fc2ブログ

2月6日の水路風景…1

(『2月6日の行徳可動堰…2』のつづき)

276036.jpg
いったん燃料補給に戻り、再度出航。いくつか見ておきたいものがあって、近場の物件をルーチン的に愛でつつの徘徊。古賀オールの第一・第二工場ヤードクレーンの美しさよ。構造物の美を堪能したいなら、冬の好天下に限りますなあ。

276037.jpg

276038.jpg流れでイグアナ先生にもご挨拶。周辺は大型マンションが立ち並んでいますが、あの中の最上階に居を構えると、イグアナ先生の働きぶりが毎日眺められるのか‥‥と妄想。

キヤさん登場以来、動車化が進み機関車は急速に淘汰されているようですが、この日はディーゼル機が手前にいたのでスナップ。機関車も珍物として扱わなければならない時代になりましたか。


276039.jpg
気になっていたものの一つが、東雲水門の旧セクターゲート径間、操作室や管理棟の撤去の進捗状況。

建物はすでに取り壊しがほとんど終わったようで、水門設備も含めて撤去しているのか、もと径間の向こうに重機の姿が見え、杭打機も。テラスの一部になるのかなあ‥‥。
撮影地点のMapion地図

276040.jpg東雲運河に入ったので、恒例のデッドフルで艇のコンディション測定を。思い切りスロットルを押し込んで飛ばしてみると‥‥。

干潮の流速も手伝ってか、48.5km/h、約26.2kt出ました。一昨年12月以来、およそ1年2カ月上架していないので、まずまずの成績といってよいでしょう。


(令和4年2月6日撮影)

(『2月6日の水路風景…2』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村
クリックお願いします

タグ : 曙北運河汐見運河東雲運河古賀オールイグアナクレーン東雲水門

12月12日の水路風景…3

(『12月12日の水路風景…2』のつづき)

275106.jpg
多摩川からだいぶ飛びますが、東雲運河で例によってエンジンの健康管理のため全速を出し、東雲水門も近づいてきたので行き足を緩めたときのこと。

あれっ? 閉塞されたもとセクターゲート径間に異変が! 左手の操作室棟や、径間左右にあった建屋がパネルで養生されていますね。

275107.jpg
う~ん、 どうやら建物を撤去している最中のようです。操作室棟はすでに取り壊しが進んでいて、ほとんど姿をとどめていませんでした。

275108.jpgローラーゲートをくぐって、北側から見たところ。かつてをしのばせるよすがが失われてゆくのは寂しいですが、致し方ありません。

建物を取り払った後は、どうなるのでしょう。意外と盛り土がされて、沿岸の緑地に取り込まれるのかもしれませんね‥‥。


275109.jpg
恒例のイグアナ先生にご機嫌伺い。午前中は多かった雲も、昼近くなって薄くなり、帰港したころには皮肉にも青空が広がりました。

そうそう、昼前から強風という予報は見事に外れ、終日穏やかで暖かい、よい日和のまま。早起きのおかげで効率よく楽しめましたし、事故もなく帰港できたのでよしとすべきですが、慌てて切り上げてきたのが惜しくなるような結果ではありました。

275110.jpgもう一つ気になったのは、母港の前から望める対空塗装(?)の廃煙突に、何やら足場のようなものが架けられたこと。こちらもいよいよ取り壊しかしら。

水路風景は今回で打ち止めとし、次回からは道々で出会った、フネブネの姿をご紹介します。

(令和3年12月12日撮影)

(『12月12日のフネブネ…1』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 東雲運河汐見運河東雲水門イグアナクレーン

「海洋」の帰港風景

(『新旧の「汐路丸」とともに』のつづき)

273066.jpg
朝潮運河から港内へ出て、うららかな陽射しを浴びつつしばしのプレーニングを楽しんでいると、測量船が一隻、有明西運河に入ろうとしているのを発見。「海洋」ですね。

運河のバースにもやっている姿はよく見かけるものの、動いているところに出くわす機会はそうそうありません。スロットルを引いて減速、遠巻きながら落ち着いて堪能しようと、漂泊で豊洲沖に腰を据えました。

273067.jpg
船尾の右奥に僚船たちがのぞけたところで、ズームでたぐって一枚。達着舷である左舷に下げられたフェンダ-、船首には入港時の保安部署に就いた乗り組みの人たちが見られ、最微速まで落とした行き足とともに、緊張感が伝わってきました。

273068.jpg
船首尾の軸線がたまたま視線と合って、ほぼ真後ろからの姿をとらえられ、ちょっと嬉しくなりました。速度は本当のデッドスローで、曳船の補助なしに、運河内で180度回頭して接岸することを思えば、慎重の上にも慎重を期しているのがわかります。

273069.jpg
運河内からの行逢艇も見えたので、前進に入れて安全な位置まで離れることに。逆光ですが、秋空をバックにしずしずと歩む姿、なかなか風情があります。右舷から半ば下げたアンカーも見えて、入港時らしい雰囲気を堪能できたひとときでした。

273070.jpgそのまま東雲運河に入り、恒例のデッドフル航行をした後は、行き足を落として東雲水門を仰ぎつつ東へ。

今さら気付いて何ですが、扉体前のスクリーンに掲げられたナンバー、左のNo.3のみ抜き文字なのですね。恐らく右の2径間にあるプレートのそれは新しいもので、抜き文字は旧来のものと思われますが、ちょっと面白く思えたものでした。
撮影地点のMapion地図

(令和3年10月24日撮影)

(『10月24日の墨田川造船』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 測量船東京港東雲運河東雲水門

8月22日の水路風景…5

(『8月22日の水路風景…4』のつづき)

270021.jpgエンジンと船体の健康維持のため、恒例の東雲運河トライアル。この日は南側から入ったので、干潮時ということもあり流れを遡上する形にになりました。

47km/h‥‥25.37kt。上架から8ヶ月以上経ったにしては、悪くない成績ではあります。望の大潮の流れを差し引いて、あとはジンクなどクランプ周りにカラスガイの付着が見られたので、そのせいでしょう。帰ったら水線下にブラシをかけてやろう。

270022.jpg
デッドフルで飛ばしていたら、東電堀発のスカイダックが南下してきたので、あわててスロットルを戻し原速に。乗り組みさんもお客さんもノリがよく、元気に手を振ってくれたので、こちらも負けじと手を振り返して別れました。

270023.jpg
東雲北運河に入り、楽しみな木村造船所をのぞいてみると‥‥。小型船艇中心ながら、4隻も詰め込まれていたのは初めて見ました。

気になったのは、左手前の、甲板室もプロペラも取り去られた、曳船の船体らしきモノ。ときどき出会っている、極小バージに転用されたあの(もと)曳船では‥‥。転用バージだからとぞんざいに扱わず、ちゃんと上架整備してあげているのがいいですね。

270024.jpg

270025.jpg先月に引き続き、艤装中の巡視艇「はかぜ」の進捗を観察。すっきりしていた甲板室上にもハンドレールが取り付けられるなど、ディテールが増えてきました。船尾舷側のフェンダー、白く見えるけれど、マスキングしてあるのかな?

建屋の中の2隻は、ともに塗装を行っているようでした。複数のダクトから轟々と溶剤臭のする排気が噴き出されており、早々に退散させてもらいました。

(令和3年8月22日撮影)

(『8月22日の水路風景…6』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 東雲運河東雲北運河巡視艇墨田川造船

6月13日のフネブネ…3

(『6月13日のフネブネ…2』のつづき)

267011.jpg浜離宮前水面、汐留川水門を入ってすぐ左の水上バス繋留場、Googleマップでは「竹芝地区船着場(ウォーターズ竹芝前)」と表示される船溜ですが、この日は3隻がもやっていました。

そのうち2隻、「海舟」と「ヒミコ」がなかよく舷を接して憩う姿をスナップ。真後ろから見ると扁平さが強調されて、河用客船らしさが際立つ好きな角度です。

267012.jpg
京浜運河は湾岸署前で、ズラリと並ぶ同型艇に目を引かれて一枚。4隻揃って寸毫の違いも見出せないさま、「マスプロ」という言葉が、脊髄反射で脳裏に思い浮かぶような光景ではあります。

警備艇も既製艇が増えてきましたが、仕様変更の少ないプレジャーの転用、しかも小型とあって用途は限られそう。舷側に表記される固有艇名もなく、「OP4」といったハルナンバーだけなのも、今までの警備艇と違った扱いを感じさせますね。オリンピックの警備などで、臨時に増備されたものなのでしょうか。

267013.jpg
天王洲運河東口の北側角、海洋大品川(旧水産大)のポンドには、漁業実習船、「青鷹丸」の姿が。

長船首楼タイプの舷側に並ぶ丸い舷窓、こじんまりとまとまった甲板上の諸設備や一層の船橋と、全体から醸し出される好ましい雰囲気は、いつ見てもホッとさせるものがあります。湾奥を航行しているところを、いずれ写真に収めたいものです。

267014.jpg芝浦西運河、ミナモ(東京ハーバーボートライセンススクール)の桟橋には、こんなカタマランが。船尾にコンソールやお手洗い、客席は船首側にまとめた理想的な観光船スタイル。鋭いバーチカルステムも素敵。

艇名は「侍」、電気推進とのこと。芝浦運河地帯の遊覧にはもってこいのタイプですね。


267015.jpg
おなじみですが、豊洲運河水上派出所と、その前にもやった警備艇「すいせん」が、ほぼ正横からカッコよく(?)撮れて気に入ったので掲げます。

テラスができてだいぶ雰囲気が変わりましたが、、「運河の交番」らしい魅力ある建物が、そのまま現役でいてくれるのは嬉しいもの。運河の六叉流に面した警備拠点として、これからも水路の安全に頑張っていただきたいものです。
撮影地点のMapion地図

(令和3年6月13日撮影)

(『新芝運河の工事』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 汐留川京浜運河天王洲運河芝浦西運河東雲運河警備艇水上バス