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7月28日の水路風景…2

(『7月28日の水路風景…1』のつづき)

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237007.jpg曙北運河に入り、恒例のイグアナ先生へご機嫌伺いと北上。西岸の工事で、以前は密生していた背の高い木々が刈りはらわれたため、かなり遠くからも見通せるようになっています。

ためしにズームで一枚撮ってみると、腰を落としてぐっと踏ん張った感じが強調され、接近して仰ぐのとは違った雰囲気ですね。その後左に折れ、いつもの角度からも楽しみました。

237008.jpg汐見運河を西航していると、毎度のことながら気になるのは、京葉線高架の向こうに見える墨田川造船の艤装桟橋。

さて本日は‥‥いました! 寄り道決定です。でも、巡視艇ではないようですね。官船か民間船か、いずれにせよ近づいて確かめようと取舵一杯。


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船首ブルワークに掲げられた「仁王丸」という勇ましい船名が目に入りました。どうやら旅客船のようですね。大きな窓を備えた高さのある客室、乗降に配慮したと思われる造りから、貸切でなく定期船でしょうか。丸みを廃した直線的なデザインが印象的で、スピード感にあふれています。

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船尾から眺めたら、トランサムに書かれた船籍港が松島。10年前、丸文松島汽船(『第三芭蕉丸の船旅…1』ほか参照)に乗りましたが、あの松島航路に就航する船なのですね。

検索すると、松島島巡り観光船企業組合の船隊が「仁王丸」を名乗っており、就航船もよく似た外観なので、こちらの新造船で間違いないでしょう。また、「進水式見学祭のご案内」(PDF・墨田川造船)によれば、7月17日に進水式が行われたのだそう。進水間もない、しかも巡視艇建造所の印象が強い墨田川造船では、珍しい(失礼)民間船の艤装風景を目にすることができて、ラッキーでした。
撮影地点のMapion地図

(元年7月28日撮影)

(『7月28日の水路風景…3』につづく)

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タグ : 曙北運河 汐見運河 東雲北運河 イグアナクレーン 墨田川造船

2月10日の水路風景…1

231001.jpg2月10日は、我が艇がもやうバースを、老朽化により全面的に更新工事をするため、移動してほしいとの要請を受けてマリーナへ。15年間住み慣れたバースを離れる前に、軽く近場を回ってきました。

これといったあてもなく、まずは曙北運河へ入りました。北上しながら、本日のイグアナ先生にご挨拶がてらスナップ。


231002.jpg越中島線・都市計画運河橋梁手前の基礎は、水鳥たちには格好の憩いの場。過去にもたびたび、可愛らしい姿を撮らせてもらっているトリ好きスポットです。

この日は、2羽の鴨さんがツブれて、まったりしていました。左の1羽はすわ不審船襲来と立ち上がってしまいましたが、右の子は動じずに落ち着いたもの。いや、タマラン姿をありがとう。


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都市計画運河橋梁の桁側面を仰いでアップ。ずいぶん傷んできましたね。9年前、22年3月の記事「『きよす』の航跡を追って」に載せた写真を見ると、少なくとも北側はきれいなものなのですが。

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その2本北側に架かる、東西線の橋は両端の径間がRCラーメン、中央が鋼桁の橋。今回ふと桁の右端に塗装時の記載らしきものがあるのに気づいて、ズームで撮ってみようと思ったのです。

さんざん通っておきながら、今になって気づく粗忽ぶり‥‥。まあ、いつものパターンではありますが、お恥ずかしい限りであります。

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スロットルを戻し行き足だけで流しながら、ズームでたぐって失敗の無いよう数枚撮影。橋梁名が載っていますね、よしよし。名前は「東西線汐浜川運河橋」!

これは興味深い結果になりました。都市計画運河橋梁とともに、鉄道橋が2本並んで現在の名称とは違った運河名をつけているとは。江戸川放水路の例を引くまでもなく、河川や運河の名前が変わっても、橋は旧名そのままという例は少なくありませんが、この橋もその伝だったのでしょうか?
撮影地点のMapion地図

(31年2月10日撮影)

(『2月10日の水路風景…2』につづく)

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タグ : 曙北運河 水辺の鳥たち イグアナクレーン

駆け足お花見水路…1

218001.jpg3月28日は船舶検査で、日中お休みをもらってマリーナへ。準備の時間も考えて早めに着いたので、満開の桜だけでも眺めておこうと、近場を駆け足で巡ってきました。平日ならではの光景も見られて楽しめましたが、実質1時間も走っていません。

今や水鳥の一大勢力であるオオバン君も、だいぶまばらになってきました。また寒くなるまで、しばらくお別れだね‥‥。

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曙北運河、古賀オール対岸の桜並木も見事だな‥‥と左に寄せようとしたところ、小型曳船が河道を一杯に使って、転回中なのに目を奪われました。バージの着岸作業をしているんだ!

桜はあっという間に頭の片隅へ追いやられ、久しぶりに見る曳船の実働風景に吸い寄せられるていたらく。右手前のバージの姿勢からして、曳かれてきたもやいをレッコし、惰力で達着する直前なのでしょう。ということは、次に曳船のバウで押すなりして、着岸の補助をするに違いありません。

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曳船は結構な速度で、コマネズミのようにくるん、と回頭すると、着岸中のバージに向かって舵を戻しました。

いや~、古賀オール前で曳船を目にするのは何年ぶりでしょうか。以前はバージの舷側にもやっていたのが、それも止められて久しく、えらく新鮮な感じ。羽ばたくキンクロ君たちもフレームに入って、動きのあるいい雰囲気に撮れました。

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曳船はバージの船首ギリギリに迫ると、ドロロロンと爆音を響かせてゴースターン。

船名は「第9三福丸」、押しつぶしたような、まるでタライのような煙突、倒したマストと、高さを抑えたスタイルが運河で活躍する曳船ならではの雰囲気を醸し出して、実に魅力的です。

218005.jpg軸線正面を見やれば、ちょうど東西線の電車が車庫に入るところ。都市計画運河橋梁の向こう、左手のささやかな桜並木も見事に咲いているのですが、時間もないので遠くからチラ見にとどめ、汐見運河に左折。

目指すはもちろん大横川ですが、平日とあって道々にも期待できそう。胸をふくらませながら、行き足は落とさず続けて前進。
撮影地点のMapion地図

(30年3月28日撮影)

(『駆け足お花見水路…2』につづく)

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タグ : 砂町運河 曙北運河 古賀オール 曳船 水辺の鳥たち

11月26日のフネブネ…1

214001.jpg11月19日のお話は少しお休みして、26日に入渠の道々、出会ったフネブネを紹介します。おなじみの顔ぶれから珍しい船まで、いくつか掲げて悦に入りたいと思います。

古賀オール前、バージ「第七高取丸」の船首をアップで。陽光を浴びて反射するブルワーク、光の加減で、少しやせ馬が目立つ舷側にも、ベテラン船なりの味がありますね。

214002.jpg曙北運河から左回りに、汐見運河経由で東雲北運河をのぞくと、京葉線の高架の向こう、墨田川造船の桟橋に艤装中の艇が!

巡視艇に似ていますが、どこか様子が違いますね。昨年6月に見たような、海外向けの沿岸警備隊船艇でしょうか。これはゼヒ拝見したいものです。


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予想どおり、海外向けの艇でした。ハルナンバー501、舷側には「SRI LANKA COAST GUARD」と大書きされています。スリランカ向けの巡視艇なのですね。

この表記を見て、スリランカが「スリ=ランカ」であったことを、初めて知り一つお利口になった気分。さておき、進水からさほど時間が経っていないのでしょう、船底塗料も鮮やか、ハルの白い塗装も輝かんばかり。ハルナンバー後ろのストライプも、異国情緒あふれてよいものです。

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船橋周りをアップで。生地のままの上部構造物、保護フィルムを貼ったままの舷窓と、艤装中らしい雰囲気満点。扉からダクトが出ているあたり、内部の塗装でもしているようですね。

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斜め後方から。ハイドロジェットのノズルが突き出すトランサムにも、「501」とハルナンバーが。艇名は特につけず、番号のみなのでしょうか。

検索すると、JICAのサイトに、昨年7月1日付けで「スリランカ向け無償資金協力贈与契約の締結:巡視艇の供与を通じ、海難救助、海上犯罪予防などの海上安全能力の強化を支援」という記事がありました。納入先はスリランカ沿岸警備庁、ODAの一環として供与される巡視艇は2隻。全長30m、約100t、27kt以上のスペックだそう。一月経ちましたし、そろそろ仕上げ・トライアルに入っているころでしょうか。
撮影地点のMapion地図

(29年11月26日撮影)

(『11月26日のフネブネ…2』につづく)

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タグ : 曙北運河 東雲北運河 巡視艇

10月9日のトリづくし

212001.jpg10月9日、近場回りをしたときのスナップです。今年後半は天候がすぐれず雨天続きとあって、穏やかな晴れ間がありがたく、特にどこを訪ねるあてもなく、とにかく出ようともやいを解いたのでした。

コンクリート柵の上を見やると、鴨さんが尾を振り振り散歩したり、ツブれてくつろいだりと思い思いのポーズで並んでいました。秋も深まり、気がつけば水鳥たちの季節に入りつつあったのです。

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上と同じ鴨たちの角度違い。可愛らしいしぐさに惹かれて近づきすぎたのか、イヤそうに腰を浮かしかけている鴨がいる一方で、そっぽを向いてどこ吹く風の子も。

向こうを向いた鴨の視線の向こうに、ちょうどスカイツリーが霞んで見え、「今日のスカイツリーはちょっと霞んでるが~」と、観天望気をしているように思えて、笑いが込み上げてきたものでした。

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安心し切ってツブれている鴨さんたち見たさに、ちょっと寄せ過ぎたかしら。首を細長く伸ばして警戒心をあらわにし、腰を浮かせてつぶらな瞳でこちらを見つめます。

おっとと‥‥柵に寄せ過ぎました、危ない危ない。トリ好きにとっては事故を誘発しかねない、危険な魅力のあるツブれ鴨! 舵を取る皆さん、どうかお気をつけて(私だけ)。

212004.jpgもの凄い勢いで泳ぎ去ってしまったので、うまく撮れませんでしたが、この秋初めてのオオバン君に出会いました!

最近は他の水鳥を押しのけて、東京の水路で勢力を拡大しつつあるオオバン君。夕刻にあの哀愁に満ちた鳴き声を耳にするのも、風情があっていいものです。冬が近づいている証拠ですね。

212005.jpg最後はトリさんではありませんが、妙に可笑しかったのでご紹介。曙北運河、都市計画運河橋梁の橋脚にいた亀さん。

貝の密生した面がチクチクして嫌なのでしょうか、妙に四肢を踏ん張って力みかえり、首も反り返らせてどこか勇ましいポーズ。もうすぐ寒くなりますから、冬眠の場所を探さないといけませんよね。
撮影地点のMapion地図

(29年10月9日撮影)

(『荒川河口のフネブネ』につづく)

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タグ : 砂町運河 曙北運河 水辺の鳥たち