9月10日の軍艦…1

(『東雲水門、なお工事中』のつづき)

195011.jpg例によって、旧防波堤のある区間ではすっ飛ばそう‥‥とスロットルを倒しかけたら、行会い船が視界に入ってきました。原速で流しつつ近づくのを待っていると、通船のようです。

しかし、ずいぶん旧防波堤に寄せていますね。眺めていたら、遠目にも恰幅のよさそうな乗り組みさんが、棹を抱えて船首に出てきて、赤旗を広げ始めました。東雲水門の警戒船任務に就く船かもしれません。

195012.jpg通船をやり過ごして、心置きなくデッドフルで快走し、豊洲の先を回り込んで春海運河へ。韓国練習艦隊が来航していると聞いて、ホストシップの護衛艦と一緒に鑑賞できるチャンスと、はせ参じたわけであります。

おお、いるいる! 客船ターミナルの横に護衛艦、その奥に韓国の駆逐艦と補給艦がメザシ繋留で。後ろには海技教育機構(旧航海訓練所)の帆船もおりと、晴海埠頭はてんこ盛り状態です!


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まずは先頭の護衛艦「おおなみ」から。ネームシップの「たかなみ」は、昨年6月7日にこの場所で会いましたっけ。あいにく雲が多いものの、水面は穏やかでゆっくり眺められそう。

近づいて少し行き足をゆるめたところで、「ターン、ターン、タンタンターン」とラッパの音色が聞こえてきました。艦旗掲揚のセレモニーをしているんだ! 曲に合わせて旭日旗を掲げるシーンが見たくて、泡を食ってスロットルを倒したものの、上の写真を撮ったあたりで曲が終わってしまいました。残念!

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気をとりなおして、美しいカーブを描く艦首と、ぐっと仰角をかけた5インチ砲の魅力あふれるラインを堪能。何度眺めてもよいものですじゃ。

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艦橋周りに目を移すと、航海艦橋窓下の後付けされた防弾板、ウィング下に見える機銃座の防楯と、海賊対処行動部隊の参加艦ならではの装備が。

舷側の塗装、ちょっとまだらになっているのが目立ちますが、乗組みの方が自ら、まめに手入れをされている場面が想像されて、かえって好ましく思えたものです。
撮影地点のMapion地図

(28年9月10日撮影)

(『9月10日の軍艦…2』につづく)

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タグ : 東雲運河 春海運河 通船 護衛艦 軍艦

東雲水門、なお工事中

(『業務船で始まる』のつづき)

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台船の横まで来ると、角落しで塞がれた径間が見えてきました。電光掲示板はもちろん「通行止」の表示、閉じられた旋回橋には「航行禁止」の横断幕と、たたみかけてきます。

竣工までは、きっと何年かかかるでしょう。この状態を目にすると、ああ、もう少し余分に通っておけばよかった‥‥と後悔の念が湧きあがってきますが、後の祭りです。

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195008.jpgさらに近づいて、横からよく見てみたら、角落しは鋼矢板を横にしたものなのに気付きました。また、左右の戸溝に当たるコンクリートの肌、まだ新しいことから、このために新設したとみて間違いないでしょう。ここはゴムフェンダーがあって、既設の戸溝は切られていませんでしたから。

反対側は、台船がぴったりと接して、のぞき見ることはできませんでした。両端を鋼矢板でふさぎ、径間の全長に渡って排水するのですから、思った以上に大規模な工事のようです。

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おなじみローラーゲートも一枚。他の水門は、扉体や巻上機室の更新時に、堰柱の補強工事も行われる例が多いようですが、東雲水門の場合、工事が長期に渡った割には、堰柱は従来のままですね。

何年もかけて基礎の改良をしていましたし、他の中小型の水門と違い、構造には十分な強度があると判断されたのでしょう。ともあれ、更新成った姿がどのようなものになるのか、楽しみに待つことにしましょう。

195010.jpg東雲水門をくぐってすぐ右手、旧豊洲埠頭の付け根にあたる部分は、大きく凹んだ湾入となっており、護岸上はテラス化が進行中です。

今回、通りすぎながら眺めていたところ、最奥部にご覧のようなスロープが造られているのを発見。スロープの延長線上の水面には、黄色い航路標識が見られ、背後にも取り付け道路らしきものが設けられていることから、ピンときました。これ、水陸両用バスの泛水施設じゃないか?

帰宅後に検索してみたら、正解! 「豊洲〜お台場を結ぶ水陸両用バス!東電堀に船着場(スロープ)が建設中」(とよすと)によれば、竣工予定は去る8月31日、お台場との間を結ぶ便が就航するとのこと。
撮影地点のMapion地図

(28年9月10日撮影)

(『9月10日の軍艦…1』につづく)

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タグ : 東雲水門 東雲運河

業務船で始まる

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何やかやで、きっかり2ヶ月休航してしまいました。ハルやエンジンの健康(?)を考えてもよくないなあ、と悶々としていたところ、10日土曜の午前中に時間が取れ、天候もそこそこということで早起きして、またも近場のお散歩と相成りました。

砂町運河に出たところでさっそく、写真のクレーン船に意識を吸い取られる思い。台船にキャタピラつき重機を搭載したタイプでない、据付型のクレーン船としては妙に小型であること、見たかぎり赤錆だらけの、えらく古びた感じにも惹かれるものが。工事中で警戒船もいたので、近くに寄って眺められなかったのが残念でした。

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運河を西に進んでいると、夢の島大橋をくぐって、二隻の曳船に押し引きされた台船が登場。鋼管を積んでいるところを見ると、新砂水門の工事でしょうか。

しばしスロットルをゆるめ、重々しい爆音を響かせて行き過ぎる雄姿を堪能。船名はわかりませんでしたが、後部のマストに、工事区域を示すものか「B-5 東西水路」なるフラッグを掲げていました。

195003.jpg港内に出ようと、六叉流から左斜めに舵を切り、東雲運河に入りました。宇部の岸壁にもやう2隻の独航艀、「第三豊和丸」「第五豊和丸」の緑の舷側がきれい。

土曜日なので、ダブルリンク式引込みクレーンが動いているのを期待していたのですが、朝早くとあってまだ始業前で、船上やクレーンの周りに人影はありませんでした。


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1月21日の項でも紹介したとおり、まだ竣工して間もないクレーンは塗装も美しく、造形としてみても興味深いものがあります。

平日なら、背後のマンションの廊下から、このクレーンがニョキニョキ動くのを、手に取るような間近から眺められるんだよなあ‥‥。

195005.jpg白い曳船が前にいたので、その航跡をたどる形でさらに進むと、曳船は東雲水門の前に陣取った、クレーン台船に横付けしました。

ありゃ、セクターゲート径間は塞がれているようですね。長年に渡るローラーゲートの工事がようやく終わったと思ったら、こちらも手を入れなければならないとは、水門の維持管理の大変さが感じられます。工事の様子を見させていただきましょう。
撮影地点のMapion地図

(28年9月10日撮影)

(『東雲水門、なお工事中』につづく)

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タグ : 砂町運河 東雲運河 台船 曳船 独航艀 東雲水門

読売テレビ「ワケあり!レッドゾーン」に‥‥

187000_01.jpg読売テレビ「ワケあり!レッドゾーン」の3月4日放送分(←関東、関西は2月28日に放送済)に、「ワケあり水路マニア」として出演させていただきました。

「ワケあり!レッドゾーン」といえば、ご存知「山さ行がねが」のヨッキれん氏を始めとして、その道の通を紹介し続けてきた人気深夜番組。船頭ごときでお役に立てるのかしらと、少々不安ではありましたが、まずは1月21日、収録に先んじてスタッフお二人と一緒に、近場のロケへ出港することに。

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タグ : ワケあり!レッドゾーン 読売テレビ 砂町運河 東雲運河

1月21日の川景色…1

187001.jpg1月21日、近場をめぐった道々に出会ったものを。平日とあって、また日ごろの行いがよいのか(うそ)、休日ではなかなかお目にかかれないシーンに次々と出くわすことができ、楽しい水路行となりました。なぜ平日出港したのかは、後日改めて‥‥。

砂町運河を西進、曙運河・曙北運河との十字流まで来ると、南側に浚渫船団を発見。「汐浜運河の浚渫船団」で見かけたそれと似ています。ここでは横目で眺めるにとどめ、先を急ぐので減速しつつ通過。

187002.jpg六叉流の広大な水面には、宇部の岸壁でよく見かける、緑の独行艀「第五豊和丸」が漂泊中でした。

接岸待ちでしょうか、船首を北に向けて、乾舷ぎりぎりまで喫水を沈め、いかにも満載状態といった感じ。この水面が待機場所になっているのでしょうか、ここで出会うのはもちろん初めてです。ということは、宇部の岸壁に荷役中の船が一隻いるはず‥‥。


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確かに荷役中の独行艀が‥‥いや、それより新しいクレーンができている!

一昨年9月、「宇部のクレーンが…」では、トラス構造の素晴らしかった旧クレーンが消えたのを知り、意気消沈したものです。まさか、同じ場所に新設されるとは思ってもみなかったので、驚き、かつ嬉しくなったのでした(何度か近くを通っているのに、建造中の様子に全く気付いていないあたり)。ダブルリンク式引込みクレーン、まだ真新しいブルーのジブがきれいですね。

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場所はだいぶ飛びますが、小名木川の水位低下化区間に入りました。扇橋閘門前で少し待ち時間ができたので、ときどき前進・後進にかけ、チョイチョイと蹴飛ばしながら漂泊していると、東から都建設局のコンベア清掃船が登場。

船名は「第二みどり丸」、担当水域の作業はもう終わったのでしょう、船上の乗り組みさんものんびりムード。既報のとおり、閘門様が3月25日まで通航できないため、水位低下化水域の作業を終えても、扇橋閘門に戻ってこざるを得ないのです。

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清掃船のお出ましとなれば、閘門もさっそく通閘の準備を始め、豪快な排水シーンを見せてくれました。いつもながらレスポンスの速さには感心します。

朝は爽やかに晴れていたのに、だいぶ雲が多くなってきました。まだまだ平日ならではの風景が楽しめそうですが、天気の方は大丈夫でしょうか。
撮影地点のMapion地図

(28年1月21日撮影)

(『1月21日の川景色…2』につづく)

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