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新装扇橋閘門通り初め…4

(『新装扇橋閘門通り初め…3』のつづき)

237051.jpg一つ忘れもの。後扉室が開く前、目の前の前扉室ゲートにゴイサギ君が飛来。扉体の上からいかにもうろんげな表情で、じっとこちらを見つめていました。

しばらく船影を見なかった水面が、突然賑やかになったので、きっと不審に思ったのでしょうね。もしかしたら「オレの縄張りに変なのが入ってきたせいで、おちおち魚も捕れやしない」と、ぼやいていたかもしれません。

237052.jpg閘室内から見上げた操作室棟。各階に回廊を備えた3階建てで、3階と前扉室の巻上機室を直接結ぶ階段が設けられているのが目新しい点です。

先代のタイル張りのような装飾はなく、全面コンクリート生地で質素な感じですが、エッジの立ったデザインは新ゲートとお揃いで、悪くありません(偉そうに)。



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前扉室を閉める旨放送があって、洗浄水の水煙を立てながら扉体が降りてゆきます。

しかし、巻上機室の回廊、張り出した幅が結構ありますよね。回廊の通路幅に余裕を持たせたということは、操作室棟から直接行き来できる階段があることを考えると、開放日の見学コースにも盛り込んでもらえるのかしら。ぜひゲート上から、通航風景を眺めてみたいものですね。

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さて、この日の閘程ですが、朔の大潮ということもあり、11:11の最大干潮時、A.P.+0.03mに向かって急速に引いているところ。よって閘程はおよそ1.6mと、少々物足りない結果になりました。

おなじみ「もんぴ君」の水位尺、せっかくのゆるキャラ(?)が、色褪せと汚れで見る影もありません。そろそろ取り替えてあげてほしいところですね‥‥。

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後扉室ゲートが開きはじめました。カヤックの皆さんが固まって待ち構える向こうに、陽光を反射して輝く東側の水面。

私と我が艇にとって平成29年4月20日以来、実に2年3ヶ月余ぶりの通航が果たされようとしていると思うと、大げさですが感慨深いものがありました。

(元年8月1日撮影)

(『新装扇橋閘門通り初め…5』につづく)

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タグ : 小名木川 扇橋閘門 閘門 江東内部河川 水辺の鳥たち

旧源森川周辺を歩く…4

(『旧源森川周辺を歩く…3』のつづき)

236016.jpg枕橋の手前まで来たところで、雨が降り出しました。面倒がって傘を持ってこなかったのがたたり、雨宿りできるところまで駆け出すはめに。

せっかく訪ねたのに、雨脚は急速に強まってき、カメラを取り出すのもはばかられるほど。枕橋は特にゆっくり見ておきたかったのですが、信号待ちの間、橋詰にある木の下で雨をしのぎながら、特徴ある親柱を一枚撮っただけに留まりました。残念‥‥。

小走りに横断歩道を渡って、濡れながらこのまま去るのは惜しいと、源森川水門も一枚。手前に見える橋台の高欄も素敵ですね。

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236018.jpg水門左手の小径からテラスに出て、首都高向島線の高架下に走り込んで、一息つきました。水路上だけでなく陸上でも、首都高の高架に救われるとは。まったくありがたやであります。

おりしも東武線の電車が上下2本、いい音を立てて鉄橋を渡るところでした。しばらく雨宿りしなければなりませんが、ここなら退屈せずにすみそうです。

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水際に降りて、源森川水門を柵越しに眺めていたら、数羽のサギさんがそろりそろり、といった感じで歩いているのを発見。

水門のすぐそばとはいえ、サギの足が立つくらいですから、護岸沿いは浅いのですね。それとも基礎護岸みたいな段がついているのかしら。

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ベンチに腰かけて顔を拭いていたら、間近でボーボーと鋭い汽笛の音が。びっくりして顔を上げると、観光汽船「ホタルナ」が船首をこちらに向けていました。背後に見える離桟直後の下航便を避けて、転舵急減速したようです。

この一帯は観光汽船の浅草や、水辺ラインの吾妻橋など、船着場が隣接する河港といってもよいところ。雨宿りのひとときは、絶好のフネ見物の時間になりそうです。
撮影地点のMapion地図

(元年6月30日撮影)

(『隅田川畔のテラスにて…1』につづく)

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タグ : 北十間川 源森川 源森川水門 隅田川 水上バス 水辺の鳥たち

5年ぶりに横浜へ…1

233001.jpg4月13日は、かねてから計画していた横浜行きの日。ブログで遡ってみると、25年11月以来の足かけ6年ぶり、本当にご無沙汰してしまいました。もちろん運河・河川づたいにゆく例のコースです。

当日は幸いにして快晴でしたが、朝はまだ10℃台と肌寒いこと。渡ってきたばかりのツバメさんも、ふくふくと羽毛をふくらませて寒そう。ツバメは早いものだと3月末に第一陣を見かけましたが、今は巣の補修に忙しく飛び回っている段階です。

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出発前の準備中、爆音がするので顔を上げたら、大きな台船を豆曳船が押して運河を西航中。‥‥あっ、この白い曳船、伊澤造船前で見たことがある。船名は確か「UTSUMI 50」!

側面をシートにして軽量化を図った操舵室に、後にごついアームを伸ばした構造から、押船として使う際はアップするからくりであることは承知していましたが、いざそれが活用されているのを目の当たりにすると、まあ強烈なこと! そのろくろっ首のようなグロテスクな異形さに、口を開けて見入ってしまいました。

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まずは京浜運河に入ろうと港内に出て横切っていると、晴海埠頭に砕氷艦「しらせ」がもやっているのを発見。オレンジの舷側は遠目にもきれいですが、水線下の船底塗料はすっかりはがれ、氷海での苦闘が想われました。

しかし、晴海の建設ラッシュ、この距離から見ると凄まじいばかりですね。前にも同じことを書きましたが、海上に突如として軍艦島が出現したようです。

233004.jpgさらに港内を西進していたら、芝浦埠頭に珍しい船がいるのに気づいてしまい、またも寄り道。その船とは、宇部興産海運の「清安丸」。ブリッジを最前部に持ってきた、世界初の球状船首セメント運搬船として喧伝されましたから、ご存知の方も多いでしょう。

要目は「セメント専用船 清安丸」(宇部興産海運株式会社)をどうぞ。

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近づいて減速、船尾方向へ流しながら、その異形っぷりを堪能。「UTSUMI 50」に続いて、見た目の違和感が半端ないですね。外洋でピッチングが始まったらツラそうだなあ。

船橋を右舷後ろから見ると、つるりと丸く整形された前部と異なり、甲板の各層が露出していて、何やら船体を切断したシーンのよう。食玩のプラモで「連斬模型」と称し、各パートを断面のディテールまで再現した「大和」型戦艦のモデルがありましたが、まさにそれを眺めているような気分ではありました。

(31年4月13日撮影)

(『5年ぶりに横浜へ…2』につづく)

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タグ : 砂町運河 東京港 曳船 砕氷艦 砕氷艦しらせ 水辺の鳥たち

2月10日の水路風景…2

(『2月10日の水路風景…1』のつづき)

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231007.jpg汐浜運河に入ったあたりで、漁船が追いついてきました。右に寄せて追い越してもらうと、あらら、結構な曳き波が‥‥。垂直護岸なので、反射波がなかなか消えないんですよねえ。

右はテラスの補修でしょうか、機材を諸々載せた台船。手前にもやわれたポンツン、柵や階段を備えた桟橋役とおぼしきものですが、可愛らしいサイズで妙に目を引かれました。

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汐浜運河を西航すれば、やはりおなじみの水門観察であります。いつもは正面から撮りがちなので、少しでも変化をつけようとちょっとはすから。

洲崎南水門、引き続き放置されているようで、褪色が進んだスキンプレートと、継手に沿ってじわじわと上がってゆく錆が何とももの悲しい感じ。

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231010.jpg平久水門、右径間が閉じていました。錆こそ見られないものの、こちらも褪色が進んできましたねえ‥‥。

大横川を西進し、大島川水門を出たところで、右側の基礎上にアオサギ君がうっそり立っているのを発見。喜んでカメラを構えたら、静寂を破った不審船がお気に召さなかったのでしょう、不機嫌そうに飛び立ってしまいました。残念。
撮影地点のMapion地図

(31年2月10日撮影)

(『2月10日の水路風景…3』につづく)

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タグ : 汐浜運河 大横川 洲崎南水門 平久水門 水辺の鳥たち

2月10日の水路風景…1

231001.jpg2月10日は、我が艇がもやうバースを、老朽化により全面的に更新工事をするため、移動してほしいとの要請を受けてマリーナへ。15年間住み慣れたバースを離れる前に、軽く近場を回ってきました。

これといったあてもなく、まずは曙北運河へ入りました。北上しながら、本日のイグアナ先生にご挨拶がてらスナップ。


231002.jpg越中島線・都市計画運河橋梁手前の基礎は、水鳥たちには格好の憩いの場。過去にもたびたび、可愛らしい姿を撮らせてもらっているトリ好きスポットです。

この日は、2羽の鴨さんがツブれて、まったりしていました。左の1羽はすわ不審船襲来と立ち上がってしまいましたが、右の子は動じずに落ち着いたもの。いや、タマラン姿をありがとう。


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都市計画運河橋梁の桁側面を仰いでアップ。ずいぶん傷んできましたね。9年前、22年3月の記事「『きよす』の航跡を追って」に載せた写真を見ると、少なくとも北側はきれいなものなのですが。

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その2本北側に架かる、東西線の橋は両端の径間がRCラーメン、中央が鋼桁の橋。今回ふと桁の右端に塗装時の記載らしきものがあるのに気づいて、ズームで撮ってみようと思ったのです。

さんざん通っておきながら、今になって気づく粗忽ぶり‥‥。まあ、いつものパターンではありますが、お恥ずかしい限りであります。

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スロットルを戻し行き足だけで流しながら、ズームでたぐって失敗の無いよう数枚撮影。橋梁名が載っていますね、よしよし。名前は「東西線汐浜川運河橋」!

これは興味深い結果になりました。都市計画運河橋梁とともに、鉄道橋が2本並んで現在の名称とは違った運河名をつけているとは。江戸川放水路の例を引くまでもなく、河川や運河の名前が変わっても、橋は旧名そのままという例は少なくありませんが、この橋もその伝だったのでしょうか?
撮影地点のMapion地図

(31年2月10日撮影)

(『2月10日の水路風景…2』につづく)

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タグ : 曙北運河 水辺の鳥たち イグアナクレーン