3月23日の水路風景…6

(『3月23日の水路風景…5』のつづき)

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149037.jpg晴海埠頭を回って朝潮運河に入ると、右手にもやっていたのがご覧の「みかわ」。窓からカーテンやカバー付きの椅子がのぞく甲板室、全体の造作からして通船らしいですが、カタマランというのが珍しいですね。

そしておなじみ、臨港消防署前に並んだ「みやこどり」ほかの消防艇群。なぜかここを通るときは、いつも光線の具合がよろしくない時間帯で、紅鮮やかな船体も、黒っぽく沈みがちです。

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149039.jpgいやしかし、こうして眺めてみると、朝潮水門が本当に小さく見えるようになったなあ‥‥。上空こそ抜けているものの、両岸から真新しい巨大マンションにはさまれて、肩身狭くちぢこまっているようです。隣接して橋も架けられたので、高さ制限のないスイングゲートである意味は、残念ながらなくなってしまいました。

右径間に近づいたら、警備員のお嬢さんが出てきて、旗を振って誘導してくれました。手を振ってお礼をいうと、素敵な笑顔でにっこり。

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環状2号線の橋も、三つの桁が全て架設されたので、ここで「初・橋の裏側」を一枚。真新しいコンクリートの肌を仰ぎつつ、さらに直進してみましょう。
撮影地点のMapion地図

(26年3月23日撮影)

(『3月23日の水路風景…7』につづく)

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タグ : 朝潮運河 朝潮水門 消防艇 橋の裏側

7月28日の川景色…4

(『7月28日の川景色…3』のつづき)

129016.jpgゆるゆると隅田川を下り、築地市場の前まで来たところで、左折し浜前水門をくぐりました。朝潮運河に建設中の、環状2号線の橋がどのくらい進捗したのか(『環状2号線の架橋工事…1』参照)、気になったからです。

しかし、周囲に巨大マンションが立ち並んだせいか、もともとこじんまりとした雰囲気の浜前水門が、さらに縮んで見えるなあ…。


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新月島川を抜けてみると、果たして、中央径間の桁の半分、上り線部分が架橋済みでした。

足場で覆われているせいもありましょうが、思ったより桁下高が低いですね。朝潮水門の運転室、電光掲示板ともに、ほとんど桁で隠されてしまっています。右端、橋脚には2灯式信号が設けられています。工事が進むにつれて、水門の設備は順次、橋の北側に移されるのでしょう。

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あっ、左側の径間、角落しで閉鎖されていますね。いよいよこちらも、扉体の更新工事でしょうか?

海側は天端一杯まで角落しを積み上げるのですが、こちらは満潮面より少し上のレベルで留められているので、色あせた扉体がよく見えます。

129019.jpg水門を出たところで振り返って。やはり橋桁が架かると、海側から見た印象も以前とだいぶ異なりますね。

扉体の更新工事が終わったころには、残りの1径間も橋の架設が成っていることでしょう。





129020.jpg朝潮運河を出た後は、芝浦運河地帯も見てみたくなりました。港内を横断し、古川河口・竹芝運河から進入。

浜崎橋も、塗り替えでもしているのか、桁下に足場とネットが張り出して、高欄には「↓航路有効幅員11.0m↓」の横断幕が掲げられていました。
撮影地点のMapion地図

(25年7月28日撮影)

(『7月28日の川景色…5』につづく)

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タグ : 新月島川 朝潮運河 竹芝運河 浜前水門 朝潮水門

環状2号線の架橋工事…2

(『環状2号線の架橋工事…1』のつづき)

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架設機の桁を、真下から見上げたところ。どうやら桁は、レールの上を左右(流路方向)に動けるような造りになっているようですね。巨大な天井クレーンを、橋の上空に仮設したようなものでしょう。

120012.jpg架設機の裏側というのも、なかなか見られないものではありますが、むしろ、近い将来に失われる眺めの方が気になりだしました。朝潮水門をこの角度から見られるのも、あとわずかなのですから。

特に右写真の電光掲示板、橋が完成したら、桁にすっかり隠れてしまうでしょう。そうなれば、桁の側面に移設されるとは思いますが、水門にとっては、だいぶきゅうくつになってしまうでしょうね。

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橋脚と水門の間は、ご覧のとおりこれっぽっちの空間しかなく、もはやすき間といった感じ。カヤックやミニボートの皆さんには、すり抜ける楽しみが増えるかもしれません。

120014.jpg逆光で見づらく撮れてしましたが、右写真はリニューアル成った扉体。前回は、ちょうど前後に角落としをはめて、修繕の最中でしたっけ。朱色の塗装が美しく輝くばかりか、木製フェンダーもすべて新しいものと交換されて、匂い立つよう。

…アレ? 扉体の構造、以前のそれとがらりと変わっている…。もしかして、修繕したのでなく、新しいものと取り替えたのかな?

120015.jpg橋の架設に合わせてか、扉体も新しくなったようで、訪ねてよかったとにっこり。数少ないスイングゲートですから、これからも元気に頑張ってほしいものです。

すでに架設機が上空を制してはいるものの、水門の径間からのぞく風景にはまだ、結構な視界がありました。次に訪ねるときには、この角度からの眺めも、ずいぶん印象が違うものになっているでしょうね。
撮影地点のMapion地図

(25年5月4日撮影)

(『新「みやこどり」就役』につづく)

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タグ : 朝潮運河 朝潮水門

環状2号線の架橋工事…1

(『臨検ではじまる水路行!』のつづき)

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120007.jpg豊洲運河を出て、豊洲貯木場跡の前を過ぎ、佃水門から朝潮運河へ入ります。朝潮水門近くの、環状2号線の橋はどのくらい工事が進んだのか、通りがてら眺めてゆきましょう。

水門の右径間から朝潮大橋をのぞくと、桁側面にある橋名表記が、ちょうど真ん中に来るのですが…。
平仮名で「あさしおおおはし」と書いてあるのを見ると、「おおお」の部分が可笑しくて、妙に目を引かれてしまいます。

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120009.jpg現場が近づいてきたところで、前回(『環状第2号線の橋脚工事…1』参照)とは一変した様相に、目を見張る思いがしました。クレーン船で一括架設か、という想像は見事に裏切られ、JRの東北縦貫線工事と似たような、架設機で橋を架けているのですね。

まあ、前後に橋があることも考えると、クレーン船でというのは無理があったようです。右径間はすでに桁を設置済みで、右の橋詰を見ると、小型の橋脚や取り付け道路らしきものも。歩道部分のものでしょうか。

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すでにタイトルでもご覧に入れましたが、中央径間上空に伸びる架設機を見上げて。

これだけの桁が、右手のみの片持ちで、左手にはどこも支えるところがなく、いわば宙ぶらりんの状態で止まっているというのは、理屈ではわかっていても実に落ち着かず、眺めていて下腹がむずむずするような感じ。しなり具合といい、どこか釣り竿を連想させるものがありました。
撮影地点のMapion地図

(25年5月4日撮影)

(『環状2号線の架橋工事…2』につづく)

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タグ : 朝潮運河 佃水門 朝潮水門

環状第2号線の橋脚工事…2

(『環状第2号線の橋脚工事…1』のつづき)

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110022.jpg目を左に転じれば、こちらは凸形の橋脚。中央部の道路は高架として勝どき地区をそのまま渡り、建設中の隅田川の新橋梁に直結、左右の道路はランプとして造られるのでしょうね。

天を突くタワーマンションをバックにした、白く輝く真新しい橋脚…。これが朝潮水門のかたわらとは、数年前ならとても信じられなかった風景です。こうして水上から眺めている限りでも、臨海部の変化のスピードには驚くばかりで、漫画に描かれた未来の世界に来たような気持ちに襲われます。

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朝潮水門を裏側から眺めて。右側、角落としの向こうに、補修中の扉体が顔をのぞかせていました。しかし、直前の朝潮小橋に続き、後ろにも橋が通ってしまうとなると、上空高無制限のスイングゲートを備えている意味が、ますます薄くなってしまうなあ…。

朝潮水門も、先ほど通った東雲水門のセクターゲートも同様、もともと水門の内水側に、本船やマスト高のある船が荷役をする設備があったため、わざわざ高さに制限のないゲートを採用した経緯があります。

その荷役設備も今はないとなれば、橋が架かるのも致し方ないことではありますが、せっかくのゲートが意味をなさなくなってゆくさまを見ていると、少々複雑な心境ではあります。

110024.jpgついでといっては何ですが、同じ環状第2号線となる、隅田川の新しい橋の建設の様子も一枚づつ。

こちらは築地市場側で、鋼材を組んだ巨大な足場が市場前から浜離宮の東端あたりまで広がり、台船を含むクレーンがいくつも首をもたげて、物々しい雰囲気。市場の岸壁を利用する鮮魚運搬船にとっては、気になる存在ではあるでしょうね。



110025.jpg対岸、勝どき側の足場。大好きだった「超弩級舟屋」、臨港消防署(過去ログ『河口点描』ほか参照)の庁舎があったここも、すっかり工事現場となってしまいました。完成予想図によれば、ここにはタイドアーチが架かるようですね。

隅田川の新たな第一橋、「東京の水路の門」とくれば、相応の威容が求められるでしょうから、どんな橋が架かるのか、完成が楽しみではあります。

あっ、そういえば、市場につける鮮魚運搬船、橋が架かったら入れなくなるのかも…。春海運河しかり、朝潮運河しかり、今まで臨海部と思っていた部分がどんどん内水化して、本船の船影が遠ざかってゆくのは、いずこも避けられないようであります。
撮影地点のMapion地図

(24年12月2日撮影)

(『12月2日のフネブネ』につづく)

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タグ : 朝潮水門 朝潮運河 隅田川 隅田川橋梁