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1月7日の水路風景…3

(『築地市場跡の陸閘たち』のつづき)

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陸閘たちを愛でた後は、大きく面舵を取って新月島川へ。片方の堰柱だけ補修されて色が変わり、通るたび、ちょっとかわいそうに思える浜前水門。両岸に高いビルが林立したこともあり、日陰になってしまうのは致し方のないところ。

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水門をくぐって左手、何度かお世話になった本橋発動機(勝鬨マリーナ)さんをふと見ると‥‥。えっ、桜が咲いてる! いや、梅かな? 何分1月もまだ初め、さすがにびっくりさせられました。

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朝潮運河、晴月橋をくぐりざま仰いで。まだ真新しい感じのするきれいな塗装で、「最高潮面上高さ2m」‥‥ああ、いいなあ。

通航艇に向けたメッセージの中でも多く、しかもバラエティに富んでいるのが橋の桁下高表記ですが、書体のせいか、これはほんわかと優しい感じ。この数字からA.P.に換算すると、桁下高はA.P.+4.1mになるのでしょうか。

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豊洲運河と東雲運河の交わるテラスの角、鵜さんが風に向かって、わさわさと得意気に羽を広げていました。しかし、今年の冬は水鳥が少ないなあ。私が通ったときだけで、今は例年どおり、たくさんの鳥たちが川や運河に群れているといいのですが。

311050.jpg東雲運河での恒例、艇の健康維持も兼ねてのトライアルでは、デッドフルで50.7km/h、27.38ktを発揮。まことに快調、1ヶ月ぶりの徘徊としては、まずまず満足できる結果とニンマリ。

帰港後はスクラビスで船底掃除をしたので、次回出港時もコンスタントにこのレベルが出せればいいですねえ‥‥。あとは「フジツボの当たり年」にならないことを祈るばかり。

(令和6年1月7日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 新月島川朝潮運河豊洲運河水辺の鳥たち浜前水門

6月18日のお散歩で

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ご無沙汰しております。6月18日は母港に用事があったためお休みをいただいて、せっかくなので2時間ばかり近所をお散歩してきました。その折のスナップを少しお目にかけて、生存確認的な小更新とさせていただきます。

曇り空の上靄もかかり、空気がもったりと重そうに感じる天候でしたが、水面は穏やかで走りやすいのが何より。曙運河を南下し新曙橋まで出ると、フェンスで囲った西側橋脚の向こうに土運船「68号千羽丸」の姿が。橋脚の向こうから、泥土をすくったユンボがニュッと顔を出しました。浚渫作業中だったのですね。

282002.jpg浚渫は水路徘徊者にとっての慶事、ニヤつきながら面舵を切って、おなじみ墨田川造船辰巳をのぞいてみたら‥‥。

ううん、今回も艤装・入渠艇なし。端境期なのか、寂しい状態が続いていますね。複数の船艇で賑わうさまをたびたび目にしてきただけに、残念でしたが、こればかりは致し方ありません。

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港内に出てから隅田川を遡上したところ、浜前水門が閉じているのに気づいて減速。おや、左側の堰柱は色が変わっていますね。耐震補強工事のようです。

向こうには、クレーン船らしいジブが突き出しているのが見えますね。水門に隣接した勝どきマリーナは、閉鎖のため出入りが不便になる上、作業船の碇泊で河道が手狭になり、工期中は大変だろうなあ‥‥。

282004.jpg日本橋川から亀島川に入り、一周する形で亀島川水門をくぐろうとしたところ、ちょっとした事件が。鳩が溺れていたのです!

水を含んだ重そうな翼でバチャン、バチャンともがくさまは哀れで、早速ゴースターン。堰柱にぶつかりそうになるのをだましながら艇を寄せ、「ほら、こっちだよ」と声をかけながら両手で引き上げてやり、何とか水難救助に成功。写真は救難直後、放心状態の鳩さんです。

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よく見てみると、出血は止まっていましたが左の肩に怪我をしており、ぶるぶる震えてもいたので、乾いた古タオルのウェスで拭いてからくるんでやり、まずは保温。河上でカラスにでも襲われて“撃墜”され、落水したことでかえって捕食はまぬがれ、命だけは助かったのかも‥‥と想像。

体力を消耗していたせいか、身じろぎもせず包まれていたものの、行き足を上げるとしきりにもがくので、エンジンの音や振動が怖いのだろうと速度をしぼったところ、おとなしくなりました。鳩さんをいたわるため、スローでの帰港であります。

帰港してから、さてどうしよう、しばらく家で保護した方がいいかしら‥‥と考えながら片付けていたら、羽毛が乾いてふっくらとし、体力も回復してきたのか、全力で暴れ始めたのです。

せっかく助けたのに、また落水したら元も子もありません。心配ではありましたが、暴れる鳩をなだめながら、木や下草の茂った公園の緑地まで連れて行ってやり、放鳥することに。意外としっかりした足取りで、草むらへ消えていったのを見送って、艇に戻ったのでありました。

(令和4年6月18日撮影)

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タグ : 曙運河新月島川亀島川浚渫船浜前水門墨田川造船水辺の鳥たち

早起き近場散歩…6

(『早起き近場散歩…5』のつづき)

274026.jpg舵を右に転じて、浜離宮の石垣と緑を眺めながら北上。まだ早い時間とて園内に人影は見られず、水面に点々と水鳥が浮かぶのみで、実に静かです。

木々の向こうにビル群がそびえるおなじみの風景を目にし、この静けさを体感しつつ堤防に囲まれた内水面に浮かんでいると、まさに別天地のおもむき。浮世離れした、といったら大げさでしょうか。

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築地川水門を通って外界へ。風は凪いで、通航する船もまだ少なく、引き波に乱されることのない水面は、油を流したような、という形容がぴったりのてろりとした平らかさ。

朝の水面が見せるこういった表情、大好きです。水門の径間に水鳥が泳いでいるのも、実にのどかな感じがしていいですね。

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274029.jpg陽光を浴びるスイングゲートと、上部構造がなく、頭上の抜けた爽快さを愛でながら通航。出た後は隅田川を少し遡上し、新月島川へ。

浜前水門をくぐると、勝どきマリーナのスタッフが艇や桟橋の清掃をしていて、私の艇を見ると皆さんで「おはようございます!」と声をかけてくれました。ありがたいことです。こちらも気持ちよく挨拶を返しながら、微速でゆるゆると奥へ。

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以前も紹介した、「本橋発動機」の抜き文字が素敵なクレーンのある船台上には、渋いFRP艇が。ええと、昔のヤマハパスポート‥‥いや、違ったかな? とにかく前面2枚窓という、懐かしくなるようなカディのデザインに惹かれたものでした。
撮影地点のMapion地図

(令和3年11月14日撮影)

(『早起き近場散歩…7』につづく)

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タグ : 築地川新月島川築地川水門浜前水門

3月15日の新月島川

(『3月15日の月島川』のつづき)

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隅田川を下って左折、浜前水門をくぐって新月島川(新月島運河)へ進入とまいりましょう。

隅田川下流部の東岸の水門では、唯一の港湾局管理で「統一デザイン」からは外れた水門です。佐藤淳一師匠いうところの“ケロケログリーン”カラーに、都のイチョウマークをあしらった扉体が素敵ですね。

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過去に何度かお世話になった、本橋発動機(勝どきマリーナ)の横を微速で通過し、振り返って一枚。繋留船艇やクレーンがおりなす船溜の風景、いいものです。

この赤錆びたバージは、本橋さんのお隣の業者さんのものだそうですが、都心もほど近い街場の水路で、鉄の匂い濃厚な川景色が味わえるとは、このご時勢とみに貴重な存在。いつまで目にできるかわかりませんが、この日このときの光景をを大切にしたいものと、ありがたく眺めながら通過。

247039.jpg新月島川、右手の南西岸はすでにテラス化が進んでおり、古風な戸建て住宅や手作り感あふれる桟橋、木の生い茂る石垣護岸といった、昔ながらの風情を残す左手と、ちょっとちぐはぐな状態。

背景のタワーマンションがなければ、それこそ中央で仕切って、今昔対比写真としても通じるような、一種不思議な光景ではあります。

247038.jpg新島橋は改架工事もほぼ終わったのでしょう、橋脚周りを止水していた鋼矢板を、撤去にかかっていました。

ああ、大好きなあの‥‥何ていいましたっけ。鋼矢板の上を足で挟みつけながらぎっちゃこぎっちゃこ歩いて、抜き差しする建機。こちらで初見して以来、方々で見かけるようになって、妙に気になっているんですよ。



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地味ですが、ちょっとそそられた物件を一つ。コンクリート堤防に、開口部を塗り込めたような跡が。きっと、かつてここに陸閘があったんでしょうね。

倉庫や回漕業者の建物がマンションやオフィスビルに代わり、水上と縁がなくなれば、堤防を切って出入口とする用も、なくなったというわけでしょう。ほんのささやかな痕跡でしたが、愛おしく思えてしまうのでした。
撮影地点のMapion地図

(令和2年3月15日撮影)

(『3月15日の朝潮水門』につづく)

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タグ : 新月島川新月島運河浜前水門

7月28日の水路風景…6

(『7月28日の水路風景…5』のつづき)

237026.jpg電光掲示板や信号を径間の外にはみ出させた、こじんまりとした印象の浜前水門をくぐって隅田川に出れば、左手に築地大橋が。この角度からだと、流れるようなラインが強調されて、一番格好よく見えるかも。

しかし、日中は曇りの予報だったのが、ここまで青空が広がってくれば上等というものです。も一つ見ておきたいものを目指して、面舵を切りスロットルを倒しました。

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清洲橋をくぐってさらに右へ舵を切り、行き足をゆるめて小名木川に入りました。一つ気になったのは、萬年橋をくぐりつつ名物の橋側灯を見上げたとき。アッ、と声を上げながら、思わず眉をひそめました。

橋側灯が壊されている? 「橋」の字の右上に、欠損したような箇所と、周りにもひび割れのようなものが。写真を拡大してよく見てみると、右下のガラスも割れているように見えます。ぶつけられたとすれば、とても悲しいことですね‥‥。私の間違いで、単なる経年の剥落だったらいいのですが。小なりといえど、船の目線から見れば橋の看板に等しいもの。ぜひ、速やかな補修をお願いしたいものです。

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で、何で小名木川に来たかというとですね。更新工事竣工後の通航再開がいよいよ8月1日に迫った、扇橋閘門に一目会っておきたかったから!

管理橋を透かして、奥の後扉室が扉体を上げているのが見えます。「工事中通行止」の横断幕が取れれば、いよいよ現役復帰と思うと、胸が熱くなりますわい。

237030.jpgさらにゲートへ迫って一枚。更新前、「前扉」と大書きされた真紅の扉体で、力強く自己主張(?)していた質実剛健さを思うと、カフェテラスを思わせるガラス張りの巻上機室は洒落ていて、同じ躯体とは思えないほど雰囲気が一変しましたよね。

さておき、扇橋もリニューアル初日が迫ったとなれば、平成17年、閘門様の一般供用開始日に一番乗りしたごとく、柳の下の二匹目のドジョウ(ちょっと意味が違うかもしれんです)を狙いたい気持ちが、むくむくと頭をもたげてきました。
閘門好きとして、また自艇で通れる数少ない閘門の一つが、装い新たに稼働することを祝う気持ちも合わせて、ここは是が非でも、イの一番に通航を果たしたいものだと!

(元年7月28日撮影)

(『フジツボつけてデッドフル!』につづく)

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