4月20日の水路風景…3

(『4月20日の水路風景…2』のつづき)

205011.jpg
小名木川に入るとさすが平日、土運船をかたわらに従えて、浚渫船が作業の真っ最中でした。16日にも見た、「61号千羽丸」でしょうか。

205012.jpg
そして扇橋閘門。ああ、こんなに短いスパンで通航できて嬉しい! この日は前扉を上げて待ってくれていたので、水鏡に映るゲートと閘室を撮ることができました。閘室を出て、水位低下化水域に入ってみると‥‥。

205013.jpg
おお、先ほど砂町運河で出会った、「第八兄弟丸」が! 荒川経由で閘門様を通り、恐らく横十間川にバージを届けて、一隻での帰り道でしょう。塗装してまだ間がないのか、乾舷の青だけでなく、船底色も鮮やかです。

205014.jpgテラス工事が進む横十間川、首都高小松川線をくぐった北側で、コンクリートを打っているところを一枚。見たところ、まだ生っぽい感じですが、コンクリでなく砂を充填しているだけかな?

ここ、少し前まで艇庫(過去ログ『ちょっとお散歩…2』参照)があったんですけれど、撤去されて更地になったようですね。


205015.jpg水位低下化河川をひとめぐりし、再び隅田川へ戻ってきたところ。ちょうど大きな曳船が、曳いてきた台船を、小さな曳船にバトンタッチするシーンが見られました。

台船に積まれていたのは、長大な鋼管矢板。小名木川西半部の護岸工事に使う資材に、違いありません。上下航船が引きも切らない中、手際よく曳索を引き継ぐ技、見ていて気持ちのよいものでした。
撮影地点のMapion地図

(29年4月20日撮影)

(この項おわり)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 小名木川 横十間川 江東内部河川 水位低下化河川 扇橋閘門 閘門 曳船

4月16日のさくらしべ降る水路…5

(『4月16日のさくらしべ降る水路…4』のつづき)

204021.jpg

204022.jpg毎度おなじみ、扇橋閘門を通って水位低下化区間に入るとしましょう。注水待機があったので、船が出てくるかしらと期待したものの、残念ながら向こうへ通航した後だったようです。

遅れて来られたカヤックの皆さんに先に入ってもらい、一緒に排水待ち。外人さん、親子連れの方もおられたので、ツアーでしょうか。ともあれ、他の艇と過ごす閘程は楽しいものです。


204023.jpg
横十間川に入って間もなく、大島橋西詰に満開の一本があり、思わず目を奪われる一同。ええと、妙に白いですが、これも桜の一種なのかしら? 本当に花にうとくて申しわけない。

204024.jpg左手、猿江の公園がある水際にも、ぐんぐん南下してくるテラスの延伸工事。鋼矢板の内側にコンクリートを打っただけの状態ですが、ガレ場や雑草の茂みが見えた岸近くも、すっかり基礎工事が終わっていました。

向こうに見える清水橋、塗装の褪色や剥離が痛々しいので、そろそろ手を入れてあげてほしいですね。貴重な震災復興世代の橋、テラスから見上げられるようになったころには、美しく整備されていたらと願わずにいられません。

204025.jpg
総武線の鉄橋に近づくと、折よく電車が轟音を立てて通過。この前後はテラス造成も途切れ途切れで、旧来の鋼矢板護岸と、密林と化した水辺が少し残っています。
撮影地点のMapion地図

(29年4月16日撮影)

(『4月16日のさくらしべ降る水路…6』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 小名木川 横十間川 扇橋閘門 閘門 江東内部河川 水位低下化河川

11月20日の川景色…10

(『11月20日の川景色…9』のつづき)

199066.jpg
テラス工事が進行中の横十間川のスナップを2枚。基礎と護岸ができた後は、場所によりますがしばらく土嚢を積んで、盛り土を締めている光景を目にすることができます。

こちらはよほど環境がよいのか、雑草や蔓が土嚢の上に生い茂って、黒と緑のストライプに。このまま放っておいたら、土嚢がすっかり隠れて、草の土手になってしまいそうですね。

199067.jpg
江東水上バスの忘れ形見である、上屋付きの船着場・亀戸乗船場も、いつの間にかテラスに取り込まれた形になっていました。

前進した護岸にもゴムのフェンダーが取り付けられていたので、引き続き船着場の機能は活かすようですが、このままだと、接岸した船と岸壁との間に、大きなすき間ができてしまうので、使い勝手としてはどうでしょう。旧来のフェンダーを撤去して、すき間をなくすなどの工事は、これから行われるのでしょうか。

199068.jpg猿江恩賜公園のあたりまで南下してくると、本村橋をえらい数の人が渡っているのが目に入りました。そのうちの多くは河畔の桟道へと降りて、ぞろぞろとこちらへ向かってきます。

う~ん、何かイベントがあったのかしら? と横目で見ながら通過していたら、ほとんどの人がスマホに目を落としながら歩いている‥‥。あ、「ポケモンGO」で、このあたりがイイ感じのスポットになったのかも。

199069.jpg
この日は珍しく閘門様から荒川に抜けず、再び扇橋閘門のお世話になって、感潮水域に戻ることに。

後扉が上がった直後、水しぶきのカーテンの向こうに見えたのは、カタマランの観光船2隻に、カヤックも数隻と結構な通航量。出てきた観光船のお客さんに、手を振りながら「行ってらっしゃ~い!」と声をかけたのはいいものの、2隻ともUターンして再度入閘。‥‥むう、ちょっと気恥ずかしいですのう。

199070.jpg後半は少し雲が多くなりましたが、秋らしい穏やかなお天気で、よい近場のお散歩でした。最後は運河の柵に憩う、羽づくろい中のトリさんたちの姿を。

この何年かで、写真の黒い鳥、オオバン君がえらく数が増えて、他の水鳥を圧倒しているような気がするんですが、実際はどうでしょう。どこか気の弱そうなしぐさが可愛らしく、夕暮れの川面でクォッ、クォッと聞こえる鳴き声も風情があって、好きな鳥ではあるのですが。

(28年11月20日撮影)

(この項おわり)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 横十間川 小名木川 砂町運河 江東内部河川 水位低下化河川 扇橋閘門 閘門 水辺の鳥たち

11月20日の川景色…4

(『11月20日の川景色…3』のつづき)

199036.jpg
閘程8尺超ともなれば、例によってやってみたくなるのが人情。
使用前。

199037.jpg
使用後。

あっ、左手、扇橋河川公園の紅葉もキレイ。もっとも、閘門にすべての意識を吸い取られて、気づいたのは写真を見てからというお粗末であります。

199038.jpg側壁の湛水線もはるか頭上に去り、フェンダーは進入時の姿がウソのように長々と伸び、天端は見上げるばかり。閘程をしみじみと実感するひとときであります。

何分オープンボートとくれば、扉体からの雨降り(洗浄水もありますが)が少し落ち着いてからでないと、船頭が無類の閘門好きとはいえ、やはりツラいものがあり。後扉が開け放たれたからといって、横っ跳びに壁を蹴って出閘するわけではありません。周りを見回す余裕はあるわけです。

199039.jpg
平成のはじめ、江戸川閘門を初通航して以来、開け放たれた扉体から外界がのぞける一瞬は、何度体験しても感動的です。

後扉からの滴が、水面につくる一本の線が、まるで水位低下化区間のスタートラインのよう。今日も一回り、楽しませていただきましょう!

199040.jpgそういえば、こちら側からはあまり撮ったことがなかったなあ‥‥と、くぐる直前に仰いで一枚。扇橋閘門を出て二本目の橋、都道465号線四ツ目通りを渡す、小名木川橋。

桁側面に「減速区域」を示す標識が掲げられ、その下に補助標識として「手こぎ優先」の文言が。カヤックやレガッタ、ドラゴンボートといった櫂漕艇の往来が少なくない、水位低下化河川らしい注意喚起といえるでしょう。
撮影地点のMapion地図

(28年11月20日撮影)

(『11月20日の川景色…5』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 扇橋閘門 閘門 小名木川 江東内部河川 水位低下化河川

11月20日の川景色…3

(『11月20日の川景色…2』のつづき)

199031.jpg工事が続く新小名木川水門をくぐり、さて、両岸の桜並木の紅葉は‥‥と目をやると、残念、一足遅かったようです。

春の開花が、川筋によって大きく差があるのと同様で、近いようでも一方では見ごろといってよい真っ盛り、此方はほとんど落葉して枝が透けるばかりと、まるで時間が早く進んでいるようです。


199032.jpgとはいうものの、高潮位の枝川をゆくだけでもう、どこかそわそわするほど気分が盛り上がっているのですから、安上がりではあります。

マストを立てたままでもクリアできるとはいうものの、桁下は低く迫り、微速の爆音をも頭上間近に反響させて、もうイイ感じ。それがリベットびっしりの復興橋とくれば、なおさら上機嫌です。


199033.jpg
真っ直ぐな小名木川を東へ直進すれば、いわずと知れた扇橋閘門に到着。閘門というだけでも嬉しいのに、前扉を開けて待ってくれているのが、また嬉しさを倍加させます。塗り替えて間がないこともあり、朱の扉体も鮮やか。

閘室の中まで、まるで水あめか菜種油のような、とろりとした水面が続いていて、前扉と後扉を水鏡に映しています。いつもながらこういう水面って、引き波で乱すのがもったいなくなるような気持ちにさせられるんですよね。

199034.jpg
はい、毎度同じような感想で恐縮です、とあらかじめ。「もんぴ君」のあしらわれた水位尺を見やれば、A.P.+150㎝超とヤル気満々(意味不明)! 

水位低下分A.P.-1mを加味すれば閘程実に250㎝、メートルに直すと2.5m! もうセンチでもメートルでもどっちでもよいのでござんすが、つまり水位差が堪能できるのは素晴らしいといいたい。いいたい。

199035.jpg
いつものとおりアナウンスがあり、いつものとおりボートフックで艇を引き寄せながら、いつものとおり下がりゆく前扉を眺め、排水に備えるこのひととき。いや、よござんすねえ。
撮影地点のMapion地図

(28年11月20日撮影)

(『11月20日の川景色…4』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 小名木川 江東内部河川 扇橋閘門 閘門