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旧源森川周辺を歩く…4

(『旧源森川周辺を歩く…3』のつづき)

236016.jpg枕橋の手前まで来たところで、雨が降り出しました。面倒がって傘を持ってこなかったのがたたり、雨宿りできるところまで駆け出すはめに。

せっかく訪ねたのに、雨脚は急速に強まってき、カメラを取り出すのもはばかられるほど。枕橋は特にゆっくり見ておきたかったのですが、信号待ちの間、橋詰にある木の下で雨をしのぎながら、特徴ある親柱を一枚撮っただけに留まりました。残念‥‥。

小走りに横断歩道を渡って、濡れながらこのまま去るのは惜しいと、源森川水門も一枚。手前に見える橋台の高欄も素敵ですね。

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236018.jpg水門左手の小径からテラスに出て、首都高向島線の高架下に走り込んで、一息つきました。水路上だけでなく陸上でも、首都高の高架に救われるとは。まったくありがたやであります。

おりしも東武線の電車が上下2本、いい音を立てて鉄橋を渡るところでした。しばらく雨宿りしなければなりませんが、ここなら退屈せずにすみそうです。

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水際に降りて、源森川水門を柵越しに眺めていたら、数羽のサギさんがそろりそろり、といった感じで歩いているのを発見。

水門のすぐそばとはいえ、サギの足が立つくらいですから、護岸沿いは浅いのですね。それとも基礎護岸みたいな段がついているのかしら。

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ベンチに腰かけて顔を拭いていたら、間近でボーボーと鋭い汽笛の音が。びっくりして顔を上げると、観光汽船「ホタルナ」が船首をこちらに向けていました。背後に見える離桟直後の下航便を避けて、転舵急減速したようです。

この一帯は観光汽船の浅草や、水辺ラインの吾妻橋など、船着場が隣接する河港といってもよいところ。雨宿りのひとときは、絶好のフネ見物の時間になりそうです。
撮影地点のMapion地図

(元年6月30日撮影)

(『隅田川畔のテラスにて…1』につづく)

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タグ : 北十間川 源森川 源森川水門 隅田川 水上バス 水辺の鳥たち

旧源森川周辺を歩く…3

(『旧源森川周辺を歩く…2』のつづき)

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236012.jpg用を済ませ昼食をとった後、今度は西へ向かって源森橋へきました。道路幅もあって視界が開け、行きかう列車を眺めるのも楽しいところです。

渡って北詰の西側には、右写真のような護岸工事の説明版が。先日艇から見たとおり、北岸がおおむね完了したので、今度は反対側、南岸にとりかかるということですね。


236013.jpg道路を渡って西側、南詰の植え込みには、源森橋の由来を記した石碑がありました。角を取った丸い姿は、どこか可愛らしい感じがしますね。

近づいて、はめ込まれた文面をふんふんと読み下していると‥‥あ、ワープロ誤植(死語)もとい、変換ミスを見つけてしまった‥‥。「源森側」→「源森川」ですね。自分も経験があるので、人さまのことを笑えません。

しかし、枕橋の旧称が源森橋だったことについてはわかるものの、肝心の源森橋が、かつて何と呼ばれていたかについては触れられていないあたり、失礼ですが首をかしげるものが。文の題名や設置者の表記がないのも、違和感を覚えました。

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源森橋上から西側を見たところ。南岸も草がすっかり刈られ、手前の一部はコンクリートがはがされて鋼矢板が露出しており、工事の準備が進みつつあることを感じさせました。

ここで「おお!」と思ったのが、画面奥の源森川水門近く。ズームでたぐり寄せてみると‥‥。

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枕橋の東側に、クレーン船や台船がぎっしり詰まって、河道全幅を塞いでいるのがわかりました。左手では新たに打ち込まれた鋼矢板も見え、工事はすでに西側から始まっていたのです。

いや、4月28日は間一髪とまでいかないまでも、実に絶妙なタイミングで入れたのだということがわかり、幸運に感謝したものです。この日のように入口近くで塞がれていたら、のぞいただけであきらめたでしょうから。

手前にもやうブルーの豆曳船、「お久しぶりです『源森川』…3」で見たものによく似ているけれど、違う船ですね。船名は「六号千羽丸」でした。
撮影地点のMapion地図

(元年6月30日撮影)

(『旧源森川周辺を歩く…4』につづく)

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タグ : 源森川 北十間川 江東内部河川 源森川水門

旧源森川周辺を歩く…2

(『旧源森川周辺を歩く…1』のつづき)

236006.jpgいったん浅草通りに出て業平橋を渡り、大横川親水公園の東側を北上して、北十間川樋門の工事現場のフェンス際に出ました。

写真はフェンスの網目にカメラを突っ込んで西側を見たところで、左の白い柵が親水公園の北端です。鋼管矢板など資材が置かれた奥に、小さく樋門が見えました。


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ズームでたぐり寄せると、おなつかしや北十間川樋門さんの姿が。手すりには安全標語、管理橋上(?)には仮設トイレが置かれ、手前には大小3台のユンボの姿も。

工事は護岸など、流路周りの耐震対策のようですが、樋門自体もかなり古いようですし、近いうちに扉体や巻上機の更新や、堰柱の補強などがおこなわれるのでしょうか。
撮影地点のMapion地図

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少し東へ進むと、柵に掲げられていた「北十間川樋門耐震対策工事のお知らせ」。‥‥まあ、ウェブ上の告知で承知してはいたものの、北十間川樋門閘門化の夢が、完膚なきまで潰えたことをここで目の当たりにして、意気消沈の度合いも最大値であります。

「観光文化」213号の記事でも触れたように、詳細な完成予想図まで描かれ、その後通航船艇の許容寸法も決められと、10年余りの時間はかかったにせよ、実現に向けて少しづつ前進しているであろうと思っていただけに、現状を固定する耐震工事が実施されることを知ったときは、残念でたまらなかったものでした。

236009.jpg‥‥いや~‥‥。悲嘆にくれる脳内に合わせてか、梅雨空ますます濃く、スカイツリーの頂部も雲にうずまるほど。冴えない写真ばかりですみません。

水上観光の一大拠点である浅草を目前にして、分断されているがゆえに、舟行きがままならないことのもどかしさ。

お上の決めごとに、いち道楽者がものいいはつけますまいが、閘門の設置が実現していれば、スカイツリー前の北十間川がさらなる賑わいを見せたことだろうなあ、とせんのない妄想をふくらませてしまうのは、このもどかしい環境を前にすれば無理からぬことと、お許しいただけるかと思います。


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東武橋の上から視線をおろせば、美しくテラスが整備された水路にポンツン橋が浮かび、噴水がほとばしるおなじみの眺めが。

閘門が実現していたら、通航艇が狭い流路で苦労して転回したり、後進のまま離脱を余儀なくされるような運航上のデメリットも解消されるだろうし、乗客にとっては閘門通航そのものが、楽しいアトラクションとなっただろうなあ‥‥と、妄想はとどまるところを知りません。遠い将来、そんな水路風景が展開される時代が来ることを、静かに願いつづけるとしましょう。

(元年6月30日撮影)

(『旧源森川周辺を歩く…3』につづく)

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タグ : 源森川 北十間川 北十間川樋門 江東内部河川

旧源森川周辺を歩く…1

236001.jpg6月30日は、晴れていたら掃除がてら艇を出すつもりでいたのですが、曇り時々小雨とあいにくの空模様。ふと用足しを一つ思い出し、川っぺりのお散歩を兼ねて出かけるべいと、本所吾妻橋駅で下車。おっさん一人の梅雨時徘徊であります。用足しの内容はまた後ほど。

浅草通りから一本入ってすぐの丁字路、業平橋ポンプ所の看板を掲げた建物が。旧源森川の近くに出たようです。ここが長らく工事しているあのポンプ所かと、初めて見る陸側の風景にもの珍しく見入りました。

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建物右隣から、長い鋼板のフェンスが続いていました。それに沿って東へぽてぽて進むと、工事の内容を図解した説明板が登場。

なるほど、旧設備に倍する規模の排水施設が、地下部分はほぼ出来上がっているのですね。旧源森川‥‥北十間川でなく、隅田川へ直接吐けているわけだ。

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東へ進むと、小梅橋への取り付け道路がある交差点へ出ました。こちらもだいぶ前から改架工事をしており、何度か目にした戦後すぐの鈑桁橋は、すでに撤去されています。いまさらですが、旧小梅橋に合掌‥‥。

236004.jpg勾配を登り切って、橋詰のフェンスに貼られた説明板を記録。竣工は来年3月ごろの予定とあり、車道2車線に加えて、両側に歩道を設けた完成予想図が添えられていました。

道の拡幅は難しそうな密集地ですが、上写真左側、フェンスで囲まれた部分の土地が提供されるのかなあ。何とか現場ものぞいてみたいものと、フェンスの前をウロウロする不審者。右の途切れたところから、ヤッと首を伸ばしてみると‥‥。

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おお、見えました見えました。ハシゴがちょっと邪魔ですが、橋台にコンクリートを打設している段階ですね。まだ鋼管矢板がのぞいていますが、工事も大詰めといった感じです。

ちょうど電車が通過してゆく中、錆色の目立つ現場と川面を、しばらく眺めていました。右の足場は、北十間川樋門の耐震工事に使われているものでしょうか。そうだ、次は樋門の現場も見てやろう。
撮影地点のMapion地図

(元年6月30日撮影)

(『旧源森川周辺を歩く…2』につづく)

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タグ : 源森川 北十間川

お久しぶりです「源森川」…3

(『お久しぶりです「源森川」…2』のつづき)

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234012.jpgフラットな桁、かつ橋台が肉厚な源森橋の上では、男性が一人熱心にスカイツリーを見上げて撮影中。むっ、橋の向こう、業務船らしい船影が見えて、工事中のようですね。

橋をくぐって近づいてみると、豆曳船のほかにも奥に何隻か続いているようです。あの左側を通って、奥に行けるかな‥‥。しかし、東武線の橋脚も軒並み補強され、繁っていた木々も刈られて、北岸はすっかり雰囲気が変わりました。

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さらに接近‥‥むう、左側すり抜けの夢はもろくも潰えたり。恐らく、北十間川樋門の耐震工事(こちら参照)と思うのですが、間違っていたらごめんなさい。まあ、期待していた閘門化の夢も、これではるかに遠のいたわけで‥‥。

話を戻して、舷側の塗装もきれいな豆曳船、船名がタイヤフェンダーに隠れてわからなかったのが残念。工事がすべて完了するまで、最奥部への探訪はおあずけですね。

234014.jpgというわけで、完走は成らなかったものの、久方ぶりに旧源森川を訪ねられて、満足満足。工事が終わったら、こちらを定繋地にしていた船宿さんは戻ってくるのかしら。

逆光になりましたが、設備更新後に源森川水門の裏側を見るのは初めてで、これも嬉しいものが。しかし‥‥この川がスカイツリー観光の都大路になる夢は、ン十年おあずけになりそうな‥‥(まだいってる)。

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水門を出たところで、東武線隅田川橋梁をいい角度で一枚。トラスのディテールとともに、この橋独特の架線柱の造形が楽しめるアングルで、むしろ列車がいないことで、橋のかたちを堪能できたように思えました。
撮影地点のMapion地図

(31年4月28日撮影)

(『4月28日の川景色…1』につづく)

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タグ : 源森川 北十間川 曳船