「参宮丸」船隊? の面影を拾う

201054.jpg東京通運時代の河川航路図二題」で紹介した、鹿島参宮鉄道の汽船「参宮丸」の絵葉書を目にしてから、あっ、アレはもしかして‥‥と、思い当る件がいくつか出てきました。

以下はほんのメモ書きですが、以前掲げた絵葉書から再掲しつつ、備忘録としたいと思います。

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タグ : 川蒸気船 絵葉書・古写真 霞ケ浦 土浦 横利根閘門 閘門

秋の水郷三昧…18

(『秋の水郷三昧…17』のつづき)

198086.jpg船着場の前に戻ってきて、一息ついているとトーイングボートが入ってきました。柵にもたれて眺めていたら、艇を操作盤に寄せて、乗り組みのお一人がボートフックで器用に把手をひっかけ、ぐっと引っ張ったのです。閘門を通るんだ!

ラッキーな展開に嬉しくなり、カメラを構えるのも忘れて、警報音とともにマイタゲートが開くさまを堪能。いや~、来た甲斐があったというものですわ!

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全開したゲートを通って、閘室に進入するボート。乗り組みの方たちも楽しんでおられるのか、お一人はずっとカメラを構えられていて、動画を撮っているようでした。

ここでハッと我に返り、そうだ、橋の上から通航風景をものしておこうと、ふたたび法面を全速力で駆け登って、橋の真ん中へ。ハァハァ、さすがに2度の直登はきつい‥‥。

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何とか間に合って、キンコン、キンコンと警報音を鳴らしつつ、水面に微かな渦を作って閉まりゆく様子を、特等席から堪能することができました。


198089.jpg珍しく動画も撮ってみたので、お目汚しまでとアップしてみますが、改めて見てみると天地にやたらブレていて、息が切れているのが露骨にわかり、また風とクルマの音で警報音がかき消されてしまい、何ともお恥ずかしい仕上がり。文字通りお目汚しであります。

右はゲートが閉じてから、進入してきたもう一隻のボート。トランサム近くに、黄色い落水者救助訓練用のブイを立てているところから、教習艇のようですね。この艇も通航するかしらと期待していたら、転回して出ていってしまいました。

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前扉か後扉か‥‥ううん、どっちでもいいや。向こう側のゲートが開いたのを、背伸びして一枚。水位差が小さいせいか、こちらが閉じてから間なしに開いた印象でした。

(28年11月6日撮影)

(『秋の水郷三昧…19』につづく)

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タグ : 横利根閘門 閘門 横利根川 水郷

秋の水郷三昧…17

(『秋の水郷三昧…16』のつづき)

198081.jpg横利根閘門のディテール垂れ流し、つづきます。
セルフ操作用把手も、小型閘門と違って注意書き、スピーカー、作動ステップを示すパイロットランプを、頑丈そうな鉄枠にまとめて設置したもので、もはや操作盤と呼んでもおかしくないもの。

下の写真でもわかるように、これが閘室内に上航・下航用と2組設けられています。単に把手がぶら下がっているだけでないあたり、大型閘門の貫録を感じさせるパーツではありますよね。

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上流側(?)より見渡した閘室。黒いマイタゲートの向こうに、横利根水門が小さく見えるこの景色。技術の進歩を感じさせながら、異なる2タイプのゲートをいっぺんに眺められるという、文字どおり一粒で二度おいしい水門風景でもあります。

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扉体の駆動装置に近寄って。グリスが塗られていることからも、ダミイなんぞでない現役のメカニズムであることが実感できる嬉しさ。特に真ん中の大きなべベルギヤ、存在感濃厚でいいですね。

ええと、竣工当初の扉体操作は、人力だったかしら? 現在より桁違いに通航船の多かった時代、閘門守という職業は、想像するだに過酷な労働だったことでしょう。今はもちろん、モーターライズ/無人化されています。

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198085.jpgここで、南側の公園内で見たものを2点。「利根川改修工事と舟運の歴史」と題したこの説明板も、北側にあったそれに劣らず「読ませる」構成ですね! フネブネの写真も通運丸だけでなく、本閘門に縁の深いさつき丸も。しかも、右上の図では勘十郎堀(過去ログ『勘十郎堀…1』ほか参照)にまで触れられている! いや~、力瘤入れまくりじゃないですか、利根川下流河川事務所さん!

「利根川治水告成碑」と刻まれた、石碑もあったので拝観。周りが草ぼうぼうで、これ以上近づけずよく判読できなかったのですが‥‥。揮毫者名は「内務大臣従三位勲一等安達謙蔵書」でいいのかな? 検索したところ、安達謙蔵は第47~48代内務大臣だったので、少なくとも名前は間違いないようです。

(28年11月6日撮影)

(『秋の水郷三昧…18』につづく)

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タグ : 横利根閘門 横利根川 閘門 水郷

秋の水郷三昧…16

(『秋の水郷三昧…15』のつづき)

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ど真ん中からズームで思い切りたぐって。11月25日から掲げたタイトルの一瞬後のシーンです。

漆黒のマイタゲートとレンガのハーモニー! ああ、シビレますわ! 

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軸線を外れた、斜めからの俯瞰ももちろんよろし。ここで南側に渡り、間近からディテールを堪能しようと続けて前進。以下、例によって垂れ流しです。

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下流側から望む閘室。水鏡にくっきり姿を映すバイパスゲートのアーチ、いいですねえ。

以前も「横利根閘門の絵葉書六題」で触れましたが、側壁に設けられた木の柵列は、緩衝杭と呼ばれる一種のフェンダー。側壁が垂直でない法面なので、特に排水する際の使い勝手は、緩衝杭があるとなしとでは大違いでしょう。

法面の閘室というと、小阿賀野川は満願寺閘門(『満願寺閘門…4』参照)の印象が強烈で、真っ先に思い出されるほど。この閘程(水位差)と法勾配で、通航船が入り排水されてゆく情景を想像してみてください! 引っかかって転覆しそうで怖いでしょう? なぜこのような柵列を設けなかったのか、小心な船頭としては気になって仕方がないのでありました。

198079.jpg
上流下流の区別からすると、こちらが後扉になるはずなのですが、元来、利根本流増水時に霞ケ浦への逆流による湛水被害を防ぐものだったので、下流側の扉体が高くしてあるのが特徴の一つ。

ともあれ、この角度から眺めた複式マイタゲートのディテール、シビレずにおらりょうかと。

198080.jpg
そして反対側、前扉(?)を間近から。

イヤ、かつて流路改修前の利根川は、佐原沖→横利根川→牛堀→常陸利根川→外浪逆浦のコース‥‥つまり、現在の千葉・茨城県境に沿った流路だったそうですから、むしろ扉体の高い方を上流とすべきなのかしら? 
撮影地点のMapion地図

(28年11月6日撮影)

(『秋の水郷三昧…17』につづく)

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秋の水郷三昧…15

(『秋の水郷三昧…14』のつづき)

198071.jpg巻上機室を眺めていたら、窓ガラスに小鳥が何度も体当たりしていることに気づかされました。扉体を吊り下げるワイヤーの開口部からでしょうか、室内に迷い込んで出られなくなったようです。小鳥の写真は撮れませんでしたが、窓ガラスに糞の痕が幾筋か流れているのが見えるでしょうか。

トリ好きとしては見過ごすことはできず、公園内の説明板にあった河川事務所の番号に電話したところ、代行しているコールセンターにつながり、対処を約束してくれました。無事でいるといいのですが‥‥。

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198073.jpg堰柱の道路側にあった銘板を2点。上は鋳物風にあつらえた水門本体、右のエッチングタイプは扉体のものです。もう45年になるのですね。

上の銘板、下から枯草やら羽毛やらがはみ出て、明らかに鳥の巣があったと思しき雰囲気。こんな狭いすき間でも、難なく出入りしてしまうのですから、巻上機室に小鳥が迷い込んでしまうのも、無理はありません。


198074.jpg
車列のすきを見て県道を渡り、公園側に戻りました。せっかく来たのですから、日の当たっているところの表情を一枚。

ちなみに小鳥が入ってしまった巻上機室は、向こうの一本(十六島側)。こうして見ている最中にも、ガラスにぶつかったり、窓枠に留まったり‥‥。気が気ではありませんでした。どうか河川事務所の人が来るまで、無事でありますように。

198075.jpg
さて、ご本尊・横利根閘門に向き直りました。橋の上から前後のゲートだけでなく、閘室内も望める絶好の鑑賞スポット。通航シーンが拝めたら、最高なのですが。
撮影地点のMapion地図

(28年11月6日撮影)

(『秋の水郷三昧…16』につづく)

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