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オリンピックシンボルを眺めて

(『2月9日の川景色…11』のつづき)

246056.jpg微速で航路内をさらに接近。台船の前後左右には、平たく黄色いブイがいくつも打たれて、厳重に固定されています。

このシリーズの1回目でも紹介した、「お台場の巨大オリンピックシンボルが点灯!東京2020イヤー記念花火が夜空に打ち上げられました」によると、シンボルの寸法は幅32.6m×高さ15.3m×厚さ1.7m。この水域での展示は8月9日までだそう。

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ほぼ正面から眺めると、背後のレンボーブリッジが半分ほど見えて、ツーショットとはいかないまでもいい感じに。雲一つない青空に恵まれて、五輪の各色もよく映えますね、本当によかった‥‥。

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さらに寄せて、やや左から。う~ん、近寄って眺めるとなおさら、台船の舷側を塗り直さなかったのが惜しまれますね。五輪の塗装がきれいなだけに‥‥。

普通に考えれば陸上で、ビルの側面や広場の真ん中に掲げられるところを、これだけの手間をかけて水上に持ってきた意義は、街場の平水域を好いてきたものから見て、決して少なくないと感じているのですが、それだけに臥龍点睛を欠いたような気がしてならないのです。

246059.jpgまあ、「夜間にライトアップして見てもらうことが主目的だから」といわれれば、それまでなのですが‥‥。

そのライトアップの源は、シンボルの左右、甲板上に一基づつ据えられたこの発電機。たまたま若いころ、周りにそう呼んでいた人がいたせいか、このたぐいを見るとつい“デンヨー”と呼んでしまいます。バックホウをユンボと呼ぶ伝ですね(ちょっと違うか)。

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五輪の重なる真ん中あたりをアップ。継ぎ目も目立たず、工作の確かさを感じさせますが、一つ気づいたことが。黒丸の左下あたり、円の内側に沿って、何かキラキラと産毛のように光るものがありますね。

目を凝らしてしばらく見てから、アッと思い当りました。駅のホームや橋などでもおなじみの、トリさん避けのトゲトゲだ! よく見ると、黄色と緑の円の頂部にも、それらしきキラキラがかすかに見えますよね。鳥の糞で汚されたら台無しになるだけに、必要欠くべからざる気遣いというわけでした。

(令和2年2月9日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 東京港 オリンピックシンボル

2月9日の川景色…11

(『2月9日の川景色…10』のつづき)

246051.jpg常磐橋を嬉しく眺めた後は日本橋川を下航、最終目的地である台場へ向かうことに。

写真は日本橋付近の護岸‥‥コンクリート堤防ですが、以前訪ねた際は足場のかかっていた区間も、修景工事が竣工したのでしょう、ご覧のとおりまぶしいほど白い法面に。石板をボルト固定していた万世橋付近のそれと違い、薄いシートをタイル風に貼ったように見えるのですが、いかがでしょうか。

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隅田川を下り、港内へ躍り出て増速、レインボーブリッジの東径間へ舵を取りました。風が強めとあって、行き足に比例して硬い衝撃が増し、寒気は肌を刺すようですが、水とともに空も澄んでいるのでまことに爽快。振り返って眺めた、沿岸に並ぶビル群のスカイラインもくっきり。

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レインボーブリッジの橋詰‥‥というか、アンカレイジ近くから西方を望んで。質量過剰そのもののアンカレイジもさることながら、構造が圧縮されて密に見えて、実に魅力的な角度。湿度の少ない「抜けた」空気ならではの楽しみであります。

246054.jpg旧防波堤の切れ目に船首を向け、ブイ列の中央に軸線を合わせながら、台場内水面に入りました。中に入るのはずいぶん久しぶりです。

左の桟橋にもやっているのは「ヒミコ」かな? キョロキョロしながら艇を歩かせて、五輪のアレはどこかしらと探してみると‥‥。


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あっ、ありました! 思ったよりずっと大きいのと、載っている台船の錆がけっこう目立つなあ、というのが第一印象。幸い、光線も悪くないようだし、旧防波堤のおかげで波は静かだしと、いい環境で眺められそう。微速で近づいてみることに。
撮影地点のMapion地図

(令和2年2月9日撮影)

(『オリンピックシンボルを眺めて』につづく)

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タグ : 日本橋川 高架下水路 東京港 オリンピックシンボル

令和元年度大晦日のフネブネ

(『令和元年度川走り納め…14』のつづき)

245071.jpg例のごとく、道々で出会ったフネブネのスナップをまとめてみました。

水路風景で年の瀬らしさを感じさせるものといえば、やはりフネブネの松飾り。今回も方々で見かけましたが、中でも海老取川にもやっていた漁船は、船首に2本づつ松を掲げて、どこか嬉しそうにも見えたものです。


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令和元年度川走り納め…12」の写真にも入っていますが、気に入ったので単体でアップ。城南島建材埠頭にいたガット船「第五十五正栄丸」。

塗色もさることながら、船橋周りの無骨さ――側面にリブが入っているあたり特に――が軍補助艦艇を思わせて、惹かれるものがありました。海自でいうと、草創期にいた試航船や掃海母艇のような、商船タイプの船艇を連想させたのです。

245073.jpg第一航路を北上すれば、目を引かれるのが台場のRKバースにもやう、「拓洋」と「昭洋」の測量船コンビ。

船首やアンカーレセスを中心に錆が目立ち、ちょっと痛ましい感じではありますが、寧日なく活躍しているあかしでもあるのでしょう。お疲れさまです‥‥。



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いつものぞくのが楽しみな、東雲北運河・木村造船所の上架艇、さて今日は‥‥。

おっ、右は湾岸署の警備艇「しおかぜ」、左は港湾局監視船「はやかぜ」ですね。奥の小型艇はわかりませんでしたが、2艇と同様、船底・推進器周りの清掃と再塗装中のようでした。

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墨田川造船の前では、艤装中の巡視艇「とまかぜ」を一枚。「10月1日の川景色」で見かけてから2ヶ月、船橋の塗装が進み、マストにレーダー類と賑やかになってきて、進捗がうかがえました。

(元年12月31日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 海老取川 東雲北運河 東京港 巡視艇

令和元年度川走り納め…14

(『令和元年度川走り納め…13』のつづき)

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第一航路に躍り出て取舵、スロットルを勢い込んで倒し、デッドフルで北上。東京港の南限にあたるこのあたりが、ここまで穏やかな日に当たるのはそうそうないこと。思い切り飛ばして、静穏さの恩恵にあずかりたくもなります。

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第一航路といえば、以前も紹介した建設中の新客船ターミナル「東京国際クルーズターミナル」の進捗が気になって一枚。まあ、前回からひと月ちょっとしか経っていないので、あまり変わり映えがないような。しかし、この角度から見ると、船の科学館も宗谷も、すっかり隠れてしまっていますね‥‥。

245068.jpg隅田川に入って、亀島川水門の進捗も一枚。前回10月1日の時点では、巻上機室が撤去されていましたが、この日見たらその下、鋼桁も撤去済みでした。

亀島川水門、設備一切を更新したのがほんの10年前。こんなに短いスパンで大がかりな工事が入るとは、何か理由があってのこととは思うものの、慌ただしいことではあります。

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245070.jpg再塗装成り、足場も取れてすっきりした永代橋を仰いで。好みからすると、ブルーが淡くて物足りない気もしますが、かつての「帝都の門」の威容は健在、美しい姿で五輪を迎えられてなにより。

当たり前ですが裏側もきれいで、手が届くなら撫で回してみたくなるほど。テラスから眺めても楽しいでしょう。


(元年12月31日撮影)

(『令和元年度大晦日のフネブネ』につづく)

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タグ : 東京港 隅田川 亀島川水門

令和元年度川走り納め…13

(『令和元年度川走り納め…12』のつづき)

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B滑走路・進入灯見物の続き。遠目に眺めると少々頼りなげだった進入灯も、近づいてディテールが判別できるころには、だいぶ堅牢そうな印象に代わってきました。先端近く、最終径間(?)の側面には、「桁下高10.8m」の看板が掲げられていますね。

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さらに近づいて。逆光のほぼシルエットながら、桁上にずらりと並んだフラッシングライトのステーが圧巻。計6本の橋脚(?)も四肢をぐっと踏ん張って、本式の橋にくらべれば細身ながら、安定した感じです。

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少し左に寄りましたが、ほぼ正面をとらえることができ、会心の笑みを浮かべる不審船長。これが見たかったので、桁下をくぐる欲望を抑え先端より北を航過したのです。ああ、いいなあ‥‥。

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245065.jpg航過したところでほぼ順光となり、いいお顔を一枚。空港北側の広大な水面に、1㎞近くに渡り伸びるトラス構造物、それだけで繰り出して愛でる価値はあろうというものです。

お別れの前に、離陸直後の飛行機を仰いで一枚。靄の中、翼をきらめかせ高空へ駆け上がってゆく旅客機、どこか幻想的な光景でありました。

(元年12月31日撮影)

(『令和元年度川走り納め…14』につづく)

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タグ : 東京港