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8月1日の内部河川…1

(『8月1日の旧中川…3』のつづき)

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雑なタイトルで帰路の落ち穂拾いをまとめてみました。まずは旧中川の杭列に並んだ鵜さんたちのスナップから。

草いきれ濃厚な暑さにうだる水際の茂みで、4羽揃ってハァハァする気の毒ながら可愛らしいさま。鴨なら露骨に嫌そうな顔をし、すぐ逃げる体勢に入るところですが、この点鵜は肝が据わっていて、微動だにしません。いや、暑すぎて動く気にもならないのかしら。

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北十間川東端近く、小原橋の改架現場を一枚。先々代、先代橋とも橋脚基部はそのまま健在。足場の方は昨年1月に訪ねたときと、見たかぎりあまり変化はありませんでした(暑さで見逃していただけかも)が、工事は着々と進んでいるのでしょうね。

237078.jpgそのまま北十間川を西航していたら、福神橋の手前で北岸に、幟がずらりと並んでいるのを発見。紫色に白く文字を染め抜いた幟はなかなかきれいで、よく目立ちます。

近づいて読んでみると「吾嬬神社御祭禮」とありました。テラス上に浜鳥居を立てて、船からもお参りできたら楽しいだろうな‥‥と妄想。

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左折して横十間川を南下するいつものコース。急ピッチで進んだテラスの造成は基礎がほぼ出来上がって一段落し、路面や柵などの設備はこれからといったところ。

水が溜まった未舗装のテラス上は、この暑さもあって夏草がもくもくと生い茂り、野鳥たちにとって格好の隠れ家を提供しているようです。艇が近づくと、鴨やスズメがガサガサと飛び出てきて、びっくりさせられたこともしばしばでした。

237080.jpgまあ、帰路にこのコースを取ったところでほぼ決まったようなものでしたが、帰りも扇橋閘門を利用させてもらうことにしました。せっかくの供用初日、よく見ておきたいですものね。

シレッと書いていますが、ほとんど風を受けない微速航行続きでのぼせ上り、半ば本能で舵を取り、スロットルを操っているといってもいい過ぎでない状態でした‥‥。
撮影地点のMapion地図

(元年8月1日撮影)

(『新装扇橋閘門通り初め…6』につづく)

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タグ : 旧中川 北十間川 横十間川 小名木川 江東内部河川 水位低下化河川 水辺の鳥たち

8月1日の旧中川…3

(『8月1日の旧中川…2』のつづき)

237071.jpgこの炎天下、微速での航進はことのほか厳しいものがあり、顔に当たる風もほぼなく、頭から足の先までうだり上がるよう。何度も同じようなことをくりかえして恐縮ながら、おつむにかかる霞を振り払いつつ進みます。

写真の樋門を目にしても、「‥‥ああ、ねえ」以外の感想が脳内に浮かんでこず、自分でもちょっと危険な状態かも、とぼんやり思うほどでした。

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さて、うねうねと屈曲した河道をたどる旧中川の散策も、いよいよ最終区間。中平井橋の向こうに、墨田清掃工場の煙突が見えてきました!

都内に煙突多々あれど、墨田清掃工場の煙突の格好よさって、群を抜いたものがあるように思えるんですけれど、いかがでしょう。多角形断面のためと思われる天地に走る線、天端に施された装飾(?)、すべてが目に快く映り、昨今よく見る空に溶け込むような塗装をしてあるものより、存在感もあってよいものです。

237073.jpg橋をくぐり、振り返っての一枚。基部へ目線を落とすと、継ぎ手の末広がりを介して八角形になってゆくあたりも素敵。形に特徴があるだけに、遠望しても墨田清掃工場のそれであることがわかり、ランドマークとしても秀逸な気がします。

ご覧のとおり角度によっては、スカイツリーとのツーショットも。これも江東の広い空あったればこその面白さで、ビル街ではこうはいかないでしょう。


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東へ屈曲する河道なりに進めば、ゆりのき橋が見えてきます。まだこの先はあるものの、写真左の標識でもわかるように、この橋の手前で船舶は進入禁止。400mほど奥にある木下川排水機場は、拝むことがかなわないのです。

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ゆりのき橋の北詰西側には、漕艇クラブの拠点があり盛んに艇が発着していたので、失礼して橋をいったんくぐってから転回し、帰途につきました。

「ごめんなさい、減速します」「左へ回します」などと、しきりに声をかけながら最微速で歩かせたのですが、気付いたのは皆さん一様に反応が芳しくなかったこと。ほとんど動力船が入ってこない、ということもあるのでしょうが、まだ習いたての初心者だったのかもしれませんね。お邪魔しました。
撮影地点のMapion地図

(元年8月1日撮影)

(『8月1日の内部河川…1』につづく)

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タグ : 旧中川 江東内部河川 水位低下化河川

8月1日の旧中川…2

(『8月1日の旧中川…1』のつづき)

237066.jpg前回「トリさんたちが潜むのには格好の環境」と書きましたが、通ってみればまさにその通り。水際の茂みや杭の上など、そこここに水鳥たちの姿を見ることができました。

一番数が多かったのは、やはり鵜でしょう。杭の先端に一羽づつとまって、極限まで細くなり、半眼でハァハァする様子はいかにも暑そうです。

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茂みの水際にいたこちらのアオサギ君もホソーくなって、ちょっとマッチョな感じ。どこか、後ろ手にして所在無げに通りを眺めるお爺さん、といった風情で、人間臭さが際立っていました。

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東に曲がった河道はしばらく真っ直ぐになり、北東へ向かいます。直線区間に架かる唯一の橋、平井橋をくぐって。

しかし、表面の傷み方がすごいですね。塗料の劣化が進んではがれ落ち、生地が見えてしまっています。久しく手が入っていないということは、架け替えの予定でもあるのでしょうか?

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平井橋を過ぎたあたりから、河道はぐっと90度近く、小半径のRで西へ屈曲します。都内の水路で、魅力的な屈曲区間はいくつかありますが、ここも間違いなくその一つですよね。

この猛暑にもかかわらず、漕艇クラブの皆さんが練習に繰り出していて、写真にも見えるように行き逢い、抜きつ抜かれつの道々となりました。微速で声をかけながら、十分注意して歩かせましたが、皆さん一様にびっくり顔。どうやら、動力船が入ってきたこと自体が少なく、意外だったようです。

237070.jpg屈曲を曲がり切ったあたりには、両岸に結構な延長を持つ船着場が。写真左が凸型で、それを避けたように右が凹なのが目を引きます。

旧中川水辺公園整備事業について」「防災船着場整備計画<改定版> 」(PDF)によると、左は立花六丁目船着場、右は平井七丁目船着場というそうです。隣接する防災広場の一施設として造られたのですね。
撮影地点のMapion地図

(元年8月1日撮影)

(『8月1日の旧中川…3』につづく)

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8月1日の旧中川…1

(『新装扇橋閘門通り初め…5』のつづき)

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風は微かで、前進している分、止まっているより若干ましとはいえ、おつむがうだることに変わりはなし。帽子のツバの先まで汗を沁みとおらせながら、ひたすら艇を歩かせます。

越中島線のトラスをくぐって少し進んだころ、ブゥォーンとディーゼルらしい爆音が背後から聞こえてきました。もしや! と振り返ったら、うおお、レール運搬列車のお通りだ!

残念ながら機関車は逃しましたが、タタン、タタンと渡ってゆく長物車たちをとらえることに成功。一番乗りを狙いながら、心ならずも二番手となり傷心の船頭を慰めてくれるため、川の神様が遣わしたに違いない‥‥。暑熱のせいか、そんな心持ちになりました。

237062.jpg小名木川も東端近く、旧中川との丁字流を望む位置まで到達。警戒船の横断幕を掲げたプレジャータイプの艇が、旗を振っていました。

おお、あれはニッサン・サンキャット7.7‥‥市販小型艇としては珍しいカタマランですね。30年ほど前ですか、発表当初ボートショーで見て、大いにあこがれたものです。

近づいて艇名を読んだら 「第七でんでん丸」! 何と、新砂水門の現場でお世話になっている艇たちと同様、でんでん丸船隊の一隻でしたか。

237063.jpg前回も触れたとおり、旧中川の北端区間を再訪ということで、左へ舵を切りました。

まだ塗装の肌も黒々とつややかな、中川大橋の向こうに見えるのは、これまた最近になって面目を一新した都営新宿線・東大島駅。側壁の窓が大きくなって、川面への眺望がぐっと向上したようです。外見も清々しい感じでいいですね。

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旧中川で最も風格のある鋼橋、江東新橋には足場が架かって、どうやら補修工事中のようでした。隅田川の橋もそうですが、オリンピックに向けてなのかどうか、最近は橋の大規模な補修が多いですね。

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ここでいつもなら、左へ折れて北十間川へ入るところですが、今回はそのまま北上。屈曲区間の水際には、柵列と葦の茂みが交互に配され、トリさんたちが潜むのには格好の環境です。

暑熱ますます厳しく、少々判断力が鈍ってきたような気が‥‥。舵を一つ当てるにしても、頭を振り立てて構えなければなりません。スロットルをしぼり、ここは慎重にまいりましょう。
撮影地点のMapion地図

(元年8月1日撮影)

(『8月1日の旧中川…2』につづく)

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タグ : 小名木川 旧中川 江東内部河川 水位低下化河川

1月21日の川景色…5

(『1月21日の川景色…4』のつづき)

216056.jpgつつがなく閘門様を通航して、水位低下化区間へ入りました。閘室を出てすぐ、右手に基礎護岸の張り出しがしばらく続くのですが、日当たりのよいここは、水鳥たちの休憩所として絶好の環境みたいですね。

おまんじゅうのようにツブれて、全身でくつろぎオーラを発散する鴨さんたち。うろんげな目でジロリとにらまれましたが、動こうとはしませんでした。

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お手伝いということもあり、定番コースの北十間川最奥部、スカイツリーの櫓下へ。おなじみの角度から仰いでみましたが、午後遅いこともあり、沿岸の家並みは影になって、スカイツリーも少々霞み気味と、ちょっと寂しげな雰囲気に。

216058.jpgおしなり橋もくぐって、閉塞フェンスの際まで到達したものの、無風状態とあって転回には少し難儀しました。

陽も傾いて寒気が厳しくなってきたせいか、テラスや橋上に人影もまばら。いつもなら、見下ろす多くの目に面映ゆい思いをするところなので、かえって新鮮ではありました。


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反転して北十間川を東航。南側のみ旧来の鋼矢板護岸が残る、東端近くの区間に入ると、何だかホッとさせられるのも事実。そうそう、この先に一つ、気になっていた物件があったのだった!

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東武亀戸線の電車が、いいタイミングでゴォッと渡りゆく向こう、チラリと鋼材の足場が見えますね。撤去され、長らく仮橋だった小原橋、いよいよ改架工事が始まったと耳にしていたので、ぜひ見ておきたいと思っていました。さて、どんな具合でしょうか。
撮影地点のMapion地図

(30年1月21日撮影)

(『1月21日の川景色…6』につづく)

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