早起き近場散歩…8
(『早起き近場散歩…7』のつづき)
●新月島川から朝潮運河へ出て左折、いま1本の月島川へ入り、朝の船溜風景を眺めてゆくことに。
写真右奥に見えますが、桟橋にもやう「エスエスSerenade」上で、ご存じZen船長が出港準備中でした。ご挨拶すると、お忙しい中手を休めてくださり、しばし歓談。ありがとうございました!
●残念なことにうまく撮れませんでしたが、月島川北部に見られる階段状護岸には、鴨さんたちが翼を休めていました。
オナガガモの姿が見られ、いよいよ冬鳥たちの季節が到来したことを実感。この日見て回った範囲ではまだぽつり、ぽつりと少数でしたが、来月になればぐっと数を増すことでしょう。

●月島川水門と正対して一枚。まあ、どこを切り取っても光に満ちあふれた感じで、水門ときたら扉体や筋交いが陽光をギラギラと反射してまぶしく、正視がつらいほどでした。

●水門の直下から、北側、隅田川畔のテラスに架けられた人道橋「月島川水門テラス連絡橋」(こちら参照)を仰いで。
この視点で切り取ると、長らく橋がなかった場所だけに、すごく新鮮な眺め。勝鬨橋を間近に望めるここへ、橋が架かっているだけで何か新しい時代が来たというか、そんな感覚になってしまうあたり。トシなんでしょうなあ‥‥。

●豊洲運河南下、長らく足場がかかっていた朝凪橋が片付いていたので、くぐりざまふと桁を見上げると‥‥こ、これ‥‥あしゅら男爵か!
桁の中央から、きっちり右側だけ塗りなおされていて、その律義ともいえるマスキングの妙に驚きつつも、笑いが込み上げてきたものでした。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年11月14日撮影)
(『早起き近場散歩…9』につづく)

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写真右奥に見えますが、桟橋にもやう「エスエスSerenade」上で、ご存じZen船長が出港準備中でした。ご挨拶すると、お忙しい中手を休めてくださり、しばし歓談。ありがとうございました!

オナガガモの姿が見られ、いよいよ冬鳥たちの季節が到来したことを実感。この日見て回った範囲ではまだぽつり、ぽつりと少数でしたが、来月になればぐっと数を増すことでしょう。

●月島川水門と正対して一枚。まあ、どこを切り取っても光に満ちあふれた感じで、水門ときたら扉体や筋交いが陽光をギラギラと反射してまぶしく、正視がつらいほどでした。

●水門の直下から、北側、隅田川畔のテラスに架けられた人道橋「月島川水門テラス連絡橋」(こちら参照)を仰いで。
この視点で切り取ると、長らく橋がなかった場所だけに、すごく新鮮な眺め。勝鬨橋を間近に望めるここへ、橋が架かっているだけで何か新しい時代が来たというか、そんな感覚になってしまうあたり。トシなんでしょうなあ‥‥。

●豊洲運河南下、長らく足場がかかっていた朝凪橋が片付いていたので、くぐりざまふと桁を見上げると‥‥こ、これ‥‥あしゅら男爵か!
桁の中央から、きっちり右側だけ塗りなおされていて、その律義ともいえるマスキングの妙に驚きつつも、笑いが込み上げてきたものでした。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年11月14日撮影)
(『早起き近場散歩…9』につづく)

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曇り空のフネブネめぐり…7
(『有明南運河は健在なり』のつづき)
●少し西へ移動し、「レース・フォー・ウォーター」が橋脚の間に見えたあたりで、ふたたびくぐって戻ることにしました。
西へいくほど桁下高が低くなっているので、潮位の高い日など、すり抜けも楽しめそう‥‥などと、よこしまな気持ちも当然湧き上がってくるわけであります。

●隅田川から月島川へ入りました。月島川水門の前に新しく架かった橋、桁下はもちろん扉体より高い位置にあるのですが、水門をくぐってから振り返ると、航路を扼するようにぐっと低く見えて、しかも思ったよりかさのある印象。
こうして何か構造物が追加されるたび、意外なところに新しい景観が生まれて、角度によってはあっ、と気づかされる面白さがありますよね。

●月島川は船溜の水路でもあり、通るたびに業務船の船影が楽しめます。まず目についたのは曳船「一号千羽丸」。ブルーの船体色はまだ鮮やか、タイヤのフェンダーも黒々ときれいで、新調されて間がないようですね。直線で構成された甲板室の造作もモダンで、古典的な曳船スタイルとはまた違った魅力にあふれています。
●そして月島川といえば、月島橋北詰にある船宿さんの、旧海軍内火艇のなれの果てらしき桟橋。今回も屋形がもやっており、ほんの一部、トランサムをかいま見ただけでしたが。
平成26年12月の写真とくらべてみると、だいぶ褪色が進み、水線付近も汚れてきたようです。外野としては、少しでも長く生きながらえてくれることを祈るばかりです‥‥。

●朝潮運河に出て左折、朝潮橋近くの曳船溜も、美しく整備されたさまざまな曳船たちが整然ともやう、楽しいところです。
今回注目したのは、「第十六東庄丸」。何度も出会っていると思うのですが、船尾方向から見てようやく気づきビックリ、カタマランだったんですね! 二つの船体も幅があり、いかにもどっしりと重心の低い、頼もしさあふれる後姿。押船として活躍しているところを見てみたいものです。
(令和2年9月21日撮影)
(『曇り空のフネブネめぐり…8』につづく)

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西へいくほど桁下高が低くなっているので、潮位の高い日など、すり抜けも楽しめそう‥‥などと、よこしまな気持ちも当然湧き上がってくるわけであります。

●隅田川から月島川へ入りました。月島川水門の前に新しく架かった橋、桁下はもちろん扉体より高い位置にあるのですが、水門をくぐってから振り返ると、航路を扼するようにぐっと低く見えて、しかも思ったよりかさのある印象。
こうして何か構造物が追加されるたび、意外なところに新しい景観が生まれて、角度によってはあっ、と気づかされる面白さがありますよね。

●月島川は船溜の水路でもあり、通るたびに業務船の船影が楽しめます。まず目についたのは曳船「一号千羽丸」。ブルーの船体色はまだ鮮やか、タイヤのフェンダーも黒々ときれいで、新調されて間がないようですね。直線で構成された甲板室の造作もモダンで、古典的な曳船スタイルとはまた違った魅力にあふれています。

平成26年12月の写真とくらべてみると、だいぶ褪色が進み、水線付近も汚れてきたようです。外野としては、少しでも長く生きながらえてくれることを祈るばかりです‥‥。

●朝潮運河に出て左折、朝潮橋近くの曳船溜も、美しく整備されたさまざまな曳船たちが整然ともやう、楽しいところです。
今回注目したのは、「第十六東庄丸」。何度も出会っていると思うのですが、船尾方向から見てようやく気づきビックリ、カタマランだったんですね! 二つの船体も幅があり、いかにもどっしりと重心の低い、頼もしさあふれる後姿。押船として活躍しているところを見てみたいものです。
(令和2年9月21日撮影)
(『曇り空のフネブネめぐり…8』につづく)

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7月12日の運河風景…5
(『「東京みなと丸」拝見!』のつづき)

●浜離宮の北東角を左折し、築地川の軸線に入ったところで、まあ、ガックリきました。フェンスで閉塞されている‥‥。
水面は見たところ奥まで平穏そのもので、特に大きい工事もしていないようなのに、これはどういうことでしょう。近々工事が始まるのでしょうか。南門橋との再度の逢瀬は、これでかなわなくなってしまいました。

●遠くで長声2発が聞こえたので、水上バスの進入を察して急いでフェンス前を離れ、邪魔にならないよう築地川水門の右側へ。間もなく、「リバータウン」が姿を現わしました。
この角度から進入シーンを眺めると、幅に余裕がないこともあってか、ズルズル‥‥と這い出てくる感じがして、ちょっと面白いものですね。
●浜離宮を離れてから隅田川を遡上し、月島川水門の前に新しく架かった人道橋を拝見。
桁下高を確保するためとはいえ、前後の取り付け道路が実に長大で、テラスを圧迫しているのが目立ちますね。表面は周りと揃えた石板張り風で、落ち着いた雰囲気に仕上がっていましたが。

●ほぼ正面から。太鼓に反った橋というのは、シンプルな鋼桁橋でも見た目が柔らかい感じでよいものです。
水門への見通しが桁で少し悪くなったとはいえ、信号を橋の側面にも設けるとは。巻上機室、扉体前、そして橋にと3つも。賑やかなことになりましたね。
●桁の右側に銘板らしいものが見えたので、流速で流されるのをだましながら近づいて、何とか撮れたのがこれ。ボケてしまいましたが、かろうじて判読はできます。
正式名称は「月島川水門テラス連絡橋」、製作は矢田工業とのこと。もう供用されたでしょうか。川面と水門が堪能できるスポット、ぜひ一度お散歩に訪れてみたいものですね。
【撮影地点のMapion地図】
(令和2年7月12日撮影)
(『7月12日の運河風景…6』につづく)

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●浜離宮の北東角を左折し、築地川の軸線に入ったところで、まあ、ガックリきました。フェンスで閉塞されている‥‥。
水面は見たところ奥まで平穏そのもので、特に大きい工事もしていないようなのに、これはどういうことでしょう。近々工事が始まるのでしょうか。南門橋との再度の逢瀬は、これでかなわなくなってしまいました。

●遠くで長声2発が聞こえたので、水上バスの進入を察して急いでフェンス前を離れ、邪魔にならないよう築地川水門の右側へ。間もなく、「リバータウン」が姿を現わしました。
この角度から進入シーンを眺めると、幅に余裕がないこともあってか、ズルズル‥‥と這い出てくる感じがして、ちょっと面白いものですね。

桁下高を確保するためとはいえ、前後の取り付け道路が実に長大で、テラスを圧迫しているのが目立ちますね。表面は周りと揃えた石板張り風で、落ち着いた雰囲気に仕上がっていましたが。

●ほぼ正面から。太鼓に反った橋というのは、シンプルな鋼桁橋でも見た目が柔らかい感じでよいものです。
水門への見通しが桁で少し悪くなったとはいえ、信号を橋の側面にも設けるとは。巻上機室、扉体前、そして橋にと3つも。賑やかなことになりましたね。

正式名称は「月島川水門テラス連絡橋」、製作は矢田工業とのこと。もう供用されたでしょうか。川面と水門が堪能できるスポット、ぜひ一度お散歩に訪れてみたいものですね。
【撮影地点のMapion地図】
(令和2年7月12日撮影)
(『7月12日の運河風景…6』につづく)

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3月15日の月島川
(『3月15日の朝潮運河』のつづき)
●心地よい“船いきれ”を感じながら、ゆるゆると微速航行。旧海軍内火艇のなれの果て(右の屋形の間にチラッと見える青いの)の桟橋で知られる、月島橋をくぐろうとしたら、橋上に立つ男性から声をかけられました。
びっくりして顔を上げると、何とZEN船長! これからご出勤でしょうか、しばらく言葉を交わしましたが、観光船はコロナ禍もあって大変厳しいとのこと。
何分少し前に、屋形のお客さんから感染者が出てしまったこともあるのでしょう。お声がけいただき、ありがとうございました。どうかお身体に気を付けてご安航を‥‥。

●ZEN船長とお別れして、ふたたび船溜を眺めながら歩かせるひととき。この区間は、階段状の護岸が早くから整備されていたので、水辺を求めて散策する人が少なくありません。
このときも、釣りをする親子、護岸に座ってのんびりする人と、結構な人出。桜並木は、残念ながらこちらも開花なしでしたが。

●西仲橋を見上げて。桁側面に施されたコルゲート状の装飾、抑えた感じながら鋼製構造物らしい滋味がよく出て、まだ真新しい塗装の肌もあいまって、素敵ですね。
西仲橋、「西仲橋の架け替え」、「12月2日の川景色…1」と、改架工事中の様子を観察した写真があります、ご参考まで。

●改装後の月島川水門は、すでに何度か触れていますが、巻上機室周りのデザインが変更されたことにより、かつてはしっくり来ていた独特の楕円断面の堰柱がスポイルされてしまい、少々惜しいところではあります。
左の堰柱には銘板も埋め込まれていたのですが、電光掲示板を設けた関係か、撤去されてしまったようですね。「12月2日の川景色…1」の写真と、くらべてみてください。
●水門をくぐって隅田川へ出てみると、テラスが工事中でした。タイルを張ったテラス上に立つ構造物は、人道橋の橋脚だそう。
大島川水門の前にも同じものが造られていましたよね。橋が架かると、水門が正面から拝めなくなってしまうので、写真をものしたい方は、お早めにされた方がいいかもしれません。
【撮影地点のMapion地図】
(令和2年3月15日撮影)
(『3月15日の新月島川』につづく)

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びっくりして顔を上げると、何とZEN船長! これからご出勤でしょうか、しばらく言葉を交わしましたが、観光船はコロナ禍もあって大変厳しいとのこと。
何分少し前に、屋形のお客さんから感染者が出てしまったこともあるのでしょう。お声がけいただき、ありがとうございました。どうかお身体に気を付けてご安航を‥‥。

●ZEN船長とお別れして、ふたたび船溜を眺めながら歩かせるひととき。この区間は、階段状の護岸が早くから整備されていたので、水辺を求めて散策する人が少なくありません。
このときも、釣りをする親子、護岸に座ってのんびりする人と、結構な人出。桜並木は、残念ながらこちらも開花なしでしたが。

●西仲橋を見上げて。桁側面に施されたコルゲート状の装飾、抑えた感じながら鋼製構造物らしい滋味がよく出て、まだ真新しい塗装の肌もあいまって、素敵ですね。
西仲橋、「西仲橋の架け替え」、「12月2日の川景色…1」と、改架工事中の様子を観察した写真があります、ご参考まで。

●改装後の月島川水門は、すでに何度か触れていますが、巻上機室周りのデザインが変更されたことにより、かつてはしっくり来ていた独特の楕円断面の堰柱がスポイルされてしまい、少々惜しいところではあります。
左の堰柱には銘板も埋め込まれていたのですが、電光掲示板を設けた関係か、撤去されてしまったようですね。「12月2日の川景色…1」の写真と、くらべてみてください。

大島川水門の前にも同じものが造られていましたよね。橋が架かると、水門が正面から拝めなくなってしまうので、写真をものしたい方は、お早めにされた方がいいかもしれません。
【撮影地点のMapion地図】
(令和2年3月15日撮影)
(『3月15日の新月島川』につづく)

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2月10日の水路風景…5
(『2月10日の水路風景…4』のつづき)

●隅田川を横断して、月島川に入ろうと月島川水門をくぐって。
改修前は巻上機室、堰柱とも丸みを帯びたデザインで揃えられ、優しげな印象でしたが、今はご覧のとおり補強の筋交が目立ち、巻上機室も角ばったものが載り、一変していかついイメージに。
●以前から気になっていた船、「鶴吉丸」。通船‥‥と呼んでよいのでしょうか。
船体は一本ミヨシの和船タイプながら、甲板室、操舵室、船尾のベンチと後付け感がありありとうかがえ、さらに船体はバルジ様の増幅を図ったように見えますね。装載艇? も伏せられていて、「全部載せ」といった賑やかさです。

●「鶴吉丸」の少し先、角材を組んだ桟橋状では、赤い頭のホシハジロ君たちがお出迎え。
平たくツブれてくつろいでいる可愛らしい姿、手前の数羽が一様にこちらを向いて座っていて、どこか審査員のようで微笑ましいものがありました。前を通るフネブネの品評会をしているのでしょうか、よい評価をいただけるように、スロットルを一杯にしぼって、行儀よく通りましょう。
●朝潮運河に出てから右へ折れれば、おなじみ臨港消防署。新造船「おおえど」をはじめ、庁舎前にもやう消防船艇の船体色は、いつ見ても鮮やかできれいですね。
オリンピックに備えて急ピッチでビルの建設が進み、晴海埠頭は今や工事たけなわ。臨港署もしばらく落ち着かない日々が続きそうです。

●最後は墨田川造船前を訪ね、艤装中の巡視艇「うみぎり」の進捗を眺めてゆくことに。
12月30日に見てから1ヶ月と11日余り、外見はほとんど変化がないように感じられましたが、きっと内部の工作をされているのだろうと、勝手に解釈。ウォータージェットのノズル周りがこんな間近で見られることは、艤装中を置いて他にないでしょうから、貴重な機会だと思い、接近して堪能させていただきました。
(31年2月10日撮影)
(この項おわり)

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●隅田川を横断して、月島川に入ろうと月島川水門をくぐって。
改修前は巻上機室、堰柱とも丸みを帯びたデザインで揃えられ、優しげな印象でしたが、今はご覧のとおり補強の筋交が目立ち、巻上機室も角ばったものが載り、一変していかついイメージに。

船体は一本ミヨシの和船タイプながら、甲板室、操舵室、船尾のベンチと後付け感がありありとうかがえ、さらに船体はバルジ様の増幅を図ったように見えますね。装載艇? も伏せられていて、「全部載せ」といった賑やかさです。

●「鶴吉丸」の少し先、角材を組んだ桟橋状では、赤い頭のホシハジロ君たちがお出迎え。
平たくツブれてくつろいでいる可愛らしい姿、手前の数羽が一様にこちらを向いて座っていて、どこか審査員のようで微笑ましいものがありました。前を通るフネブネの品評会をしているのでしょうか、よい評価をいただけるように、スロットルを一杯にしぼって、行儀よく通りましょう。

オリンピックに備えて急ピッチでビルの建設が進み、晴海埠頭は今や工事たけなわ。臨港署もしばらく落ち着かない日々が続きそうです。

●最後は墨田川造船前を訪ね、艤装中の巡視艇「うみぎり」の進捗を眺めてゆくことに。
12月30日に見てから1ヶ月と11日余り、外見はほとんど変化がないように感じられましたが、きっと内部の工作をされているのだろうと、勝手に解釈。ウォータージェットのノズル周りがこんな間近で見られることは、艤装中を置いて他にないでしょうから、貴重な機会だと思い、接近して堪能させていただきました。
(31年2月10日撮影)
(この項おわり)

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