1月21日の川景色…5

(『1月21日の川景色…4』のつづき)

216056.jpgつつがなく閘門様を通航して、水位低下化区間へ入りました。閘室を出てすぐ、右手に基礎護岸の張り出しがしばらく続くのですが、日当たりのよいここは、水鳥たちの休憩所として絶好の環境みたいですね。

おまんじゅうのようにツブれて、全身でくつろぎオーラを発散する鴨さんたち。うろんげな目でジロリとにらまれましたが、動こうとはしませんでした。

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お手伝いということもあり、定番コースの北十間川最奥部、スカイツリーの櫓下へ。おなじみの角度から仰いでみましたが、午後遅いこともあり、沿岸の家並みは影になって、スカイツリーも少々霞み気味と、ちょっと寂しげな雰囲気に。

216058.jpgおしなり橋もくぐって、閉塞フェンスの際まで到達したものの、無風状態とあって転回には少し難儀しました。

陽も傾いて寒気が厳しくなってきたせいか、テラスや橋上に人影もまばら。いつもなら、見下ろす多くの目に面映ゆい思いをするところなので、かえって新鮮ではありました。


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反転して北十間川を東航。南側のみ旧来の鋼矢板護岸が残る、東端近くの区間に入ると、何だかホッとさせられるのも事実。そうそう、この先に一つ、気になっていた物件があったのだった!

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東武亀戸線の電車が、いいタイミングでゴォッと渡りゆく向こう、チラリと鋼材の足場が見えますね。撤去され、長らく仮橋だった小原橋、いよいよ改架工事が始まったと耳にしていたので、ぜひ見ておきたいと思っていました。さて、どんな具合でしょうか。
撮影地点のMapion地図

(30年1月21日撮影)

(『1月21日の川景色…6』につづく)

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4月16日のさくらしべ降る水路…8

(『4月16日のさくらしべ降る水路…7』のつづき)

204036.jpg立花一丁目付近で、まだたくさんの花を残していた、見事な枝ぶりの一本を認めて。川面に枝をさしかけているわけではないものの、こうして沿岸の桜を愛でることができるのも、堤防が低められたおかげです。

風に吹かれてさらさらと飛んでくる花弁、静かな川面に音もなく舞い降りて浮かび、真新しいテラスで挟まれた狭水路を、風情あるものにしてくれました。



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東武亀戸線橋梁の手前で、しばし行き足を止めて、電車の通過を待つことに。幸いにも間なしに踏切の警報機が鳴りだして、2輌編成の短い電車が、ゴォッと姿を現わしました。

この前後、旧小原橋が撤去されたりして、いよいよテラスの工事が始まるのかしら? と思っていたら、S字屈曲のあたりで一息ついてしまい、今のところ手を着けた様子は見られません。最狭窄部とジャングル(?)区間、まだ少しは命永らえそうであります。

204038.jpg旧中川に出て南下すると、東岸はまだまだ「見られる」桜が何本かあって、ほぼ散ってしまった並木の中に、1本、また1本と咲き残りが。

そういった名残桜には、皆さん惹かれるものがあるのでしょう。決まって敷物を広げて憩う家族や、カップルの姿が見られて、いかにも春めいた、のどかなシーンを楽しむことができました。


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というわけで、満開は逃したものの、好天もあいまって大いに楽しめました。午後に入って、予報どおり風も強くなったので、閘門様から内部河川を離脱、帰路につくことにしましょう。

真南の風が入ったとあって、通閘後に出た荒川はその名にたがわず大荒れ。頭からスプレーを浴びつつ、波頭を跳ね回る艇を抑えるのに骨を折りながらも、満足のていで下航したのでした。
撮影地点のMapion地図

(29年4月16日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 北十間川 旧中川 江東内部河川 水位低下化河川 荒川ロックゲート 閘門

11月20日の川景色…6

(『11月20日の川景色…5』のつづき)

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少し南に目を転じれば、旧小松川閘門も紅葉に囲まれて、どこか華やいだ雰囲気に。西洋の古城のような装飾に、よく似合っていました。

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199048.jpg水際に緑地が設けてあることも手伝ってか、水鳥の姿も多くなってきました。上は飄々とした表情のダイサギ‥‥でいいのかな? 岸近くに打ち込まれた木の杭にも、一羽づつ留まって魚を狙っている風でした。

河道にもところどころに鴨類が群れをつくっており、静穏を乱す不審船の闖入に、皆さんすっかりおかんむり。鳴き声を上げて飛び去られてしまいました‥‥ごめんなさい。

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旧中川の高水敷には、背の低い桜並木がぱらぱらとありますが、どこも紅葉が見ごろで、中でも見事だったのが写真の、総武線橋梁下流にある一群。電車のお客さんも、一瞬ながらその鮮やかさに目を奪われたことでしょう。

199050.jpgさて、ここまで来たら北十間川にご機嫌伺いしなければ、ウソというものでしょう。ハイペースで鋼矢板の旧護岸が撤去され、テラス化が進む本川にあって、東端のここはもはや貴重となった、放置感あふれるジャングル(?)区間。

ここも果たして、他の区間と同様に修景されるのか、それともこのまま、水位低下化以前の面影を留めるのか‥‥。わかりませんが、今はこの川景色を愛でたい気持ちでいっぱいです。
撮影地点のMapion地図

(28年11月20日撮影)

(『11月20日の川景色…7』につづく)

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タグ : 旧中川 北十間川 江東内部河川 水位低下化河川 旧小松川閘門 水辺の鳥たち

11月20日の川景色…5

(『11月20日の川景色…4』のつづき)

199041.jpg横十間川との丁字流にさしかかったところで、クローバー橋を仰いで一枚。

いつも同じような角度で見てしまいますが、十字をなすその交点に、ルーバー状の飾りがさも意味ありげに並んでいれば、嫌でも目線が吸い寄せられます。ある意味、通航船からの視線を意識したデザインといってもいいでしょう。


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沿岸に点々と見え隠れする、紅葉した木々を拾いながら東進。静かな川面に、越中島線のトラスが姿を映していました。

小名木川貨物駅も姿を消して久しく、鉄道と水運の接点を物語る遺構は見られなくなりましたが、テラスの整備と同時に、コンクリート堤防がぐっと低められて、水面からもトラスの全貌が眺められるようになったのは嬉しいことでした。

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199044.jpgそれにしても、清々しいばかりに真っ直ぐ、東西に伸びゆく直線水路! かつては幾多の小堀割を従えて、大河川連絡の重責を担ったメインライン中のメインライン。分派していた大小の堀割は、この数十年でほとんど埋め立てられましたが、それがかえって、生き残った小名木川の存在を際立たせたのかもしれません。

おなじみの船路ではあるので、最近ではあまり水深を意識することもなくなったのですが、たまたまこのあたりで魚探の感を撮っておいたので、メモ書きとして。微細な凹凸はあるものの、ご覧のとおり安定しています。




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番所橋をくぐって小名木川と別れ、旧中川に出ると、目の前に広がる大島小松川公園の森が、ところどころ紅葉していてなかなキレイ。ここがスーパー堤防の法面であることを、一瞬忘れさせるような木立ちの濃厚さではありました。
撮影地点のMapion地図

(28年11月20日撮影)

(『11月20日の川景色…6』につづく)

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タグ : 小名木川 旧中川 江東内部河川 水位低下化河川

1月21日の川景色…3

(『1月21日の川景色…2』のつづき)

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旧中川に出てゆるゆる南下、船番所資料館前の川の駅へさしかかると、見慣れない船が接岸しているのと、何やら人だかりがしているのが目に入りました。イベントかしら?

近づいてみると、ここを泛水地点にしている水陸両用バス、「スカイダック」と略同型ながら、正面窓配置3枚、グレー一色塗装の初めて見るタイプ。新造艇いや新車なのか、それとも他所のバスを、臨時に借り出してきたものかしら。桟橋におられる皆さんは、救命胴衣に加えヘルメット着用だったことから、トライアル中のようでもありました。

187012.jpg閘門様は10年目の大修繕とあって、通れないのはわかっていたものの、工事中の様子も拝見したく、ご機嫌伺いに接近してみることに。稼働中とは違った表情が見られるかもしれませんものね。

屈曲の向こうに後扉室ゲートが見えてくると、扉体は閉鎖され、管理橋の高欄には黄色い横断幕が。そうだ、動かないのだから、ギリギリまで近づいてディテールを拝めるぞ! うひょひょ。

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まずは横断幕から。普段、出入りする際は何より、待機艇や係の方の迷惑にならないよう、そそくさとゲートをくぐってしまうのが常なので、余裕を持って見上げられるのはちょっと嬉しいものが。残念ながら空が薄曇りになって、撮ったときの雰囲気がいま一つではありましたが。

ゲートの直前でしばらくうろうろしましたが、放送で注意されることもなくひと安心。それならと、扉体にもっと近づいてみることに。

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187015.jpgここぞとばかりに、バウがぶつからんばかりの距離まで接近、扉体の巨大な質量を堪能して‥‥と、一つ発見が!
ローラーの軸が抜かれている!
これって、メタルも取り外した後ですよね? 手前軸穴の右上に、パーツの絵がチョーク書きしてあるのも生々しくて佳し。さすが(?)10年目の総点検、ここまでやるんだと大いに感動。いや~、通れなくとも訪ねた甲斐がありました!

思わぬ発見に気をよくした後は、周囲をキョロキョロと物見高く見まわして、点検用デッキのパンチングメタルなど、普段じっくり見られないディテールも併せて堪能し、気分よく小名木川を西行したのでした。
撮影地点のMapion地図

(28年1月21日撮影)

(『1月21日の川景色…4』につづく)

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