12月10日の川景色…2

(『12月10日の川景色…1』のつづき)

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クレーン兄弟の奥には、「海王丸」がもやっていました。年末も近いとなれば、港内に休む練習帆船の姿は風物詩といってよいものです。

岸壁に寄せていたので、そのまま真正面から接近し、右舷をなめるように航過して堪能。冬の青空と多檣船、まっことよきかな、佳き哉。

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214033.jpgふたたびすっ飛ばして、豊洲、晴海の沖を過ぎ、隅田川河口でZEN船長の「エスエスSerenade」を発見。

航跡に入ったりしてしばらく遊んで(すみません)いたら、竹芝にジェットフォイル「セブンアイランド友」が接岸中なのを見て、ツーショットを撮りたくなり、右舷側から。フネブネの息づく活気ある川景色、いいですねえ。


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そして浜離宮前、観光汽船「リバータウン」。ああ、待ちに待った冬の陽光の下では、何を眺めても、撮っても楽しい。たのしい。

214035.jpg佃大橋下流で、「TOKYO WATER TAXI」の一隻に追いつきました。今回もハルナンバー00、「2月26日の運河風景…1」でお世話になった1番艇です。

スロットルをしぼってカメラを向けたら、船尾にいた乗り組みさんがこちらに気づき、にこやかに手を振ってくださいました。
撮影地点のMapion地図

(29年12月10日撮影)

(『12月10日の川景色…3』につづく)

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タグ : 東京港 隅田川 水上バス

12月10日の川景色…1

(『境川西水門の工事』のつづき)

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以下、出渠した12月10日のスナップです。冬の陽光を背に、江戸川閘門後扉室。一緒に入ったPWC2隻が、まだ扉体の滴も切れないうちに、勇ましく飛び出してゆきました。

214027.jpg懐かしい電話ボックスに入った、閘室横のインターフォン。だいぶ前にも触れましたが、同じものが前扉室と後扉室の外側に、計3つ備えられています。

通航艇はカメラで監視されており、閘門からの指示があればスピーカーで放送されるし、本当に用がある人は携帯で電話するでしょうから、今となってはまず用がない設備ではありますが、この型の電話ボックスがほぼ壊滅した今となっては、実用されているだけである意味貴重かもしれませんね。

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往路では上架されていた水辺ラインの水上バス、修理が完了したのか桟橋にもやっていました。トランサムに船名がなかったのでわかりませんでしたが、今回ようやく「あじさい」と判明。きれいに磨かれた船体が、冬の陽光に輝いています。

214029.jpg旧江戸川を出た後は、出渠後の足慣らしを兼ねて思い切りスロットルを倒し、すっ飛ばして港内に出ました。

木材投下泊地の南側、防波堤沿いに浮いていたコンクリートケーソン、「利島港防波堤(北)」の表記あり。こういう質量過剰なのっぺりしたものが、間近に拝めるというだけで眼福というもの。だいぶ長い間ここにいるのか、少し汚れが目立ちますね。

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デッドフルで飛ばしたまま、鉄鋼埠頭の前まで来て行き足をゆるめました。住友重機械の渋い銘板を掲げたクレーン兄弟、光線の具合もよろしく、ディテールくっきりなのに惹かれて。岸壁ギリギリまで寄せて見上げると、鉄の量感が迫ってきてよいものでした。
撮影地点のMapion地図

(29年12月10日撮影)

(『12月10日の川景色…2』につづく)

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タグ : 旧江戸川 東京港 江戸川閘門 閘門 水上バス

11月26日のフネブネ…3

(『11月26日のフネブネ…2』のつづき)

214011.jpgええと‥‥その‥‥言葉がありませなんだ(とはいうものの、色々と去来するものが脳内をぐるぐる)。

4年前、「8月20日の旧江戸川…2」および、3年前「10月4日の旧江戸川…4」掲載の記事と写真をご覧いただければ、船頭の気持ちをわかって下さる方もおられるはず‥‥。


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ここからも毎度おなじみ、旧江戸川流頭部も間近い、造船所街(?)で拾った船影。

豆曳船「8号すみだ」。どこか飄々とした雰囲気のサイドビュー。比較的きれいな上部構造と、錆が浮き塗料も剥離した舷側が対照的ですね。

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214014.jpg上架中のフネブネ3題。上は東京港埠頭(株)の清掃船「第二清海丸」。水線下もずいぶん角張っているのですね。

右写真、2隻のうち右は、水辺ラインの水上バス3隻のうちのどれかですが、船名がわかりません。左は都のコンベア清掃船「第二みどり丸」。コンベアの水線下は初めて見た気が。1軸で、こちらも角張ったラインが印象的です。

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こちらは臨港消防署の消防艇「はるみ」。「3月16日の川景色…5」で触れましたが、26年に旧江戸川河口で遡上しているのに出会ったことがあります。おそらくその折も、こちらに入渠する道々だったのでしょうね。
撮影地点のMapion地図

(29年11月26日撮影)

(『11月26日の今井水門』につづく)

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タグ : 旧江戸川 曳船 清掃船 水上バス

広島の水上バスが?

そうそう、一つコレハ! と思った一件があったのだった。忘れないうちにきちんとメモしておこう。ちなみに一人で気づいたのでなく、幣ブログでも「エスエスNANO1」ほか乗り組みでおなじみ、ZEN船長のご指摘によるものです。

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25年6月23日、ああ、初めて見る小型水上バスタイプの船がいるなあ、と何の気なしに撮ったこの船。「6月23日のフネブネ」で紹介しました。

白い船体は薄汚れ、窓ガラスはすすけ、船底塗料もはげちょろげて、見るからに長い間放置された様子です。

208017.jpg甲板室後部の側面、「勝どき」のロゴの下に「IZAKAYA CRUISER KACHIDOKI」と書かれており、帰宅してから検索はしてみたのですが、特にそれらしきものはヒットせず、正体はわからずじまい。

何分、道々に撮ったフネブネの一枚だったので、忘れてそのままになってしまいました。ZEN船長からご指摘があるまで、一度見た船影をすっかり忘れていたのですから、お恥ずかしい限りではありますが‥‥。で、4年ぶりに前歴が判明したのです!

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広島の水上バス、「スイスイ」!

ご指摘にアッと思って、全体のフォルムから窓配置まで、照らし合わせてみるとまさに同一船体。いや、さすがに早とちりかな? 少なくとも略同の、同じ図面から起こされた兄弟船には違いない! 21年7月5日、広島訪問時に何度も出会い、写真も数枚撮っていながら感づかないとは、おつむの老化ぶりに情けなくなります。

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以前、「水上バス『カワセミ』のこと」、「『クイーンリバー』時代の『カワセミ』の写真を‥‥」で、水辺ラインの「カワセミ」が、大阪で活躍していたのを回航され「里帰り」したこと、また回航時の写真を撮っていた方がおられたことを紹介しました。

写真の船が「スイスイ」だとすれば、それよりはるかに遠い広島から瀬戸内を通り、遠路はるばる回航されてきたことになります。こういった低舷側浅喫水の河用客船を、海上回航するには様々なご苦労があると思います、一度担当された方のお話をうかがってみたいものですね。

遠く瀬戸内から波涛を越えて、東京の川にやってきた「スイスイ」(かどうかはわかりませんが)。4年前に撮った様子では、せっかくの苦労も報われないような落魄ぶりでしたが、その後どうなったのでしょうか。どこか、よい落ち着き先があったことを、願わずにはいられません。

そうそう、「スイスイ」の履歴に触れたサイトがありました。「遊覧船すいすい(ピンク色)」(廣島ぶらり散歩)によると平成元年就航、22年7月引退とのこと。これが本当なら、引退後間もなく東京に回航されたことになります。他の水上バスや遊覧船についても、広島の川のことなら実に詳しく調べられているサイトです、ご一読をお勧めします。

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タグ : 水上バス 旧江戸川 元安川

5月7日の川景色…3

(『5月7日の川景色…2』のつづき)

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初見の閉鎖中というせっかくの機会ですので、築地川水門の裏側にもぐっと迫って。こちらは内水側なので、角落しも計画高水位を考えなくてよいからでしょう、扉体の上端がのぞけるくらいの高さです。

しかし、角落しが真っ赤に塗り上げられているあたり、閉鎖時の警戒色の必要性を感じさせて、赤水門原理主義者としてはうなずくばかり。

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207013.jpg環状線の工事に関連して、繋留船が一掃されたのは寂しいですが、南門橋を川面から眺めるにはかえって好都合かも。‥‥と、久しぶりに築地川に入ってみたら、フェンスが張られて最奥部は閉鎖されていました。

「銀座百点」にふさわしい、銀座に最も近い可航水路をカメラに収める目論見は潰えてしまいました。仕方なく反転離脱をはかり、浜離宮船着場の桟橋を横目で見ながら戻ります。

207014.jpg河道に張り出して設けられた桟道をアップで。築地市場の脇を通る、道路工事のためというより、築地大橋への資材搬入路といったところでしょうか。

この工事が終われば、フェンスが撤去されて、南門橋を拝めるようになるのかなあ‥‥。オリンピックの迫ったころに期待して、また訪ねてみるとしましょう。



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もう一度築地川水門に近寄ってカメラを構えていたら、またも水上バス! 今度も水辺ラインの「あじさい」です。右に避けるべきでしたが、水門に寄せてほぼ行き足はなかったので、不安を与えないよう、船首を左舷側に振って逢行する意志のないことを示しました。

しかし、汐留川水門を通って浜離宮前に出入りするということは、すなわち見通しの悪い狭水面での90°転舵が、二回もあることを意味するわけで‥‥。緑と石垣を背負って航進する水上バス、素敵な光景ではありますが、船長の気遣いは大変なものでしょう。ご苦労さまです。

(29年5月7日撮影)

(『5月7日の川景色…4』につづく)

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タグ : 築地川水門 築地川 水上バス