水上バスで淀川遡上…4
(『毛馬閘門…3』のつづき)

●閘門を出ると、導流堤の向こうに、淀川大堰の威容が望まれました。
シェル式ローラーゲート6門、うち4門の制水ゲートは、径間55mと国内最大級を誇り、完成まで実に9年を要した、大阪を代表する水門…。角に丸みをつけ、グレーとブルーのツートンに塗り上げた、巻上機室もなかなかよい雰囲気で、都会っ子らしいスマートさが感じられます。
●毛馬閘門の項でも紹介したように、現在、淀川大堰で上下流は分断されており、大川からも、堰の下流に船舶が出ることはできないのですが、「淀川大堰閘門」(淀川河川事務所)によると、閘門設置も検討中とのこと。もし実現したら、ぜひ通ってみたいものです!
●淀川大堰を後に、船はぐっと面舵を取り、鏡のような淀川の水面を押し分けて上流へ。
おや、船の後部ハッチからひょっこり顔を出したのは、先ほど私を外に出してくれた、大恩人の船員さん。やおら一眼レフを取り出したかと思うと、淀川大堰にレンズを向け、熱心に撮影を始めました。お仕事の一環なのか、もしや、私と同様の水門好きなのかしら…。
●初めて見る、古代以来の舟航河川、淀川の水面。第一印象は、「江戸川に似た雰囲気だなあ…」ということ。
川幅が広いのもあるかもしれませんが、都心部の近傍にありながら、どこか牧歌的なその表情に、一発で惹かれてしまいました。
●閘門を抜けてからの第一橋は、青いローゼの水管橋…残念ながら、名前はわかりません。写真奥の堤防の向こうにある、淀川通りを越えるためでしょうか、1径間だけ高めて、サイホンになっているのが印象的。
おっ、手前に何やら、赤レンガの円筒形構造物が3つ並んでいる…。取水施設かな?
●水管橋の上には、無慮大数のカワウ君たちがお休み中。その下を見ると、「工事中につき」「迂回航路」の看板が。
……ええ、まあ想像はついたかと思いますが…、看板を見た瞬間、反射的に「鵜飼航路」というどうしょうもないダジャレを思いつき、一人でウケていた不審人物は私です、はい。
【撮影地点のMapion地図】
(21年9月11日撮影)
(『水上バスで淀川遡上…5』につづく)

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●閘門を出ると、導流堤の向こうに、淀川大堰の威容が望まれました。
シェル式ローラーゲート6門、うち4門の制水ゲートは、径間55mと国内最大級を誇り、完成まで実に9年を要した、大阪を代表する水門…。角に丸みをつけ、グレーとブルーのツートンに塗り上げた、巻上機室もなかなかよい雰囲気で、都会っ子らしいスマートさが感じられます。
●毛馬閘門の項でも紹介したように、現在、淀川大堰で上下流は分断されており、大川からも、堰の下流に船舶が出ることはできないのですが、「淀川大堰閘門」(淀川河川事務所)によると、閘門設置も検討中とのこと。もし実現したら、ぜひ通ってみたいものです!

おや、船の後部ハッチからひょっこり顔を出したのは、先ほど私を外に出してくれた、大恩人の船員さん。やおら一眼レフを取り出したかと思うと、淀川大堰にレンズを向け、熱心に撮影を始めました。お仕事の一環なのか、もしや、私と同様の水門好きなのかしら…。

川幅が広いのもあるかもしれませんが、都心部の近傍にありながら、どこか牧歌的なその表情に、一発で惹かれてしまいました。

おっ、手前に何やら、赤レンガの円筒形構造物が3つ並んでいる…。取水施設かな?

……ええ、まあ想像はついたかと思いますが…、看板を見た瞬間、反射的に「鵜飼航路」というどうしょうもないダジャレを思いつき、一人でウケていた不審人物は私です、はい。
【撮影地点のMapion地図】
(21年9月11日撮影)
(『水上バスで淀川遡上…5』につづく)

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