12月31日の運河風景

(『船橋港の水門と水路めぐり…16』のつづき)

200146.jpgおっと、積み残しがあった‥‥。しつこいですが、抜けるような青空と、風穏やかな冬の天候は、舟行きにとって宝物といっても、いい過ぎではありません。文字どおり、目に入るものすべてが輝いて、どの水路を通っても、曇りの日の数倍(当社比!)は素晴らしく見えるのですから。

というわけで、船橋探索の帰り道に眺めた、大晦日のフネやら橋やら、もろもろをまとめてみました。

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タグ : 東京港 東京ゲートブリッジ 辰巳水門 辰巳運河 東雲北運河 巡視艇 浚渫船

10月16日の辰巳運河…3

(『10月16日の辰巳運河…2』のつづき)

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湾岸道路、高速湾岸線のそれぞれ上下線をくぐると、次はりんかい線。旧江戸川から有明西運河に至るまで、湾奥に開口する水路の流末が、似たような橋梁過密地帯になるのは、いわばお約束ですが‥‥。

196012.jpg最終橋であるこの新末広橋、一見飾り気のない桁橋ながら、橋脚上に2ヶ所バルコニーが設けられているところ、橋自体が「曲がった橋」であるなど、他の橋梁過密地帯とくらべて、わずかながら個性が感じられます。

西詰に東雲駅、その北側には東雲の中心市街を控えていることから、橋も憩いの場としての機能が求められたのかもしれませんね。


196013.jpg新末広橋をくぐってぐっと視界が開け、最初に目を引かれるのはやはり、左手前方はるかに広がる、13号地貯木場の柵列。

柵内にもやうクレーン船のジブが、逆光の叢雲をバックに林立する光景、ちょっと暗く撮れてしまいましたが、悪くありません。



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そして辰巳運河を離脱した瞬間、左の内貿埠頭に接岸する本船たちがズラリと見渡せる! 何やらおトク感のある眼福な光景であります。

喫水を深々と沈めた船、荷役を控えているのか船底色を晒した船、フネと、国内物流の拠点らしい活気にあふれた雰囲気、よいものです。

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あまり時間もないので、ここでスロットルを一杯に倒し、デッドフルで滑走状態に移行しましょう。曇りのおかげもあって幸い水面は静穏、文字どおりの滑るような走り心地です。

全速で飛ばしながら眺めた杭打船、不動テトラの「第6不動号」をスナップ。天を衝く警戒塗装の櫓が、曇天を背に見せる不敵な表情。貯木場の囲いの中、許可が得られるのなら一度でいいので、入れてもらって業務船見物してみたい‥‥。先日出会ったロータリーボートも、この中で働いていたのかもしれません。
撮影地点のMapion地図

(28年10月16日撮影)

(『10月16日の旧江戸川』につづく)

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タグ : 辰巳運河 東京港

7月10日の水路風景…13

(『7月10日の水路風景…12』のつづき)

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194062.jpg第一航路へ出て北上、レインボーブリッジをくぐり隅田川河口へ。工事中の水門たちの進捗状況を、少し眺めてから帰ろうと思ってこちらに足を向けたのですが、例によって引っかかりそうな雰囲気。

河口から上流側を見たところ。大川口も隅田川大橋の架橋で、雰囲気がだいぶ変わりましたね。ここまで遡上して、オッと目に留まるものがあり、舵を転じて引き返しました。やっぱり引っかかった。

194063.jpg気になったのは、月島埠頭の先端近く、凹形に湾入した船溜。ここもF-0(左手、上流側の一辺)、F-1(奥と下流側の二辺)と、ちゃんとバースナンバーが振られています。

左に水上バス「いりす」がもやっていますね。あの向こうに、ちらりと見えたものがあったのです。



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初めましてのリムジンボート。すでに4年前から就航しているので、ご存知の方も多いでしょうが、今までナマで出会ったことはありませんでした。

姿勢の低い流線型のフォルムは、装飾を抑え塗色を白黒2色でまとめたことも手伝い、精悍な雰囲気。右舷側から見ると、とっかかりのなさそうなつるりとした外観に、どこから乗り降りするのか判じかねましたが、「リムジンボートについて」(Limousine Boat)掲載の図面や写真を拝見したところ、謎が氷解しました。

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こちらと反対側、左舷が達着舷になっていて、ルーフまで大きく開くハッチが備えられているとのこと。室内には幅広なタラップもあり、リムジンの名に恥じません。

エンジンはチルトアップしてあったので、タイプ表記がよく見えませんでしたが、ヤマハF300Bかな? 運航は観光汽船興業‥‥水上バスの東京都観光汽船の子会社で、芝浦通いのアーバンランチもこちらの運航です。一度、走っているところを見てみたいですね。
撮影地点のMapion地図

(28年7月10日撮影)

(『7月10日の水路風景…14』につづく)

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タグ : 隅田川 隅田川大橋 水上バス 東京港

7月10日の水路風景…5

(『7月10日の水路風景…4』のつづき)

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有明西運河ではおなじみ、海上保安庁バースにもやうHL05「海洋」。アンカーレセスや舷窓の下など、開口部からの錆垂れが目立ち、ちょっと痛々しいですね。

最近とみに多くなった、領海警備から帰ってきた巡視船などはこの比でなく、舷側全体がべったりと錆色でおおわれて、任務の厳しさを感じさせたものです。汚れの目立つ白い船体色で、美しい外観を維持してゆくのは並大抵のことではないでしょう。特に近年は海保も多忙ですから、手の回りかねるところがあるのかもしれません。

194022.jpg有明西運河を出て針路そのまま、豊洲、晴海の突端を右に見て進んでゆくと、晴海のH-2バースに「日本丸」が休んでいました。

新しいと思っていた2代目「日本丸」も、就航からもう32年目。もはや大ベテランの域に達しているといってよいでしょう。横浜で保存されている初代は、57年目にしてバトンタッチしたそうですから、その伝からすると、まだ25年は現役に留まるのでしょうか。

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月島沖で取舵に当てようとしていたら、ちょっと待て! 右手にまたも新顔を発見。

水産埠頭である月島F-5バースに憩う、海洋大学の漁業練習船「神鷹丸」。これも去る4月に引き渡されたばかりの、ピカピカの新造船です。ブルーの帯が全体をキリリと引き締めていて、いならぶフネブネの中でも非常に目立ちます。

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194025.jpgこの「神鷹丸」は4代目で、旧水産大学時代から引き継がれた伝統ある船名。1,000tに満たない小兵ながら、はるか遠洋に出かけて調査や実習を行う任務上、乾舷も高くちょっと肥えた船型で、見た目にも安定がよさそうですね。

フネブネの姿を楽しみながら港内を横切って、竹芝運河から芝浦運河地帯へ入りましょう。一つ、様子を見ておきたい物件があるのです。
撮影地点のMapion地図

(28年7月10日撮影)

(『7月10日の水路風景…6』につづく)

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タグ : 東京港 有明西運河 竹芝運河

7月10日の水路風景…4

(『7月10日の水路風景…3』のつづき)

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194017.jpg近づいてみて、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の「かいめい」とわかりました。今年の3月に引き渡されたばかりの新鋭船です! 全長100.5m、5,747総t(JAMSTEC海底広域研究船『かいめい』より)。

海底資源など調査対象は水面下はるか深海底とあって、船尾の作業甲板はクレーン類の洪水といったおもむき。右端に写っている、「双暗車注意」のステンシル表記もシビレます。

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船橋直後のレセスに収まり、鮮やかなオレンジ色がひときわ目を引く装載艇は、ノルウェーはハーディング製の救命艇。

マッコウクジラのようなつるりとした頭を持つ全閉囲型で、スコヤを当てたようなバーチカルステムが、いかにも最新型といった感じがします。平水で何ktくらい出るのかなあ。これが川を走ってきたら、えらく注目を集めるでしょうね。

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194020.jpg船首側から。高い乾舷に、外洋で長期にわたり調査をするフネらしさが感じられ、頼もしい雰囲気。船橋のスタイルも独特で、マスト基部に観測室らしい部屋を重ねているのが、檣楼っぽくてなかなか格好がよろしい。作業甲板を広く取るためか、煙突を左舷側に寄せて配置しているのも面白いですね。

新型船に出会えてすっかり気分がよくなり、舵を切りながら鼻歌も出ようというもの。有明西運河を通って、港内の西側へと向かうことにしました。
撮影地点のMapion地図

(28年7月10日撮影)

(『7月10日の水路風景…5』につづく)

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タグ : 有明西運河 東京港