2月19日の亀島川…3

(『2月19日の亀島川…2』のつづき)

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屈曲部に位置する亀島橋、浅いアーチの補鋼が頭上に覆いかぶさり、まろやかな圧迫感を頭上に感じながら前進微速。

26年5月の写真を見返してみても、繋留艇が一掃されて、ずいぶん寂しくなってしまったなあ‥‥。あの艇たちは全部、先ほど見た桟橋に引っ越すことができたのでしょうか。

202012.jpg霊岸橋は塗り替えられてまだ年数がたっていないせいか、クリームの色が鮮やかできれい。

向こうは分流点、日本橋水門があるのはご存知のとおり。何分おなじみの水路なので、そのままゆるゆると日本橋川に出ようと思っていたら‥‥。くぐりながら、「アレッ?」と、水門のちょっとした異変に気付かされたのでした。


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裏から向かって左、2番径間の扉体直下、水面に横一線の泡立ちが! 最初、閘門通航のときによく見られる、扉体から落ちる滴がつくる線だと思ったものの、扉体を見ると濡れておらず、点検開閉ではないようです。

スロットルをニュートラルにし、惰性で近づきながらよく観察したところ、どうやら水面下から泡が出ているようだとわかり、珍しさにまじまじ見入ったものです。

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ちょうどジェットバスか何かのように、シュワシュワと白い線を描く奇観に、丁字流での左右確認もおろそかになるほど(ちゃんと確認しような!)。

何でしょう、扉体の戸溝にエアーを出す装置を設けて、閉鎖時の水密を損わないよう、溜まった泥土を排出する装置でしょうか。帰ったら調べてみよう。

202015.jpg水門も設備更新をすると、より十全な作動を求めて、新しい機能が追加されるのだなあ、と感心しきり。単に私が知らないだけで、前からあったのかもしれませんけれど‥‥。

丁字流で取舵を切り、日本橋川を上航。好天の下、江戸橋ジャンクションもシャープな表情を見せて、楽しい遡上になりそうですね。
撮影地点のMapion地図

(29年2月19日撮影)

(『2月19日の日本橋川…3』につづく)

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タグ : 亀島川 橋の裏側 日本橋水門 日本橋川 高架下水路

9月10日の日本橋川・神田川…1

(『9月10日の軍艦…3』のつづき)

195026.jpg豊洲大橋北詰をチラリと。街灯、青看板、防音壁と路上の設備もすっかり揃って、この角度から見るかぎり、すでに供用されていてもおかしくない雰囲気です。

本橋架設に出動した、巨大クレーン船「富士」の威容に圧倒されて(過去ログ『春海運河スペクタクル…3』参照)早や8年‥‥。さまざまなことが支障して、なかなか供用に至らないのは残念ですが、せっかくの立派な長大橋、せめて開通後は、大いに利用されることを祈りたいものです。

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‥‥さて、毎度おなじみ日本橋川です。ご無沙汰しているうちに、注目の工事がいくつか進捗していることもあり、今でなければ見られない川景色を拝んでおこうと、日本橋川~神田川の周回コースを選んだのでした。

まだ早い時間のこととて、船溜も川面も静まり返っています。豊海橋の風格ある銘板を仰ぎつつ、ぐっと減速。

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日本橋水門もお変わりなく。ビルと首都高に囲まれた淡いグレーの扉体、空まで曇りがちで白っぽいと、まさに保護色。

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195030.jpg日中なら、観光船の下航を避けるため、右寄りの低い高架下を進む江戸橋ジャンクションも、河道中央から見上げて楽しめる朝の贅。

日本橋をくぐったところで、高架橋脚に巻きつけられたオレンジ地に赤字の注意書きが。「この先台船作業中 徐行願います」。おや、何の工事かしら?
撮影地点のMapion地図

(28年9月10日撮影)

(『9月10日の日本橋川・神田川…2』につづく)

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タグ : 春海運河 日本橋川 高架下水路 日本橋水門

5月3日の亀島川…4

(『5月3日の亀島川…3』のつづき)

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スカイツリーがすっかり見えなくなったところで、新亀島橋が近づいてきました。平成生まれの橋ですが、方杖ラーメンの、何ともいえない安定感が好ましく、径間による縦横比の塩梅がよいせいもあるのでしょう、眺めて楽しい橋です。

こちらは変わったところはあるでしょうか。19年5月4日の写真とくらべてみると‥‥。

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おや、左に枝をさしかけていた大きな木、切られてしまったのですね。橋詰を引き締めている感じがして、よいものでしたが‥‥。

あとは、左にもやっている艇が少し後退し、右の階段上に鉢植えが並べられたほか、あまり変わっていないようです。右橋詰の、アルミ梯子もそのまま!

151038.jpg新亀島橋をくぐった後の両岸も、左手の鉢植え以外、ほとんど変化がないようでしたので、こちらの比較はパス。神田川ほど地面との比高差がないので、どこか安心感のある、静かなビルの峡谷です。

こちらは本流たる日本橋川にくらべ、水深がだいぶ浅いせいもあるのでしょうか、干潮に向かう時間帯でも流速がややゆったりしていて、水面がいくぶん穏やかに感じられたものです。

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流頭部・日本橋水門を裏から。同じ角度のよい写真がなかったので、扉体と巻上機室の更新工事中の様子、22年11月3日撮影のものを下に掲げます。

左側の径間がすっかり取り去られ、角落としで仮塞ぎされているところ。ついこの間とばかり思っていましたが、グリーンの扉体のころを見返すと、もはや懐かしい感じがしてきました。
撮影地点のMapion地図

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(26年5月3日撮影)

(『5月3日の橋の裏側』につづく)

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タグ : 亀島川 日本橋水門

6月23日の日本橋水門

(『6月23日の東雲水門』のつづき)

97026.jpg帰路、亀島川にも寄ってみました。干潮時の流速を楽しみながら、屈曲部に架かる亀島橋の威容を堪能。

上路式鋼アーチだった先代橋のイメージを継承しつつ、現代的なスマートさも併せ持っています。隅田川西岸河川にある最近の橋では、この上流にある新亀島橋と並んで、魅力的な橋ですね。


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そして亀島川といえば、工事中の日本橋水門の観察であります。

97028.jpg写真右側・第一径間の改装工事も佳境に入り、6月3日の時点ではまだあった、巻上機室のガーダーもすっかり取り去られ、お次は旧扉体の解体工事に取り掛かるのでしょう。

旧扉体の手前には角落としが差し入れられ、ホースが外へ出ているところを見ると、中を排水して扉体をあらわにしているものと思われます。


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左側・第二径間を通って、日本橋川へ。足場の向こうでは、何やら煙が…酸素で解体でもしているのでしょうか。

97030.jpgやはり、足場にもやった台船上では、旧巻上機室のガーダーを切断していました。焦げた臭いがツンと鼻をつき、切断面を黒く煤けさせたガーダーが、両端を無造作に切り取られて横たわっています。

ぐるりをビルに囲まれ、堰柱にその壁面が迫る丁字流で、黙々と進む結構な規模の工事…。開けた場所でないせいか、他にはない独特の雰囲気が醸し出されて、惹かれる水門風景ではあります。
撮影地点のMapion地図


(24年6月23日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 日本橋水門 亀島川

三菱倉庫の解体工事

(『常磐橋哀歌』のつづき)

95032.jpgさて、日本橋川関連で気になるモノがもう一つ。江戸橋南詰にある、三菱倉庫本社ビルです。「日本橋が洗われたらしい…1」でも触れたように、外壁をある程度保存しつつ、敷地内に高層ビルを新たに建てるとのこと。工事の進捗はと江戸橋に近づくと…。

あらら、早くも塔屋が消え失せている! 見慣れた場所に、あるべきものが無くなったときの違和感は、これまで何度も体験してきましたが、今回はモノがあの強烈な塔屋だっただけに、まるで空が広くなったような感じすら受けました。

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江戸橋をくぐって、右手を仰いだ瞬間、あらららら、と「ら」が二つ増えるくらいの落胆が襲ってきました。外壁を残しているのは東西の部分だけで、河畔の倉庫としてもっとも重要なディテールである、かつてクレーンの付いていたあの部分が、ごっそり解体されてしまっている!

95034.jpg日本橋の本社を高層オフィスビルに建て替え、三菱倉庫」(日経不動産マーケット情報)に掲載された完成予想図を見ても、道路側も中央部分は外壁を残さないようですから、これは既定の方針だったのでしょう。

ううん、かつての川とのつながりが髣髴できて、よいものだったのですが…。もちろん、完全になくなってしまうよりは、はるかにましではあります。

95035.jpgしかし、本当に皮一枚残して、傷つけずに上手に解体していくものだ…と、改めて感心させられました。首都高から眺めたら、間近なだけにもっと凄い印象でしょうね。

ちなみに上掲の記事によると、竣工予定は26年8月とのことです。



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改修工事が始まって以来の観察対象(とはいいながら、しばらく来られなかったのが何とも)である、亀島川流頭部・日本橋水門の進捗状況も一枚。

右径間の扉体・巻上機室の取り替えが終わり、新旧2径間でしばらく落ち着いていましたが、今や左径間の工事たけなわ。グリーンの旧扉体から、保護色のようなライトグレーの新扉体に塗装も替えられるのは、先に工事の終わった亀島川水門と同様ですね。
撮影地点のMapion地図

(24年6月3日撮影)

(『6月3日の芝浦運河地帯…1』につづく)

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タグ : 日本橋川 日本橋水門 三菱倉庫