3月6日の水路風景…7
(『3月6日の水路風景…6』のつづき)

●芝浦運河北端を出て古川河口を右折、竹芝運河から港内に出ました。穏やかな水面には、ユリカモメほかトリさんの大群がぷかぷかと浮かび、日向ぼっこ中。
何分運河の出口とて、避けようがありません。「ごめんね~」とお詫びしながら、最微速で直進。いうまでもなくピーピー、ギャアギャアと鳴き声からしておかんむり。団欒の邪魔をしてごめんなさい。

●右手を見ると、日の出埠頭の水上バス乗り場に、まあみっちり。日和もいいせいでしょう、トリさんたちも気持ちがよさそう。ここに集中しているということは、餌になるお魚が豊富な水域なのでしょうか。古川、隅田川と川の落し口が重なっているからかな。
●月島川に入って注目したのがこれ。前回来たときは、この屋形船の屋根にユリカモメがみっちり留まっていたのですが、今回見たらこの、水鳥よけのフクロウの置物が据えられていて、効果てきめん、ユリカモメは一掃されていました。
マリーナでも水鳥のフン害に悩まされる方は多く、桟橋にこの置物を置いているのは目にしていましたが、こちらは首が可動式のようですね。
●朝潮運河に出てみると、晴月橋と朝潮橋は、足場をかぶせられて補修工事中。通航艇に向けたメッセージの蒐集者(?)としては、横断幕を記録するよい機会でもあります。
以前、旗屋さんに勤めていた友人がいて、こういった横断幕も、今は巨大なプリンターですぐにできると聞きました。この長さをプリントアウトするのに、どのくらいかかるのかなあ‥‥。

●朝潮橋の横断幕で、思わずニヤリとしたのがこれ、「航路部」!
「まるで学校の部活みたいだな!」と、つぶやきながらスナップ。入部資格が厳格で、開発保全航路(浦賀水道航路や、中ノ瀬航路など)をすべて通航した経験者じゃないと、入部は許されない高尚な部活動‥‥とか。イヤ、妄想がはかどりますね!
【撮影地点のMapion地図】
(令和4年3月6日撮影)
(『3月6日の水路風景…8』につづく)

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●芝浦運河北端を出て古川河口を右折、竹芝運河から港内に出ました。穏やかな水面には、ユリカモメほかトリさんの大群がぷかぷかと浮かび、日向ぼっこ中。
何分運河の出口とて、避けようがありません。「ごめんね~」とお詫びしながら、最微速で直進。いうまでもなくピーピー、ギャアギャアと鳴き声からしておかんむり。団欒の邪魔をしてごめんなさい。

●右手を見ると、日の出埠頭の水上バス乗り場に、まあみっちり。日和もいいせいでしょう、トリさんたちも気持ちがよさそう。ここに集中しているということは、餌になるお魚が豊富な水域なのでしょうか。古川、隅田川と川の落し口が重なっているからかな。

マリーナでも水鳥のフン害に悩まされる方は多く、桟橋にこの置物を置いているのは目にしていましたが、こちらは首が可動式のようですね。

以前、旗屋さんに勤めていた友人がいて、こういった横断幕も、今は巨大なプリンターですぐにできると聞きました。この長さをプリントアウトするのに、どのくらいかかるのかなあ‥‥。

●朝潮橋の横断幕で、思わずニヤリとしたのがこれ、「航路部」!
「まるで学校の部活みたいだな!」と、つぶやきながらスナップ。入部資格が厳格で、開発保全航路(浦賀水道航路や、中ノ瀬航路など)をすべて通航した経験者じゃないと、入部は許されない高尚な部活動‥‥とか。イヤ、妄想がはかどりますね!
【撮影地点のMapion地図】
(令和4年3月6日撮影)
(『3月6日の水路風景…8』につづく)

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早起き近場散歩…8
(『早起き近場散歩…7』のつづき)
●新月島川から朝潮運河へ出て左折、いま1本の月島川へ入り、朝の船溜風景を眺めてゆくことに。
写真右奥に見えますが、桟橋にもやう「エスエスSerenade」上で、ご存じZen船長が出港準備中でした。ご挨拶すると、お忙しい中手を休めてくださり、しばし歓談。ありがとうございました!
●残念なことにうまく撮れませんでしたが、月島川北部に見られる階段状護岸には、鴨さんたちが翼を休めていました。
オナガガモの姿が見られ、いよいよ冬鳥たちの季節が到来したことを実感。この日見て回った範囲ではまだぽつり、ぽつりと少数でしたが、来月になればぐっと数を増すことでしょう。

●月島川水門と正対して一枚。まあ、どこを切り取っても光に満ちあふれた感じで、水門ときたら扉体や筋交いが陽光をギラギラと反射してまぶしく、正視がつらいほどでした。

●水門の直下から、北側、隅田川畔のテラスに架けられた人道橋「月島川水門テラス連絡橋」(こちら参照)を仰いで。
この視点で切り取ると、長らく橋がなかった場所だけに、すごく新鮮な眺め。勝鬨橋を間近に望めるここへ、橋が架かっているだけで何か新しい時代が来たというか、そんな感覚になってしまうあたり。トシなんでしょうなあ‥‥。

●豊洲運河南下、長らく足場がかかっていた朝凪橋が片付いていたので、くぐりざまふと桁を見上げると‥‥こ、これ‥‥あしゅら男爵か!
桁の中央から、きっちり右側だけ塗りなおされていて、その律義ともいえるマスキングの妙に驚きつつも、笑いが込み上げてきたものでした。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年11月14日撮影)
(『早起き近場散歩…9』につづく)

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写真右奥に見えますが、桟橋にもやう「エスエスSerenade」上で、ご存じZen船長が出港準備中でした。ご挨拶すると、お忙しい中手を休めてくださり、しばし歓談。ありがとうございました!

オナガガモの姿が見られ、いよいよ冬鳥たちの季節が到来したことを実感。この日見て回った範囲ではまだぽつり、ぽつりと少数でしたが、来月になればぐっと数を増すことでしょう。

●月島川水門と正対して一枚。まあ、どこを切り取っても光に満ちあふれた感じで、水門ときたら扉体や筋交いが陽光をギラギラと反射してまぶしく、正視がつらいほどでした。

●水門の直下から、北側、隅田川畔のテラスに架けられた人道橋「月島川水門テラス連絡橋」(こちら参照)を仰いで。
この視点で切り取ると、長らく橋がなかった場所だけに、すごく新鮮な眺め。勝鬨橋を間近に望めるここへ、橋が架かっているだけで何か新しい時代が来たというか、そんな感覚になってしまうあたり。トシなんでしょうなあ‥‥。

●豊洲運河南下、長らく足場がかかっていた朝凪橋が片付いていたので、くぐりざまふと桁を見上げると‥‥こ、これ‥‥あしゅら男爵か!
桁の中央から、きっちり右側だけ塗りなおされていて、その律義ともいえるマスキングの妙に驚きつつも、笑いが込み上げてきたものでした。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年11月14日撮影)
(『早起き近場散歩…9』につづく)

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曇り空のフネブネめぐり…7
(『有明南運河は健在なり』のつづき)
●少し西へ移動し、「レース・フォー・ウォーター」が橋脚の間に見えたあたりで、ふたたびくぐって戻ることにしました。
西へいくほど桁下高が低くなっているので、潮位の高い日など、すり抜けも楽しめそう‥‥などと、よこしまな気持ちも当然湧き上がってくるわけであります。

●隅田川から月島川へ入りました。月島川水門の前に新しく架かった橋、桁下はもちろん扉体より高い位置にあるのですが、水門をくぐってから振り返ると、航路を扼するようにぐっと低く見えて、しかも思ったよりかさのある印象。
こうして何か構造物が追加されるたび、意外なところに新しい景観が生まれて、角度によってはあっ、と気づかされる面白さがありますよね。

●月島川は船溜の水路でもあり、通るたびに業務船の船影が楽しめます。まず目についたのは曳船「一号千羽丸」。ブルーの船体色はまだ鮮やか、タイヤのフェンダーも黒々ときれいで、新調されて間がないようですね。直線で構成された甲板室の造作もモダンで、古典的な曳船スタイルとはまた違った魅力にあふれています。
●そして月島川といえば、月島橋北詰にある船宿さんの、旧海軍内火艇のなれの果てらしき桟橋。今回も屋形がもやっており、ほんの一部、トランサムをかいま見ただけでしたが。
平成26年12月の写真とくらべてみると、だいぶ褪色が進み、水線付近も汚れてきたようです。外野としては、少しでも長く生きながらえてくれることを祈るばかりです‥‥。

●朝潮運河に出て左折、朝潮橋近くの曳船溜も、美しく整備されたさまざまな曳船たちが整然ともやう、楽しいところです。
今回注目したのは、「第十六東庄丸」。何度も出会っていると思うのですが、船尾方向から見てようやく気づきビックリ、カタマランだったんですね! 二つの船体も幅があり、いかにもどっしりと重心の低い、頼もしさあふれる後姿。押船として活躍しているところを見てみたいものです。
(令和2年9月21日撮影)
(『曇り空のフネブネめぐり…8』につづく)

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西へいくほど桁下高が低くなっているので、潮位の高い日など、すり抜けも楽しめそう‥‥などと、よこしまな気持ちも当然湧き上がってくるわけであります。

●隅田川から月島川へ入りました。月島川水門の前に新しく架かった橋、桁下はもちろん扉体より高い位置にあるのですが、水門をくぐってから振り返ると、航路を扼するようにぐっと低く見えて、しかも思ったよりかさのある印象。
こうして何か構造物が追加されるたび、意外なところに新しい景観が生まれて、角度によってはあっ、と気づかされる面白さがありますよね。

●月島川は船溜の水路でもあり、通るたびに業務船の船影が楽しめます。まず目についたのは曳船「一号千羽丸」。ブルーの船体色はまだ鮮やか、タイヤのフェンダーも黒々ときれいで、新調されて間がないようですね。直線で構成された甲板室の造作もモダンで、古典的な曳船スタイルとはまた違った魅力にあふれています。

平成26年12月の写真とくらべてみると、だいぶ褪色が進み、水線付近も汚れてきたようです。外野としては、少しでも長く生きながらえてくれることを祈るばかりです‥‥。

●朝潮運河に出て左折、朝潮橋近くの曳船溜も、美しく整備されたさまざまな曳船たちが整然ともやう、楽しいところです。
今回注目したのは、「第十六東庄丸」。何度も出会っていると思うのですが、船尾方向から見てようやく気づきビックリ、カタマランだったんですね! 二つの船体も幅があり、いかにもどっしりと重心の低い、頼もしさあふれる後姿。押船として活躍しているところを見てみたいものです。
(令和2年9月21日撮影)
(『曇り空のフネブネめぐり…8』につづく)

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3月15日のフネブネ…1
(『3月15日の臨港消防署』のつづき)
●3月15日の道々で目にしたフネブネのスナップをば。朝潮運河の曳船溜からまいりましょう。
ここは曳船というより、押船仕様のゴツイ船首を持った船が多いのですが、割とノーマルな豆曳船もおります。その中の一隻「三十八東庄丸」。この船社の船は、黒の舷側色と赤い船底色で揃えているのが渋いですね。しかし、エンジンケーシングの左舷側面に、ニョッキリ排気管が突き出ているのは、どうも‥‥。乗っている人もツラそうです。

●同じ船溜で、対照的に軽快そうな塗装の「UTSUMI60」。この押船、「8月11日のフネブネ」で、豊洲運河で走っていたのに行逢したことがあります。スイング式の可動式操舵室をいっぱいに上げてバージを押しているところ、見てみたいものですね。

●朝潮運河から月島川に入ってすぐ、中川船舶の「七号千羽丸」とその向こう、舷を接してもやう「十七号千羽丸」。古典味あふれる外観ながら、ブルーの塗装が小粋ですね。
船首のタイヤフェンダーがまさに鈴なりで、よく見ると三重になっているところもありました。曳くだけでなく、台船の舷側を押したりする役割が多いことを思わせます。

●朝潮運河の南口を定繋地とするこれも顔なじみ、海洋大の練習船「汐路丸」(425総t)。
平甲板に、主な上部構造物は船橋周りだけ。こじんまりとまとまったバランスの良い外観と、美しく塗り上げられた舷側が落ち着いた魅力を醸し出していて、通るたびに惹かれる存在です。
(令和2年3月15日撮影)
(『3月15日のフネブネ…2』につづく)

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ここは曳船というより、押船仕様のゴツイ船首を持った船が多いのですが、割とノーマルな豆曳船もおります。その中の一隻「三十八東庄丸」。この船社の船は、黒の舷側色と赤い船底色で揃えているのが渋いですね。しかし、エンジンケーシングの左舷側面に、ニョッキリ排気管が突き出ているのは、どうも‥‥。乗っている人もツラそうです。

●同じ船溜で、対照的に軽快そうな塗装の「UTSUMI60」。この押船、「8月11日のフネブネ」で、豊洲運河で走っていたのに行逢したことがあります。スイング式の可動式操舵室をいっぱいに上げてバージを押しているところ、見てみたいものですね。

●朝潮運河から月島川に入ってすぐ、中川船舶の「七号千羽丸」とその向こう、舷を接してもやう「十七号千羽丸」。古典味あふれる外観ながら、ブルーの塗装が小粋ですね。
船首のタイヤフェンダーがまさに鈴なりで、よく見ると三重になっているところもありました。曳くだけでなく、台船の舷側を押したりする役割が多いことを思わせます。


平甲板に、主な上部構造物は船橋周りだけ。こじんまりとまとまったバランスの良い外観と、美しく塗り上げられた舷側が落ち着いた魅力を醸し出していて、通るたびに惹かれる存在です。
(令和2年3月15日撮影)
(『3月15日のフネブネ…2』につづく)

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