fc2ブログ

変わりゆく多摩川河口…4

(『変わりゆく多摩川河口…3』のつづき)

261036.jpg
羽田エアポートガーデンの東側に隣接する、空港第3ターミナルの駐車場P5。楕円形の断面を持つ、ちょっとバージを思わせるような外観で、河畔の雰囲気によく似合っていますね。

上層階の川表側に駐車したら、きっと河口から湾奥に至る眺めの素晴らしさに、ほれぼれしてしまうことでしょうね。隣のエアポートガーデンも、上層に眺望を売り物にした大浴場があるそうです。

261037.jpgそのさらに東、モノレールが走っているのに目を引かれて一枚。このあたり、テラス風の散策路は整備されていますが、河中はまだ手付かずのようで、洲やガレ場が残っていますね。

レンガ色の壁は整備中の防潮堤で、ご覧の通りまだ途切れています。地先感の濃厚だった河畔も、これから街場の水辺同様、美しく整えられてゆくのでしょう。


261038.jpg
連絡道路の橋を眺めながら漂泊していたら、多摩運河から出てきた艇が上航してきました。東を向いたついでと、広大な河口を望んで。

荒川、江戸川と並び称される湾奥に注ぐ大河の一つとして、変化を続ける多摩川河口‥‥。空港のD滑走路築造も大きな変化の一つでしたが、羽田連絡道路の橋と、それに伴う両岸地区の再開発も、水辺の雰囲気を結構な規模で変えてゆくことでしょう。

261039.jpg

261040.jpg少し風はありましたが、穏やかでよいひとときでした。帰路はP4橋脚の南側を通って仰ぎながら上航。竣工したら、橋脚脇の桁に紅緑灯を設けて、橋脚をはさんで上下航を分ければより安全と思います。

海老取側澪筋に入ると、珍しく行逢艇が。お互い微速だったので、狭まった澪筋も楽に行き違いできましたが、ときおり高速で飛び出てくる艇もいるので、見通しが悪いこともあり決して気は抜けない区間ではあります。
撮影地点のMapion地図

(令和3年2月7日撮影)

(『2月7日の新呑川…1』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 多摩川 海老取川

変わりゆく多摩川河口…1

(『2月7日の水路風景…2』のつづき)

261021.jpg澪筋の羽田側‥‥旧穴守稲荷の鳥居がある東岸は、護岸は従来のままとはいえ、法面の途中にフェンスがめぐらされ、水際には降りられないようになっていました。

前回訪問時、昨年8月15日は、西岸は鋼管矢板が並び、東岸は鋼矢板が打ってありましたが、すでに新たな護岸が仕上がった西岸に比べ、東岸は一見変化なし。基礎のみの改修だったのでしょうか。

261022.jpg
ところが、屈曲を過ぎて東へ向き直ると、風景が一変したのです。前回は一面に土嚢が積まれ、盛り土を締めている最中だった法面が完成し、見渡すかぎりコンクリートの真っ白なフラットに!

ここだけ切り取って眺めると、まるで異星に降り立ったような‥‥というと大げさですが、あまりに広大な白い法面に、別世界に放り込まれたような感じがしたのは確かです。水面にポツリと立つ澪標が、異世界感を強調していますよね。

261023.jpg
澪筋を離脱し、本流に出てから羽田イノベーションシティをほぼ正横に望んで。建物が階段状でどこか未来的なのも手伝っているのでしょう、白く輝く法面越しに見ると、宗教施設感が半端ありません(笑)。

法面の右手、芝生を敷き詰めているようですね。写真の中央あたりは凸凹なことから、左へ向かって芝生敷きを進めているのでしょう。水際がこの様子なら、施工時に河中も整理されて、ガレ場や沈んだ導流堤など、水面下の危険物も撤去されたであろうことを期待してしまいます。

261024.jpgさあ、羽田連絡道路の橋へ向かうとしましょう。すでに各所で報じられているとおり、桁もすべて架設されて、全貌を現わしつつありました。

今は仮設の足場で支えている状態ですが、これが撤去されれば、この広大な河口をわずか3径間でヤッ、と渡ってしまうのですから、構造は理解していても嘆息するしかありません。

261025.jpg
北詰、羽田側もご覧のとおり、東西から伸びる取付道路と接続されて、見た目にもしっくりくる感じに。背後の施設群も着々と建設が進み、橋が竣工した後の賑わいが想像できるようです。
撮影地点のMapion地図

(令和3年2月7日撮影)

(『変わりゆく多摩川河口…2』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 海老取川 多摩川

2月7日の水路風景…2

(『2月7日の水路風景…1』のつづき)

261016.jpg
大井競馬場前と並んで、運河畔から駅の全貌を望める整備場駅を振り返って。持ち送りのみで支えられ、線路に巻きつくような形で、こじんまりとまとまった造作が印象的です。おりしも上り電車がやってきて、ホームに滑り込むところでした。

261017.jpg穴守橋と稲荷橋の間では、台船が数隻出て護岸工事中‥‥なのはいいとして、右側から伸びているブイを連ねたフェンス、ちょっと長すぎませんか?

左側に並んだ繋留施設の杭と、数mしか航路幅がないような。まあ、通れないわけではないので、そろりそろりとまいりましょう。


261018.jpg
真横を通りながら見てみると、ブイ同士をつなぐトラロープもゆるゆるで、自然に流されてこちらにふくらんできたような雰囲気。台船からここまで、控えのアンカーが打ってあるわけではなさそうなので、なぜここまで航路を圧迫しているのか、いま一つわかりませんでした。

261019.jpg
稲荷橋を振り返って、南側から。なぜか高欄でなく、橋上に設けられた柵に「航路幅減少 徐行」と横断幕が掲げられていて、川面からだと少々見づらいですね。夜間は点灯するらしい矢印の数から見ても、航路幅の狭いのは予定していたことで、フェンスがたるんだわけではないようです。

261020.jpg弁天橋をくぐった南側、澪筋に出る区間も、護岸工事がたけなわらしく、クレーン付き台船がもやっていて、やはり航路を狭めていました。

屈曲のインコースも、鋼矢板こそ撤去されたものの、澪標を掲げた鋼材の杭が並び、工事がまだ続いていることを示しています。ここを曲がり切れば、桁の出揃った羽田連絡道路の橋が見えるはず。楽しみに艇を歩かせます。
撮影地点のMapion地図

(令和3年2月7日撮影)

(『変わりゆく多摩川河口…1』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 海老取運河 海老取川

8月15日のトリさん

(『8月15日のフネブネ…4』のつづき)

254086.jpg8月15日の道々で出会った、トリさんたちの姿をまとめてみました。酷暑下とあって冬のようにバラエティ豊かではありませんが、昔にくらべると本当に水鳥の数が増えたので、トリ好きとして同慶の至りであります。

マリーナで見かけた鴨さん小艦隊。同じ大きさに見えますが、複数羽連れ立っているのは親鳥が一羽で、あとは成長した巣立ち雛なのでしょう。

254087.jpg

254088.jpg海老取川、天空橋近くの基礎護岸上にいた鷺さん。アオサギの若鳥かな? 猛暑下の日なたとくれば、極限まで細くなりハァハァするのは無理からぬところ。

その数m右手では、鵜さんがやはり一羽でハァハァ。水に入ればいいのにとも思いますが、このあたり水深が浅くて水温も高いので、あまり涼をとるには役に立たないのかしら。

254089.jpg
新芝運河、香取橋近くの抜き残った鋼矢板の上には、ゴイサギさんが。翼をだらりと広げて、パラボラ状態で涼をとっていました。

しかし、この日の暑さであれば、鋼矢板はチンチンに熱を帯びているのでは‥‥。足が熱くないのでしょうか?

254090.jpg
最後は汐見運河にて、こちらはアオサギの成鳥かな? 細くなっているのは同様ながら、どこか凛々しく、気高そうな立ち姿に惹かれてカメラを向けたもの。

水鳥たちの姿を見かけることイコール、彼らを養うに足る、餌になる魚が川中にそれだけ多く生息しているということ。子供のころを思うと、この点でも都内の水辺がいかに変化したか、実感することしきりであります。

(令和2年8月15日撮影)

(この項おわり)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 海老取川 新芝運河 汐見運河 水辺の鳥たち

8月15日の水路風景…2

(『8月15日の水路風景…1』のつづき)

254021.jpg海老取運河に入って南下中、ちょっと距離はありましたが、通りすぎざまに北前堀水門を軽くスナップ。

羽田周辺の船溜に息づいていた水門たちも、内水の堤防築造で貴船、呑川の2水門が撤去されたので、こちらもそろそろ‥‥との思いがあり、とりあえず撮っておくにしくはなしとカメラを向けたのです。


254022.jpg
いま一つの水門がある船溜、高架下水路でもある南前堀はどうかしら、とのぞいてみると‥‥う~ん、手前に繋留船が詰まっていますね。水路がさらに埋め立てられて、繋留スペースが圧迫されてきたのかなあ。

平成29年8月以来入っていないので、埋め立ての進展や堤防の増高など、その後の様子を確かめてみたく、ちょっと入っておこうかと思っていたのですが、これは「呼ばれていない」よナ‥‥。

254023.jpg
海老取川南端に出ました。すでに竣工したこの北側同様、護岸の強化工事が進行中で、鋼管矢板がずらりと並んだ錆色の川景色です。

254024.jpg
屈曲を曲がり切って澪筋に出ると‥‥おおお、羽田連絡道路の橋、ずいぶん工事が進みましたね! ここから眺めると、桁がほとんど架かっているようにも見えます。

254025.jpg干潮で長々と露出した導流堤・五十間鼻には、釣り人さんがちらほら。いつも釣り糸を垂れている、沿岸のほとんどが護岸工事中とあっては、こちらに出てこざるを得ないのでしょう。干潮時の渚に人影がある川景色、よいものです。

昨年末に通ったときは、増水時の堆砂で河床が上がったのか、A.P.+1.41m時点での水深が1.5mと、澪筋らしからぬ浅さでしたが、今回はどうかしらと魚探の感に目を落とすと‥‥3.9m!。

写真のタイムスタンプは11:14、推算潮位A.P.+0.98mですから、浚渫し直したのですね。前回のままだと、大潮の干潮時はほぼゼロになってしまいますから、何よりではありました。
撮影地点のMapion地図

(令和2年8月15日撮影)

(『8月15日の水路風景…3』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 海老取運河 海老取川 多摩川 北前堀水門 南前堀水門