令和4年度川走り納め・隅田川…1
(『令和4年度川走り納め・新河岸川…3』のつづき)
●岩淵を離れて隅田川を下航します。北区志茂の屈曲区間にあるものといえば、ご存じ隅田川唯一の渡し舟、日本化薬の専用渡船。
「しんでん」一隻が西側の桟橋にもやっていました。船首のハンドレールには2本の松飾りを立てて、新年を迎える準備も整っているようですね。

●環七通り、新神谷橋は、塗面にまだら状の剥離が目立ち、少々痛ましい状態。東側、屈曲の内側は浅いので、西岸に寄せて大回りで航過します。
●鞍馬型橋脚が古豪の風格を感じさせた新田橋、一昨年6月の時点で架け替えの話が出ていることは知っていたので、そろそろ撤去に入ったかと思っていたら‥‥。
おお、まだ健在でしたか。上流側に仮設された人道橋も含め、以前とあまり変わっていないかな。ともあれ近々お別れには違いないので、きちんと記録しておこう。

●豊島5丁目、180度の大屈曲を曲がりきると、ローゼの曲線美も艶やかな豊島橋の姿が目に入ってくるはず‥‥あらら、これまたウッディー(?)な装いになりましたね。

●まあ、おわかりでしょうが塗装工事のための養生で、下流側半分はご覧のとおり裸んぼ。パネルに囲まれた養生の断面を見ると、こんなに狭いところで働く皆さんのご苦労が思われて、頭が下がります‥‥。
【撮影地点のMapion地図】
(令和4年12月28日撮影)
(『令和4年度川走り納め・隅田川…2』につづく)

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「しんでん」一隻が西側の桟橋にもやっていました。船首のハンドレールには2本の松飾りを立てて、新年を迎える準備も整っているようですね。

●環七通り、新神谷橋は、塗面にまだら状の剥離が目立ち、少々痛ましい状態。東側、屈曲の内側は浅いので、西岸に寄せて大回りで航過します。

おお、まだ健在でしたか。上流側に仮設された人道橋も含め、以前とあまり変わっていないかな。ともあれ近々お別れには違いないので、きちんと記録しておこう。

●豊島5丁目、180度の大屈曲を曲がりきると、ローゼの曲線美も艶やかな豊島橋の姿が目に入ってくるはず‥‥あらら、これまたウッディー(?)な装いになりましたね。

●まあ、おわかりでしょうが塗装工事のための養生で、下流側半分はご覧のとおり裸んぼ。パネルに囲まれた養生の断面を見ると、こんなに狭いところで働く皆さんのご苦労が思われて、頭が下がります‥‥。
【撮影地点のMapion地図】
(令和4年12月28日撮影)
(『令和4年度川走り納め・隅田川…2』につづく)

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6月7日の隅田川…1
(『6月7日の岩淵水門』のつづき)

●岩淵といえば、ここを定繋地とする国交省の清掃船を見ることができるのも、楽しみの一つです。こちらは「ちどり」。フネ離れというと失礼ですが、重機を思わせる外観が特徴のカタマラン。平成29年10月「隅田川上流のフネブネ」で見たときとくらべると、塗色がだいぶ色褪せてきましたね。

●いま一隻のカタマラン清掃船、「水明号」を船尾側から。豪雨の後だからでしょう、水線付近は泥色に染まっていました。

●少し下れば、日本化薬専用渡船の「しんでん」も。船尾に引っかかった浮流物が溜まっていて、豪雨時の厳しさが想われました。
ところで、以上3隻、揃って下流側へ船首を向けてもやっていますね。通常は流速もそうないので問題は起きないのでしょうか、今回のように豪雨でゴミが流れてくるとなれば、平たいトランサムではこのように溜まって、抵抗となり最悪ロープが切れ、転覆の危険も考えられます。やはり川舟のセオリーに沿って、上流に船首を向けて繋留するのが無難ではありますね。
●少し下り、下水道局神谷ポンプ所と樋門が見えるところにあった、水上バスも横付けできそうな立派なポンツン桟橋の船着場が。前回通ったときもあったかな? 例によって、気づいていないだけだとは思いますが。
この下流、新神谷橋の近くに、水辺ラインの寄港地である神谷船着場がありますから、水上バス用とは考えづらいですね。防災船着場の名目で造られたのでしょう。
【撮影地点のMapion地図】
●‥‥しかしまあ、浮流物が目立ちますね。荒川でも結構見られましたが、河道が狭く、また新河岸川からの合流がある分濃縮(?)されるのか、すごく増えた気が。
ぶつかったらステム(船首材)のFRPが欠けてしまいそうな、大きなものも少なくありません。写真はその中でも群を抜く大きさだった合板! タタミ一畳はあったでしょうか。くわばらくわばら、衝突したらタダでは済みますまい。
(令和2年6月7日撮影)
(『6月7日の隅田川…2』につづく)

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●岩淵といえば、ここを定繋地とする国交省の清掃船を見ることができるのも、楽しみの一つです。こちらは「ちどり」。フネ離れというと失礼ですが、重機を思わせる外観が特徴のカタマラン。平成29年10月「隅田川上流のフネブネ」で見たときとくらべると、塗色がだいぶ色褪せてきましたね。

●いま一隻のカタマラン清掃船、「水明号」を船尾側から。豪雨の後だからでしょう、水線付近は泥色に染まっていました。

●少し下れば、日本化薬専用渡船の「しんでん」も。船尾に引っかかった浮流物が溜まっていて、豪雨時の厳しさが想われました。
ところで、以上3隻、揃って下流側へ船首を向けてもやっていますね。通常は流速もそうないので問題は起きないのでしょうか、今回のように豪雨でゴミが流れてくるとなれば、平たいトランサムではこのように溜まって、抵抗となり最悪ロープが切れ、転覆の危険も考えられます。やはり川舟のセオリーに沿って、上流に船首を向けて繋留するのが無難ではありますね。

この下流、新神谷橋の近くに、水辺ラインの寄港地である神谷船着場がありますから、水上バス用とは考えづらいですね。防災船着場の名目で造られたのでしょう。
【撮影地点のMapion地図】

ぶつかったらステム(船首材)のFRPが欠けてしまいそうな、大きなものも少なくありません。写真はその中でも群を抜く大きさだった合板! タタミ一畳はあったでしょうか。くわばらくわばら、衝突したらタダでは済みますまい。
(令和2年6月7日撮影)
(『6月7日の隅田川…2』につづく)

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12月30日の川景色…1
(『最西端の狭水路・白子川…7』のつづき)

●以下、帰路に拾った師走の川景色です。新河岸川を下って、荒川大橋の手前まで来ると、法面から降りてきたのか、えらい数の水鳥たちがわらわら、といった感じで湧きだしてきました。
冬の川といえば水鳥ということで、トリ好きとしてもここは楽しみたく、デッドスローでそろそろ近づいてはみたものの‥‥。
●う~ん、やっぱり。バサバサという羽音を残して、いっせいに飛び立たれてしまいました(泣)。
私の子供のころにくらべると、公園のスズメやムクドリなど、小型の野鳥たちはずいぶん人に馴れるようになって、中には人の手から餌を食べる鳥もいるくらいですが、東京の水鳥界(?)ではまだまだ、人間どもは信用ならない輩のようです。松島の鴨さんたち(『第三芭蕉丸の船旅…8』参照)のように、船までおねだりに来るようになりませんかねえ。

●隅田川に入って間もなく、日本化薬専用渡船の桟橋を久しぶりに見てみたら、桟橋が更新され、周りもすっかり様変わりしていました。以前「5月14日の水路風景…7」で紹介したときは、まだ基礎護岸のみだった水際が、テラスの工事が始まって前進し、その分延長しなければいけなくなったのですね。
渡船たちは西岸、北区側にもやっていました。さすがに会社はお休みでしょうから、年内の運行も、もう終了しているのでしょう。

●今や都内可航部では数少なくなった、鞍馬のようなA字形の橋脚を持つ鋼桁橋・新田橋を見上げて。耐震補強工事をしているのか、橋脚天端周りをすっぽりと足場で覆っていました。
【撮影地点のMapion地図】
(26年12月30日撮影)
(『12月30日の川景色…2』につづく)

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●以下、帰路に拾った師走の川景色です。新河岸川を下って、荒川大橋の手前まで来ると、法面から降りてきたのか、えらい数の水鳥たちがわらわら、といった感じで湧きだしてきました。
冬の川といえば水鳥ということで、トリ好きとしてもここは楽しみたく、デッドスローでそろそろ近づいてはみたものの‥‥。

私の子供のころにくらべると、公園のスズメやムクドリなど、小型の野鳥たちはずいぶん人に馴れるようになって、中には人の手から餌を食べる鳥もいるくらいですが、東京の水鳥界(?)ではまだまだ、人間どもは信用ならない輩のようです。松島の鴨さんたち(『第三芭蕉丸の船旅…8』参照)のように、船までおねだりに来るようになりませんかねえ。


渡船たちは西岸、北区側にもやっていました。さすがに会社はお休みでしょうから、年内の運行も、もう終了しているのでしょう。

●今や都内可航部では数少なくなった、鞍馬のようなA字形の橋脚を持つ鋼桁橋・新田橋を見上げて。耐震補強工事をしているのか、橋脚天端周りをすっぽりと足場で覆っていました。
【撮影地点のMapion地図】
(26年12月30日撮影)
(『12月30日の川景色…2』につづく)

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5月14日の水路風景…7
(『5月14日の水路風景…6』のつづき)
●首都高の真下にある積み替え施設、堀船清掃作業所の前にさしかかりました。おなじみのプッシャーバージと緑の押船がメザシにもやっています。
近づいてみると、ヘルメットをかぶった作業員の方がずらりと並んで、何やら作業中の様子です。バージと岸壁の間をのぞき込んでいたので、防舷物に関連した作業でしょうか。
●そして、今回最も楽しみだったここ、日本化薬専用渡船! 一般に供されていないとはいえ、隅田川に残る唯一の渡し船として、その筋にはつとに有名な渡船であります。船名は地元にちなんだ「しんでん」。
番組中の乗り組みさんのお話では、正確にカウントしたことはないものの、1日に150往復以上は運航しているのでは、とのこと。う~ん、にわかには信じがたい頻発ぶりです。事実とすれば、仮に運航時間を12時間としても、約5分ヘッドということになります。まるで通勤電車なみですね!

●新岩淵水門を抜け、荒川本流へ。今回の終点は、岩淵リバーステーションでした。
ロケ時はご存知のように、水門の堰柱内、巻上機室まで入れていただけるという光栄に浴したのですが、カメラを艇内に忘れてきてしまった(泣)。悔やんでも悔やみきれない痛恨事でありました…。
【撮影地点のMapion地図】

●解散後、爽やかに晴れ渡った荒川を下って。この後ロケ当日も、出発前の短時間ながら、いくつか惹かれる川景色をものすることができました。次回ご紹介したいと思います。
(25年5月14日撮影)
(『5月16日の水路風景…1』につづく)

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近づいてみると、ヘルメットをかぶった作業員の方がずらりと並んで、何やら作業中の様子です。バージと岸壁の間をのぞき込んでいたので、防舷物に関連した作業でしょうか。

番組中の乗り組みさんのお話では、正確にカウントしたことはないものの、1日に150往復以上は運航しているのでは、とのこと。う~ん、にわかには信じがたい頻発ぶりです。事実とすれば、仮に運航時間を12時間としても、約5分ヘッドということになります。まるで通勤電車なみですね!


ロケ時はご存知のように、水門の堰柱内、巻上機室まで入れていただけるという光栄に浴したのですが、カメラを艇内に忘れてきてしまった(泣)。悔やんでも悔やみきれない痛恨事でありました…。
【撮影地点のMapion地図】

●解散後、爽やかに晴れ渡った荒川を下って。この後ロケ当日も、出発前の短時間ながら、いくつか惹かれる川景色をものすることができました。次回ご紹介したいと思います。
(25年5月14日撮影)
(『5月16日の水路風景…1』につづく)

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