魅惑と謎の相楽発電所閘門!
(『木曽三川公園展望タワーにて』のつづき)
●11月19日は四日市に泊まり、翌20日は関西本線大河原駅近くにある、木津川の相楽発電所閘門を訪ねました。
当時、台風21号の被害を受けた関西本線は、亀山~柘植間が不通。バスによる代行輸送はあったものの、後続列車に接続しておらず、頼みの列車も1時間に1本。たどりつくのに手間がかかりましたが、この閘門を自らの目で見たい一心で、万難を排して(大げさだな)おもむいたのであります。
通常なら、道々を含めおおむね時系列でお話するところですが、今回は閘門の観察にしぼって、1本の記事にまとめてみました。
【▼「続きを読む」をクリックしてご覧ください】

当時、台風21号の被害を受けた関西本線は、亀山~柘植間が不通。バスによる代行輸送はあったものの、後続列車に接続しておらず、頼みの列車も1時間に1本。たどりつくのに手間がかかりましたが、この閘門を自らの目で見たい一心で、万難を排して(大げさだな)おもむいたのであります。
通常なら、道々を含めおおむね時系列でお話するところですが、今回は閘門の観察にしぼって、1本の記事にまとめてみました。
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浪花濃厚水路…10
(『道頓堀川閘門…2』のつづき)
●西岸には、土運船やクレーン船の船溜が。どの船も、青い船体に山吹色のキャブと、なかなか洒落た塗装で佳い感じ。澪標のマークが書かれているところを見ると、大阪市の持ち船なのですね。
この間、5本の橋があったのですが、最終橋(いや、最上流だから第一橋ですね)の印象が強烈過ぎて、意識がすべて吸い寄せられてしまった気が…。コイツ(↓)が悪いんです!

●というわけで、木津川流頭部の橋、昭和橋を目前にしたときの印象を、一言で。
うわあ…。
永代橋をスケールダウンしたような、なかなか風格のあるタイドアーチで、普通なら「ああ、いい橋だなあ」で済んでしまうところですが、この桁下高の低さが、彼の立ち位置を微妙なモノにしている気が…。
言うまでもなく、最低橋バカとしては、大いに惹かれるものがあったわけであります!
いや~、さすが大阪! あなどれません!
●うはは、このギリギリ加減、背中に悪寒が走る素晴らしさ! (大阪の方、申しわけありません、喜んでいるのです!)
高欄に掲げられた、看板に突っ込みたくなりました。前方の船とか、基礎護岸が出っ張っていて浅いとか、ほかのことを注意する前に、まず自分の桁下の低さを注意しろと。
嬉しくてコーフンしているので、もうわけのわからないことが脳内を駆け巡ります。船長さんに「頭を下げて」とか、言われたと思うのですが、それすら覚えていません…。
●くぅ~(笑)
この低さ、タマランです…
皆さん仰向けになったり、体を傾けて難を避け、息詰まるすり抜けの一瞬。我々を含む最前列4人は、イスの前にしゃがみこんで、身を縮めていました。
●イヤ、後席のお母さん、子供そっちのけで桁下をナデナデしたくなる気持ち、痛いほどわかりますよ…。
この昭和橋、先ほども引用させていただいた、「歩いて大阪八百八橋」によれば、全長82.8m、昭和7年竣工とのこと。戦前の名橋の一つと言ってよいのでしょうが、最低橋趣味(ハイ、今考えました)の観点から見ますると、上位10橋に間違いなくランクインするであろう、マニアックな橋ということになります。イヤ、ご愁傷さまでした(笑)。
【撮影地点のMapion地図】
(21年9月12日撮影)
(『浪花濃厚水路…11』につづく)

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この間、5本の橋があったのですが、最終橋(いや、最上流だから第一橋ですね)の印象が強烈過ぎて、意識がすべて吸い寄せられてしまった気が…。コイツ(↓)が悪いんです!

●というわけで、木津川流頭部の橋、昭和橋を目前にしたときの印象を、一言で。
うわあ…。
永代橋をスケールダウンしたような、なかなか風格のあるタイドアーチで、普通なら「ああ、いい橋だなあ」で済んでしまうところですが、この桁下高の低さが、彼の立ち位置を微妙なモノにしている気が…。
言うまでもなく、最低橋バカとしては、大いに惹かれるものがあったわけであります!
いや~、さすが大阪! あなどれません!

高欄に掲げられた、看板に突っ込みたくなりました。前方の船とか、基礎護岸が出っ張っていて浅いとか、ほかのことを注意する前に、まず自分の桁下の低さを注意しろと。
嬉しくてコーフンしているので、もうわけのわからないことが脳内を駆け巡ります。船長さんに「頭を下げて」とか、言われたと思うのですが、それすら覚えていません…。

この低さ、タマランです…
皆さん仰向けになったり、体を傾けて難を避け、息詰まるすり抜けの一瞬。我々を含む最前列4人は、イスの前にしゃがみこんで、身を縮めていました。

この昭和橋、先ほども引用させていただいた、「歩いて大阪八百八橋」によれば、全長82.8m、昭和7年竣工とのこと。戦前の名橋の一つと言ってよいのでしょうが、最低橋趣味(ハイ、今考えました)の観点から見ますると、上位10橋に間違いなくランクインするであろう、マニアックな橋ということになります。イヤ、ご愁傷さまでした(笑)。
【撮影地点のMapion地図】
(21年9月12日撮影)
(『浪花濃厚水路…11』につづく)

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道頓堀川閘門…2
(『道頓堀川閘門…1』のつづき)

●今回も水位差はほとんどなく、マイタゲートが閉じるとほぼ同時に、ラジアルゲートが下がり始めました。東横堀川閘門と違うのは、径間が小さいせいか、両岸からの警告放水がささやかで、チョロチョロといった程度だったこと。
それでも、アームがゆっくりスイングして、扉体を水没させてゆくさまを眺めるのは、やはり興奮のひととき! 向こうは木津川との十字流、正面に見えてきた白いタイドアーチは、岩松橋です。
●扉体が下がりきると、計ったようなタイミングで、右手から清掃船が出現、タモ網でゴミ取り作業を始めました。
「水都大阪」と大書きした看板を掲げたこの艇、東京の同種の艇より小型で、コンソールも低めに造られています。やはり橋の桁下高を、考えてのことでしょう。
●強烈閘門・道頓堀川閘門を出て、木津川へ。左手に二段式ローラーゲートの制水門が見えます。
ナニワの高架下水路・東横堀川と、水路の都大路・道頓堀川にお別れ。思った以上に見どころ満載で、濃厚かつ濃縮されたひとときでした。リバーウォークが完成したら、また来てみたいですねえ。
●十字流を右へ、木津川を北上。両岸にはテラスが造られ、さっぱりと薄味の川景色。
あいかわらず雲は厚く、いつ降り出すかヒヤヒヤしながらの水路行ですが、今のところ何とか持ちこたえているのは、ありがたい限り。もう少しだけ、こらえてくだされ…。

●イチョウの葉をかたどった高欄が印象的な、千代崎橋。これも古そうな鋼桁橋ですね。だいぶ低いな、とほくそ笑んでいたら、すかさず船長さんより「低いですから気をつけて、頭を下げてください!」と声がかかり、乗客一同、思い思いにのけぞったり、イスから外れてしゃがみこんだり。
「アクアmini」にとっては、充分低いとはいえ、我が愛しの最低橋・茂森橋が見せる、息が詰まるような余裕のなさにくらべれば、足元にも及ぶまい…と、鼻息荒くタカをくくる船頭。
この後、その思い上がりは見事に打ち砕かれ、ナニワの水路文化の奥深さを、イヤと言うほど思い知らされることになるとは、誰が予想しえたでありましょうや! (こればっかり)
【撮影地点のMapion地図】
(21年9月12日撮影)
(『浪花濃厚水路…10』につづく)

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●今回も水位差はほとんどなく、マイタゲートが閉じるとほぼ同時に、ラジアルゲートが下がり始めました。東横堀川閘門と違うのは、径間が小さいせいか、両岸からの警告放水がささやかで、チョロチョロといった程度だったこと。
それでも、アームがゆっくりスイングして、扉体を水没させてゆくさまを眺めるのは、やはり興奮のひととき! 向こうは木津川との十字流、正面に見えてきた白いタイドアーチは、岩松橋です。

「水都大阪」と大書きした看板を掲げたこの艇、東京の同種の艇より小型で、コンソールも低めに造られています。やはり橋の桁下高を、考えてのことでしょう。

ナニワの高架下水路・東横堀川と、水路の都大路・道頓堀川にお別れ。思った以上に見どころ満載で、濃厚かつ濃縮されたひとときでした。リバーウォークが完成したら、また来てみたいですねえ。

あいかわらず雲は厚く、いつ降り出すかヒヤヒヤしながらの水路行ですが、今のところ何とか持ちこたえているのは、ありがたい限り。もう少しだけ、こらえてくだされ…。

●イチョウの葉をかたどった高欄が印象的な、千代崎橋。これも古そうな鋼桁橋ですね。だいぶ低いな、とほくそ笑んでいたら、すかさず船長さんより「低いですから気をつけて、頭を下げてください!」と声がかかり、乗客一同、思い思いにのけぞったり、イスから外れてしゃがみこんだり。
「アクアmini」にとっては、充分低いとはいえ、我が愛しの最低橋・茂森橋が見せる、息が詰まるような余裕のなさにくらべれば、足元にも及ぶまい…と、鼻息荒くタカをくくる船頭。
この後、その思い上がりは見事に打ち砕かれ、ナニワの水路文化の奥深さを、イヤと言うほど思い知らされることになるとは、誰が予想しえたでありましょうや! (こればっかり)
【撮影地点のMapion地図】
(21年9月12日撮影)
(『浪花濃厚水路…10』につづく)

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