船橋港の水門と水路めぐり…16
(『船橋港の水門と水路めぐり…15』のつづき)
●海老川第二水門を離脱して、航路中央に出ながら振り返ったところ。くぐっているときは、扉体や堰柱の質量で、気圧されるような迫力の水門も、離れてみるとどこか可愛らしく思えるほど。
左にそびえる海老川排水機場の建屋が、堤防ギリギリまで迫っているせいもあり、水門を小さく見せているのでしょう。

●船橋の水門・水路群ともこれでお別れと思えば、ちょっと名残惜しくなり、海老川第一水門を左斜めからもう一度。この角度から眺めると、箱状に組まれた堰柱の厚みが感じられ、また違った印象。
質実剛健、どこか枯れた味わいすら感じられた船橋の水門たち。どうかお元気で。

●水路行には最大の味方である、鋭くも快い冬の陽射しを顔に浴びて、雄大な海老川大橋をくぐり湾奥海面へ。
ありがとう船橋の水路! とても楽しく、充実したひとときを過ごさせてもらいました!

●スロットルをぐいと倒し、船橋航路を南下。往路同様、赤の6番ブイで変針し帰路へ。穏やかで波もなく、青く澄んだ気持ちのよい海面、本当にありがたいものです。
●往路で目標は取れていたので、おおむね同じ航路はたどれているだろう、とGPSモニターに目を落とすと、ほぼドンピシャ!
ふだん、河道なりに走っているだけの身からすれば、これは結構な感動でありました。海路を常用する皆さんからすれば、とんだお笑い種でしょうが、これまたえらく気持ちがよかったものです。
(28年12月31日撮影)
(『12月31日の運河風景』につづく)

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左にそびえる海老川排水機場の建屋が、堤防ギリギリまで迫っているせいもあり、水門を小さく見せているのでしょう。

●船橋の水門・水路群ともこれでお別れと思えば、ちょっと名残惜しくなり、海老川第一水門を左斜めからもう一度。この角度から眺めると、箱状に組まれた堰柱の厚みが感じられ、また違った印象。
質実剛健、どこか枯れた味わいすら感じられた船橋の水門たち。どうかお元気で。

●水路行には最大の味方である、鋭くも快い冬の陽射しを顔に浴びて、雄大な海老川大橋をくぐり湾奥海面へ。
ありがとう船橋の水路! とても楽しく、充実したひとときを過ごさせてもらいました!

●スロットルをぐいと倒し、船橋航路を南下。往路同様、赤の6番ブイで変針し帰路へ。穏やかで波もなく、青く澄んだ気持ちのよい海面、本当にありがたいものです。

ふだん、河道なりに走っているだけの身からすれば、これは結構な感動でありました。海路を常用する皆さんからすれば、とんだお笑い種でしょうが、これまたえらく気持ちがよかったものです。
(28年12月31日撮影)
(『12月31日の運河風景』につづく)

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船橋港の水門と水路めぐり…15
(『船橋のゴキゲン都市河川! 海老川…8』のつづき)
●海老川を出たところで後ずさりを止めて回頭し、水門のある堤防前まで戻ってきました。帰路は、右手に見える海老川第二水門を通って、船橋探索のシメとすることにしましょう。
例のごとく「平成28年度 管内概要」から諸元を拾うと、鋼製2段式ローラーゲート、純径間8m、敷高A.P.-1m、昭和43年竣工。敷高が第一水門の半分であることから、こちらはもっぱら小型舟艇用とみてよいでしょう。

●第二水門の右手には、船橋排水機場が隣接しています。手前には呑口のゲートを塞ぐ角落しの扉体と、それらを吊り下げて落とし込む、青く塗られたテルファーのレールが設けられて、厳めしい感じ。
こうして近づいている間にも、水門の管理橋の上を、結構な数の自転車が渡ってゆくのが見えました。地図を見てみると、両岸に湊町3丁目と浜町1丁目という市街地を控えながら、一般道の橋に乏しいこのあたりにとって、堤防の上を走る道路は、かけがえのない交通路なのですね。

●頭上に自転車の渡る音を聞きながら、微速で第二水門を通航。こちらも第一水門と同じく二段式ゲートなので、堰柱近くにのぞける扉体の構造は、重厚かつ頑丈そうです。
水線付近のぐるりに取り付けられている、木製のフェンダーはだいぶ腐朽が進んでいて、赤錆びたボルトが露出しています。強い陽射しに照らされ、白く乾ききった木材の肌が印象的でした。

●くぐった直後、正面から仰いで。ゼブラ塗装の信号、左右に夜設のライトと、今まで見た船橋の水門たち同様、装備は簡素な印象です。
同じようなことを何度も繰り返して恐縮ながら、抜けるような青空と陽光の下、水門をくぐり、眺められるのは実に楽しい! 船橋を気軽に訪ねられたのも、冬の穏やかな海況あったればこそ。木っ端ブネの舟行きはやはりこの季節が最高と、改めて深く確信したことではありました。
【撮影地点のMapion地図】
(28年12月31日撮影)
(『船橋港の水門と水路めぐり…16』につづく)

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例のごとく「平成28年度 管内概要」から諸元を拾うと、鋼製2段式ローラーゲート、純径間8m、敷高A.P.-1m、昭和43年竣工。敷高が第一水門の半分であることから、こちらはもっぱら小型舟艇用とみてよいでしょう。

●第二水門の右手には、船橋排水機場が隣接しています。手前には呑口のゲートを塞ぐ角落しの扉体と、それらを吊り下げて落とし込む、青く塗られたテルファーのレールが設けられて、厳めしい感じ。
こうして近づいている間にも、水門の管理橋の上を、結構な数の自転車が渡ってゆくのが見えました。地図を見てみると、両岸に湊町3丁目と浜町1丁目という市街地を控えながら、一般道の橋に乏しいこのあたりにとって、堤防の上を走る道路は、かけがえのない交通路なのですね。


水線付近のぐるりに取り付けられている、木製のフェンダーはだいぶ腐朽が進んでいて、赤錆びたボルトが露出しています。強い陽射しに照らされ、白く乾ききった木材の肌が印象的でした。

●くぐった直後、正面から仰いで。ゼブラ塗装の信号、左右に夜設のライトと、今まで見た船橋の水門たち同様、装備は簡素な印象です。
同じようなことを何度も繰り返して恐縮ながら、抜けるような青空と陽光の下、水門をくぐり、眺められるのは実に楽しい! 船橋を気軽に訪ねられたのも、冬の穏やかな海況あったればこそ。木っ端ブネの舟行きはやはりこの季節が最高と、改めて深く確信したことではありました。
【撮影地点のMapion地図】
(28年12月31日撮影)
(『船橋港の水門と水路めぐり…16』につづく)

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