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2月10日の水路風景…2

(『2月10日の水路風景…1』のつづき)

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231007.jpg汐浜運河に入ったあたりで、漁船が追いついてきました。右に寄せて追い越してもらうと、あらら、結構な曳き波が‥‥。垂直護岸なので、反射波がなかなか消えないんですよねえ。

右はテラスの補修でしょうか、機材を諸々載せた台船。手前にもやわれたポンツン、柵や階段を備えた桟橋役とおぼしきものですが、可愛らしいサイズで妙に目を引かれました。

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汐浜運河を西航すれば、やはりおなじみの水門観察であります。いつもは正面から撮りがちなので、少しでも変化をつけようとちょっとはすから。

洲崎南水門、引き続き放置されているようで、褪色が進んだスキンプレートと、継手に沿ってじわじわと上がってゆく錆が何とももの悲しい感じ。

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231010.jpg平久水門、右径間が閉じていました。錆こそ見られないものの、こちらも褪色が進んできましたねえ‥‥。

大横川を西進し、大島川水門を出たところで、右側の基礎上にアオサギ君がうっそり立っているのを発見。喜んでカメラを構えたら、静寂を破った不審船がお気に召さなかったのでしょう、不機嫌そうに飛び立ってしまいました。残念。
撮影地点のMapion地図

(31年2月10日撮影)

(『2月10日の水路風景…3』につづく)

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タグ : 汐浜運河大横川洲崎南水門平久水門水辺の鳥たち

27年度川走り納め…16

(『27年度川走り納め…15』のつづき)

186076.jpg豊洲貯木場跡の南東側水路を抜けつつ、コンクリート柵越しにビル街を一枚。

あれ? 水鳥の数が少ないなあ‥‥。この時季だと、それこそ中の水面を覆わんばかりに、多くの鳥たちが羽を休めていたものですが、眺めたかぎりではぱらぱらといった感じ。この時点では暖かかったせいで、渡りが遅れていたのかしら。


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汐浜運河に入ってみましょう。エンジンの回転数をしぼり行き足を落とすと、ハルが水を切る音が護岸や橋の裏に反射して、やけに大きく聞こえてくるほどの静けさです。

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北西岸にもやう釣船や屋形船には、松飾りが一つ一つ丁寧に飾り付けられ、静けさとあいまって、年の瀬らしい雰囲気にあふれていました。

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平久運河・平久川との十字流を過ぎ、雲雀橋をくぐった直後の一枚。向こうに防護杭を従えた、コンクリートの古風な橋脚を持つ管だけの水管橋、手前には三弦のトラスに管を吊り下げたタイプの水管橋と、いかにも江東の水路らしい無骨な風景です。

橋が架け替えられると、独立して架設されていた水管や電路のたぐいが撤去され、新しい橋の中に併設される例をいくつか見てきました。当たり前のようなこの風景も遠くない将来、貴重なものになるかもしれませんね。

186080.jpgおなじみ洲崎南水門を正面から。ここ数年手入れされていないのか、だんだん扉体の褪色や、錆が目立つようになってきたなあ‥‥。

外郭堤防と「五大水門」が十全に機能して久しいとあっては、今や二線級といってよい内水の小水門。優先順位も高くないのかもしれませんが‥‥、まさか、このまま撤去ということはないですよね?
撮影地点のMapion地図

(27年12月31日撮影)

(『27年度川走り納め…17』につづく)

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タグ : 春海運河汐浜運河洲崎南水門

3月15日の水路風景…2

(『3月15日の水路風景…1』のつづき)

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169007.jpgこちらを訪ねると、普通の桜より赤味の鮮やかなのに惹かれて、艇を寄せてしまうのがこの、都営塩浜二丁目アパート前の河津桜(でしたっけ?)並木。

よいタイミングで、ちょうど満開だったのか葉の緑はほとんど見えず、どこか控えめな咲きぶりながら、目に沁みるような花の色を楽しめました。



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そして先ほど屋形船がくぐっていった、おなじみ洲崎南水門。

以前にくらべて、継手に沿って錆がだいぶ広がってきたような‥‥。なかなかこちらまで、メンテナンスの手が回らないのか、それとも扉体更新が近いのでしょうか。

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水門を過ぎたあたりで、日曜日にしては珍しく、業務船と行き合いました。船名はかすれてよく読めませんでしたが、「第13栄進丸」でしょうか。操舵室に警戒船の幕を掲げてはいるものの、装備から見て、通船や曳船の役目も果たす働き者のようです。

船長と笑顔で手を振りあって航過。南開橋の東、深川第八中の前にある船溜へ帰るのでしょう。

169010.jpg雲雀橋西の変則十字流を右折し、平久川に入って北上する定番コース。大横川の桜たちの様子も、見ておきたいと思ったのです。夕刻に向かって干く時間帯とあって、そこそこの流速があり、艇の行き足がぐっと落ちるのも、川の息吹を感じて面白いもの。

春も間近とあって、水鳥たちの姿が少なくなったのは寂しいですが、両岸に露出したカラスガイにスズメやムクドリが取りつき、しきりについばんでいるのを多く目にすることができました。
撮影地点のMapion地図

(27年3月15日撮影)

(『3月15日の水路風景…3』につづく)

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タグ : 汐浜運河平久川洲崎南水門通船

洲崎神社周辺を歩く

64005.jpgタモリ倶楽部の収録があった日、少し早めに現地に向かって、洲崎周辺のお散歩を楽しんできました。

水路ではたびたび訪ねているおなじみのところですが、陸路うろつくのは初めてで、ほんの短時間ながら新鮮な水路風景が堪能できました。

まず向かったのは、赤い人道橋・新田橋。

路地の奥まったところに階段が現われる面白さもさることながら、地表よりずいぶん高められた桁の位置に、土地の低さと堤防の高さが感じられ、「洲崎に来たんだなあ」という実感が湧き上がってきました。
撮影地点のMapion地図

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タグ : 大横川大横川南支川洲崎南水門江東内部河川

イグアナクレーンが!…2

(『イグアナクレーンが!…1』のつづき)

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で、本題のイグアナクレーンなんですが、丁字流を左折し、汐見運河へ入ろうとしてビックリ。

イグアナクレーンが、はるか向こうへ移動している!

62007.jpgいや、曙北運河から見たときは、角にクレーンの姿が見えず、「ついに撤去されたか?」と思っていたので、ホッとさせられたこともあるのですが、移動したのを見たのは初めてなので、2度ビックリといったところ。

惜しむらくは、移動中に出会えなかったこと、バージから荷揚げをしていたのなら、その最中を見られなかったことですが、長年(というほどのことでもないか)付き合ってきて、角の定位置から大きく動いたのを見たのは初めてだったので、やはりニヤけてしまうものがありました。
撮影地点のMapion地図

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でまあ、その後はこんなことをしたり、

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毎度おなじみのアングルで撮ってみたりして…写真だけ見ていると、いつもとあまり変わらないような感じですが、もちろん、のんびり遊んでいるわけではありません。

62010.jpg任務完了後、帰路は汐浜運河で。洲崎南水門、だんだん錆がひどくなってきたなあ…。この日は台風の直後ということもあり、水は茶色く濁って、浮流物も少なくありませんでした。

貴重な平日の水路行とはいえ、先ほどのイグアナクレーンのほか特に変わった見物はなく、このまま平穏に帰港と思っていた、ら…。

(23年5月31日撮影)

(『イグアナクレーンが!…3』につづく)

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タグ : 汐見運河汐浜運河大横川江東内部河川洲崎南水門茂森橋最低橋イグアナクレーン