4月10日の河畔桜…1
(『竣工後の多摩川スカイブリッジ…2』のつづき)

●4月10日の道々で目にした、水辺の桜をまとめてみました。この前の週の日曜は天気がすぐれず、満開のお花見がかなわなかったので、だいぶ散ってしまった後なのが寂しくはありましたが、桜のある春めいた川景色を眺めるのはやはり、嬉しいものです。
多摩川に向かう道すがら、北前堀をふと見たら‥‥あっ、北前堀水門が閉まっている! 珍しい光景を思わずスナップしたら、水門の右手にささやかながらまとまった桜が。鋼管矢板が打ち込まれているところから、護岸の改良とテラス化が始まるようですね。完成したら素敵なお花見スポットになりそう。

●海老取川、天空橋~弁天橋間の西岸、岬状に丸く張り出したあたり。たった2~3本ながら、護岸の外まで伸びる枝ぶりのよさと、かつまだ花が残っていたこともあり、オーラを放つような存在感がありました。
●昭和島南西角、表面にユーモラスなおサカナを描いた下水処理場のガスタンク(?)をバックにしたあたりにも、一群の桜が。
ここは周りに一般道がなく、かたわらを渡るモノレールの車窓からか、運河をゆく船艇からしか拝めない桜‥‥と思ったら、モノレールと並行して首都高がありますね。あまりよくは見えないでしょうが。
●隅田川は中央大橋をくぐった直後、佃の河畔、石川島公園は桜の名所ですが‥‥ううん、ほとんど散って、しべか葉桜ですね。
当たり前ではありますが、春先は天候が不安定で、過去にも雨や寒気に見舞われツラかったこともありますから、しょうがないことなんですが‥‥。やっはり満開の時季に出られなかったとなると、今さらながら空が恨めしくなりますわい。

●さて、春となれば外すことのできないお花見水路、大横川です。少しでも残っていてくれれば‥‥と淡い期待を抱いて水門をくぐったものの、ああ、やはり(涙)。このあたりは開花も早いだけに、散り際もいさぎよく武士のごとし(何をいってるんだ)。
まあ、まだ奥には咲いているところがあるかもと、大横川初体験のS社長に「艇から手で触れられる桜」の楽しさをご覧に入れたく、望みを捨てずに微速前進です。
(令和4年4月10日撮影)
(『4月10日の河畔桜…2』につづく)

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●4月10日の道々で目にした、水辺の桜をまとめてみました。この前の週の日曜は天気がすぐれず、満開のお花見がかなわなかったので、だいぶ散ってしまった後なのが寂しくはありましたが、桜のある春めいた川景色を眺めるのはやはり、嬉しいものです。
多摩川に向かう道すがら、北前堀をふと見たら‥‥あっ、北前堀水門が閉まっている! 珍しい光景を思わずスナップしたら、水門の右手にささやかながらまとまった桜が。鋼管矢板が打ち込まれているところから、護岸の改良とテラス化が始まるようですね。完成したら素敵なお花見スポットになりそう。

●海老取川、天空橋~弁天橋間の西岸、岬状に丸く張り出したあたり。たった2~3本ながら、護岸の外まで伸びる枝ぶりのよさと、かつまだ花が残っていたこともあり、オーラを放つような存在感がありました。

ここは周りに一般道がなく、かたわらを渡るモノレールの車窓からか、運河をゆく船艇からしか拝めない桜‥‥と思ったら、モノレールと並行して首都高がありますね。あまりよくは見えないでしょうが。

当たり前ではありますが、春先は天候が不安定で、過去にも雨や寒気に見舞われツラかったこともありますから、しょうがないことなんですが‥‥。やっはり満開の時季に出られなかったとなると、今さらながら空が恨めしくなりますわい。

●さて、春となれば外すことのできないお花見水路、大横川です。少しでも残っていてくれれば‥‥と淡い期待を抱いて水門をくぐったものの、ああ、やはり(涙)。このあたりは開花も早いだけに、散り際もいさぎよく武士のごとし(何をいってるんだ)。
まあ、まだ奥には咲いているところがあるかもと、大横川初体験のS社長に「艇から手で触れられる桜」の楽しさをご覧に入れたく、望みを捨てずに微速前進です。
(令和4年4月10日撮影)
(『4月10日の河畔桜…2』につづく)

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変わりゆく多摩川河口…4
(『変わりゆく多摩川河口…3』のつづき)

●羽田エアポートガーデンの東側に隣接する、空港第3ターミナルの駐車場P5。楕円形の断面を持つ、ちょっとバージを思わせるような外観で、河畔の雰囲気によく似合っていますね。
上層階の川表側に駐車したら、きっと河口から湾奥に至る眺めの素晴らしさに、ほれぼれしてしまうことでしょうね。隣のエアポートガーデンも、上層に眺望を売り物にした大浴場があるそうです。
●そのさらに東、モノレールが走っているのに目を引かれて一枚。このあたり、テラス風の散策路は整備されていますが、河中はまだ手付かずのようで、洲やガレ場が残っていますね。
レンガ色の壁は整備中の防潮堤で、ご覧の通りまだ途切れています。地先感の濃厚だった河畔も、これから街場の水辺同様、美しく整えられてゆくのでしょう。

●連絡道路の橋を眺めながら漂泊していたら、多摩運河から出てきた艇が上航してきました。東を向いたついでと、広大な河口を望んで。
荒川、江戸川と並び称される湾奥に注ぐ大河の一つとして、変化を続ける多摩川河口‥‥。空港のD滑走路築造も大きな変化の一つでしたが、羽田連絡道路の橋と、それに伴う両岸地区の再開発も、水辺の雰囲気を結構な規模で変えてゆくことでしょう。

●少し風はありましたが、穏やかでよいひとときでした。帰路はP4橋脚の南側を通って仰ぎながら上航。竣工したら、橋脚脇の桁に紅緑灯を設けて、橋脚をはさんで上下航を分ければより安全と思います。
海老取側澪筋に入ると、珍しく行逢艇が。お互い微速だったので、狭まった澪筋も楽に行き違いできましたが、ときおり高速で飛び出てくる艇もいるので、見通しが悪いこともあり決して気は抜けない区間ではあります。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年2月7日撮影)
(『2月7日の新呑川…1』につづく)

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●羽田エアポートガーデンの東側に隣接する、空港第3ターミナルの駐車場P5。楕円形の断面を持つ、ちょっとバージを思わせるような外観で、河畔の雰囲気によく似合っていますね。
上層階の川表側に駐車したら、きっと河口から湾奥に至る眺めの素晴らしさに、ほれぼれしてしまうことでしょうね。隣のエアポートガーデンも、上層に眺望を売り物にした大浴場があるそうです。

レンガ色の壁は整備中の防潮堤で、ご覧の通りまだ途切れています。地先感の濃厚だった河畔も、これから街場の水辺同様、美しく整えられてゆくのでしょう。

●連絡道路の橋を眺めながら漂泊していたら、多摩運河から出てきた艇が上航してきました。東を向いたついでと、広大な河口を望んで。
荒川、江戸川と並び称される湾奥に注ぐ大河の一つとして、変化を続ける多摩川河口‥‥。空港のD滑走路築造も大きな変化の一つでしたが、羽田連絡道路の橋と、それに伴う両岸地区の再開発も、水辺の雰囲気を結構な規模で変えてゆくことでしょう。


海老取側澪筋に入ると、珍しく行逢艇が。お互い微速だったので、狭まった澪筋も楽に行き違いできましたが、ときおり高速で飛び出てくる艇もいるので、見通しが悪いこともあり決して気は抜けない区間ではあります。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年2月7日撮影)
(『2月7日の新呑川…1』につづく)

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変わりゆく多摩川河口…1
(『2月7日の水路風景…2』のつづき)
●澪筋の羽田側‥‥旧穴守稲荷の鳥居がある東岸は、護岸は従来のままとはいえ、法面の途中にフェンスがめぐらされ、水際には降りられないようになっていました。
前回訪問時、昨年8月15日は、西岸は鋼管矢板が並び、東岸は鋼矢板が打ってありましたが、すでに新たな護岸が仕上がった西岸に比べ、東岸は一見変化なし。基礎のみの改修だったのでしょうか。

●ところが、屈曲を過ぎて東へ向き直ると、風景が一変したのです。前回は一面に土嚢が積まれ、盛り土を締めている最中だった法面が完成し、見渡すかぎりコンクリートの真っ白なフラットに!
ここだけ切り取って眺めると、まるで異星に降り立ったような‥‥というと大げさですが、あまりに広大な白い法面に、別世界に放り込まれたような感じがしたのは確かです。水面にポツリと立つ澪標が、異世界感を強調していますよね。

●澪筋を離脱し、本流に出てから羽田イノベーションシティをほぼ正横に望んで。建物が階段状でどこか未来的なのも手伝っているのでしょう、白く輝く法面越しに見ると、宗教施設感が半端ありません(笑)。
法面の右手、芝生を敷き詰めているようですね。写真の中央あたりは凸凹なことから、左へ向かって芝生敷きを進めているのでしょう。水際がこの様子なら、施工時に河中も整理されて、ガレ場や沈んだ導流堤など、水面下の危険物も撤去されたであろうことを期待してしまいます。
●さあ、羽田連絡道路の橋へ向かうとしましょう。すでに各所で報じられているとおり、桁もすべて架設されて、全貌を現わしつつありました。
今は仮設の足場で支えている状態ですが、これが撤去されれば、この広大な河口をわずか3径間でヤッ、と渡ってしまうのですから、構造は理解していても嘆息するしかありません。

●北詰、羽田側もご覧のとおり、東西から伸びる取付道路と接続されて、見た目にもしっくりくる感じに。背後の施設群も着々と建設が進み、橋が竣工した後の賑わいが想像できるようです。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年2月7日撮影)
(『変わりゆく多摩川河口…2』につづく)

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前回訪問時、昨年8月15日は、西岸は鋼管矢板が並び、東岸は鋼矢板が打ってありましたが、すでに新たな護岸が仕上がった西岸に比べ、東岸は一見変化なし。基礎のみの改修だったのでしょうか。

●ところが、屈曲を過ぎて東へ向き直ると、風景が一変したのです。前回は一面に土嚢が積まれ、盛り土を締めている最中だった法面が完成し、見渡すかぎりコンクリートの真っ白なフラットに!
ここだけ切り取って眺めると、まるで異星に降り立ったような‥‥というと大げさですが、あまりに広大な白い法面に、別世界に放り込まれたような感じがしたのは確かです。水面にポツリと立つ澪標が、異世界感を強調していますよね。

●澪筋を離脱し、本流に出てから羽田イノベーションシティをほぼ正横に望んで。建物が階段状でどこか未来的なのも手伝っているのでしょう、白く輝く法面越しに見ると、宗教施設感が半端ありません(笑)。
法面の右手、芝生を敷き詰めているようですね。写真の中央あたりは凸凹なことから、左へ向かって芝生敷きを進めているのでしょう。水際がこの様子なら、施工時に河中も整理されて、ガレ場や沈んだ導流堤など、水面下の危険物も撤去されたであろうことを期待してしまいます。

今は仮設の足場で支えている状態ですが、これが撤去されれば、この広大な河口をわずか3径間でヤッ、と渡ってしまうのですから、構造は理解していても嘆息するしかありません。

●北詰、羽田側もご覧のとおり、東西から伸びる取付道路と接続されて、見た目にもしっくりくる感じに。背後の施設群も着々と建設が進み、橋が竣工した後の賑わいが想像できるようです。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年2月7日撮影)
(『変わりゆく多摩川河口…2』につづく)

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2月7日の水路風景…2
(『2月7日の水路風景…1』のつづき)

●大井競馬場前と並んで、運河畔から駅の全貌を望める整備場駅を振り返って。持ち送りのみで支えられ、線路に巻きつくような形で、こじんまりとまとまった造作が印象的です。おりしも上り電車がやってきて、ホームに滑り込むところでした。
●穴守橋と稲荷橋の間では、台船が数隻出て護岸工事中‥‥なのはいいとして、右側から伸びているブイを連ねたフェンス、ちょっと長すぎませんか?
左側に並んだ繋留施設の杭と、数mしか航路幅がないような。まあ、通れないわけではないので、そろりそろりとまいりましょう。

●真横を通りながら見てみると、ブイ同士をつなぐトラロープもゆるゆるで、自然に流されてこちらにふくらんできたような雰囲気。台船からここまで、控えのアンカーが打ってあるわけではなさそうなので、なぜここまで航路を圧迫しているのか、いま一つわかりませんでした。

●稲荷橋を振り返って、南側から。なぜか高欄でなく、橋上に設けられた柵に「航路幅減少 徐行」と横断幕が掲げられていて、川面からだと少々見づらいですね。夜間は点灯するらしい矢印の数から見ても、航路幅の狭いのは予定していたことで、フェンスがたるんだわけではないようです。
●弁天橋をくぐった南側、澪筋に出る区間も、護岸工事がたけなわらしく、クレーン付き台船がもやっていて、やはり航路を狭めていました。
屈曲のインコースも、鋼矢板こそ撤去されたものの、澪標を掲げた鋼材の杭が並び、工事がまだ続いていることを示しています。ここを曲がり切れば、桁の出揃った羽田連絡道路の橋が見えるはず。楽しみに艇を歩かせます。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年2月7日撮影)
(『変わりゆく多摩川河口…1』につづく)

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●大井競馬場前と並んで、運河畔から駅の全貌を望める整備場駅を振り返って。持ち送りのみで支えられ、線路に巻きつくような形で、こじんまりとまとまった造作が印象的です。おりしも上り電車がやってきて、ホームに滑り込むところでした。

左側に並んだ繋留施設の杭と、数mしか航路幅がないような。まあ、通れないわけではないので、そろりそろりとまいりましょう。

●真横を通りながら見てみると、ブイ同士をつなぐトラロープもゆるゆるで、自然に流されてこちらにふくらんできたような雰囲気。台船からここまで、控えのアンカーが打ってあるわけではなさそうなので、なぜここまで航路を圧迫しているのか、いま一つわかりませんでした。

●稲荷橋を振り返って、南側から。なぜか高欄でなく、橋上に設けられた柵に「航路幅減少 徐行」と横断幕が掲げられていて、川面からだと少々見づらいですね。夜間は点灯するらしい矢印の数から見ても、航路幅の狭いのは予定していたことで、フェンスがたるんだわけではないようです。

屈曲のインコースも、鋼矢板こそ撤去されたものの、澪標を掲げた鋼材の杭が並び、工事がまだ続いていることを示しています。ここを曲がり切れば、桁の出揃った羽田連絡道路の橋が見えるはず。楽しみに艇を歩かせます。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年2月7日撮影)
(『変わりゆく多摩川河口…1』につづく)

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8月15日のトリさん
(『8月15日のフネブネ…4』のつづき)
●8月15日の道々で出会った、トリさんたちの姿をまとめてみました。酷暑下とあって冬のようにバラエティ豊かではありませんが、昔にくらべると本当に水鳥の数が増えたので、トリ好きとして同慶の至りであります。
マリーナで見かけた鴨さん小艦隊。同じ大きさに見えますが、複数羽連れ立っているのは親鳥が一羽で、あとは成長した巣立ち雛なのでしょう。

●海老取川、天空橋近くの基礎護岸上にいた鷺さん。アオサギの若鳥かな? 猛暑下の日なたとくれば、極限まで細くなりハァハァするのは無理からぬところ。
その数m右手では、鵜さんがやはり一羽でハァハァ。水に入ればいいのにとも思いますが、このあたり水深が浅くて水温も高いので、あまり涼をとるには役に立たないのかしら。

●新芝運河、香取橋近くの抜き残った鋼矢板の上には、ゴイサギさんが。翼をだらりと広げて、パラボラ状態で涼をとっていました。
しかし、この日の暑さであれば、鋼矢板はチンチンに熱を帯びているのでは‥‥。足が熱くないのでしょうか?

●最後は汐見運河にて、こちらはアオサギの成鳥かな? 細くなっているのは同様ながら、どこか凛々しく、気高そうな立ち姿に惹かれてカメラを向けたもの。
水鳥たちの姿を見かけることイコール、彼らを養うに足る、餌になる魚が川中にそれだけ多く生息しているということ。子供のころを思うと、この点でも都内の水辺がいかに変化したか、実感することしきりであります。
(令和2年8月15日撮影)
(この項おわり)

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マリーナで見かけた鴨さん小艦隊。同じ大きさに見えますが、複数羽連れ立っているのは親鳥が一羽で、あとは成長した巣立ち雛なのでしょう。


その数m右手では、鵜さんがやはり一羽でハァハァ。水に入ればいいのにとも思いますが、このあたり水深が浅くて水温も高いので、あまり涼をとるには役に立たないのかしら。

●新芝運河、香取橋近くの抜き残った鋼矢板の上には、ゴイサギさんが。翼をだらりと広げて、パラボラ状態で涼をとっていました。
しかし、この日の暑さであれば、鋼矢板はチンチンに熱を帯びているのでは‥‥。足が熱くないのでしょうか?

●最後は汐見運河にて、こちらはアオサギの成鳥かな? 細くなっているのは同様ながら、どこか凛々しく、気高そうな立ち姿に惹かれてカメラを向けたもの。
水鳥たちの姿を見かけることイコール、彼らを養うに足る、餌になる魚が川中にそれだけ多く生息しているということ。子供のころを思うと、この点でも都内の水辺がいかに変化したか、実感することしきりであります。
(令和2年8月15日撮影)
(この項おわり)

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