1月21日の川景色…2

(『1月21日の川景色…1』のつづき)

216041.jpg消防艇とお別れし、そのまま朝潮運河を進んで佃水門を抜けようとすると、向かって右、第二径間が工事中でした。

オレンジ色の角落しを差し込んでいることから、扉体だけでなく戸当たりも含めての整備でしょうか。工期は横断幕のとおり、3月9日までとのこと。


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隅田川派川を経て大横川に入ると、黒船橋船着場のラフトの上で、ツブれて首を突っ込んだり、丸々とふくれたりして、おくつろぎ状態の鴨さん三羽を発見。

昨年2月にも、同じようにまったりしている鴨さんを撮りましたが、このラフトは水面からの高さもなく、材質も断熱性がよいので寒い冬に座るのはもってこいと、使い勝手がよいのでしょう、水鳥たちのお気に入りのようです。

216043.jpg汐浜運河、大横川南支川との丁字流近くに、水面から立ち上がった櫓が二つ。あっ、12月10日に日本橋川で見た櫓にそっくりだ。

地質調査が入ったということは、このあたりも護岸の改修工事が始まるということかな? 静かな水面に鋼管を組んだ櫓が、ぽつりぽつりと立っているさま、素人目に見ると、石油でも出そうな気がしてきますよね。

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高欄側面をいっぱいに使って、強烈な横断幕を掲げていた東陽橋(『10月9日の川景色』参照)、再塗装が終わったようですね。

クリームからこげ茶へと面目を一新し、引き締まった渋い雰囲気に。あれ、以前の横断幕では、工期は3月9日までとなっていたけれど、ずいぶん早く完工したものですね。それとも、橋詰近くとかほかの部分はまだ、工事が続いているのかしら。

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毎度おなじみイグアナクレーンにご機嫌伺い。ふと見ると、水鏡に映った自分の姿をのぞき込んでいるように思えて、通り過ぎざま一枚スナップ。新イグアナ君に代替わりしてから、もう一年以上か‥‥早いものですね。

(30年1月21日撮影)

(『1月21日の川景色…3』につづく)

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10月9日の川景色

(『隅田川上流のフネブネ』のつづき)

212041.jpg10月9日、帰路の落穂拾い分といっては語弊がありますが、気になった物件をいくつか。

ちょっとしたことばかりとはいえ、刻々と変わりゆく水路風景の記録として見れば、あだやおろそかにはできますまい‥‥と、例によって暑苦しくスナップした数枚、お目汚しまで。

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4月16日のさくらしべ降る水路…1

えらく気取ったお題にしてみましたが、半ばは桜の見ごろを逃した悔しさであります。

先週9日は満開のタイミングだったにもかかわらず、雨時々曇りですっかりやる気を削がれ、今週16日も芳しくない予報と、毎日曜日の悪天候にくさっていたところ、どうやら持ち直して出港と相成りました。

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昵懇のM艇長ご一家と一緒に、急上昇する気温で靄にけぶる運河上へ出てみれば‥‥。海洋大のカッターピンネースが、新砂水門前で帆走準備をしているシーンに出くわしました。

チャージの指揮の下、漂泊しつつマストを立て、索具を張りときびきび動く艇員の皆さん。南風の強い日だったので、沖に出ればだいぶガブったでしょうが、セイリングにはもってこいだったかもしれません。

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204_003.jpgM艇長は初見の新イグアナクレーン。緑の塗色が、周りの新緑と似合ってよい感じです。さてこの右側、都市計画運河橋梁をくぐった向こう、西岸にある一群の桜はどうでしょう。

ああ、やっぱり‥‥と口をついてしまいますが、ほとんど散って葉桜になる前、残った蘂(しべ)の赤味が目立つ、ちょっと寂しい感じ。でも、どこかに少しは名残り咲き(?)があるかもと、探しつつ微速で進むことに。


204005.jpg汐浜運河に入ると、花筏‥‥とまではいかないものの、一面に花びらが途切れなく浮かんで、見つめていると無限に続く地紋のようです。

この日は水のコンディションも良好で、透明度もそこそこあったため、ときおり跳ねる魚の水音に加え、たゆたう花弁も日ごろに増して風情があり、よいものでした。



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平久川から大横川に入ったところで、同乗ご一同から「あっ、あそこあそこ!」と声が上がりました。汐見橋西詰の角にある一本、まだ花を落としておらず、結構な咲きぶり!

いや、ようやくの感がありましたが、風が吹くごとにざあっと散る花吹雪とともに、破顔して見入ったものです。やはり水路の桜は、好天下でこそと改めて思ったものでした。
撮影地点のMapion地図

(29年4月16日撮影)

【29年4月24日】読者の方のご指摘で、1枚目の写真の艇はカッターでなく、ピンネースということがわかりました。お詫びして訂正いたします。ご指摘ありがとうございました。
ちなみに、カッターは6~12挺櫂で外板鎧張りの複座艇、ピンネースは12~14挺櫂で外板二重張りの複座艇(『端艇と帆走』成山堂書店・昭和46年発行より)を指すそうです。

(『4月16日のさくらしべ降る水路…2』につづく)

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2月19日の川景色…1

(『2月19日の隅田川』のつづき)

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長きに渡り、更新工事の進み具合を観察してきた大島川水門。いよいよ衣替え(?)も、大詰めに入ったようですね! 前回、昨年11月20日に見たときは、左径間の巻上機室が立ち上がっておらず、扉体もまだ見えず角落しがはめられていました。今回は眺めたかぎり、各パーツは出揃ったようで、後は細かい仕上げを進めるばかり、といった感じに見えます。

前回同様、左は径間いっぱいの幅を使って、クレーン付き台船が碇泊中。いや、スパッドを刺して停まっているのだから、碇泊はおかしいかな。左に遠慮しながら進入開始、右径間軸線を狙ったものの、残念ながら真正面とはいきませんでした。

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堰柱はがっしりと太くなり、色も落ち着いたいい感じ。ん? 銘板に代わり、名前の入った行灯看板が掲げられ、書体が勘亭流っぽいアレ‥‥。更新後の住吉水門(『7月10日の水路風景…14』参照)と同じですね。

筋交、行灯看板、勘亭流もどき‥‥。都建設局としては、今後改修された水門は、すべてこの仕様で統一するのかしら? 行灯看板、左右の堰柱にも文字なしのものが備えられていますね。通航船艇への告知をする、電光掲示板は中央下に備えられているし、何か別の用途がありそう。

202043.jpg大横川の桜並木区間に入り、つぼみが膨らんできた枝を楽しみに見上げながら、微速でゆるゆる奥へ。陽もうららか、春が少しづつ近くなっていることを感じさせ、よいものです。

黒船橋船着場に、四角いラフトが追加されていました。桜まつりの準備かな? もちろん今はだれもおらず、ご覧のとおり、鴨さんが格好のお昼寝場所として使用中でした。

202044.jpg平久川から汐浜運河に出ようと、大横川との変則十字流を右へ。おお、北東角の小さな河津桜(でしたよね?)、かなり開花していますね!

満開とはいえないものの、6分咲きといったところでしょうか。可愛らしい咲きぶりを目にして、身の回りが一気に春めいてきたように思えたものです。この調子なら、汐浜運河の桜並木も咲いているに違いありません。



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というわけで、汐浜運河は都営塩浜二丁目アパート前、このあたりでは最大の河津桜並木。まだ未開の枝を残していますが、これまた結構な咲きっぷりで嬉しくなりました。
撮影地点のMapion地図

(29年2月19日撮影)

(『2月19日の川景色…2』につづく)

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A.P.マイナスの日には…1

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5月8日、快晴ながら風の強い日でしたが、朔の翌日とあって勇躍出港。何がいいって、この日は最低推算潮位でA.P.-0.08m(11:59)という、極めて潮位の低い日。

こんな日はやはり、低い橋のひしめく内部河川詣でをするに限りますわい。狭い堀割から出なければ、風の影響もほとんどありませんからね。強風などまさにどこ吹く風であります。

192002.jpg汐見運河を西航するところから始めると、斜張橋・しおかぜ橋(上写真)の橋脚近く、岸との間にもりもりと浅瀬が盛り上がって、さっそく大干潮時しか見られない剣呑な表情に目を奪われました。

その一つ西の汐枝橋も、普段の平べったい感じとはうらはらに、長く伸びた橋脚がつま先立ったよう。現在時刻11:33、潮位はも少し下がるはず、期待してまいりましょう。

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都市計画運河橋梁と並んで、運河地帯での低さを競う白妙橋も、ご覧のとおり桁下から、平久水門が拝めるほど(この写真と見くらべてみるといいかも)。

こげ茶の塗装が、戦前竣工らしい剛毅朴訥(?)なスタイルによく似合うのですけれど、桁側面のステッカーで貼った橋名、以前も触れたように劣化が著しいので、せっかくの装いが台無しです。更新時には、ぜひペンキ書きしてあげてほしいものですね。

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平久橋下流西岸、シュワシュワと泡立つ水をはける、おなじみの排水鉄管。川跡を利用した公園、古石場川親水公園からの排水です。

これも大干潮時ならではの見もの、フランジで継がれた先は曲がっていて、ちゃんと下流側を向いているのがわかりますね。いつもなら水面下でお目にかかれないものが、こうして観察できる面白さ。低水位はよきかな、佳き哉。

192005.jpg大干潮時とくれば、狭水路の中では軽いジャブといってよい、上記の区間すら結構な面白さ、都内狭水路の雄・大横川においておや(←わかって使っているのか)。

ともあれ、この引きっぷりを奇貨とせずして、何の水路バカかと。黒い湛水線を目の高さに見ながら、デッドスローでそろりと前進。
撮影地点のMapion地図

(28年5月8日撮影)

(『A.P.マイナスの日には…2』につづく)

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