgあっ、「水道鐡管埋設位置」の石柱(『「源森川」で吸われる…1』参照)が、二本とも完全露出している! たったこれだけのことでも、引いた時間帯に入ってよかった、と思えるのですから、安上がりなものですね。

この手の石柱、都内の他の水路では見たことがありませんから、小なりとはいえ、実は貴重な産業遺産なのでは…。水道に詳しい方、ぜひご教示いただきたいものです。

95008.jpgそろそろ歩きで、10分近くかけて最奥部、小梅橋が見えるところまで到達。あらら、右手の下水道局ポンプ所のあたり、工事が続いているのは知っていましたが、しばらく見ないうちにずいぶん出っ張ってきましたね。

鋼矢板が打ち込まれた区画が水面に張り出し、小梅橋の全容も拝めないほどになってしまいました。検索してみると、「業平橋ポンプ所再構築工事」(株式会社建設データバンク)のようですが、工事が終わったら、川幅は元に戻るのでしょうか。

95009.jpg転回したところで、電車の通過する音が聞こえてきました。見上げてみると、何やら車体にお絵かきした特急・りょうもう号が…。

帰宅後に検索してみたら、東京スカイツリーの公式キャラクター、「ソラカラちゃん」をラッピングした編成とのことでした。



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いつもよりスラリとした源森川水門の裏側を仰ぎ見ながら、隅田川へもどりましょう。

空をおおっていた雲も少しづつ切れて、青空がのぞいてきたようです。


(24年6月3日撮影)

(『6月3日の神田川』につづく)

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タグ : 源森川 北十間川 源森川水門 江東内部河川

干潮時の「源森川」…1

95001.jpg6月3日は、近場をあちこちうろついてきました。曇り時々雨と芳しくなかった天気予報も、幸いにして外れ、曇天ながら青空ののぞくまずまずの空模様。さらに望の大潮の前日とあって、日中の潮位差はおよそ1.9mにおよんだこともあり、おなじみの川たちの、ちょっと違った表情を楽しむことができました。

まずは旧源森川…北十間川西端部を訪ねてみようと、隅田川を遡上。初夏を感じさせる気温の高さも手伝ってか、「道灌」の横付けする都観光汽船の浅草船着場も、すでに結構な賑わいです。

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賑やかな河畔に背を向けて、源森川水門を仰ぎつつくぐり、対照的な静けさの狭水路へ。この「大河から細いところへ入る」瞬間は、何度味わってもよいものです。
撮影地点のMapion地図

95003.jpg枕橋を前にして。おお、いつもよりぐっと高く見える! 橋台やアーチ下部の黒々と濡れた部分が露出し、水位の低まった分加わった高さも手伝って、より重厚な感じがします。

この日の干潮が9時55分、芝浦の推算潮位でA.P.+0.05mだったとのこと。到着時が10時47分で約1時間後ですが、内陸にあるタイムラグを考えると、上げ潮に転じてまだ間もないころでしょうか。


95004.jpg北側の石垣護岸も、基部まですっかりあらわになり、岸近くに堆積した泥が、湿った肌を薄日に光らせていました。

この数日は雨の多かったこともあり、水質は決してよくはなかったにもかかわらず、水底に沈んだものまでチラチラと目に入るほどの浅さ。ここまで引いたときに入るのは初めてですので、初めて見る「干潮時の源森川」の表情に興味を惹かれつつも、やはり緊張しました。

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ご覧のとおりの引き具合とくれば、澪筋はほぼ中央のみ。ペラを河底で磨くのも業腹ですので、エンジンをチルトアップしての最微速前進。最奥部まで「干潮時の源森川」を眺めてやるとしましょう。


(24年6月3日撮影)

(『干潮時の「源森川」…2』につづく)

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