7月9日のフネブネ…5
(『7月9日のフネブネ…4』のつづき)

●京浜運河の北口を、東から西へ横切ってゆく港湾局の監視艇「わかしお」。何度も出会っている艇ですが、相変わらず手入れが行き届いていますね。マストを倒しているのが、橋の架かる水路に出入りする艇らしさが感じられチャームポイントに。
5月に東京みなと祭に参加していた「海竜」の定繋地での姿も。先代「雲取」と違い、作業中の姿に出会えていないんですが、それだけ東京港も浚渫が行き届いたということかしら。

●隅田川に河口から入ると、まず目を奪われてしまうのはやはりこちら。昨年10月「築地大橋の怪物」でも紹介したコンクリートミキサー船、寄神建設の「第十七神昭」。

●その容貌魁偉というか、ビル街が河上に出現したような悪役風の迫力、曇天なのでいっそう強調された感じがします。
今回は、揚錨船が接舷していました。「神-No.1」、こちらも寄神建設船隊の一隻でしょうか。押船「神19‐1」で推進されるプッシャーバージでした。
【撮影地点のMapion地図】
(令和5年7月9日撮影)
(『7月9日の水路風景…1』につづく)

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5月に東京みなと祭に参加していた「海竜」の定繋地での姿も。先代「雲取」と違い、作業中の姿に出会えていないんですが、それだけ東京港も浚渫が行き届いたということかしら。

●隅田川に河口から入ると、まず目を奪われてしまうのはやはりこちら。昨年10月「築地大橋の怪物」でも紹介したコンクリートミキサー船、寄神建設の「第十七神昭」。


今回は、揚錨船が接舷していました。「神-No.1」、こちらも寄神建設船隊の一隻でしょうか。押船「神19‐1」で推進されるプッシャーバージでした。
【撮影地点のMapion地図】
(令和5年7月9日撮影)
(『7月9日の水路風景…1』につづく)

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5月21日の水路風景…1
(『晴海ターミナル惜別…2』のつづき)

●東雲橋‥‥正式には都道304号線、晴海通りを渡す橋ですが、私にとってはちょっと古豪風味の鋼鈑桁橋。通るたびに桁裏の錆が目立ってきて、そろそろ架け替えかしらと思っていたら、しばらく前からすぐ横の上下流側で工事が始まり、橋脚のようなものが立ち上がりました。

●こちらは上流(北)がわの片割れ。4本打ち込んだ鋼管に、鋼材の梁を渡した構造。明らかに仮橋の橋脚ですね。車道としては幅が狭いように思えるので、人道橋のそれでしょうか。

●くぐって、下流(南)側の橋脚も。先ほどのものより広い幅員から、こちらは車道と見て間違いなさそう。どちらも湛水するところをつや消し黒に、他は薄いブルーに塗ってあって、船の喫水線みたいな塗り分けです。
検索してみると、PDF「東雲橋架替事業」(東京都 第五建設事務所)がヒットしました。やはり架け替えで、上下線を分離した一径間の下路式タイドアーチになるそう。竣工は令和13年を予定しているのですね。
●ゲートブリッジをくぐる第三航路とくれば、中防の東岸に並ぶケーソンを造る浮きドック群に目が奪われますが、何度か紹介した「顔のある浮きドック」、立山6500‐01君がいなくなり、すっかり寂しくなってしまったのが何とも。
4月にもんばんさんのツイートで知ったのですが、売却されたのか、曳船にひかれて韓国に向かったそうです。第二の職場でも、顔はそのままで周りを和ませていてほしいですね‥‥。

●クレーン船のジブがニョキニョキ林立する、旧12号地貯木場の船溜には、こんなゴツい浚渫船が憩うていることも。手前に土運船が接舷しているので、船名はわかりませんでしたが、ジブに掲げられた「峰岸浚設」の社名は読み取れました。オーラを放つ錆色のグラブに惹かれて一枚。
【撮影地点のMapion地図】
(令和5年5月21日撮影)
(『5月21日の水路風景…2』につづく)

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●東雲橋‥‥正式には都道304号線、晴海通りを渡す橋ですが、私にとってはちょっと古豪風味の鋼鈑桁橋。通るたびに桁裏の錆が目立ってきて、そろそろ架け替えかしらと思っていたら、しばらく前からすぐ横の上下流側で工事が始まり、橋脚のようなものが立ち上がりました。

●こちらは上流(北)がわの片割れ。4本打ち込んだ鋼管に、鋼材の梁を渡した構造。明らかに仮橋の橋脚ですね。車道としては幅が狭いように思えるので、人道橋のそれでしょうか。

●くぐって、下流(南)側の橋脚も。先ほどのものより広い幅員から、こちらは車道と見て間違いなさそう。どちらも湛水するところをつや消し黒に、他は薄いブルーに塗ってあって、船の喫水線みたいな塗り分けです。
検索してみると、PDF「東雲橋架替事業」(東京都 第五建設事務所)がヒットしました。やはり架け替えで、上下線を分離した一径間の下路式タイドアーチになるそう。竣工は令和13年を予定しているのですね。

4月にもんばんさんのツイートで知ったのですが、売却されたのか、曳船にひかれて韓国に向かったそうです。第二の職場でも、顔はそのままで周りを和ませていてほしいですね‥‥。

●クレーン船のジブがニョキニョキ林立する、旧12号地貯木場の船溜には、こんなゴツい浚渫船が憩うていることも。手前に土運船が接舷しているので、船名はわかりませんでしたが、ジブに掲げられた「峰岸浚設」の社名は読み取れました。オーラを放つ錆色のグラブに惹かれて一枚。
【撮影地点のMapion地図】
(令和5年5月21日撮影)
(『5月21日の水路風景…2』につづく)

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5月21日のおフネ見…3
(『5月21日のおフネ見…2』のつづき)
●艦橋構造物を左舷後方から。前面とは対照的に、背面はご覧のとおりのフラット。よく見るとハッチがラッタルの陰に隠れて一ヶ所あるものの、電路などの管が何本か天地方向に走るのみで、ずいぶんのっぺりとしているのが目を引きました。
通路のハンドレールには緑色のネットが張られ、見学者の安全に配慮しています。張るのは当然手作業でしょうから、入港前は乗り組みさんもお忙しかったことでしょう。お疲れさまです。
●中央部を少しズームでたぐって。甲板上の構造物は連続しておらず、煙突周り、格納庫周りとパートごとに切れています。
格納庫左の空所に、頑丈そうなクレーンが設けられているあたり、いかにも試験艦らしいですね。馳走を終え浮上した魚雷や、着水したミサイルを回収するためでしょうか。

●軍艦色でもろ逆光はさすがにツラくなってきて、艦尾からであれば少しマシであろうと振り返ってみると‥‥おお、だいぶディテールくっきりに。
広い飛行甲板に、見学者の皆さんが数人楽しまれているほかは、乗り組みの方の姿もぱらぱら。何とものどかな雰囲気でした。

●「海竜」と「あすか」をツーショットで。それぞれ1,410総t、基準排水量4,250tの威容。ああ、いいですねえ‥‥。
水面は穏やかに見えますが、南風が入ってきていたので、木っ端ブネにとっては決して静穏というわけでなく、動揺はそこそこありました。でも予報が外れ晴れて、本当によかったです。

●離れしな、マストを仰いで一枚。外板を張り平滑にしたステルス・マストもスマートですが、ラティス・マストはディテールが濃厚で、やはりより魅力的に見えますね。
マストのヤード左右に設けられた風向風速計が、そろって艦尾の方を向いていて、港口から入ってくる南風を示しています。さて、次のおフネ見にまいりましょうか。
(令和5年5月21日撮影)
(『5月21日のおフネ見…4』につづく)

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通路のハンドレールには緑色のネットが張られ、見学者の安全に配慮しています。張るのは当然手作業でしょうから、入港前は乗り組みさんもお忙しかったことでしょう。お疲れさまです。

格納庫左の空所に、頑丈そうなクレーンが設けられているあたり、いかにも試験艦らしいですね。馳走を終え浮上した魚雷や、着水したミサイルを回収するためでしょうか。

●軍艦色でもろ逆光はさすがにツラくなってきて、艦尾からであれば少しマシであろうと振り返ってみると‥‥おお、だいぶディテールくっきりに。
広い飛行甲板に、見学者の皆さんが数人楽しまれているほかは、乗り組みの方の姿もぱらぱら。何とものどかな雰囲気でした。

●「海竜」と「あすか」をツーショットで。それぞれ1,410総t、基準排水量4,250tの威容。ああ、いいですねえ‥‥。
水面は穏やかに見えますが、南風が入ってきていたので、木っ端ブネにとっては決して静穏というわけでなく、動揺はそこそこありました。でも予報が外れ晴れて、本当によかったです。

●離れしな、マストを仰いで一枚。外板を張り平滑にしたステルス・マストもスマートですが、ラティス・マストはディテールが濃厚で、やはりより魅力的に見えますね。
マストのヤード左右に設けられた風向風速計が、そろって艦尾の方を向いていて、港口から入ってくる南風を示しています。さて、次のおフネ見にまいりましょうか。
(令和5年5月21日撮影)
(『5月21日のおフネ見…4』につづく)

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5月21日のおフネ見…2
(『5月21日のおフネ見…1』のつづき)
●「海竜」の船橋周りをほぼ側面からアップで。電光掲示板が点灯(といっていいのかな?)しているのを目にするのは初めてで、これもみなと祭ならでは。東京都のファンネルマーク、もう少し大きめでもよさそうな感じですね。
下写真、少し離れてから振り返り狙うと、右舷後方より射してくる陽光に助けられて、ようやくいい感じになってきました。これが晴海だったら‥‥(しつこい)。


●では「あすか」を堪能とまいりましょう。船体のラインは戦闘艦艇に近いシャープなものながら、砲などの兵装がないことからくるあっさり目といいましょうか、独特の雰囲気がありますよね。

●「あすか」の一番の魅力ポイントは、この剣のように鋭い艦首だと思っているのですが、いかがでしょう。かつてのバウソナー装備の護衛艦よりさらに突出しながら、ステムが直線でなく、微かなカーブを描いているあたり、何か気品を感じさせて魅せられるのです。
そして大ぶりな艦橋構造物も、護衛艦とはまた違った独特の造形。フェーズドアレイレーダーをテストするための八角錐の構造物が、オーラを放っているように見えるのでした。
(令和5年5月21日撮影)
(『5月21日のおフネ見…3』につづく)

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下写真、少し離れてから振り返り狙うと、右舷後方より射してくる陽光に助けられて、ようやくいい感じになってきました。これが晴海だったら‥‥(しつこい)。


●では「あすか」を堪能とまいりましょう。船体のラインは戦闘艦艇に近いシャープなものながら、砲などの兵装がないことからくるあっさり目といいましょうか、独特の雰囲気がありますよね。


そして大ぶりな艦橋構造物も、護衛艦とはまた違った独特の造形。フェーズドアレイレーダーをテストするための八角錐の構造物が、オーラを放っているように見えるのでした。
(令和5年5月21日撮影)
(『5月21日のおフネ見…3』につづく)

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5月21日のおフネ見…1

晴海埠頭には「かしま」「はたかぜ」の練習艦隊も寄港していたのですが、前日、20日で出港してしまったとのこと。残念でしたが、これから見にゆくフネも、東京では珍客といってよい一隻。楽しみです。

さて、クルーズターミナルが視界に入ってきました。折からの南風に、波頭がキラキラと陽光を反射した向こう、こちらに船首を向けた公開船がもやっているのが見えますね。

●北側の一隻は、東京港ではおなじみ、またみなと祭でも常連といってよい浚渫船「海竜」です。せっかくなので、船首中心線からいいお顔を一枚。
船橋にくらべて船首楼の高さがあるため、首をすくめたように見えるのがユーモラス。どっしりと肥えた船型が、任務柄を感じさせて頼もしいですね。

●そしてもう一隻は、海上自衛隊の試験艦「あすか」! 都内で目にするのは初めてだったと思います。「海竜」のどっしりタイプと、「あすか」の護衛艦なみにファインな船型が好対照で、眺めていても楽しい角度。
何分午前中とてもろ逆光、加えて海自艦艇の軍艦色とくれば、暗く沈んでディテールがつぶれがちになってしまうのは、何とも致し方のないところ。これが晴海なら、いい表情が撮れるのに‥‥とぼやきたくなりましたが、珍客に会えたことをまず幸いとしましょう。

●乗り組みさんにご心配をかけないよう、配慮しつつ少し寄せ気味に舵を切って、「海竜」を左舷前方から。
京浜運河北口の定位置でも右舷をつけ、左舷を見せた格好でもやっていますから、いつもと変わらない角度といえばそうですが。でも船首側正面から見られたし、満船飾でいつもと違った、華やいだ表情を眺められたのは、やはりお祭りならでは。船もどこか嬉しそうに見えませんか。
【撮影地点のMapion地図】
(令和5年5月21日撮影)
(『5月21日のおフネ見…2』につづく)

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