10月24日の内部河川…8
(『10月24日の内部河川…7』のつづき)
●例によって、櫓下へ向けジリジリと迫るワクワク感を楽しみながら最奥部へ。毎度のことながら、河道の狭さが分け入ってゆく感覚を強調して、独特の面白さがあるんでしょうなあ。
右の写真には写っていませんが、ここに至る間も釣り糸を垂れる人の数は結構なもので、声をかけお詫びしながらの最微速。中のお一人から、「釣りしてる人、たくさんいましたか?」と質問があったので、「いや~、今日は多かったですね!」と答えたところ、「そうでしょう、全然釣れない!」と。
さっきから跳ねる魚をたびたび目にしてきたので、テラスの釣り人口が釣果を左右するのかな? と首をかしげつつ、京成橋をくぐりました。

●櫓下周辺はそこそこの人出で、緊急事態宣言解除もあってか、だいぶ賑わいが戻ってきたのでしょう。橋上からのぞき込む皆さんに手を振りながら、おしなり橋をくぐりブイ列のフェンスまで到達、そのままゴースターン。
‥‥と、観光船が一隻入ってきて、北岸の一番奥、船着場Aに達着するようです。慌てて前進に投入、左舷で南岸のテラスに着けたところ、船首の舷側を少しガリッとやってしまいました。むう、お恥ずかしい‥‥。

●何度もスカイツリーばかりで恐縮ですが、テラスの柵につかまって小休止できたところで、櫓下最接近点から仰いだスナップを。青空と澄んだ空気に恵まれると、どこから撮っても気持ちがいいですねえ。
●船首の傷を気にしながら、そのまま後ずさって京成橋東側で転回、横十間川に入って南下。
神明橋北側のこの区間は、テラスの基礎と護岸の造成はだいぶ前に終わっているものの、盛り土を締めるための土嚢が積まれた時点から長らく放置されており、ご覧のとおり草木が繁茂してモコモコという、何とものどかな状態であります。

●神明橋をくぐると一転、右手、西岸は建機やフェンスが見られ、旧護岸からテラスへ法面状に盛り土をしたりと、工事たけなわな光景に。
写真は栗原橋近くですが、こちらは法面にブロックを組んで、すでに仕上げへ入っているよう。放置感濃厚だったこのあたりも、いよいよ動き出したということでしょうか。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年10月24日撮影)
(『10月24日の内部河川…9』につづく)

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右の写真には写っていませんが、ここに至る間も釣り糸を垂れる人の数は結構なもので、声をかけお詫びしながらの最微速。中のお一人から、「釣りしてる人、たくさんいましたか?」と質問があったので、「いや~、今日は多かったですね!」と答えたところ、「そうでしょう、全然釣れない!」と。
さっきから跳ねる魚をたびたび目にしてきたので、テラスの釣り人口が釣果を左右するのかな? と首をかしげつつ、京成橋をくぐりました。

●櫓下周辺はそこそこの人出で、緊急事態宣言解除もあってか、だいぶ賑わいが戻ってきたのでしょう。橋上からのぞき込む皆さんに手を振りながら、おしなり橋をくぐりブイ列のフェンスまで到達、そのままゴースターン。
‥‥と、観光船が一隻入ってきて、北岸の一番奥、船着場Aに達着するようです。慌てて前進に投入、左舷で南岸のテラスに着けたところ、船首の舷側を少しガリッとやってしまいました。むう、お恥ずかしい‥‥。

●何度もスカイツリーばかりで恐縮ですが、テラスの柵につかまって小休止できたところで、櫓下最接近点から仰いだスナップを。青空と澄んだ空気に恵まれると、どこから撮っても気持ちがいいですねえ。

神明橋北側のこの区間は、テラスの基礎と護岸の造成はだいぶ前に終わっているものの、盛り土を締めるための土嚢が積まれた時点から長らく放置されており、ご覧のとおり草木が繁茂してモコモコという、何とものどかな状態であります。

●神明橋をくぐると一転、右手、西岸は建機やフェンスが見られ、旧護岸からテラスへ法面状に盛り土をしたりと、工事たけなわな光景に。
写真は栗原橋近くですが、こちらは法面にブロックを組んで、すでに仕上げへ入っているよう。放置感濃厚だったこのあたりも、いよいよ動き出したということでしょうか。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年10月24日撮影)
(『10月24日の内部河川…9』につづく)

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10月24日の内部河川…7
(『10月24日の内部河川…6』のつづき)

●スカイツリーをほぼ正面に眺める区間へ来ました。テラスをお散歩する人影も次第に増え、「こんにちは~」とご挨拶したり、釣り人さんも少なくないので「すみません、通らせてください」と声をかけたり、忙しくなってきました。
以前も何度か紹介した、護岸の水抜き穴下に諸々が堆積してできたアレもスナップ。何とももっこりと成長し、男性としては親しみを覚える形状のものも‥‥(下品でスミマセン)。

●境橋をくぐってから振り返って。江東の水路といえば、水管橋とともにある橋が思い出されるほど、他の都内河川にくらべて目立つ存在ですが、ここは特に出色の景観かも。
古豪といってよい、アングル材で組んだトラスに細い管を継ぎ継ぎして渡した水管橋と、太い水管の強度のみでヤッと渡ってしまう後の世代のものが並列していて、しかも眺めるにほどよい間隔で設けられている佳さ。好天もあいまって、魅力的な光景でした。
●横十間川との丁字流より西側、十間橋を見て。そういえば写真右、北側の広い範囲と、南側の二つの角も鋼矢板護岸が残っていますよね。
北十間川のここから見た南北はすでにテラス化成り、横十間川もほぼ全区間で施工が進んでいるのに、この周りだけは後回しにされているようです。スカイツリーに通う観光船の通航も少なくないところなのですが‥‥、何か理由がありそうですね。

●さてさて、毎度のことながら十間橋西側で、恒例の一枚を。
空気が澄んでディテールもくっきり、光線の塩梅もよろしくと、おかげさまで実に爽快な表情がものせて、思わず頬がゆるむ一瞬でした。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年10月24日撮影)
(『10月24日の内部河川…8』につづく)

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以前も何度か紹介した、護岸の水抜き穴下に諸々が堆積してできたアレもスナップ。何とももっこりと成長し、男性としては親しみを覚える形状のものも‥‥(下品でスミマセン)。

●境橋をくぐってから振り返って。江東の水路といえば、水管橋とともにある橋が思い出されるほど、他の都内河川にくらべて目立つ存在ですが、ここは特に出色の景観かも。
古豪といってよい、アングル材で組んだトラスに細い管を継ぎ継ぎして渡した水管橋と、太い水管の強度のみでヤッと渡ってしまう後の世代のものが並列していて、しかも眺めるにほどよい間隔で設けられている佳さ。好天もあいまって、魅力的な光景でした。

北十間川のここから見た南北はすでにテラス化成り、横十間川もほぼ全区間で施工が進んでいるのに、この周りだけは後回しにされているようです。スカイツリーに通う観光船の通航も少なくないところなのですが‥‥、何か理由がありそうですね。

●さてさて、毎度のことながら十間橋西側で、恒例の一枚を。
空気が澄んでディテールもくっきり、光線の塩梅もよろしくと、おかげさまで実に爽快な表情がものせて、思わず頬がゆるむ一瞬でした。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年10月24日撮影)
(『10月24日の内部河川…8』につづく)

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11月20日の川景色…8
(『11月20日の川景色…7』のつづき)

●屈曲区間に入ると、雰囲気の変わりようは結構なものでした。テラスの幅が取れないせいか、例の「北十間川式」に花壇をあつらえたものでなく、平滑な法面ということも手伝って、文字どおり左右で明暗を分けたような光景。
これが直線区間であったなら、これほど印象深くはなかったでしょう。目の高さの視界がほぼ護岸のみになる、カーブならではのインパクトではあります。

●ここで、一枚目の写真とほぼ同位置(正確には、少し西へ進んだ場所ですが)で撮った、25年5月12日の写真(前後のスナップは『5月12日の川景色』参照)を。ああ、錆色の鋼矢板には、青空と強い陽射しが似合うなあ‥‥。
こうして見くらべてみると、北岸だけとはいえ、テラス化の効果をまざまざと感じさせるものがあります。ともあれ、この錆色の屈曲水路も、過去のものとなったわけでした。
●右カーブが収まり、左カーブに触れる手前で、左側‥‥南岸のテラスが始まりました。こちらはご覧のとおり、急な法面に巧みに花壇を設け、植栽で飾った「北十間川式」の装い。
この時点ではまだ、供用されていないと思いましたが、見たかぎりでは路面もすっかり掃き清められ、いつお散歩の人が現れてもおかしくない雰囲気です。

●そうそう、十間橋もきれいになったのだった‥‥。横十間川との丁字流に面し、「逆さスカイツリー」のビュースポットとしても知られる古い鋼鈑桁橋。ガーダーが塗り替えられただけでなく、コンクリート製の高欄も輝くばかりの白さ、加えて橋台も新品同様に! 橋台前に堆積していた泥も、浚渫されたようですね。
個人的な欲をいえば、橋名の書体がちょっと安っぽい感じがすることでしょうか。ともかく、古い鋼橋の延命がなされてよかった!
十間橋をくぐった後は、いうまでもなく恒例の一枚を。雲が多くなって、バックが白っぽくなってしまったのが残念ですが、変わらず素敵な川景色ではあります。
【撮影地点のMapion地図】
(28年11月20日撮影)
(『11月20日の川景色…9』につづく)

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●屈曲区間に入ると、雰囲気の変わりようは結構なものでした。テラスの幅が取れないせいか、例の「北十間川式」に花壇をあつらえたものでなく、平滑な法面ということも手伝って、文字どおり左右で明暗を分けたような光景。
これが直線区間であったなら、これほど印象深くはなかったでしょう。目の高さの視界がほぼ護岸のみになる、カーブならではのインパクトではあります。

●ここで、一枚目の写真とほぼ同位置(正確には、少し西へ進んだ場所ですが)で撮った、25年5月12日の写真(前後のスナップは『5月12日の川景色』参照)を。ああ、錆色の鋼矢板には、青空と強い陽射しが似合うなあ‥‥。
こうして見くらべてみると、北岸だけとはいえ、テラス化の効果をまざまざと感じさせるものがあります。ともあれ、この錆色の屈曲水路も、過去のものとなったわけでした。

この時点ではまだ、供用されていないと思いましたが、見たかぎりでは路面もすっかり掃き清められ、いつお散歩の人が現れてもおかしくない雰囲気です。


個人的な欲をいえば、橋名の書体がちょっと安っぽい感じがすることでしょうか。ともかく、古い鋼橋の延命がなされてよかった!
十間橋をくぐった後は、いうまでもなく恒例の一枚を。雲が多くなって、バックが白っぽくなってしまったのが残念ですが、変わらず素敵な川景色ではあります。
【撮影地点のMapion地図】
(28年11月20日撮影)
(『11月20日の川景色…9』につづく)

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2月10日の中川下流部…7
(『2月10日の中川下流部…6』のつづき)

●こちら側からはお久しぶりの中川水門。あっ、この角度から見ると、スカイツリーとツーショットになるんですね。もっとも手前に、清掃工場の煙突がかぶさってしまいますが。
この日は朔の大潮、干潮に向かう時間帯とあって、この距離からでもわかるほど、さざ波を立てて水が流れ込んできています。中川水門名物といってよいでしょう(過去ログ『中川水門の水位差』参照)。
●そして中川・綾瀬川の合流点といえば、マルーンにスカイブルーのツートンカラーが美しい、上平井水門。
太陽にほぼ正対し、光量過多気味ではありますが、かつしかハープ橋を背に輝く4径間の扉体を眺められて、もうゴキゲン。先週のタイトルにも掲げましたが、仰いでよし、遠くから愛でてよしの格好よさ、こちらも久しぶりに堪能させていただきました。
●合流点から、すでに綾瀬川へ進入していますが、ご容赦ください。綾瀬川の最下流部、ハープ橋の下にある繋留施設にもやうのは、通船タイプの艇「かわかぜ」。
最近塗り替えたのでしょうか、汚れも見えずキレイな船体で、よく整備されているようです。以前は「かわかぜ」の上流側に、超小型浮きドック(過去ログ『初めての綾瀬川…1』参照)がいたっけなあ。

●ハープ橋をのぞけば、これが綾瀬川の第一橋になるのでしょう。山吹色、と呼びたくなるあたたかみのある塗装が素敵な、東四ツ木避難橋。
このあたりの橋は、水平に架かっていないものがいくつかあるので、カメラのズームで生じるゆがみとあいまって、平衡感覚がおかしくなりそうな仕上がりになってしまうのが、何ともはやではあります。
【撮影地点のMapion地図】
(25年2月10日撮影)
(『2月10日の綾瀬川下流部…1』につづく)

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この日は朔の大潮、干潮に向かう時間帯とあって、この距離からでもわかるほど、さざ波を立てて水が流れ込んできています。中川水門名物といってよいでしょう(過去ログ『中川水門の水位差』参照)。

太陽にほぼ正対し、光量過多気味ではありますが、かつしかハープ橋を背に輝く4径間の扉体を眺められて、もうゴキゲン。先週のタイトルにも掲げましたが、仰いでよし、遠くから愛でてよしの格好よさ、こちらも久しぶりに堪能させていただきました。

最近塗り替えたのでしょうか、汚れも見えずキレイな船体で、よく整備されているようです。以前は「かわかぜ」の上流側に、超小型浮きドック(過去ログ『初めての綾瀬川…1』参照)がいたっけなあ。

●ハープ橋をのぞけば、これが綾瀬川の第一橋になるのでしょう。山吹色、と呼びたくなるあたたかみのある塗装が素敵な、東四ツ木避難橋。
このあたりの橋は、水平に架かっていないものがいくつかあるので、カメラのズームで生じるゆがみとあいまって、平衡感覚がおかしくなりそうな仕上がりになってしまうのが、何ともはやではあります。
【撮影地点のMapion地図】
(25年2月10日撮影)
(『2月10日の綾瀬川下流部…1』につづく)

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2月10日の中川下流部…6
(『2月10日の中川下流部…5』のつづき)
●首都高小松川線をくぐって、すぐ上流の東側に台船が2隻、うち1隻はクレーンがついています。高水敷にテラスを造っているようですね。
ここ中川下流部でも、特に東岸ではテラスがぐんぐん延伸されているようで、以前とはだいぶ様子が変わってきました。
●そのまたすぐ上流、桟橋に2隻の艇がもやい、柵には何やら色とりどりの幟が数本。よく見てみたら、幟はすべてボートメーカーのロゴが入っていますね。
桟橋も柵も、仮設のものでない造りに見えますから、この近くにある代理店の桟橋でしょうか。荒川と平行する区間には、ほとんど繋留艇が見られないので、つい目を引かれました。

●京葉道路の新小松川橋は、上流側に平行する小松川橋とともに、桁の周りをすっかり足場で覆って、工事中のようです。銀色の覆いが陽光をキラキラ反射して、まぶしいくらい。
「航行注意 足場下A.P.+7.37」…いやもう、ご注意いただかなくても、余裕のあり過ぎる桁下高ですわ!
●小松川橋をくぐると、しばらく橋はありません。背割堤の向こうは荒川とあって、高架下からのぞけるのは、ほとんど青空ばかり。西側だけ切り取って眺めていると、首都高と連れだって無人の枯野をゆくがごとし…。
総武線のトラスが近づいてきたところで、橋脚の間にぽつりと、スカイツリーを股のぞき。無双の高さを誇る大鉄塔も、この角度から眺めると、ちょっとかわいらしい感じですね。

●総武線のトラスをくぐりつつ見上げて。天気がよいと、道床のない鉄道橋をくぐるのが楽しくなります。射しこむ陽射しが造る影と、すき間からのぞける青空とのコントラスト!
列車にゴオッとやられれば、首をすくめてしまいますが、それを補って余りあるカタチの面白さに、ぽかんと口を開けて見入ってしまうのです。
【撮影地点のMapion地図】
(25年2月10日撮影)
(『2月10日の中川下流部…7』につづく)

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ここ中川下流部でも、特に東岸ではテラスがぐんぐん延伸されているようで、以前とはだいぶ様子が変わってきました。

桟橋も柵も、仮設のものでない造りに見えますから、この近くにある代理店の桟橋でしょうか。荒川と平行する区間には、ほとんど繋留艇が見られないので、つい目を引かれました。

●京葉道路の新小松川橋は、上流側に平行する小松川橋とともに、桁の周りをすっかり足場で覆って、工事中のようです。銀色の覆いが陽光をキラキラ反射して、まぶしいくらい。
「航行注意 足場下A.P.+7.37」…いやもう、ご注意いただかなくても、余裕のあり過ぎる桁下高ですわ!

総武線のトラスが近づいてきたところで、橋脚の間にぽつりと、スカイツリーを股のぞき。無双の高さを誇る大鉄塔も、この角度から眺めると、ちょっとかわいらしい感じですね。

●総武線のトラスをくぐりつつ見上げて。天気がよいと、道床のない鉄道橋をくぐるのが楽しくなります。射しこむ陽射しが造る影と、すき間からのぞける青空とのコントラスト!
列車にゴオッとやられれば、首をすくめてしまいますが、それを補って余りあるカタチの面白さに、ぽかんと口を開けて見入ってしまうのです。
【撮影地点のMapion地図】
(25年2月10日撮影)
(『2月10日の中川下流部…7』につづく)

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