珍物二題

昨年、道々に見かけたものから、落ち穂拾い的に二つほどご覧に入れます。

旧海軍内火艇の生き残り?
165024.jpgその筋ではすでに有名な、月島川で桟橋として生き残っている、旧海軍の内火艇(うちびてい、艦載の内燃機関付きボート)の船体。ウェブ上のレポートでは、「月島川・15メートル内火艇」(依代之譜 帝國陸海軍現存兵器一覧)あたりがはしりでしょうか。

先ほどツイッター検索(内火艇 月島)してみたら、お話がだいぶふくらんでおり、有名主力艦の装載艇説まで飛び出すなど、真偽のほどはさておき、相変わらず注目されているようですね。

さて、木っ端ブネ乗りとしても、水上から間近に眺めてみたいのはやまやまではあるものの、桟橋として今なお現役ともなれば‥‥。

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直近の結果もご覧のとおりで、ブルーに塗られた船尾のほんの一部がチラ見できる程度。残念ながら、屋形船船隊の出港時にはいまだ出くわせていません。見たところ、FRP被覆されているようですので、当分は桟橋として元気でいてくれるでしょうから、あせらず機会を待つこととしましょう。

念のため、船宿さんの所有ですので、くれぐれも勝手に立ち入ったりしないよう、また橋上では、通行の方の迷惑にならないよう、鑑賞の際はお気をつけて‥‥。

運河上を走るトロッコ?
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イグアナクレーンもほど近い、汐見運河の南岸はテラスの工事中で、重機を載せた台船がもやい、錆色の鋼管矢板が護岸沿いにずらりと打ち込まれています。何とはなしにそのさまを眺めていたら、矢板の上にこんなものが‥‥。

2本のI形鋼を組んだレールの上に載った、2軸のトロッコ。それだけなら「ふ~ん」で済んでしまうところ、右の一軸にスプロケットとチェーンがからんでいるのに気づいて、思わずスロットルを戻しました。これ、自走できるんだ!

165027.jpg見たところ、排水ポンプを載せているようでしたから、鋼管の中を一本一本、移動しながら排水して回るためのものなのでしょう。工程上、何の変哲もないといってしまえばそれまでなのですが‥‥。

このチープな車輌が、危なっかしい水面上の線路を、曲がりなりにも自力でごろごろと動いているシーンを想像しただけで、かつての土工用トロッコや、農業用モノレールのたぐいと近いテイストを感じて、惹かれてしまうのでした。こちらも休日だったせいで、運行中(?)の姿は拝めていません。

(26年12月21日撮影)

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タグ : 月島川 汐見運河

5月3日の橋の裏側

(『5月3日の亀島川…4』のつづき)

151041.jpg久しぶりに、「橋の裏側」だけでまとめてみました。過去に紹介した裏側もありますが、改めて。

右は新月島運河、浜前橋。考えてみると、ここまでフラットな裏側って、都内では少ないかも‥‥。


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タグ : 新月島運河 新月島川 亀島川 月島川 月島川水門 橋の裏側

12月2日の川景色…1

(『12月2日のフネブネ』のつづき)

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前後しますが、フネブネのお次は同日に眺めた気になる物件たちをいくつか。朝潮運河、新月島運河(新月島川)との丁字流近くに突き出しているのが、この「泉興産勝どき倉庫」の看板を掲げたクレーン。朝潮運河に唯一残った荷役設備であります。

とはいっても、看板やガーダーのはげちょろげ具合、岸壁上には不要の鋼材らしきものが無造作に横たわり、本来開口しているべき建屋の壁は、すき間なく塞がれているところをなど見ると、もう使われなくなってずいぶん経つのでしょう。朝潮水門のスイングゲートとともに、舟運の残り香を伝える数少ない物件となってしまいました。
撮影地点のMapion地図

110032.jpg西仲橋の架け替え」でも触れた、西仲橋の工事はどうかしらと、左に折れて月島川へ入ってみました。

以前は両岸から鋼矢板の囲みが張り出し、可航幅を極端に圧迫してすり抜け感が味わえましたが、それらは取り去られてご覧のようにすっきり。見通しがだいぶよくなりました。



110033.jpg水路中央を占有していた鴨さんたちが、我が艇の接近を嫌がっていっせいに散ってゆきました。ごめんね~。頭の茶色いのは、ホオハジロだったかな? (トリ好きなくせに詳しくないあたり)

そうそう、ここ月島川は、水路行でたびたび出会っているスマートなカタマラン、エスエスNANO1(『満漢全席小名木川…9』ほか参照)の定繋地でもあるのですが、通りがかったところで、嬉しいことにちょうどZEN船長がおられ、久々にご挨拶ができました。

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次第に薄雲がかかり始め、ときおり陽が陰るようになってきました。冬の薄日を浴びて、どこかさっぱりとした表情の月島川水門を一枚。

110035.jpgこの後、芝浦運河地帯にもちょっと寄ってみたのですが、その入口にある古川水門、例の「たい焼きが電気ショックでシビレている」(『芝浦運河点描…2』参照)絵柄を見上げて気づいたのが、ちょっとした汚れのパターン。

左右にある継手からの錆だれはともかく、イナズマ模様の谷になった角から下へ、白く水垢様の汚れが何本も見られますね。絵を描いて塗料の盛ってある分、表面にわずかな凹凸があるということが、実感できる汚れの付き方。これだけの面積がある扉体を、美しく維持してゆくのは大変なことですね。
撮影地点のMapion地図

(24年12月2日撮影)

(『12月2日の川景色…2』につづく)

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タグ : 朝潮運河 月島川 月島川水門 古川水門 水辺の鳥たち

西仲橋の架け替え

(『浜離宮の出船風景』のつづき)

95057.jpg臨港消防署跡のすぐ下流側に、コンクリートの肌も真新しい、3径間の樋門ができているのに気づいて、ちょっと寄り道。

背後の建屋に、都下水道局の名が掲げられ、工事件名は「第二溜池幹線及び勝どき幹線工事」だそう。下水関連の樋門のようですね。


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勝鬨橋に正対すると、むくむくと盛り上がった白い雲が青空に浮かぶ、絵に描いたような夏空が頭上に広がっていました。曇り空の後に見る清々しい青空は、また格別です。

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勝鬨橋をくぐったところで、西仲橋の工事の進み具合を見てみたくなり、月島川へ。さすが都大路に面した水門とあって、いつ見てもキレイに整備されていますね。

左手の堰柱基部が、蔦に覆われかけているということは、水門もいずれ蔦に浸食されてしまうのかも…と余計な妄想。まあ、草刈りは定期的に行われているのでしょうが。

95060.jpg水門をくぐった直後の眺め。ここから見ても、「4月1日の桜探しとフネブネ」で見たときより、当然ながらかなり進んでいるのがわかりました。

旧橋脚を囲んでいた鋼矢板の上には、頑丈そうな鋼材の足場が橋渡しされ、右橋詰には杭打機?が見られます。足場が組まれた分、可航幅は狭そうですが、大丈夫かしら。


95061.jpg錆色の洪水の中を、最微速で通過。水線部にフェンスがめぐらされている分狭く感じられ、桁下高も高くはないので、ちょっとしたすり抜け感があって、面白いものでした。

向こうに架けられた仮橋も人道橋のみで、クルマは当分通行できないようですね。
撮影地点のMapion地図


(24年6月3日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 隅田川 月島川 月島川水門

4月1日の桜探しとフネブネ

89001.jpg4月1日は、毎年恒例の桜探しに近場をうろうろしてきました。開花宣言はあったものの、まだ気温も低いとあってほとんど蕾でしたが、お天気には恵まれ、春めいた川面の空気とともに、フネブネの姿も楽しんできました。

ちょっと早めに出て、午前中のみで切り上げたせいか、出船入船で波騒ぐ前の川景色が味わえたのも新鮮で、例年と違った表情を垣間見た気がしたものです。早起きはしてみるものですね。

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