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12月10日の川景色…1

(『境川西水門の工事』のつづき)

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以下、出渠した12月10日のスナップです。冬の陽光を背に、江戸川閘門後扉室。一緒に入ったPWC2隻が、まだ扉体の滴も切れないうちに、勇ましく飛び出してゆきました。

214027.jpg懐かしい電話ボックスに入った、閘室横のインターフォン。だいぶ前にも触れましたが、同じものが前扉室と後扉室の外側に、計3つ備えられています。

通航艇はカメラで監視されており、閘門からの指示があればスピーカーで放送されるし、本当に用がある人は携帯で電話するでしょうから、今となってはまず用がない設備ではありますが、この型の電話ボックスがほぼ壊滅した今となっては、実用されているだけである意味貴重かもしれませんね。

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往路では上架されていた水辺ラインの水上バス、修理が完了したのか桟橋にもやっていました。トランサムに船名がなかったのでわかりませんでしたが、今回ようやく「あじさい」と判明。きれいに磨かれた船体が、冬の陽光に輝いています。

214029.jpg旧江戸川を出た後は、出渠後の足慣らしを兼ねて思い切りスロットルを倒し、すっ飛ばして港内に出ました。

木材投下泊地の南側、防波堤沿いに浮いていたコンクリートケーソン、「利島港防波堤(北)」の表記あり。こういう質量過剰なのっぺりしたものが、間近に拝めるというだけで眼福というもの。だいぶ長い間ここにいるのか、少し汚れが目立ちますね。

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デッドフルで飛ばしたまま、鉄鋼埠頭の前まで来て行き足をゆるめました。住友重機械の渋い銘板を掲げたクレーン兄弟、光線の具合もよろしく、ディテールくっきりなのに惹かれて。岸壁ギリギリまで寄せて見上げると、鉄の量感が迫ってきてよいものでした。
撮影地点のMapion地図

(29年12月10日撮影)

(『12月10日の川景色…2』につづく)

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タグ : 旧江戸川 東京港 江戸川閘門 閘門 水上バス

10月30日のフネブネ

197001.jpg今回の入渠は少し長引き、帰港は2週間後、10月30日に。往路同様、たまに小雨のぱらつく曇天で、ヤル気のそがれることおびただしいものがあったのですが、道々フネブネの姿を拾って楽しむことができました。

これも往路と同じく、2隻のPWCと江戸川閘門を通って下航開始。厚着をしてきたつもりでしたが、気温も思ったより低く、嫌でも帰路を急がざるをえません。

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タグ : 旧江戸川 砂町運河 汐見運河 東雲北運河 江戸川閘門 独航艀 監視取締艇 巡視艇 消防艇 墨田川造船

江戸川の大編隊ふたたび

(『ロータリーボート上架中!』のつづき)

196026.jpg恒例のお楽しみ、江戸川閘門を通航。静かに水が満ちてゆく閘室の雰囲気を味わいながら、2隻のPWCと一緒に、たゆたって過ごすひととき。

前扉が開いたところで、魚探の感を見ると3.6m。入閘したときは2.8mでしたから、本日の閘程は0.8mということになります。PWCたちは扉体が上がり切るのを待たず、滴を浴びながら出てゆきました。さて、我が木っ端ブネも腰を上げようと、クラッチをつないで前進に入れたところで‥‥。

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頭上に時ならぬ爆音が響き、びっくりして空を見上げると、陸上自衛隊の輸送ヘリが2機編隊で!

雄姿に見惚れて思わずカメラを向けてから、我に返って「そうだ、閘室を出なきゃ」と舵を切ると、たたみかけるようにさらなる爆音が‥‥これはもしかして?

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おおお、今度は5機の雁行! 「江戸川の大編隊」の時と一緒だ! 観閲式の日に当たったに違いありません。

前回は6年前、22年の10月24日。特に意識せず同じような時期に訪ねて、こうしてタイミングよく出会えたのは、ラッキーとしかいいようがありません。

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196030.jpgうひゃ~、続いて輸送ヘリの7機編隊、もう大迫力。ちょうど曇り空にも少し切れ目ができて、明るくなってきたところの飛来、まことに幸運ではありました。

一旦ニュートラルにして、遠く上流側の空を望むと、右にゆるいカーブを描きながら、隊伍を組んで飛び去ってゆくのが見えました。各機各編隊ともまったく隊形を崩さず、まるでガラス棒で固定されたかのよう。パイロットの技量の高さに感動しながら、消えゆく機影を見送ったことではありました。
撮影地点のMapion地図

(28年10月16日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 旧江戸川 江戸川 江戸川閘門 閘門

5月1日の江戸川…1

(『新砂水門の工事拝見…2』のつづき)

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旧江戸川の道々のことはひとまず置いて、江戸川閘門のゲートが開くところから。閘室から、広大な高水敷と川面をのぞいたときの解放感、初めて訪ねたときと変わらない、この感じは何とも嬉しくなります。

191012.jpg何しろ、「江戸川閘門のディテール…4」や「国府台に魅せられて」でも触れたように、国府台を洗う川景色と、江戸川本流の駘蕩たる雰囲気を味わいたくて、久しぶりに訪ねてきたのですから。

京葉道路・江戸川大橋の朱色の桁をくぐるだけで、心躍るものが。ここ数年、閘門を通ってきても、この線から上流に出ることはめったにありませんでしたから、大げさでなく感慨がありました。

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191014.jpgいや~、いいですねえ! 広大な流路を誇っているにもかかわらず、どこか優しさのある川面の感触。右手にはブイが点々と設けられ、教習艇の練習水面になっているので、徐航しつつまろやかな水面を堪能。

最初の屈曲を回り込み、右手に大型船着場・市川リバーステーションを望むところまで来ると、何やら人だかりが。消防署のクルマが2台いるところを見ると、防災訓練でもあるのかしら。

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轟々と響く列車通過の音が頭上に近づけば、総武線江戸川橋梁をはじめとするトラス橋連続区間。靄にかすむ静穏な好天、汽水域とは違った真水の匂いが鼻をくすぐり、機嫌の悪かろうはずなし。江戸川らしい風景を存分に楽しめそうです。
撮影地点のMapion地図

(28年5月1日撮影)

(『5月1日の江戸川…2』につづく)

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タグ : 江戸川 江戸川閘門 閘門 市川船着場

江戸川閘門のディテール…4

(『江戸川閘門のディテール…3』のつづき)

180051.jpg逆光で写りがいま一つですが、前扉室ゲートのアップはあまり撮ったことがなかったので一枚。

この時点での光の加減か、日照時間によるのか、壁面の感じが後扉室のそれより歳相応に見える気が‥‥。しかし、小さい扉体は竣工時、もう一組の巻上機一式を備えていたのでしょうか。もし巻上機室の中に入れる機会があったら、確かめてみたいものです。

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日照時間といえば、これも触れておきたい物件。入口の壁面に一つづつ掲げられている、「徐航」の看板。「航」のアレンジされた書体が味わいがあって、よいものです。

上の写真は前扉室のものですが、これが後扉室になると‥‥。

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ご覧のとおりすっかり褪色して、そろそろ判読も難しくなりそうなくらいですね。「10月4日の新中川…1」で触れた今井水門の扉体同様、“日陰者”ほど命長らえる好例であります。

看板は天地計6か所でボルト留めされていますが、周りの壁面に着脱痕らしきものが見えるので、何度か交換されているのでしょう。最初から同様の書体だったのでしょうか。

180054.jpgというわけで、長い付き合いの閘門にもかかわらず、注意してみるとさまざまな発見があって、楽しめました。例によって行徳可動堰も眺めてゆこうと、分流点を右へ折れて本流を南東へ。

近づこうとすると、堰の右手水面に猛スピードで水煙を上げて走り回るナニカが見え、カン高い爆音も聞こえてきました。どうやら、ラジコンボートの競技会を催しているみたいですね。引き波でお邪魔をしてはいけないので、残念ですが堰見物はあきらめました。

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180度回頭、京葉道路・江戸川大橋を望んで。青空を映す川面はいかにも水量豊かで、爽やかなことこの上なし。

そういえば、江戸川本流もしばらく遡上していないなあ‥‥。優しく波打つ流路を眺めていたら、三郷中之島以北とはいわないまでも、金町浄水場の取水塔や、緑したたる国府台の風景を、久しぶりに訪ねてみたくなりました。
撮影地点のMapion地図

(27年10月4日撮影)

(『10月10日の江戸川閘門』につづく)

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