11月20日の川景色…8

(『11月20日の川景色…7』のつづき)

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屈曲区間に入ると、雰囲気の変わりようは結構なものでした。テラスの幅が取れないせいか、例の「北十間川式」に花壇をあつらえたものでなく、平滑な法面ということも手伝って、文字どおり左右で明暗を分けたような光景。

これが直線区間であったなら、これほど印象深くはなかったでしょう。目の高さの視界がほぼ護岸のみになる、カーブならではのインパクトではあります。

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ここで、一枚目の写真とほぼ同位置(正確には、少し西へ進んだ場所ですが)で撮った、25年5月12日の写真(前後のスナップは『5月12日の川景色』参照)を。ああ、錆色の鋼矢板には、青空と強い陽射しが似合うなあ‥‥。

こうして見くらべてみると、北岸だけとはいえ、テラス化の効果をまざまざと感じさせるものがあります。ともあれ、この錆色の屈曲水路も、過去のものとなったわけでした。

199058.jpg右カーブが収まり、左カーブに触れる手前で、左側‥‥南岸のテラスが始まりました。こちらはご覧のとおり、急な法面に巧みに花壇を設け、植栽で飾った「北十間川式」の装い。

この時点ではまだ、供用されていないと思いましたが、見たかぎりでは路面もすっかり掃き清められ、いつお散歩の人が現れてもおかしくない雰囲気です。


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199060.jpgそうそう、十間橋もきれいになったのだった‥‥。横十間川との丁字流に面し、「逆さスカイツリー」のビュースポットとしても知られる古い鋼鈑桁橋。ガーダーが塗り替えられただけでなく、コンクリート製の高欄も輝くばかりの白さ、加えて橋台も新品同様に! 橋台前に堆積していた泥も、浚渫されたようですね。

個人的な欲をいえば、橋名の書体がちょっと安っぽい感じがすることでしょうか。ともかく、古い鋼橋の延命がなされてよかった!

十間橋をくぐった後は、いうまでもなく恒例の一枚を。雲が多くなって、バックが白っぽくなってしまったのが残念ですが、変わらず素敵な川景色ではあります。
撮影地点のMapion地図

(28年11月20日撮影)

(『11月20日の川景色…9』につづく)

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2月10日の中川下流部…7

(『2月10日の中川下流部…6』のつづき)

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114037.jpgこちら側からはお久しぶりの中川水門。あっ、この角度から見ると、スカイツリーとツーショットになるんですね。もっとも手前に、清掃工場の煙突がかぶさってしまいますが。

この日は朔の大潮、干潮に向かう時間帯とあって、この距離からでもわかるほど、さざ波を立てて水が流れ込んできています。中川水門名物といってよいでしょう(過去ログ『中川水門の水位差』参照)。

114038.jpgそして中川・綾瀬川の合流点といえば、マルーンにスカイブルーのツートンカラーが美しい、上平井水門。

太陽にほぼ正対し、光量過多気味ではありますが、かつしかハープ橋を背に輝く4径間の扉体を眺められて、もうゴキゲン。先週のタイトルにも掲げましたが、仰いでよし、遠くから愛でてよしの格好よさ、こちらも久しぶりに堪能させていただきました。


114039.jpg合流点から、すでに綾瀬川へ進入していますが、ご容赦ください。綾瀬川の最下流部、ハープ橋の下にある繋留施設にもやうのは、通船タイプの艇「かわかぜ」。

最近塗り替えたのでしょうか、汚れも見えずキレイな船体で、よく整備されているようです。以前は「かわかぜ」の上流側に、超小型浮きドック(過去ログ『初めての綾瀬川…1』参照)がいたっけなあ。


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ハープ橋をのぞけば、これが綾瀬川の第一橋になるのでしょう。山吹色、と呼びたくなるあたたかみのある塗装が素敵な、東四ツ木避難橋。

このあたりの橋は、水平に架かっていないものがいくつかあるので、カメラのズームで生じるゆがみとあいまって、平衡感覚がおかしくなりそうな仕上がりになってしまうのが、何ともはやではあります。
撮影地点のMapion地図

(25年2月10日撮影)

(『2月10日の綾瀬川下流部…1』につづく)

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2月10日の中川下流部…6

(『2月10日の中川下流部…5』のつづき)

114031.jpg首都高小松川線をくぐって、すぐ上流の東側に台船が2隻、うち1隻はクレーンがついています。高水敷にテラスを造っているようですね。

ここ中川下流部でも、特に東岸ではテラスがぐんぐん延伸されているようで、以前とはだいぶ様子が変わってきました。



114032.jpgそのまたすぐ上流、桟橋に2隻の艇がもやい、柵には何やら色とりどりの幟が数本。よく見てみたら、幟はすべてボートメーカーのロゴが入っていますね。

桟橋も柵も、仮設のものでない造りに見えますから、この近くにある代理店の桟橋でしょうか。荒川と平行する区間には、ほとんど繋留艇が見られないので、つい目を引かれました。

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京葉道路の新小松川橋は、上流側に平行する小松川橋とともに、桁の周りをすっかり足場で覆って、工事中のようです。銀色の覆いが陽光をキラキラ反射して、まぶしいくらい。

航行注意 足場下A.P.+7.37」…いやもう、ご注意いただかなくても、余裕のあり過ぎる桁下高ですわ! 

114034.jpg小松川橋をくぐると、しばらく橋はありません。背割堤の向こうは荒川とあって、高架下からのぞけるのは、ほとんど青空ばかり。西側だけ切り取って眺めていると、首都高と連れだって無人の枯野をゆくがごとし…。

総武線のトラスが近づいてきたところで、橋脚の間にぽつりと、スカイツリーを股のぞき。無双の高さを誇る大鉄塔も、この角度から眺めると、ちょっとかわいらしい感じですね。

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総武線のトラスをくぐりつつ見上げて。天気がよいと、道床のない鉄道橋をくぐるのが楽しくなります。射しこむ陽射しが造る影と、すき間からのぞける青空とのコントラスト! 

列車にゴオッとやられれば、首をすくめてしまいますが、それを補って余りあるカタチの面白さに、ぽかんと口を開けて見入ってしまうのです。
撮影地点のMapion地図

(25年2月10日撮影)

(『2月10日の中川下流部…7』につづく)

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変わりゆく北十間川…7

(『変わりゆく北十間川…6』のつづき)

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最後の屈曲区間を抜けて、向こうが見通せるようになりました。風はさらに強く、狭水路に似合わないくらいのさざ波が立ち、かすかながら硬い振動を船体に伝えてきます。

111037.jpg北側に見られた公設の船着場。設備は護岸側面の小さなフェンダー、柵に設けた扉とクリート、そして救命浮環と実に単純明快。「船着場B」の看板がなければ、見過ごしてしまうくらいです。

こんな簡素な追加でも、船着場としての機能は十全に果たしてしまうのが、テラスが整備された河川のいいところ。それも水位が一定していればこそで、感潮河川ではこのマネはできません。


111038.jpg人道橋、おしなり橋が近づいてきました。テラスとともに整備され、今年4月に竣工した、北十間川で最も新しい橋です。

陽がさしておらず、また低いところとあって寒気も厳しいからでしょう、テラス上にはほとんど人影が見られませんでしたが、橋の上は水面を見下ろしている人がちらほら。時ならぬ艇の進入となれば、注目されてしまいそうですね。

111039.jpg22年8月21日、工事中のおしなり橋を遠望したところ。このころはまだ、スカイツリー周囲の建屋が立ち上がっておらず、根元までそっくり露出していたのが印象的でした。

橋の上にはクレーンが載り、その向こうの水面近くにも、架設の橋らしきものが渡されていることから、てっきり工事のための足場と思っていたのですが、当時ちょぶさんにご指摘いただいて、新たな橋が架けられていることがわかったのでしたっけ(『駆け足内部河川…4』のコメント欄参照)。

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うむむ、やはり皆さんこっちを見ておられるようで、ちょっと恥ずかしい…。いや、それより、向こうの水面にフェンスが! 

通航禁止解除区間は、図の上では西端、北十間川樋門までなのですが、ポンツン橋(『北十間川テラスを歩く…2』参照)どころか噴水まで作ってしまった現状では、こうせざるを得ないのでしょうね。ちょっと残念ではありましたが、めったにない新しい橋の初くぐりが待っています!
撮影地点のMapion地図

(24年12月9日撮影)

(『変わりゆく北十間川…8』につづく)

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変わりゆく北十間川…6

(『変わりゆく北十間川…5』のつづき)

111031.jpg迫りくる京成橋を前に、これから広がる景色を思い描いて、気分のメーターもぐんぐんと上がってきます。この後すぐ、狭い水路での転回という作業も待っていることから、興奮しつつもどこか身の引き締まる思い。

桁下から吹き付けてくる風はますます強く、旗もちぎれんばかりにはためいて、最終コースへの雰囲気を盛り上げてくれます。イザ、進入!


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京成橋をくぐると、耐震補強された橋脚はピカピカで、神田川の錦橋同様、妙に明るい桁下になっていました。

111033.jpg22年8月21日の写真(右)とくらべると、橋脚の1本1本が太くなり、また天端近くも補強され、さらに落橋防止装置までズラリと付けられたのがわかります。

右の写真を掲載した「駆け足内部河川…4」でも触れましたが、京成橋はまさに「『鉄塔世界』の門」となったわけで、新装成った桁下空間は、その入口にふさわしい明るさと、鋼橋らしいメカニカルな魅力を併せ持ったように思えました。

111034.jpgいや~、2年ぶりの最西端区間! ビル風、いや「タワー風」(?)も加わっているのか、狭水路に波を立たせるほどの強風が頬を突き刺します。これは助かるな…と一人ほくそ笑む船頭。何が助かるのかは、また後ほど。

同乗の皆さんもいっせいにカメラを構えられて、タワー風もものかわとシャッター音を響かせ、冥利に尽きる盛り上がりぶり。それでは私も、何枚か適当に撮った中で、比較的マシな一枚を掲げさせていただきます…。

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(24年12月9日撮影)

(『変わりゆく北十間川…7』につづく)

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