船橋港の水門と水路めぐり…16

(『船橋港の水門と水路めぐり…15』のつづき)

200141.jpg海老川第二水門を離脱して、航路中央に出ながら振り返ったところ。くぐっているときは、扉体や堰柱の質量で、気圧されるような迫力の水門も、離れてみるとどこか可愛らしく思えるほど。

左にそびえる海老川排水機場の建屋が、堤防ギリギリまで迫っているせいもあり、水門を小さく見せているのでしょう。


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船橋の水門・水路群ともこれでお別れと思えば、ちょっと名残惜しくなり、海老川第一水門を左斜めからもう一度。この角度から眺めると、箱状に組まれた堰柱の厚みが感じられ、また違った印象。

質実剛健、どこか枯れた味わいすら感じられた船橋の水門たち。どうかお元気で。

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水路行には最大の味方である、鋭くも快い冬の陽射しを顔に浴びて、雄大な海老川大橋をくぐり湾奥海面へ。

ありがとう船橋の水路! とても楽しく、充実したひとときを過ごさせてもらいました!

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スロットルをぐいと倒し、船橋航路を南下。往路同様、赤の6番ブイで変針し帰路へ。穏やかで波もなく、青く澄んだ気持ちのよい海面、本当にありがたいものです。

200145.jpg往路で目標は取れていたので、おおむね同じ航路はたどれているだろう、とGPSモニターに目を落とすと、ほぼドンピシャ! 

ふだん、河道なりに走っているだけの身からすれば、これは結構な感動でありました。海路を常用する皆さんからすれば、とんだお笑い種でしょうが、これまたえらく気持ちがよかったものです。

(28年12月31日撮影)

(『12月31日の運河風景』につづく)

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船橋港の水門と水路めぐり…13

(『船橋港の水門と水路めぐり…12』のつづき)

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海老川水門(正式名は海老川第一水門)に近づきました。左右に長大なコンクリート堤防を従えたあたり、辰巳水門に近いレイアウトです。背景に高い建物がないせいか、こうして切り取るとぽつねんとして、どこか孤独な感じもしますね。

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堰柱と梁が、扉体の三方を覆う構造になっているあたり、背があまり高くないこともあいまって、重心の低い豆タンクのような、骨太でがっしりとした印象。

懐かしいゼブラ塗装の信号は、2つとも青を現示しています。3つある堰柱の水切りには、それぞれはしごが設けられていますが、揃って満潮線から下は錆び落ちてしまっているようです。

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お初とあれば、やはりくぐりざま仰いで迫りたいもの。経た星霜相応に風化したコンクリートの肌、巻上機室のガーダーと、裏側にも豊かな陽光が回って、暗い部分がないのが嬉しいところ。

1月6日からのタイトルにも写っていますが、船橋の水門としては珍しく掲げられていた銘板、惜しいことに「水」の字が剥落していました。

200089.jpgくぐった向こうにはご覧のような管理橋があり、このときは誰も通っていなかったものの、後でこの橋が地元の重要な交通路であることを知りました。

例によって「平成28年度 管内概要」(←27年度版はリンク切れになり、28年度版が新たにアップされました。)の20ページから寸法を抜き書きすると、鋼製2段式ローラーゲート、純径間8m、敷高A.P.-2m、昭和42年竣工。

200090.jpg逆光の中、上流側を眺めて。2段式ゲートなので、2枚の扉体はスキンプレート(平滑な面)で対面しているのでしょう、こちら側も構造が走るいかつい印象。

しかし、港内から水門をくぐると、何というか安堵感が半端ではありません。内水ズレ(?)しきったヘタレぶりもあるでしょうが、古びているとはいえ、堅牢そのものの水門と堤防の頼もしさを、目の当たりにしたのが大きいでしょう。
撮影地点のMapion地図

(28年12月31日撮影)

(『船橋港の水門と水路めぐり…14』につづく)

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