2月6日の水路風景…1
(『2月6日の行徳可動堰…2』のつづき)

●いったん燃料補給に戻り、再度出航。いくつか見ておきたいものがあって、近場の物件をルーチン的に愛でつつの徘徊。古賀オールの第一・第二工場ヤードクレーンの美しさよ。構造物の美を堪能したいなら、冬の好天下に限りますなあ。

●流れでイグアナ先生にもご挨拶。周辺は大型マンションが立ち並んでいますが、あの中の最上階に居を構えると、イグアナ先生の働きぶりが毎日眺められるのか‥‥と妄想。
キヤさん登場以来、動車化が進み機関車は急速に淘汰されているようですが、この日はディーゼル機が手前にいたのでスナップ。機関車も珍物として扱わなければならない時代になりましたか。

●気になっていたものの一つが、東雲水門の旧セクターゲート径間、操作室や管理棟の撤去の進捗状況。
建物はすでに取り壊しがほとんど終わったようで、水門設備も含めて撤去しているのか、もと径間の向こうに重機の姿が見え、杭打機も。テラスの一部になるのかなあ‥‥。
【撮影地点のMapion地図】
●東雲運河に入ったので、恒例のデッドフルで艇のコンディション測定を。思い切りスロットルを押し込んで飛ばしてみると‥‥。
干潮の流速も手伝ってか、48.5km/h、約26.2kt出ました。一昨年12月以来、およそ1年2カ月上架していないので、まずまずの成績といってよいでしょう。
(令和4年2月6日撮影)
(『2月6日の水路風景…2』につづく)

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●いったん燃料補給に戻り、再度出航。いくつか見ておきたいものがあって、近場の物件をルーチン的に愛でつつの徘徊。古賀オールの第一・第二工場ヤードクレーンの美しさよ。構造物の美を堪能したいなら、冬の好天下に限りますなあ。


キヤさん登場以来、動車化が進み機関車は急速に淘汰されているようですが、この日はディーゼル機が手前にいたのでスナップ。機関車も珍物として扱わなければならない時代になりましたか。

●気になっていたものの一つが、東雲水門の旧セクターゲート径間、操作室や管理棟の撤去の進捗状況。
建物はすでに取り壊しがほとんど終わったようで、水門設備も含めて撤去しているのか、もと径間の向こうに重機の姿が見え、杭打機も。テラスの一部になるのかなあ‥‥。
【撮影地点のMapion地図】

干潮の流速も手伝ってか、48.5km/h、約26.2kt出ました。一昨年12月以来、およそ1年2カ月上架していないので、まずまずの成績といってよいでしょう。
(令和4年2月6日撮影)
(『2月6日の水路風景…2』につづく)

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12月12日の水路風景…3
(『12月12日の水路風景…2』のつづき)

●多摩川からだいぶ飛びますが、東雲運河で例によってエンジンの健康管理のため全速を出し、東雲水門も近づいてきたので行き足を緩めたときのこと。
あれっ? 閉塞されたもとセクターゲート径間に異変が! 左手の操作室棟や、径間左右にあった建屋がパネルで養生されていますね。

●う~ん、 どうやら建物を撤去している最中のようです。操作室棟はすでに取り壊しが進んでいて、ほとんど姿をとどめていませんでした。
●ローラーゲートをくぐって、北側から見たところ。かつてをしのばせるよすがが失われてゆくのは寂しいですが、致し方ありません。
建物を取り払った後は、どうなるのでしょう。意外と盛り土がされて、沿岸の緑地に取り込まれるのかもしれませんね‥‥。

●恒例のイグアナ先生にご機嫌伺い。午前中は多かった雲も、昼近くなって薄くなり、帰港したころには皮肉にも青空が広がりました。
そうそう、昼前から強風という予報は見事に外れ、終日穏やかで暖かい、よい日和のまま。早起きのおかげで効率よく楽しめましたし、事故もなく帰港できたのでよしとすべきですが、慌てて切り上げてきたのが惜しくなるような結果ではありました。
●もう一つ気になったのは、母港の前から望める対空塗装(?)の廃煙突に、何やら足場のようなものが架けられたこと。こちらもいよいよ取り壊しかしら。
水路風景は今回で打ち止めとし、次回からは道々で出会った、フネブネの姿をご紹介します。
(令和3年12月12日撮影)
(『12月12日のフネブネ…1』につづく)

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●多摩川からだいぶ飛びますが、東雲運河で例によってエンジンの健康管理のため全速を出し、東雲水門も近づいてきたので行き足を緩めたときのこと。
あれっ? 閉塞されたもとセクターゲート径間に異変が! 左手の操作室棟や、径間左右にあった建屋がパネルで養生されていますね。

●う~ん、 どうやら建物を撤去している最中のようです。操作室棟はすでに取り壊しが進んでいて、ほとんど姿をとどめていませんでした。

建物を取り払った後は、どうなるのでしょう。意外と盛り土がされて、沿岸の緑地に取り込まれるのかもしれませんね‥‥。

●恒例のイグアナ先生にご機嫌伺い。午前中は多かった雲も、昼近くなって薄くなり、帰港したころには皮肉にも青空が広がりました。
そうそう、昼前から強風という予報は見事に外れ、終日穏やかで暖かい、よい日和のまま。早起きのおかげで効率よく楽しめましたし、事故もなく帰港できたのでよしとすべきですが、慌てて切り上げてきたのが惜しくなるような結果ではありました。

水路風景は今回で打ち止めとし、次回からは道々で出会った、フネブネの姿をご紹介します。
(令和3年12月12日撮影)
(『12月12日のフネブネ…1』につづく)

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「海洋」の帰港風景
(『新旧の「汐路丸」とともに』のつづき)

●朝潮運河から港内へ出て、うららかな陽射しを浴びつつしばしのプレーニングを楽しんでいると、測量船が一隻、有明西運河に入ろうとしているのを発見。「海洋」ですね。
運河のバースにもやっている姿はよく見かけるものの、動いているところに出くわす機会はそうそうありません。スロットルを引いて減速、遠巻きながら落ち着いて堪能しようと、漂泊で豊洲沖に腰を据えました。

●船尾の右奥に僚船たちがのぞけたところで、ズームでたぐって一枚。達着舷である左舷に下げられたフェンダ-、船首には入港時の保安部署に就いた乗り組みの人たちが見られ、最微速まで落とした行き足とともに、緊張感が伝わってきました。

●船首尾の軸線がたまたま視線と合って、ほぼ真後ろからの姿をとらえられ、ちょっと嬉しくなりました。速度は本当のデッドスローで、曳船の補助なしに、運河内で180度回頭して接岸することを思えば、慎重の上にも慎重を期しているのがわかります。

●運河内からの行逢艇も見えたので、前進に入れて安全な位置まで離れることに。逆光ですが、秋空をバックにしずしずと歩む姿、なかなか風情があります。右舷から半ば下げたアンカーも見えて、入港時らしい雰囲気を堪能できたひとときでした。
●そのまま東雲運河に入り、恒例のデッドフル航行をした後は、行き足を落として東雲水門を仰ぎつつ東へ。
今さら気付いて何ですが、扉体前のスクリーンに掲げられたナンバー、左のNo.3のみ抜き文字なのですね。恐らく右の2径間にあるプレートのそれは新しいもので、抜き文字は旧来のものと思われますが、ちょっと面白く思えたものでした。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年10月24日撮影)
(『10月24日の墨田川造船』につづく)

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●朝潮運河から港内へ出て、うららかな陽射しを浴びつつしばしのプレーニングを楽しんでいると、測量船が一隻、有明西運河に入ろうとしているのを発見。「海洋」ですね。
運河のバースにもやっている姿はよく見かけるものの、動いているところに出くわす機会はそうそうありません。スロットルを引いて減速、遠巻きながら落ち着いて堪能しようと、漂泊で豊洲沖に腰を据えました。

●船尾の右奥に僚船たちがのぞけたところで、ズームでたぐって一枚。達着舷である左舷に下げられたフェンダ-、船首には入港時の保安部署に就いた乗り組みの人たちが見られ、最微速まで落とした行き足とともに、緊張感が伝わってきました。

●船首尾の軸線がたまたま視線と合って、ほぼ真後ろからの姿をとらえられ、ちょっと嬉しくなりました。速度は本当のデッドスローで、曳船の補助なしに、運河内で180度回頭して接岸することを思えば、慎重の上にも慎重を期しているのがわかります。

●運河内からの行逢艇も見えたので、前進に入れて安全な位置まで離れることに。逆光ですが、秋空をバックにしずしずと歩む姿、なかなか風情があります。右舷から半ば下げたアンカーも見えて、入港時らしい雰囲気を堪能できたひとときでした。

今さら気付いて何ですが、扉体前のスクリーンに掲げられたナンバー、左のNo.3のみ抜き文字なのですね。恐らく右の2径間にあるプレートのそれは新しいもので、抜き文字は旧来のものと思われますが、ちょっと面白く思えたものでした。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年10月24日撮影)
(『10月24日の墨田川造船』につづく)

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11月10日の水路風景…3
(『11月10日の水路風景…2』のつづき)
●東雲水門のローラーゲート径間‥‥いや、もうセクターゲートは廃止されたのだから、いちいち断らなくていいのか‥‥は、クレーン台船を据えて2径間を閉鎖し、通航は1径間のみ。
しかし、この10年眺めていて、東雲水門は工事をしていない期間の方が、短いんじゃないかと思えるくらい。“江東五大水門”の一角、不断の整備で、備えは万全であってほしいですものね。

●昼食後はスカイツリーを目指して、荒川を遡上。清砂大橋をくぐると、たまたま河川情報板が点灯中。一枚撮ったら、何かの文言を横スクロールしている途中だったらしく、ちょうど「令和元年」の文字が‥‥。

●毎度おなじみ、閘門様を通閘して水位低下化区間へ。午後も引き続き穏やかな晴天に恵まれたとあって、管理橋だけでなく、巻上機室上の回廊も見学の人影がちらほら。あの回廊上からの眺望、本当に爽快なんですよね。
日中の潮位が高い日で、また入った時間帯が午後も遅かったとあって、閘程は2.7mと大きく、四周がみるみる高まってゆく感覚を味わうことができて、もう血が沸くのなんの。毎度同じことで騒いで恐縮ですが、こうもん好きなので如何ともしがたいのであります。

●旧中川を北上し、一路スカイツリーを目指します。江東新橋にさしかかると、おお、8月1日に見たときよりぐっと養生が進んで、何やらウッディー(?)でオシャレ(??)な感じに。
オリンピックを目指してかどうか、最近はどの大型橋梁も補修が盛んに行われていますが、江東新橋もご同様。どんな塗色になるのでしょうか。
【撮影地点のMapion地図】
(元年11月10日撮影)
(『11月10日の水路風景…4』につづく)

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しかし、この10年眺めていて、東雲水門は工事をしていない期間の方が、短いんじゃないかと思えるくらい。“江東五大水門”の一角、不断の整備で、備えは万全であってほしいですものね。

●昼食後はスカイツリーを目指して、荒川を遡上。清砂大橋をくぐると、たまたま河川情報板が点灯中。一枚撮ったら、何かの文言を横スクロールしている途中だったらしく、ちょうど「令和元年」の文字が‥‥。


日中の潮位が高い日で、また入った時間帯が午後も遅かったとあって、閘程は2.7mと大きく、四周がみるみる高まってゆく感覚を味わうことができて、もう血が沸くのなんの。毎度同じことで騒いで恐縮ですが、こうもん好きなので如何ともしがたいのであります。

●旧中川を北上し、一路スカイツリーを目指します。江東新橋にさしかかると、おお、8月1日に見たときよりぐっと養生が進んで、何やらウッディー(?)でオシャレ(??)な感じに。
オリンピックを目指してかどうか、最近はどの大型橋梁も補修が盛んに行われていますが、江東新橋もご同様。どんな塗色になるのでしょうか。
【撮影地点のMapion地図】
(元年11月10日撮影)
(『11月10日の水路風景…4』につづく)

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7月28日の水路風景…3
(『7月28日の水路風景…2』のつづき)
●墨田川造船を離れ南下、木村造船所に近づくと、珍しく船台の建屋がシャッターを開けていました。
物見高くのぞき込んだところ、港湾局の指揮艇「はと」と、奥にもう一隻が上架中。今年は妙にフジツボの付着が多い年(後で触れます)なので、船底の清掃と再塗装は例年以上に依頼が多そうですね。

●そのまままっすぐ港内へ出ようと、東雲水門を通ったら、一径間が扉体を下ろし、閉鎖していました。ご存知のとおり東雲水門の扉体は二段式で、水面上に出る上部の扉体が真っ赤な塗色。船艇の衝突防止のため、視認性をよくする意味でも、目立つ赤であることは理にかなっています。
この十数年で、赤い扉体の水門はほぼ絶滅状態となりましたが、ふだんの見栄えよりまず安全を第一として、ぜひご一考いただきたいものです(とエラそうなことをいっていますが、単に赤水門原理主義者なだけ)。

●穏やかな水面に誘われて‥‥というよりこの酷暑、スピードを出して風を受けていないと暑くてしょうがないということもあり、少し涼をとろうと港内を沖へ。
レインボーブリッジをくぐりつつ、橋脚の間からアンカレイジの質量感を愛でて‥‥イヤ、それにしても暑い、熱い‥‥。
●緑豊かな第六台場からも、湯気が上がるのではないかと思われるほどの暑熱。この森、確か鵜さんたちのねぐらになっていると聞きましたが、みんなハァハァしてるんだろうなあ。
写真でいう右側、北岸には遠目にも白く見えるほどの、大きな砂洲ができていて、思わずビーチングしたくなるいい雰囲気。ちなみに上陸禁止なので、ゆめ実行などされぬように!

●第六台場を回って北上しようとしていたら、水陸両用バス「スカイダック」の一隻に追いつきました。ボディ全面に「ポケットモンスター」のピカチュウがぎっしり描かれた、楽しいデザインです。お客さんが盛んに手を振ってくれたので、こちらも笑顔で応えました。
SKY BUSの「イベント情報」によると、横浜のみなとみらいで実施中の「ピカチュウ大量発生チュウ!2019」というイベントのタイアップなんだそう。旧中川をはじめとして、今や都内でも3カ所となった水陸両用バスですが、このピカチュウ号はお台場海浜公園を出て、第六台場を一周して戻るコースとのことです。
(元年7月28日撮影)
(『7月28日の水路風景…4』につづく)

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物見高くのぞき込んだところ、港湾局の指揮艇「はと」と、奥にもう一隻が上架中。今年は妙にフジツボの付着が多い年(後で触れます)なので、船底の清掃と再塗装は例年以上に依頼が多そうですね。

●そのまままっすぐ港内へ出ようと、東雲水門を通ったら、一径間が扉体を下ろし、閉鎖していました。ご存知のとおり東雲水門の扉体は二段式で、水面上に出る上部の扉体が真っ赤な塗色。船艇の衝突防止のため、視認性をよくする意味でも、目立つ赤であることは理にかなっています。
この十数年で、赤い扉体の水門はほぼ絶滅状態となりましたが、ふだんの見栄えよりまず安全を第一として、ぜひご一考いただきたいものです(とエラそうなことをいっていますが、単に赤水門原理主義者なだけ)。

●穏やかな水面に誘われて‥‥というよりこの酷暑、スピードを出して風を受けていないと暑くてしょうがないということもあり、少し涼をとろうと港内を沖へ。
レインボーブリッジをくぐりつつ、橋脚の間からアンカレイジの質量感を愛でて‥‥イヤ、それにしても暑い、熱い‥‥。

写真でいう右側、北岸には遠目にも白く見えるほどの、大きな砂洲ができていて、思わずビーチングしたくなるいい雰囲気。ちなみに上陸禁止なので、ゆめ実行などされぬように!

●第六台場を回って北上しようとしていたら、水陸両用バス「スカイダック」の一隻に追いつきました。ボディ全面に「ポケットモンスター」のピカチュウがぎっしり描かれた、楽しいデザインです。お客さんが盛んに手を振ってくれたので、こちらも笑顔で応えました。
SKY BUSの「イベント情報」によると、横浜のみなとみらいで実施中の「ピカチュウ大量発生チュウ!2019」というイベントのタイアップなんだそう。旧中川をはじめとして、今や都内でも3カ所となった水陸両用バスですが、このピカチュウ号はお台場海浜公園を出て、第六台場を一周して戻るコースとのことです。
(元年7月28日撮影)
(『7月28日の水路風景…4』につづく)

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