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8月15日のフネブネ…4

(『8月15日のフネブネ…3』のつづき)

254081.jpgさらに下って、永代橋で行逢したのは、「ホタルナ」。

何度も似たようなことを書いて恐縮ですが、高潮位時に水上バスの橋くぐりを見物するのは、実にスリリングですり抜けマニアとしてはクセになるものが。マンガなら「ズリュン!」とでも擬音をつけたいところです。



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汐見運河で唯一、河上にクレーンを張り出させた建屋を持つ、マエカワヤンマー販売。修理に訪れるさまざまな船影を眺めるのが、楽しみなところでもあります。

この日は豆曳船「久慈丸」に目が釘付け。前傾した後端と垂直でスクエアな妻のコンソールが醸し出す、野暮ったいながら飄々とした雰囲気にまず惹かれました。エンジンケーシングから突き立ったエクゾーストも、とぼけた味を醸していていいじゃないですか。働き者らしく、舷側がだいぶ汚れていますから、キレイにしてあげてほしいものです。

254083.jpg‥‥さて、辰巳の浮きドックでは「みかづき」の進捗を拝見しましたが、本社の方は新たな建造船艇はないかしらと、墨田川造船にも寄り道。

桟橋には船影がなかったものの、建屋のシャッターが開いていて、中が見えますね。むむっ、アレは!



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巡視艇? を2隻建造中だ!

右の艇は工程がだいぶ進んで、甲板室が載せられていますね。左のそれはまだ船殻の工作中なのか、天地をひっくり返され船底を上に向けていました。巡視艇か、灯台見回り船などほかの種類なのか‥‥これから寄り道が楽しみになりました。

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最後は船ではありませんが、おなじみ過ぎるほどおなじみのイグアナ先生で締めとまいりましょう。

梅雨時はこのまま秋になるのかしら、などというほどの涼しさでしたが、律義に酷暑はやってきてまあ、ツラいひと月ではありました。これを書いている9月半ばはすでに朝夕が肌寒いほど、寄る年波にはコタエる季節の変わり目であります。
撮影地点のMapion地図

(令和2年8月15日撮影)

(『8月15日のトリさん』につづく)

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タグ : 隅田川 汐見運河 東雲北運河 墨田川造船 イグアナクレーン 曳船 水上バス

8月15日のフネブネ…3

(『8月15日のフネブネ…2』のつづき)

254076.jpg海老取運河のフネブネつづき。こちらは毎度おなじみ、羽田水上派出所の桟橋にもやう警備艇「あじさい」。

いつもは右舷後方から見ているので、たまには違う視点でと真後ろから。トランサムは平面ですがガードを兼ねた張り出しが突き出ており、甲板室後妻の表情などのディテールが観察できました。

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これも何度か紹介していますが、芝浦運河にある「TOKYO WATER TAXI」の船溜。平成27年の初見時、わずか2隻から始まったことを思うと、本当に大船隊になりましたね!

27年の東京新聞にあった社長の言、東京オリンピックの年まで60隻に増やしたい、という目標は残念ながら達成できなかったようですが、それでも短期間のうちにここまで拡充したとは、都内の遊船業者ではかつて例を見ないのではないでしょうか。

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有明西運河の顔ともいえる海上保安庁の測量船、「明洋」と「天洋」(写真奥)。白い船体に錆だれが目立ちますが、それこそ任務に寧日ないという何よりの証拠なのでしょう。ご苦労さまです‥‥。

254079.jpg隅田川を下航中、厩橋で遡上してきた「エメラルダス」をスナップ。キャノピーを陽光の反射でギラリときらめかせ、不敵な面構えではあります。

距離があるところからズームでたぐると、遊歩甲板のぐっと弓なりに反った曲面が強調され、近くで見るのとはまた違ったカッコよさがありますね。


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今回お気に入りの一枚。両国橋下流、「アワータウン」と行逢する「エスエスNANO1」。都大路、大川筋の賑わいを象徴するようで、このシーンに出会えたことを喜んだものでした。

コロナ禍で運休、自粛を余儀なくされ、プレジャーがまれに通る程度で、静まり返った川面を目の当たりにした後だっただけに、当たり前の光景が戻ってきたことそのものが、たまらなく嬉しかったのです。コロナが一日も早く終息して、かつての賑わいを完全に取り戻せますように‥‥。

(令和2年8月15日撮影)

(『8月15日のフネブネ…4』につづく)

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タグ : 海老取運河 芝浦運河 有明西運河 隅田川 水上バス

7月12日の運河風景…5

(『「東京みなと丸」拝見!』のつづき)

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浜離宮の北東角を左折し、築地川の軸線に入ったところで、まあ、ガックリきました。フェンスで閉塞されている‥‥。

水面は見たところ奥まで平穏そのもので、特に大きい工事もしていないようなのに、これはどういうことでしょう。近々工事が始まるのでしょうか。南門橋との再度の逢瀬は、これでかなわなくなってしまいました。

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遠くで長声2発が聞こえたので、水上バスの進入を察して急いでフェンス前を離れ、邪魔にならないよう築地川水門の右側へ。間もなく、「リバータウン」が姿を現わしました。

この角度から進入シーンを眺めると、幅に余裕がないこともあってか、ズルズル‥‥と這い出てくる感じがして、ちょっと面白いものですね。

253033.jpg浜離宮を離れてから隅田川を遡上し、月島川水門の前に新しく架かった人道橋を拝見。

桁下高を確保するためとはいえ、前後の取り付け道路が実に長大で、テラスを圧迫しているのが目立ちますね。表面は周りと揃えた石板張り風で、落ち着いた雰囲気に仕上がっていましたが。


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ほぼ正面から。太鼓に反った橋というのは、シンプルな鋼桁橋でも見た目が柔らかい感じでよいものです。

水門への見通しが桁で少し悪くなったとはいえ、信号を橋の側面にも設けるとは。巻上機室、扉体前、そして橋にと3つも。賑やかなことになりましたね。

253035.jpg桁の右側に銘板らしいものが見えたので、流速で流されるのをだましながら近づいて、何とか撮れたのがこれ。ボケてしまいましたが、かろうじて判読はできます。

正式名称は「月島川水門テラス連絡橋」、製作は矢田工業とのこと。もう供用されたでしょうか。川面と水門が堪能できるスポット、ぜひ一度お散歩に訪れてみたいものですね。
撮影地点のMapion地図

(令和2年7月12日撮影)

(『7月12日の運河風景…6』につづく)

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タグ : 築地川 築地川水門 隅田川 月島川水門 水上バス 浜離宮

7月12日の運河風景…4

(『7月12日の運河風景…3』のつづき)

253021.jpg東雲運河を南下して旧防波堤のある区間へ出たところで、ふたたびのデッドフルで全速航行をこころみてみると‥‥。

おお、48.8km/h‥‥26.3kt! 辰巳埠頭前でのそれより、1ktオーバーという好成績。港内と運河では、風や波が艇に与える影響もずいぶん違うでしょうから、そのあたりが数字になって表れたのでしょう。


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港内を横切って、まず目指したのは竹芝にもやうヴァンテアン。コロナ禍で4月から休業を余儀なくされていましたが、残念ながら6月末で事業から撤退を発表、このときすでに、繋がれたまま売船を待つ日々を過ごすのみとなっていたからです。

私は縁あって2回利用しましたが、スタッフの皆さんの真摯で気持ちの良い応対もあって、楽しく過ごせたことが思い出されます。東京港からこの、一種愛嬌のある姿が消えるのは寂しいですが、第二の人生も、幸せであることを願わずにはおれません。

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253024.jpg竹芝のお隣、汐留川水門をくぐって、浜離宮前水面へ進入。ちょっと見てみたいものがあるんですよ。

入ってすぐ左手、観光汽船の桟橋には、無聊をかこっている風情の同社船隊の姿が‥‥。コロナ禍で頼みのツアー客もほぼゼロに近いとあっては、大川筋を賑わすはずの優秀船たちも腕を撫するばかり‥‥つらいですねえ。

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右へ折れると、お目当ての船影がさっそく飛び込んできました。そう、「東京みなと丸」! かつて私もお世話になった 「新東京丸」に代わる、港湾局の新しい視察船です。
撮影地点のMapion地図

(令和2年7月12日撮影)

(『「東京みなと丸」拝見!』につづく)

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タグ : 東京港 汐留川水門 水上バス 東京みなと丸

水上バスとテラスの人道橋と…

(『6月7日の大横川北端部…3』のつづき)

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竪川水門から隅田川に出て、ようやく行き足分の風で涼しく過ごせるようになり、一息つきながら下航。すぐ下流の新大橋では、観光汽船の「リバータウン」、水辺ラインの「こすもす」が行逢するシーンに出くわし、しみじみしたものです。

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「こすもす」を十分追い越してから左、東岸寄りに出て停止、上航してくる「さくら」との離合をものしようと待ち構えての一枚。ちょっとタイミングを逸していま一つでしたが、二隻揃って大川筋を上下する瞬間を撮れたのは、嬉しいものでした。

なぜしみじみしたかというと、コロナ禍で長らく水上バス船社が休航を余儀なくされており、静まり返った大川筋の寂しさを休日にテラスから望見していたので、賑わいが戻ったことを目の当たりにして、まあ、トシがいもなくウルッとしたわけであります。

もちろん乗客はまだ少なく、完全に旧に復したわけではありませんが、やはり都大路はフネブネの姿と引き波が絶えない川面あってこそ、との感を新たにしました。

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下って、大島川水門前へ。橋脚が設けられてから長らくそのままだったテラスをつなぐ人道橋の工事、ついに桁が架設されたのでした。

桁の両端に階段が設けられるのか、築堤状の取付道路をあつらえるのか不明ですが、派川筋をまたぐ人道橋の架設は画期的なこと。河畔をお散歩する楽しみもさらに広がって、かつ変化のあるものになるでしょう。

252109.jpg橋がはすに架設されているのと、ズームのゆがみも手伝って、何やら水平の基準がわからない写真になってしまいましたが、桁上の床板は未施工のようで、陽が差し込んでいました。

しかし、水門の全景とはこれでお別れということになりますね。せっかく“統一デザイン”に改装して間がないのに、ちょっと惜しいような気もしますが、今度は橋上から間近に愛でられるのだ、と思うことにしましょう。

252110.jpg潮位が低いこともあり、西側河川の低い橋たちの様子もちょっと見ておきたくなって、そのまま大横川へ直進。断面図のある橋、平木橋を一枚。

下端から少しづつ腐食していって、いずれ見られなくなるであろう断面図を、折りに触れてこうして記録していますが、そろそろ並べて変化を見られるくらい数が揃ったかしら。
撮影地点のMapion地図

(30年1月21日撮影)

(『6月7日の西側河川…1』につづく)

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タグ : 隅田川 大横川 水上バス 大島川水門 江東内部河川