6月3日の芝浦運河地帯…2
(『6月3日の芝浦運河地帯…1』のつづき)
●でまあ、やはり高浜西運河といえばモノレールということで、西側から運河の東端上空を滑ってゆくさまを堪能しつつ、ゆるゆると接近。
何しろひっきりなしに電車が通るとあって、ぼやっと眺めていても飽きさせません。しかも車輪がゴムタイヤで比較的静かなため、普通の電車を見上げているのとは、また違った雰囲気があります。

●高架下に近づいたあたりで、上りの電車が姿を現わしました。ご覧のとおり、ビルが線路ギリギリまで迫り、まさに物陰からヌッ、と顔を出す風情。こう高層ビルが多くなっては、かつて「空飛ぶ電車」の異名をとったモノレールも形なしですね。
●同じ電車が、芝浦西運河へ去ってゆくのを見送って。タイトルに掲げた写真の、一瞬前のシーンです。タワーマンションをバックに、陽光をギラリと反射させながら身をくねらせて走り去るモノレール!
開通以来50年になんなんとする路線ですが、この角度から見上げるとまだまだ、「未来の乗り物」の風格は失われていないように感じられます。周りの風景が、昔の想像図に描かれた未来っぽく(?)なったことも、手伝っているのかもしれません。

●おや、高浜水門は工事中のようですね。仮橋が設けられ、電光掲示板は「一方」「通行」を交互に表示しています。水門左手には、古風な天井クレーンを備えた揚搭施設があった(『高浜水門周辺』参照)のですが、撤去されてしまったようです。
ところで、扉体裏面の塗装、真新しいような…。ということは、表面も塗り替えられたかな? もしかして、あの絵柄も変わっているかもしれない…。
●絵柄は以前と変わっていませんでしたが、塗り替えられてすっかりキレイになっていました。継ぎ手の錆具合がちょっと痛々しかったですから、補修されたのを見届けてひと安心。
工事は扉体だけでなく、構造部分にも及んだ大工事のようで、3本の堰柱が手前に向けて延長され、ずいぶんがっしりと補強されたのがわかりました。震災以来、水門の耐震補強が各所で進められているようですが、これもその一環なのでしょう。
【撮影地点のMapion地図】
(24年6月3日撮影)
(『6月3日の芝浦運河地帯…3』につづく)

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何しろひっきりなしに電車が通るとあって、ぼやっと眺めていても飽きさせません。しかも車輪がゴムタイヤで比較的静かなため、普通の電車を見上げているのとは、また違った雰囲気があります。

●高架下に近づいたあたりで、上りの電車が姿を現わしました。ご覧のとおり、ビルが線路ギリギリまで迫り、まさに物陰からヌッ、と顔を出す風情。こう高層ビルが多くなっては、かつて「空飛ぶ電車」の異名をとったモノレールも形なしですね。

開通以来50年になんなんとする路線ですが、この角度から見上げるとまだまだ、「未来の乗り物」の風格は失われていないように感じられます。周りの風景が、昔の想像図に描かれた未来っぽく(?)なったことも、手伝っているのかもしれません。

●おや、高浜水門は工事中のようですね。仮橋が設けられ、電光掲示板は「一方」「通行」を交互に表示しています。水門左手には、古風な天井クレーンを備えた揚搭施設があった(『高浜水門周辺』参照)のですが、撤去されてしまったようです。
ところで、扉体裏面の塗装、真新しいような…。ということは、表面も塗り替えられたかな? もしかして、あの絵柄も変わっているかもしれない…。

工事は扉体だけでなく、構造部分にも及んだ大工事のようで、3本の堰柱が手前に向けて延長され、ずいぶんがっしりと補強されたのがわかりました。震災以来、水門の耐震補強が各所で進められているようですが、これもその一環なのでしょう。
【撮影地点のMapion地図】
(24年6月3日撮影)
(『6月3日の芝浦運河地帯…3』につづく)

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