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7月9日の水路風景…4

(『7月9日の水路風景…3』のつづき)

301041.jpgこの日は浮流物が多い日でした。写真は海老取川でかわした木っ端クズの浮島ですが、いくつも連続して現われ避け切れず、正面からまともに乗り切ってしまうこともしばしば。

一度など「ガツン!」とえらい音がして、ペラを損傷したかと肝を冷やしましたが、チルトアップして確認したら異状なく、胸をなでおろしたもの。浮島にガラスビンでも直立して刺さっていたのを乗り切り、沈んだところでペラで叩いてしまったといったところでしょう。

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301043.jpg隅田川に河口から入って遡上し、築地大橋をくぐったところで、まず目に入ってきたのがこれ。築地市場跡の桟橋、鋼管杭で2階構造になっている部分が撤去中でした。その右手敷地内でも、残った建物を解体中。

更地になった後も長らく残っていて、かつて魚介運搬船がもやっていた光景を思い起こさせましたが、これでお別れですね。「勝鬨橋の下がつながる! 隅田川(勝鬨橋上下流)右岸テラス工事」によると、撤去後はテラスが延伸されるとのことです。

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隅田川河口近くでもう一つ目立ったのは、勝鬨橋の養生。東径間がご覧のとおり木製パネルで覆われ、ウッディー(?)な装いになっていました。

鋼橋の再塗装というと、「12月9日の川景色…3」ほかでも紹介した「リアルドット絵」のようなメッシュでの養生が印象的でしたが、今回はより大がかりな工事なのか、パネルで密閉に近い状態にするのですね。

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上流側から見たところ。上部構造全てを覆ってしまうと、道路に陽が差さなくなり安全上も問題があるのか、半分づつ施工するということでしょうか。

勝鬨橋長寿命化工事(塗装)(その2)」(PDF)によれば、工期は来年2月27日まで。側面図になぜか、河底の形状と、中央径間が跳開したときの動線が描かれており、「オオッ」と注目してしまいました。昔の図面を流用したのかしら?
撮影地点のMapion地図

(令和5年7月9日撮影)

(『7月9日の水路風景…5』につづく)

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タグ : 海老取川隅田川

7月9日の水路風景…1

(『7月9日のフネブネ…5』のつづき)

301026.jpg7月9日の道々で目にしたもののまとめです。まずは恒例、東雲運河でのトライアル‥‥艇の健康チェックから。

まあ、49日ぶりのお出かけ、桟橋上から見たかぎりでも水線下にノリがモコモコの状態で、察しはついたのですが‥‥45.9km/h、24.8ktに留まりました。帰港後、炎天下汗みずくになってスクラビスでの船底掃除に励んだのは、いうまでもありません。

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京浜運河、勝島運河との丁字流もほど近い、人道橋・かもめ橋の架かるあたり。あれっ、視界に違和感が‥‥。あっ、「きぬた歯科 インプラント」の広告看板がなくなっている!

昨年11月の時点ではあったのに‥‥。平成29年8月に、そのまがいものめいた(失礼)強烈さに打ちのめされて以来、運河の名所としてココロ惹かれていたのですが。残念です。

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羽田周辺の他の入堀同様、堤防の強化とかさ上げ工事が続いていた北前堀ですが、今回通りがかってびっくり。ご覧のように完全閉塞されていました。

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昨年9月に見たときは、水門のそばまで鋼管矢板が打ち込まれていたので、水路そのものが埋め立てられる、ということはないと思いたいのですが。

いずれにせよ、羽田周辺の入堀は水門を撤去し、堤防をかさ上げして高潮に対応する方針なので、貴船堀水門同様、堰柱を切断するなどして、水門設備の廃止が行われるに違いありません。

301030.jpgむう、潮位が高いときの海老取川澪筋は怖い‥‥。昔のように、旗付き棹がみっちり並んでいるでもなく、肝心の出口を示す鋼管の灯器付き澪標は流失して久しく、まるで枯野のような寂しさです。

赤矢印が澪筋の曲がり角を示す鋼管澪標、青矢印、緑矢印がそれぞれ、出入口を示す上下流のブイです。通航はくれぐれもお気をつけて。むしろ干潮時に訪れた方が、砂洲が露出していてわかりやすいかもしれません。
撮影地点のMapion地図

(令和5年7月9日撮影)

(『7月9日の水路風景…2』につづく)

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タグ : 京浜運河海老取運河海老取川多摩川北前堀水門

4月10日の河畔桜…1

(『竣工後の多摩川スカイブリッジ…2』のつづき)

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4月10日の道々で目にした、水辺の桜をまとめてみました。この前の週の日曜は天気がすぐれず、満開のお花見がかなわなかったので、だいぶ散ってしまった後なのが寂しくはありましたが、桜のある春めいた川景色を眺めるのはやはり、嬉しいものです。

多摩川に向かう道すがら、北前堀をふと見たら‥‥あっ、北前堀水門が閉まっている! 珍しい光景を思わずスナップしたら、水門の右手にささやかながらまとまった桜が。鋼管矢板が打ち込まれているところから、護岸の改良とテラス化が始まるようですね。完成したら素敵なお花見スポットになりそう。

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海老取川、天空橋~弁天橋間の西岸、岬状に丸く張り出したあたり。たった2~3本ながら、護岸の外まで伸びる枝ぶりのよさと、かつまだ花が残っていたこともあり、オーラを放つような存在感がありました。

279023.jpg昭和島南西角、表面にユーモラスなおサカナを描いた下水処理場のガスタンク(?)をバックにしたあたりにも、一群の桜が。

ここは周りに一般道がなく、かたわらを渡るモノレールの車窓からか、運河をゆく船艇からしか拝めない桜‥‥と思ったら、モノレールと並行して首都高がありますね。あまりよくは見えないでしょうが。


279024.jpg隅田川は中央大橋をくぐった直後、佃の河畔、石川島公園は桜の名所ですが‥‥ううん、ほとんど散って、しべか葉桜ですね。

当たり前ではありますが、春先は天候が不安定で、過去にも雨や寒気に見舞われツラかったこともありますから、しょうがないことなんですが‥‥。やっはり満開の時季に出られなかったとなると、今さらながら空が恨めしくなりますわい。


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さて、春となれば外すことのできないお花見水路、大横川です。少しでも残っていてくれれば‥‥と淡い期待を抱いて水門をくぐったものの、ああ、やはり(涙)。このあたりは開花も早いだけに、散り際もいさぎよく武士のごとし(何をいってるんだ)。

まあ、まだ奥には咲いているところがあるかもと、大横川初体験のS社長に「艇から手で触れられる桜」の楽しさをご覧に入れたく、望みを捨てずに微速前進です。

(令和4年4月10日撮影)

(『4月10日の河畔桜…2』につづく)

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タグ : 海老取運河海老取川平和島運河隅田川大横川北前堀水門

変わりゆく多摩川河口…4

(『変わりゆく多摩川河口…3』のつづき)

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羽田エアポートガーデンの東側に隣接する、空港第3ターミナルの駐車場P5。楕円形の断面を持つ、ちょっとバージを思わせるような外観で、河畔の雰囲気によく似合っていますね。

上層階の川表側に駐車したら、きっと河口から湾奥に至る眺めの素晴らしさに、ほれぼれしてしまうことでしょうね。隣のエアポートガーデンも、上層に眺望を売り物にした大浴場があるそうです。

261037.jpgそのさらに東、モノレールが走っているのに目を引かれて一枚。このあたり、テラス風の散策路は整備されていますが、河中はまだ手付かずのようで、洲やガレ場が残っていますね。

レンガ色の壁は整備中の防潮堤で、ご覧の通りまだ途切れています。地先感の濃厚だった河畔も、これから街場の水辺同様、美しく整えられてゆくのでしょう。


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連絡道路の橋を眺めながら漂泊していたら、多摩運河から出てきた艇が上航してきました。東を向いたついでと、広大な河口を望んで。

荒川、江戸川と並び称される湾奥に注ぐ大河の一つとして、変化を続ける多摩川河口‥‥。空港のD滑走路築造も大きな変化の一つでしたが、羽田連絡道路の橋と、それに伴う両岸地区の再開発も、水辺の雰囲気を結構な規模で変えてゆくことでしょう。

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261040.jpg少し風はありましたが、穏やかでよいひとときでした。帰路はP4橋脚の南側を通って仰ぎながら上航。竣工したら、橋脚脇の桁に紅緑灯を設けて、橋脚をはさんで上下航を分ければより安全と思います。

海老取側澪筋に入ると、珍しく行逢艇が。お互い微速だったので、狭まった澪筋も楽に行き違いできましたが、ときおり高速で飛び出てくる艇もいるので、見通しが悪いこともあり決して気は抜けない区間ではあります。
撮影地点のMapion地図

(令和3年2月7日撮影)

(『2月7日の新呑川…1』につづく)

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タグ : 多摩川海老取川

変わりゆく多摩川河口…1

(『2月7日の水路風景…2』のつづき)

261021.jpg澪筋の羽田側‥‥旧穴守稲荷の鳥居がある東岸は、護岸は従来のままとはいえ、法面の途中にフェンスがめぐらされ、水際には降りられないようになっていました。

前回訪問時、昨年8月15日は、西岸は鋼管矢板が並び、東岸は鋼矢板が打ってありましたが、すでに新たな護岸が仕上がった西岸に比べ、東岸は一見変化なし。基礎のみの改修だったのでしょうか。

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ところが、屈曲を過ぎて東へ向き直ると、風景が一変したのです。前回は一面に土嚢が積まれ、盛り土を締めている最中だった法面が完成し、見渡すかぎりコンクリートの真っ白なフラットに!

ここだけ切り取って眺めると、まるで異星に降り立ったような‥‥というと大げさですが、あまりに広大な白い法面に、別世界に放り込まれたような感じがしたのは確かです。水面にポツリと立つ澪標が、異世界感を強調していますよね。

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澪筋を離脱し、本流に出てから羽田イノベーションシティをほぼ正横に望んで。建物が階段状でどこか未来的なのも手伝っているのでしょう、白く輝く法面越しに見ると、宗教施設感が半端ありません(笑)。

法面の右手、芝生を敷き詰めているようですね。写真の中央あたりは凸凹なことから、左へ向かって芝生敷きを進めているのでしょう。水際がこの様子なら、施工時に河中も整理されて、ガレ場や沈んだ導流堤など、水面下の危険物も撤去されたであろうことを期待してしまいます。

261024.jpgさあ、羽田連絡道路の橋へ向かうとしましょう。すでに各所で報じられているとおり、桁もすべて架設されて、全貌を現わしつつありました。

今は仮設の足場で支えている状態ですが、これが撤去されれば、この広大な河口をわずか3径間でヤッ、と渡ってしまうのですから、構造は理解していても嘆息するしかありません。

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北詰、羽田側もご覧のとおり、東西から伸びる取付道路と接続されて、見た目にもしっくりくる感じに。背後の施設群も着々と建設が進み、橋が竣工した後の賑わいが想像できるようです。
撮影地点のMapion地図

(令和3年2月7日撮影)

(『変わりゆく多摩川河口…2』につづく)

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タグ : 海老取川多摩川