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お花見水路の道々で…10

(『お花見水路の道々で…9』のつづき)

263046.jpgいったん途切れた護岸工事の区間は、東深川橋の東側でふたたび鋼管矢板が両岸に並び始め、その奥ではこれも先ほど同様、浚渫作業中の様子。

工事で徐航や交互通航の区間が設定されるのは、一見面倒なように思えますが、趣味者の視点ではいうまでもなくごちそうの部類。平日でなくては拝めない光景ですからね。

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接近中に、ユンボがガバーッと水しぶきを上げ始めたので、ズームでたぐって一枚。いいシーンがものせたとニンマリです。拙者、浚渫大好き侍に御座候‥‥。

263048.jpg大横川との十字流に至れば、扇橋閘門も間近。最近通閘していないし‥‥と吸い寄せられそうになりながら、本日のお題はお花見と、後ろ髪を引かれる思いで面舵。

前扉室の手前では、一人のんびりと開扉を待つカヤックが。水位低下化区間の桜も、ちょっと見てみたかったなあ。


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この日の干潮は、12時43分にA.P.+0.08mという推算潮位。通航時刻は12時を少し過ぎたところで、低い橋の連続する大横川を通るには、まこと格好の潮時というわけです。

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いや、このボリューム感! 練兵衛橋~東富橋間の濃厚さ、枝の低さには数歩譲るものの、この小名木川以南の南北に走る区間も、大いに堪能できる美しさと量感を備えていますよね!

(令和3年3月31日撮影)

(『お花見水路の道々で…11』につづく)

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タグ : 小名木川 大横川 江東内部河川 扇橋閘門 閘門 浚渫船

お花見水路の道々で…9

(『お花見水路の道々で…8』のつづき)

263041.jpg神田川を出て隅田川を下航、両国橋をくぐったところで、西詰下流側の一群に惹かれて一枚。距離があるせいでそう見えるのかもしれませんが、まだ十分イケるボリューム感が目を引きますよね。

橋詰は竣工時に広場が造成されて、小公園や植え込みになっている例もあり、ちょっとした憩いの場というイメージがありますが、今はテラスがその役割を果たしているのでしょう。

263042.jpg竪川水門の前を通り過ぎざま一枚。まあ、クレーン船とバージがみっちりと詰まり、完全閉塞状態です。

右のバージは土運船らしい外観だったので、クレーンもグラブを備えた浚渫船だったのかもしれません。これも平日ならでは、日曜日ではまずお目にかかれない光景ではあります。


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上り下りの水上バスで、引き波が護岸で返って反射波となり、小型艇には少しツラい状況の大川筋。ポンポン跳ね回る艇を舵で押さえながら進んでいると、新大橋上流でゴミ運搬プッシャーバージ「すみだ2号」、プッシャー「すみだ1号」のコンビと行逢。

厩橋分室の船溜まで帰るのでしょう、波頭を越えるたび、2隻の接合部がくにゃり、くにゃりといった風に動くさま、何ともユーモラスで愛らしいものです。

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小名木川の西口両岸にある桜並木はいかが‥‥と入ってみたら、結構な規模の工事中で、浚渫船と護岸の間を交互通航。ユンボがガバーッと泥をさらうさまを、通りざま片手撮り。

いや、桜の方はですね、ユンボのバックにも写っていますが、工事に備えてかすっかり剪定されてしまっていて、見る影もないくらいボリュームダウン。残念です‥‥。

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まあ、平日とて、生き生きと稼働する業務船の姿を見られたのは嬉しいこと。道々桜を拾いつつ、大横川を南下して帰途につこうと、小名木川を東航。

高橋の北詰にあった桜は、テラスから引っ込んだ位置にあるせいか、護岸工事の区間にかかりながらも剪定されず、水管橋を巻き込むような胸のすく満開ぶり。桜の枝ぶりは、ちょっと傍若無人(?)なくらいがいいのかもしれません。
撮影地点のMapion地図

(令和3年3月31日撮影)

(『お花見水路の道々で…10』につづく)

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タグ : 隅田川 小名木川 竪川水門 清掃船 浚渫船

曇り空のフネブネめぐり…5

(『曇り空のフネブネめぐり…4』のつづき)

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転回して北上を始め、さて海保船艇を見て回るかと思ったら、右舷側に櫓を重ねた構造の操舵室を持つ強烈な押船を発見、すっかり意識が持ってゆかれることに。トランサムには「海秀丸 大阪」の文字が。海秀丸、いい名前ですねえ。

船首楼に高々とそびえる三段の操舵室! いや~、こういうのに弱いんですよ。二段目、室外機の置かれた空所に、膝をかかえて座り込んでみたい衝動にかられました。

255022.jpgごらんのとおり、突堤にもやったサビサビのプッシャーバージ(船名撮り忘れ)に接舷していました。船尾にスパッドが見えることから、浚渫船でしょうか。

「海秀丸」、サイドビューも素敵ですね。平甲板でなく、船首楼つきなのが全体のボリュームを豊かに見せていて、実に頼もしい、たくましい感じ。


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転回してさらに接近。トップ操舵室の右舷ウィング、室外機で塞がれてしまっているのが微笑ましいですね。トップの屋根から、船首甲板に梯子のようなものが降りているのも、今までの押船では見なかった独特な感じがします。いや、嬉しい出会いでした!

255024.jpg「海秀丸」と別れて、東京海上保安部・青海船艇基地の桟橋群を遠望。3本の桟橋があり、手前には運河上でもよく出会う、監視取締艇が何隻かもやっており、その向こうには巡視艇がいました。

実は、「海秀丸」に生気を吸い取られたのか、何枚も撮った写真のほとんどがブレかボケという惨状でして‥‥(涙)。何とか見られるものは次の一枚のみというていたらくでした。

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CL183「ゆりかぜ」。右側に甲板室だけ見せている艇は「ゆめかぜ」で、珍しくグレーの船体でした。桟橋上には、複合艇が上架されているのが見えますね。船首に母艇のハルナンバーが記入されていないので、装載艇ではないようです。海上保安部の備品扱いかしら?
撮影地点のMapion地図

(令和2年9月21日撮影)

(『曇り空のフネブネめぐり…6』につづく)

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タグ : 曳船 浚渫船 巡視艇 東京港

5年ぶりに横浜へ…4

(『5年ぶりに横浜へ…3』のつづき)

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おっと、一つ忘れていました。横浜港を訪ねたらやはり見ておきたいのが、防波堤突端の赤灯台‥‥正しくは「北水堤灯台」というそう。青空をバックに、赤い塗装が遠目にも鮮やか。

もっとも近寄ってみると、色褪せや剥離、波浪によるものかハンドレールのゆがみが見受けられ、少々痛ましい感じが。現存する航路標識の中でも、もはや古豪中の古豪といってよい存在ですから、大切に手入れしていただきたいものです。

233017.jpg防波堤の切れ目からやや北西寄りを目指し、大岡川へ向かうとしましょう。遠望する大桟橋には、巨大客船が接舷中。「X」のファンネルマークが目立ちます。

横浜港客船入港予定」(横浜市)を見てみたら、「セレブリティ・ミレニアム」(91,000t)と判明。ここから見てもその大きいこと、さすが9万t超ですね。


233018.jpgさらに進むと、今度は新港埠頭の横でグラブ式浚渫船を発見。やはりミナト横浜、どちらを向いてもフネづくしになってしまうのが楽しいところ。

船名は「第七金剛丸」(松浦企業株式会社)。1700総t、全長59m、グラブ32立米とのこと。



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さて、観覧車「コスモクロック21」を左に、ランドマークタワーを右奥に望みながら、新港町埋立堀川へ進入、国際橋をくぐって街の奥へと分け入ってまいりましょう。好天とあって、みなとみらいも大いににぎわっている様子、久しぶりの横浜水路に胸が高鳴ります。

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進入直後から航跡をなぞる形だった、水陸両用バス「スカイダック」が左へそれたので、追い越しつつ1枚。今や至るところで見かけますねえ、水陸両用バス。その後ろ、汽車道あたりでしょうか、桜並木にまだピンク色の部分が結構残っていますね。

今回の目的の一つは、横浜のお花見水路、大岡川で初めてのお花見を楽しむこと。もちろん桜の盛りはとうに過ぎていましたが、少しでも雰囲気を味わえればよしと、割り切って訪ねたのでした。それが汽車道のそれを見ると、まだイケそうな感触! はやる気持ちを抑えながら、スロットルを絞って河川のペースに戻します。
撮影地点のMapion地図

(31年4月13日撮影)

(『大岡川と残桜…1』につづく)

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タグ : 横浜港 浚渫船 新港町埋立堀川

3月15日の川景色…2

(『3月15日の川景色…1』のつづき)

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帰路の海老取運河にて。浚渫船団がいて警戒船に誘導されながらの通航だったのですが、残念ながら稼働しておらずお休み中のよう。

手前の揚錨船は「あさぎり」。その左にいる白い鉄舟とともに、見たことがある船だなと思っていたらそのはず、10年前、21年にに高浜運河で出会っていたのでした。

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毎度おなじみ羽田可動橋も、うららかな陽射しの下、いいお顔をしていたので一枚。

防音壁とフェンスの上では鵜たちが羽を休め、防護柵の周りにはユリカモメが群れる‥‥。餌が豊富な干潟水路に面している地の利もあるのでしょう、鳥たちにとってはよい社交場のようです。

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過去に何度か触れたと思いますが、京浜運河では首都高羽田線の更新工事が今やたけなわ。塗装も真新しい高架がぐんぐん伸びてゆくさま、やはり気分が高揚しますよね。

手前に見える桟道タイプの現羽田線と、モノレールの橋脚と線路が星霜を経たいい色(?)なだけに、新しい高架の白い肌が際立って見えます。

231059.jpg京浜運河を出て港内を北上中、遠くをプレーニングでスッ飛ばしてゆく警備艇が。ハルナンバー視21「すみれ」。

運河北口にある、湾岸署の繋留施設(舟艇部隊は『水上安全課』なる部署だそう)に寄港するところでしょうか。ホームスピードといったところですね。


231060.jpg隅田川に入り、上下する水上バスたちの姿を愛でつつ遡上。「エメラルダス」が下航してきたところを一枚。ちょうどトップの展望デッキを、スタッフが組み立てている最中でした。

「松本型」水上バスも3隻が揃い、便の頻度も上がって、より多くの人が楽しめるようになったことでしょうね。


(31年3月15日撮影)

(『3月15日の川景色…3』につづく)

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タグ : 海老取運河 京浜運河 隅田川 東京港 羽田可動橋 浚渫船 警備艇 水上バス