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1月7日の水路風景…1

(『1月7日のフネブネ…4』のつづき)

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1月7日に目にした道々の風景を落穂拾い的に。
豊洲貯木場跡の南東水路を久しぶりに通って、晴海に出ることにしました。こちら側から西を見ると、コンクリート柵越しにビル街が望めて、お天気に恵まれればなかなか爽快なものです。

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おなじみの光景ながら、佳きものであります。(動画はこちら)‥‥しかし、今年は水鳥の姿が少ないですね。冬になると、船の入ってこないここは、水鳥の楽園といってもよい状態になるのですが。何か異変があったのかな?

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旧都港湾局専用線・晴海橋梁をくぐって、振り返ったところ(動画はこちら)。人道橋化工事はなおも続いているようで、径間のほとんどが養生されていますね。

311029.jpgそのまま春海運河を下ると、いやでも目に入ってしまうのは旧晴海ターミナルの解体現場。

すっかり片付いて、重機の数も少なくなり、水上から見たかぎりでは山積みされていたガレキも失せ、フラットになりました。南西角にある晴海信号所の孤立感がいや増して、もの悲しさが漂います。向こうのビル街がすっかり見通せるようになった様子に、「こんなに広かったんだなあ」と改めてしみじみ‥‥。

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角を過ぎて北西方に変針したところで、胸を締め付けられた‥‥というと大げさになりますが、とにかくキュンときたのがこれ。ステンレス製らしい立方体がポールの間でクルクル回る、オブジェ群がまだ撤去されず残されていたのです。

背後には壁面の一部も残置されていたのがさらに寂しさを誘い、この下で羽繕いをするカモメたちを愛でながら、港の風景をよく眺めていたことが想い出されました。
撮影地点のMapion地図

(令和6年1月7日撮影)

(『1月7日の水路風景…2』につづく)

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タグ : 春海運河東京港

1月7日のフネブネ…2

(『1月7日のフネブネ…1』のつづき)

311011.jpg豊洲水門は、第二径間が昨年12月1日から令和7年2月まで工事と、横断幕が掲げられていました。扉体の前には、結構な大きさのクレーン船が陣取っていて、着手はしていないものの片側通航に。

甲板室の妻面とクレーンのジブには、「MIKUNIYA」と大書きされているのが見えましたが、船名はわかりませんでした。工期から見ても、かなり大掛かりな工事になりそうですね。


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船舶免許の実技講習中らしい艇が、複数隻走り回っていた春海運河に出て、岸壁にもやうおなじみの本船たちを拝見。まずは水産庁の漁業取締船、「鳳翔丸」と「東光丸」が仲良く舷を接しているところを一枚。

それぞれ2,141総t、2,071総tと似たような大きさですが、竣工年に25年の差があると、こうして船首・船橋周りだけ見ていてもデザインの違いがあって面白いもの。

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「鳳翔丸」の右舷側を眺めて。違法漁船の取締りというと、海上保安庁の巡視船がよくテレビで放映されるので、水産庁のそれはいま一つ認識が薄いように感じるのですが‥‥。

ご覧のとおり、船首楼舷側には放水銃を備え、他にもLRAD、記録用の監視カメラ、停船命令を出す電光掲示板と、充分「コワモテ」の装備を持っており、漁業監督官は違反を見つければ検挙もするという、この方面のいわば警察に準ずる機関。庁所有の官船は9隻ながら、借り上げの用船まで含めると、実に46隻の船隊を擁する一大勢力なのです(水産庁『漁業取締りの活動』参照)。

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都立大島海洋国際高校の練習船、「大島丸」。一昨年2月にもここでスナップしましたが、改めて。こじんまりとまとまりながら、重心の低い落ち着いた魅力を感じさせるいい船ですね。船首甲板に立つ太い前檣、どこかキャッチャーボートの探鯨台があるマストを思わせます。

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晴海埠頭 H-2バースには、おなじみの練習船、「銀河丸」の姿が。こちらも瀟洒な船ですなあ。

12月3日、沖がかりしていた僚船「青雲丸」のときにも触れましたが、この後檣と煙突を一つにまとめたデザインに、強く惹かれているんですよ。マストとスタックを合わせた、いわゆる「マック」と呼んでいいんじゃないかって! マック、昭和40年代の海自護衛艦で、米艦にならって盛んに採用されましたが、今では絶滅種。せめて練習船のコレくらい、マックの呼び名を復活させてほしいものです。


(令和6年1月7日撮影)

(『1月7日のフネブネ…3』につづく)

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タグ : 豊洲運河春海運河

9月18日の晴海埠頭

(『朝潮運河・新しい船着場と橋…2』のつづき)

304036.jpgこれも前後しますが、道々に晴海ターミナルの解体の様子を見てゆくことにしました。結構ツライものがあるので、あまり艇を寄せず、一航過しながらスナップしたにすぎません。

6月初旬の「晴海ターミナル惜別…1」からだいぶ間が空いたので、もう建物の痕跡は拝めないだろう、と思いながら、近づきつつ遠目に眺めた印象‥‥ううん、ほぼ更地といっていいかも。

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304038.jpgさらに近づいて。二段だけ残された養生のパネルが、陽光に妙に白く反射して、またそれがもの悲しさをいや増したり。

左手には、まだ建物の基礎部分がガレキとして残っているのが見えますね。更地は語弊があったようです。しかし、前回の同角度からの写真とくらべると、すっかり変り果て小さくなった姿を目の当たりにして、やはりぐっとくるものが‥‥。

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遠目に見て、一番目立ったのがこれら、重機群の鮮やかなオレンジバーミリオン(?)。これほどの台数が携わっているのなら、一切が片付いて本当の意味で更地になるのも、遠いことではないでしょう。

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沈みがちな気持ちを奮い立たせながら直進、H-3バースにもやう漁業調査船「開洋丸」の威容を仰いで。水産庁のファンネルマーク、いつ見ても素敵です。煙突が右舷に寄せてある特異なスタイルなので、反対から見た印象はかなり変わったものになるのでしょうね。

(令和5年9月18日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 春海運河東京港

晴海ターミナル惜別…2

(『晴海ターミナル惜別…1』のつづき)

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299032.jpg側面に回りつつ、引き続き仰ぐ解体痕‥‥こちらの方が、より心にズシンとくる場面が多いですね。

当たり前ですが、展望台周りはもちろん、うつろに開口したデッキに続いていたフロアも、階段が取り去られた今、存在していてももう行けないわけで‥‥。このいわくいいがたいもどかしさというか、"行けない寂寥感"に名前をつけたくなりました。


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北上して離れていくにつれ、背後の部分のディテールが露わになってきて、ガラス張りの大きな窓を持つホールの高い天井、切断されたデッキの断面などが目に入ってきました。そうそう、下手な動画で恐縮ですが、2点をこちらにアップしてあります。よろしければどうぞ。

今後も岸壁として、繋船の用には供されるのでしょうが、荷役や客扱のできる、埠頭としての機能はこれで失われることになります。う~ん。

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むう‥‥鉄筋や天井材が垂れ下がった断面は、くるものがありますねえ‥‥。

上層階で開催されたアマチュアの即売会をのぞきに訪れたり、陽の差し込む明るいホールのベンチに座って、買ったばかりの本を開いたり‥‥と、思い出は走馬灯のように。フネブネや港風景を眺めるのも楽しかったですが、決してそればかりではありませんでした。

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面舵をゆるく取って離れ、対岸の豊洲に寄せて全体像を。右手にはクレーンや重機類が集まっており、ほこりっぽいグレー一色の中に、カラフルな一角をつくっていました。

次に訪ねるときには、もうほとんど形あるものは残っていないでしょう。しのぶよすがのあるうちに、まみえられたのを幸いと考えて、これでお別れをすることにしましょう。

(令和5年5月21日撮影)

(『5月21日の水路風景』につづく)

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タグ : 春海運河東京港

5月21日のおフネ見…5

(『5月21日のおフネ見…4』のつづき)

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前後しますが、落穂ひろい的にいくつかまとめましょう。まずはおなじみの顔ぶれから。

東雲運河といえば、宇部さん通いの独航艀たち。この日は「第一豊和丸」「第二豊和丸」がもやっていました。いつも同じことを繰り返し恐縮ですが、バラにを扱う仕事とは思えないくらい、船体の塗装がきれいですよね。肥えた船型もあって、舷側を接するさまが丸い動物が肩を寄せ合っているようで、どこか可愛らしく見えたものです。

299022.jpg豊洲の市場前桟橋では、魚介運搬船「第一八幡丸」に近づいて何枚か。好天もあって背後のテラスは人出も多く、ずいぶん賑やかでした。

こちらもくたびれたところは感じられず、暖色系の塗装が目に優しいのも嬉しくて、ぐっと寄せてスナップしたもの。大きく変貌した豊洲も、この船のおかげでぎりぎり埠頭に踏みとどまっていられる(?)と思うと、あだやおろそかにできません。

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299024.jpg第二航路に入ると、中防の内側内貿埠頭に日通の「ひまわり9」の姿が。舷側下半を黒く塗り分けたカラーリング、引き締まった、かつ渋い感じがして実にいいものです。

日通もHDになってからロゴも変わり、赤いマルツーが見られなくなったのは何とも寂しいかぎり。ここはひとつ、持ち船はすべて「第✕通運丸」と名乗らせてほしいものであります(通運丸原理主義者)。


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東雲北運河、水面にクレーンを突き出す数少ない企業、桑原内燃機さんの桟橋にさしかかると、この日は一隻の曳船がいました。しかし、こりゃまた錆がひどいですねえ‥‥。

このまま廃船になるのか、それとも上架、錆打ちに再塗装と、リニューアルされて復活するのかはわかりませんが、鉄の匂い濃厚かつ、無骨な外観には惹かれるものがあります。甲板室の前妻と側面に、「ふく丸」と船名が大書きされていました。
撮影地点のMapion地図

(令和5年5月21日撮影)

(『晴海ターミナル惜別…1』につづく)

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タグ : 東雲運河春海運河東雲北運河曳船