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2月7日の新呑川…5

(『2月7日の新呑川…4』のつづき)

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河道の真ん中をデン、とふさぐバージに、ギリギリまで寄せてみました。量感あふれる錆色の船体が間近に迫って、なかなか素敵です。

ブルワークに貼られた抜き文字の船名は、そのまま読むと「イ135」? 旧海軍の潜水艦のようですね。まあ、「〇にイ」は、船社のシンボルマークか何かでしょうが。

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ええ‥‥少し悪あがきしてみようと、左へ頭を突っ込みながら様子見。こうして見たところでは、手前はともかく、奥も何とかすり抜けられそうな幅がありそうですが‥‥。

‥‥う~ん、やっぱりやめておこう。久しぶりに「呼ばれていない」(本当に久しぶりだ)感覚があったこともありますが、基礎護岸の形状や、水面下にあるもやいの取り回しが全く予想もつかない以上、航行禁止を掲げた水域に入って、事故でも起こしたら迷惑をかけることになるからです。

261063.jpgそんなわけで、ヘタレ船頭涙の敗退と相成りました。この先、天神橋と夫婦橋をくぐり、京急蒲田の真下まで遡上限界を伸ばしたとしても、わずか400mあまりですから、悔しさもひとしお。また挑戦するとしましょう。

帰路、清水橋の古豪橋らしい、リベットの並ぶ鋼桁に掲げられた横断幕を見上げて。「絶対に しないさせない 不安全行動」。ごもっとも、ごもっともでございますよ。


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261065.jpg微速でゆるゆると戻り、河口近くまで下ってくると、前方に鵜さんの小さな群れが。驚かせてしまうかな‥‥と、さらに行き足をしぼって近づいたら、てんでの方向を向いていた鵜さんたちがいっせいに左を向き、「2」の字がズラリ!

思わずニヤリとしてシャッターを切ったら、当然ながらご一行は不審船の接近におかんむり。激しい羽音を立てて飛び去ってしまいました。
撮影地点のMapion地図

(令和3年2月7日撮影)

(『2月7日の水路風景…3』につづく)

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タグ : 新呑川 水辺の鳥たち

2月7日の新呑川…4

(『2月7日の新呑川…3』のつづき)

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少々寂しい両岸を眺めながら、宝来橋に至って「えっ?」とテンションが下がる一件が。高欄の横断幕に、「この先 工事の為、船舶の通行不可です ご迷惑をおかけ致します 大藤興業 株式会社」‥‥う~ん、通れないの?

高い潮位を利して、遡上限界点を押し上げようと楽しみにしていたのに‥‥。ここまで来て、せっかくのチャンスがふいになりそうとなれば、そりゃ気持ちも萎えようというものです。

261057.jpg目を細めて次の橋、清水橋の奥をうかがうと、確かに河道中央を塞ぐ何かが。むう、難しいかしら‥‥。

ここから眺めたかぎりでは、向こうが見えるほどすき間がありそうだし、もしかしたら‥‥。あきらめずにまずは近づいて、よく観察してから考えればいいさ、と、望みを捨てずに前進続行。


261058.jpg清水橋の高欄、といっても向こう側ですが、工事の説明看板らしいものが掲げられていたので、ズームでたぐって一枚。

タイトルは「呑川防潮堤耐震補強工事(その203)のお知らせ」。その203! この事業がいかに長年に渡って少しづつ進められてきたか、このインフレナンバーを見ればわかる気がします。

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さて、清水橋上流の閉塞ぶりですが。う~ん、錆色のバージと、横抱きにもやったユンボ浚渫船ですか。しかしこのバージ、よく狭い径間を通れたなあと、変な方向に感心することしきり。

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う~ん‥‥‥‥。
接近して様子が分かったのはいいのですが、ちょっと暗雲が立ち込めてきたなあ‥‥。
撮影地点のMapion地図

(令和3年2月7日撮影)

(『2月7日の新呑川…5』につづく)

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タグ : 新呑川 台船

2月7日の新呑川…3

(『2月7日の新呑川…2』のつづき)

261051.jpg撤去された呑川新橋のつづき、反対側、南詰橋台も一枚。こちらはまだ落橋防止の金具が取り外されておらず、足場が組まれているなどの違いがありました。

産業道路の拡幅にともなう工事と聞いていますので、新しい橋はぐっと幅を増したものになるでしょうし、周辺の風景も大きく変化することでしょう。


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261053.jpg赤い高欄の八幡橋を望んで。このあたり、護岸の補強は未施工で、工区とおぼしきステッカーが点々と貼られている状態。新設のポンツン桟橋が目立ちますが、まだ旧来の自製桟橋も残っています。

八幡橋北詰にもネコさんが‥‥。こちらは丸くなって目を細め、のんびりと日向ぼっこ。ニャンコも川景色の一部である新呑川畔、いいですねえ。


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工事に使ったものか、折りたたまれたブイのフェンスには、オオバン君が一人でたたずんでいました。こうして水面上に出ていると、プリッとした可愛らしい姿とはうらはらの、ちょっとグロテスク(失礼)な足に目を奪われますよね。

鴨類の水かきとは違った独特の形に、同じ水鳥とはいえ出自の違いを感じさせ興味深いですね。何より、こんなに多彩な水鳥たちを都内の川や運河で普通に目にできる日が来るなんて、子供のころは思いもしませんでした。

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さらに遡上し、北糀谷橋の前後、早い時期に補強護岸が施工されていた区間を眺めて。前回、平成26年8月17日との違いは、ポンツン桟橋が設けられていたこと。写真奥、宝来橋付近から河道が南にゆるく屈曲しますが、ご覧のとおり橋から下流へ、まだ新しい桟橋が延びていました。

そうそう、先ほどから気になっていたのは、どの桟橋もまだ船影が戻っておらず、かつての「船いきれ」に満ち満ちた新呑川の雰囲気からはほど遠いこと。施工間もないせいなのか、それともいったん退去させられたフネブネのオーナーさんたちは、これをしおに繋留地をよそへ移転されたのか‥‥。
撮影地点のMapion地図

(令和3年2月7日撮影)

(『2月7日の新呑川…4』につづく)

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タグ : 新呑川 水辺の鳥たち

2月7日の新呑川…2

(『2月7日の新呑川…1』のつづき)

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末広橋下流まで来ると、もろもろ設備を載せた台船が出現。橋の上流側にも、クレーン船がジブをもたげているのが見えますね。

そういえば南岸はほぼ施工済みなのに、右手、北岸はまだ補強の護岸が未施工です。これから杭を打つところでしょうか。

261047.jpg橋詰には養生シートで囲った結構なスペースが取られ、どうやら仮設のコンクリートプラントが設けられているようです。

護岸の天端近くや橋の桁側面に、うねうねと電線が架設されているのも目に入り、工事たけなわなのが素人目にもわかりました。


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新呑川可航区間を代表する橋、国道131号を渡す呑川新橋。こちらは手前の桁がごっそり外されていて、あまりの変貌ぶりにびっくり。渋い鋼桁橋でしたが、通行量の多い産業道路とあって、架け替えが進むのは無理がないように思えました。

261049.jpg呑川新橋といえばその下流側北岸、大森南一丁目公園の河畔に設けられた、親水テラスも見逃せない川の構造物。

こちらはすでに、橋台の手前まで補強が成り、白いコンクリートの肌を見せていました。柵をよく眺めまわしてみたものの、扉にあつらえた部分は相変わらずないようで、船着場機能は持っていないとみてよいでしょう。


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呑川新橋の下り線部分、露出した橋台をここぞとばかり、もう眺める眺める(笑)。改架の現場に出くわしてこそ、こうしてふだん見られない部分が目にできるのですから、これは眼福といって差し支えないでしょう。

黒くうつろな断面をさらす、切断された管たちが目を引きますね。工程はこれから下り線に仮橋を設け、それから上り線の改架にかかる、というあたりでしょうか。
撮影地点のMapion地図

(令和3年2月7日撮影)

(『2月7日の新呑川…3』につづく)

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タグ : 新呑川 台船

2月7日の新呑川…1

(『変わりゆく多摩川河口…4』のつづき)

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多摩川を離れた後は、都内南部の可航河川の雄、新呑川を訪ねてみました。この日は日中の潮位が高く、以前訪ねたときの夫婦橋下流あたりから、さらに奥へ遡上距離を稼げるだろうと踏んだためです。

そうそう、一つお詫びを。こちらのブログに移ってから、漫然と「呑川」と表記し、タグも同様につけてしまいましたが、可航区間の大半が正しくは「新呑川」です(過去ログ『新呑川…4』参照)。河川ファンとしてお恥ずかしいかぎりで、申しわけありませんでした。今後、過去の記事も順次訂正させていただきます。

261042.jpg前回訪問時と変わらぬ、繋留船艇が両岸に並ぶ川景色を楽しみながら微速で遡上、第一橋・旭橋が見えてきました。

護岸を眺めていると、従来の護岸の前にコンクリートの色が新しい、補強用の護岸を追加したのがわかりました。手すりを設けて、テラス化しているところも。橋詰から河畔にスロープで降りられる造りなのは、元からでしたね。

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鋼製の階段と繋留杭という組み合わせの、旭橋手前の繋船設備。こちらは大型艇向けですね。

261044.jpg藤兵衛橋下流北岸は、狭いですがテラス護岸が完成しており、繋船設備はポンツン桟橋でした。

まだこの先は工事半ばの雰囲気で、繋留艇の姿が見られないのは、この区間の竣工まで一時退去させられているからと思われます。手作りの桟橋が連なる、雑然とした川景色も嫌いではありませんが、さっぱりとした新造桟橋が整然と並ぶ光景は、やはりよいものです。

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藤兵衛橋上流南岸をふと見たら、追加された護岸上の狭い犬走を、スタスタスタ、と無造作に走るネコさんを発見。慣れた足取りに、「護岸ネコ」と命名したくなるほどでした。まあ、その調子ならまず大丈夫でしょうが、水に落ちないよう気をつけて‥‥。
撮影地点のMapion地図

(令和3年2月7日撮影)

(『2月7日の新呑川…2』につづく)

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タグ : 新呑川