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11月10日の水路風景…4

(『11月10日の水路風景…3』のつづき)

242016.jpgさて、スカイツリー目指して北十間川を西航したわけですが、いつも似たような写真を載せるのも気づまりなので、一つ変化の記録を。

水路者にとっては“鉄塔世界の門”たる京成橋、金属パネルに養生されて、工事中でした。大型橋でなくとも、スカイツリーとテラスに面したこのエリアの顔の一つ、優先的に補修工事がなされるのもうなずけます。

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帰路、西側をアップで見たところ。足場の桁下高がA.P.で示されているのが面白いですね。水位低下化区間でなく、感潮河川だったら、この時点だと水面下にもぐってしまっている高さです(笑)。

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定番のスカイツリーを見上げた一枚は、おしなり橋の近く、正真正銘の櫓下に至ってからグッと仰いだところを。空気が澄んでいたので、構造の1本1本までディテールもくっきり。

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242020.jpgでまあ、扇橋閘門を通って帰港したわけですが、当然ながら時間の経過とともにさらに潮位は高まっていて、閘程実に2.9m! 惜しい、あとちょっとで3mだったのにいぃ‥‥。

ガンネルに立ってボートフックを構えていると、満水時は余裕で地面が見えるレベル! すでに傾いた秋の陽が、か細く射しこむゲートを眺めながら、嬉しくこの水路行を締めくくったのでありました。
撮影地点のMapion地図

(元年11月10日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 北十間川 小名木川 扇橋閘門 閘門 江東内部河川 水位低下化河川

新装扇橋閘門通り初め…6

(『8月1日の内部河川…1』のつづき)

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コースからすでに決まったようなものでしたが、この日は水位低下化区間からの離脱に閘門様を使わず、帰路も扇橋閘門を利用することにしました。上航時もどこか変化はないか、よく観察しておきたいですからね。

今度は一緒に通航待ちする艇もなく、自艇一隻です。暑熱にうだりながら、しんと静まり返った水面で漂泊していると、放送も何もなく突然、排水が始まりました。以前のドバッ、といった勢いのある排水を期待していたのですが、写真のとおり穏やかなもの。バイパス設備も更新されて、排水がソフトになったのかな?

237082.jpg排水が終わって、扉体が上がり閘室が見えてきたところで、アッと気づかされました。側壁の湛水線で一目瞭然、閘程が最低クラスまで低まっていたのです。

今が大潮の最大干潮時であることを忘れていました。暑さで頭が働かなくなっていたのか、お恥ずかしいかぎり。吐き出す水量が少なければ、噴流もそりゃソフトになろうというものです。

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扉体が上がり切って信号も青になったところで、スロットルを倒して微速前進。正面からいいお顔を一枚。

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前扉室の扉体が開いたところ。何分大潮の干潮時、11:11のA.P.+0.03mにほぼドンピシャとあって、閘程は1mと少し。ちょっと物足りない気もしましたが、帰路の通り初めも無事済んで、暑さに参りながらも楽しく過ごすことができました。

237085.jpg閘室を出て、大横川との十字流を行き過ぎたところで、ちょっと待て、と少し戻って大横川を南下することに。

大潮の干潮時となれば、茂森橋をはじめとする低い橋たちも、鼻歌まじりの余裕で通れる日。引き続きの微速航行で暑さはツライですが、ここは内部河川好きとして、通っておかねばウソというものでしょう!

(元年8月1日撮影)

(『8月1日の内部河川…2』につづく)

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タグ : 小名木川 大横川 扇橋閘門 閘門 江東内部河川 水位低下化河川

新装扇橋閘門通り初め…5

(『新装扇橋閘門通り初め…4』のつづき)

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237057.jpgハシゴを引っ掛けていたボートフックを外し、護岸を一突きして出閘です。この、排水が終わってホッとしたのと、閘室を出るときの後ろ髪を引かれるような気持ちが、ないまぜになった感じを味わうのも久しぶり。暑さでうだっていることもひととき忘れられ、機嫌の悪かろうはずなし。

扉体からの滴がポツポツいう音を聞きながら、後扉室をくぐって東側へ出ました。後扉室は3月31日、ロケハンの道々でほぼ完成した姿を見ていますが、スキンプレート側を目にするのはもちろんこの日が初めて。

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従来のままだった閘室と違い、ゲートの外側は護岸も更新されていたのは、前扉室と同様です。

左側、高層マンションと思われるビルの建設が続いていますね。「閘門ビュー」のお部屋が一気に増えるわけで、ある種うらやましく思う反面、騒音などのクレームにも気を遣わなければならなくなりそう。いい方へ解釈すれば、閘門の存在を知る人が増え、周知と理解につながるチャンス、と見てよいのかもしれません。

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237060.jpgカヤックの皆さんに「お先に失礼します」と挨拶して追い越し、閘門を離れたところで振り返り一枚。今日は帰りも、扇橋閘門を通って出よう‥‥。

そのまま小名木川を直進、しばらく訪ねていなかった、旧中川の北端部を目指すことにしました。微速でも前進していれば、風が当り涼が取れるのはありがたいところ。焦げそうな陽射しに辟易しながらも、水位低下化河川を楽しんでゆくことにしました。
撮影地点のMapion地図

(元年8月1日撮影)

(『8月1日の旧中川…1』につづく)

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タグ : 小名木川 扇橋閘門 閘門 江東内部河川 水位低下化河川

新装扇橋閘門通り初め…4

(『新装扇橋閘門通り初め…3』のつづき)

237051.jpg一つ忘れもの。後扉室が開く前、目の前の前扉室ゲートにゴイサギ君が飛来。扉体の上からいかにもうろんげな表情で、じっとこちらを見つめていました。

しばらく船影を見なかった水面が、突然賑やかになったので、きっと不審に思ったのでしょうね。もしかしたら「オレの縄張りに変なのが入ってきたせいで、おちおち魚も捕れやしない」と、ぼやいていたかもしれません。

237052.jpg閘室内から見上げた操作室棟。各階に回廊を備えた3階建てで、3階と前扉室の巻上機室を直接結ぶ階段が設けられているのが目新しい点です。

先代のタイル張りのような装飾はなく、全面コンクリート生地で質素な感じですが、エッジの立ったデザインは新ゲートとお揃いで、悪くありません(偉そうに)。



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前扉室を閉める旨放送があって、洗浄水の水煙を立てながら扉体が降りてゆきます。

しかし、巻上機室の回廊、張り出した幅が結構ありますよね。回廊の通路幅に余裕を持たせたということは、操作室棟から直接行き来できる階段があることを考えると、開放日の見学コースにも盛り込んでもらえるのかしら。ぜひゲート上から、通航風景を眺めてみたいものですね。

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さて、この日の閘程ですが、朔の大潮ということもあり、11:11の最大干潮時、A.P.+0.03mに向かって急速に引いているところ。よって閘程はおよそ1.6mと、少々物足りない結果になりました。

おなじみ「もんぴ君」の水位尺、せっかくのゆるキャラ(?)が、色褪せと汚れで見る影もありません。そろそろ取り替えてあげてほしいところですね‥‥。

237055.jpg
後扉室ゲートが開きはじめました。カヤックの皆さんが固まって待ち構える向こうに、陽光を反射して輝く東側の水面。

私と我が艇にとって平成29年4月20日以来、実に2年3ヶ月余ぶりの通航が果たされようとしていると思うと、大げさですが感慨深いものがありました。

(元年8月1日撮影)

(『新装扇橋閘門通り初め…5』につづく)

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タグ : 小名木川 扇橋閘門 閘門 江東内部河川 水辺の鳥たち

新装扇橋閘門通り初め…3

(『新装扇橋閘門通り初め…2』のつづき)
水位低下化水域の停泊は、原則禁じられているはず。だとすると工事などの業務船かしら? 無代で利用させていただく身分とはいえ、楽しみに待っていたやつがれとしては、さすがに疑問を覚えたのであります。ちょうど護岸上に出てきていた職員さんに、艇を近づけこの件について質問してみました。

職員さんによると、砂町のカヤッククラブの皆さんが後扉室前で待っており、「そっちを先に通した方が早いので」上航を先にしたとのこと。‥‥う~ん、なるほど。カヤックなら水位低下化河川に複数の艇庫があり、「向こう側」からの一番乗りが可能ですものね。いや、盲点でしたわ‥‥。

237046.jpg注排水の操作を一回分無駄にしているのが「?」だったので、どうも納得がいきませんでしたが、何分こちらは遊びブネです。「お待たせして申しわけない」と職員さんもしきりに恐縮されており、致し方なしと思うほかありません。

というわけで、一番乗りの夢が潰え、ちょっと凹んだ状態で開扉を迎えることとなったのであります‥‥。


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237048.jpg扉体がしずくをしたたらせて上がった瞬間、閘室内にいたカヤックの皆さんから、歓声が上がりました。20隻はいたでしょうか。

こちら側のカヤックの方々と、親しげに言葉を交わしながら出閘してくる皆さん、感動のランデヴーといった風情です。とすると、こちら側のフリートも地元の方ということでしょうか。では閘門とはおなじみなのでしょうね、先ほど注水の際は偉そうなことをいって、大変失礼しました。

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では気をとりなおして、久しぶりの通閘を楽しむとしましょう。瀟洒なガラス張りの巻上機室を仰いで、工事竣工後初の入閘を果たすのは、やはり気分がよいもの。

気づいた点としては、以前とくらべて扉体からの水が切れるのが、少し早くなったように思えたこと。スキンプレートの形状や、洗浄水のノズルなどに、何か改良があったのでしょうか。

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閘室に入り接岸してから、前扉室を見て。ようやく順光で眺めたゲートは、巻上機室のガラスも、塗装された堰柱の真新しい肌も陽射しに輝いて、どこか誇らしげです。

閘室内は従来のまま変化がなかったので、カヤックの皆さんからは、「なあんだ、前のままだ」「変わってないね」などの声がありました。我が艇にとってはほどよいゴムフェンダーの間隔や、つかまりやすいハシゴが変わらずあるのは、かえってありがたいくらいでしたが。

(元年8月1日撮影)

(『新装扇橋閘門通り初め…4』につづく)

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