9月10日の日本橋川・神田川…1

(『9月10日の軍艦…3』のつづき)

195026.jpg豊洲大橋北詰をチラリと。街灯、青看板、防音壁と路上の設備もすっかり揃って、この角度から見るかぎり、すでに供用されていてもおかしくない雰囲気です。

本橋架設に出動した、巨大クレーン船「富士」の威容に圧倒されて(過去ログ『春海運河スペクタクル…3』参照)早や8年‥‥。さまざまなことが支障して、なかなか供用に至らないのは残念ですが、せっかくの立派な長大橋、せめて開通後は、大いに利用されることを祈りたいものです。

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‥‥さて、毎度おなじみ日本橋川です。ご無沙汰しているうちに、注目の工事がいくつか進捗していることもあり、今でなければ見られない川景色を拝んでおこうと、日本橋川~神田川の周回コースを選んだのでした。

まだ早い時間のこととて、船溜も川面も静まり返っています。豊海橋の風格ある銘板を仰ぎつつ、ぐっと減速。

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日本橋水門もお変わりなく。ビルと首都高に囲まれた淡いグレーの扉体、空まで曇りがちで白っぽいと、まさに保護色。

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195030.jpg日中なら、観光船の下航を避けるため、右寄りの低い高架下を進む江戸橋ジャンクションも、河道中央から見上げて楽しめる朝の贅。

日本橋をくぐったところで、高架橋脚に巻きつけられたオレンジ地に赤字の注意書きが。「この先台船作業中 徐行願います」。おや、何の工事かしら?
撮影地点のMapion地図

(28年9月10日撮影)

(『9月10日の日本橋川・神田川…2』につづく)

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タグ : 春海運河 日本橋川 高架下水路 日本橋水門

5月3日の亀島川…4

(『5月3日の亀島川…3』のつづき)

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スカイツリーがすっかり見えなくなったところで、新亀島橋が近づいてきました。平成生まれの橋ですが、方杖ラーメンの、何ともいえない安定感が好ましく、径間による縦横比の塩梅がよいせいもあるのでしょう、眺めて楽しい橋です。

こちらは変わったところはあるでしょうか。19年5月4日の写真とくらべてみると‥‥。

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おや、左に枝をさしかけていた大きな木、切られてしまったのですね。橋詰を引き締めている感じがして、よいものでしたが‥‥。

あとは、左にもやっている艇が少し後退し、右の階段上に鉢植えが並べられたほか、あまり変わっていないようです。右橋詰の、アルミ梯子もそのまま!

151038.jpg新亀島橋をくぐった後の両岸も、左手の鉢植え以外、ほとんど変化がないようでしたので、こちらの比較はパス。神田川ほど地面との比高差がないので、どこか安心感のある、静かなビルの峡谷です。

こちらは本流たる日本橋川にくらべ、水深がだいぶ浅いせいもあるのでしょうか、干潮に向かう時間帯でも流速がややゆったりしていて、水面がいくぶん穏やかに感じられたものです。

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流頭部・日本橋水門を裏から。同じ角度のよい写真がなかったので、扉体と巻上機室の更新工事中の様子、22年11月3日撮影のものを下に掲げます。

左側の径間がすっかり取り去られ、角落としで仮塞ぎされているところ。ついこの間とばかり思っていましたが、グリーンの扉体のころを見返すと、もはや懐かしい感じがしてきました。
撮影地点のMapion地図

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(26年5月3日撮影)

(『5月3日の橋の裏側』につづく)

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タグ : 亀島川 日本橋水門

6月23日の日本橋水門

(『6月23日の東雲水門』のつづき)

97026.jpg帰路、亀島川にも寄ってみました。干潮時の流速を楽しみながら、屈曲部に架かる亀島橋の威容を堪能。

上路式鋼アーチだった先代橋のイメージを継承しつつ、現代的なスマートさも併せ持っています。隅田川西岸河川にある最近の橋では、この上流にある新亀島橋と並んで、魅力的な橋ですね。


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そして亀島川といえば、工事中の日本橋水門の観察であります。

97028.jpg写真右側・第一径間の改装工事も佳境に入り、6月3日の時点ではまだあった、巻上機室のガーダーもすっかり取り去られ、お次は旧扉体の解体工事に取り掛かるのでしょう。

旧扉体の手前には角落としが差し入れられ、ホースが外へ出ているところを見ると、中を排水して扉体をあらわにしているものと思われます。


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左側・第二径間を通って、日本橋川へ。足場の向こうでは、何やら煙が…酸素で解体でもしているのでしょうか。

97030.jpgやはり、足場にもやった台船上では、旧巻上機室のガーダーを切断していました。焦げた臭いがツンと鼻をつき、切断面を黒く煤けさせたガーダーが、両端を無造作に切り取られて横たわっています。

ぐるりをビルに囲まれ、堰柱にその壁面が迫る丁字流で、黙々と進む結構な規模の工事…。開けた場所でないせいか、他にはない独特の雰囲気が醸し出されて、惹かれる水門風景ではあります。
撮影地点のMapion地図


(24年6月23日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 日本橋水門 亀島川

三菱倉庫の解体工事

(『常磐橋哀歌』のつづき)

95032.jpgさて、日本橋川関連で気になるモノがもう一つ。江戸橋南詰にある、三菱倉庫本社ビルです。「日本橋が洗われたらしい…1」でも触れたように、外壁をある程度保存しつつ、敷地内に高層ビルを新たに建てるとのこと。工事の進捗はと江戸橋に近づくと…。

あらら、早くも塔屋が消え失せている! 見慣れた場所に、あるべきものが無くなったときの違和感は、これまで何度も体験してきましたが、今回はモノがあの強烈な塔屋だっただけに、まるで空が広くなったような感じすら受けました。

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江戸橋をくぐって、右手を仰いだ瞬間、あらららら、と「ら」が二つ増えるくらいの落胆が襲ってきました。外壁を残しているのは東西の部分だけで、河畔の倉庫としてもっとも重要なディテールである、かつてクレーンの付いていたあの部分が、ごっそり解体されてしまっている!

95034.jpg日本橋の本社を高層オフィスビルに建て替え、三菱倉庫」(日経不動産マーケット情報)に掲載された完成予想図を見ても、道路側も中央部分は外壁を残さないようですから、これは既定の方針だったのでしょう。

ううん、かつての川とのつながりが髣髴できて、よいものだったのですが…。もちろん、完全になくなってしまうよりは、はるかにましではあります。

95035.jpgしかし、本当に皮一枚残して、傷つけずに上手に解体していくものだ…と、改めて感心させられました。首都高から眺めたら、間近なだけにもっと凄い印象でしょうね。

ちなみに上掲の記事によると、竣工予定は26年8月とのことです。



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改修工事が始まって以来の観察対象(とはいいながら、しばらく来られなかったのが何とも)である、亀島川流頭部・日本橋水門の進捗状況も一枚。

右径間の扉体・巻上機室の取り替えが終わり、新旧2径間でしばらく落ち着いていましたが、今や左径間の工事たけなわ。グリーンの旧扉体から、保護色のようなライトグレーの新扉体に塗装も替えられるのは、先に工事の終わった亀島川水門と同様ですね。
撮影地点のMapion地図

(24年6月3日撮影)

(『6月3日の芝浦運河地帯…1』につづく)

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タグ : 日本橋川 日本橋水門 三菱倉庫

日本橋が洗われたらしい…1

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2月13日は、用事があってマリーナへ。用足しと艇の掃除が済んだらすぐに帰るつもりだったのですが、この時季としては暖かで、しかも好天だったこともあってムズムズしだし、やっぱり小1時間でも走ってこようと、もやいを解くことに。事実上の本年初出航です。

風は少しあったので、隅田川など広いところへ出ると、さすがに寒風が身に沁みますが、お天気とあって水辺の人出も多く、おなじみ永代橋も陽射しに輝いて、ディテールもくっきりのいい表情です。

49002.jpg少し前に、新聞で日本橋がクリーニングされた記事を読んだので、どんな塩梅かなと見てみたくなったもこともあり、短時間のお散歩としては格好の目的地ができたと、日本橋川へ向かうことに。

雨の降らない日が続いたこともあって、水の透明度も高く、浮流物も少ないので、気持ちの良い川走りが楽しめます。


49003.jpg湊橋を過ぎ、首都高向島線が入ってくるあたり、右手の桟橋には、何か資材を積んだ台船と、通船・曳船各一隻がもやっていました。

日本橋水門が更新工事中ということもあり、積んであるものが気になります。扉体にしては厚みもなく、一枚の幅も狭いですから、巻上機室の側壁か何かかしら。


49004.jpgで、その日本橋水門の工事進捗状況をば。
巻上機室の載るガーダーはすでに架設を終え、すでに上屋の工事に取り掛かっているようです。やはり台船に積んであったのは、側壁だったのでしょうか。

足場に隠れてよく見えませんでしたが、扉体はすでに差し込まれたのでしょうか、それとも単なる角落とし?
撮影地点のMapion地図

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建て替え決定の報道がされたこともあって、カメラを向けずにはおられない三菱倉庫本社ビル(三菱倉庫/本店ビルを125億円で建替え 物流ニュースのLNEWS)。

水上からではアングルが限られてしまいますが、こちら側からでも十分鑑賞に堪えるこのディテールを、こうして仰ぎ見られるのはあとどのくらいなのでしょう。報道では、外観を保存しながら、とのただし書きがついていますので、あるいは丸の内のいくつかのビルで見られるようなやり方が、採用されるのかもしれません。
撮影地点のMapion地図

(23年2月13日撮影)

(『日本橋が洗われたらしい…2』につづく)

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タグ : 隅田川 日本橋川 日本橋水門 台船 三菱倉庫